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第一章 封印の書
【1.8】暇を持て余した神々の神(前)
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春眠暁を覚えずとはよく言ったものだ。
いや、育ち盛りの子供は良く寝るといったところか。
まぁ、どちらでもいい。
今日も懐かしい夢を見ていた。
夢に出てくるのは、現世で出会ったことのないような不思議な世界だ。
きっと、三千年、いやもっと昔の魂の記憶から、映像が流れ込んでくるのだろう。
サイデル時代の記憶と感情が、自然と教えてくれる。
これは遠い昔、本当に起こった出来事だということを。
今夢に出てきているのは、オリオン王国が建立されるはるか前の世界ということを。
胸に手を当てるまでもなく、ふつふつと感情が蘇ってくる。
感情と共に、記憶と当時の知識も自然と湧いてくる。
オレの前々々々々……世、よく分からないほど大昔、確かに人ならざる者だったことを実感する瞬間だ。
楽しかった。あの時は本当に楽しかったんだ。
どうして楽しかったのか。説明は難しい。
考えてみると、その当時は特に娯楽があったわけじゃなかった。
今でこそ立派な城と広大な城下町が広がるベテルギウスも、当時はまだ小さな村だった。
葦(アシ)が一面を覆う沼地に囲まれた小高い丘に、藁(ワラ)で出来た竪穴式住居が三十軒ほど建っていた。
でも、こんなベテルギウス村ですら当時最大の都だった。家に定住するという考え方自体が、まだめずらしかったのだ。未開人だらけ? そうだ。むしろ未開人しかいなかった。
地球で言う縄文人程度の文明しか、この星(ユフラテス)にはなかったのだ。
大半の人はオオカミやクマなどの毛皮を着て、狩猟を中心に生活していた。
まともな服もないし、冬は寒そうだったな。
洞穴に隠れて、外敵におびえながら毎晩を明かす。日の出とともに起きて、日の入り後しばらくして眠る。
人間なんて、大したやつらじゃなかった。
これは、そんな大昔のある一日の記憶だ。
その日、ダンジョンの最深部にあるオレの隠れ家にやってきたのは、小さな二人のお客さんだった。
一人は金髪の男の子で、もう一人は赤髪の女の子だ。年齢は二人とも六歳くらいだ。
ガキといえばガキだけど、威厳があった。
どちらも当時としては貴重な木綿の服を着ていたから、それなりの身分なのだろう。
しかも、ここまでモンスターを倒して、やってきたのだという。大したやつらだ。
いや、オレの作ったモンスターたちが情けないのかもしれないが。
彼らがここに戦いに来たのは、初めてではない。これで百八回目だ。
回数をいちいち数えているオレは、どれだけ暇人なのだと自分でも思う。でもそれは仕方がないというもの。
暇すぎてくだらないことに全力を傾けるのは、神の職業病のようなものだ。
よく人間界で「神の祟り」なんて言葉が流布されるけど、その九割は勘違い、残り一割は実際に神の暇つぶしだったりする。
暇つぶしで災害が起こるのは、迷惑な話かもしれないが、事実なのだからしょうがない。
神ほど暇で、迷惑な存在はいないと思う。多くの神と接していた自分が言うのだから間違いない。
言い訳をするようだが、神という立場はいわゆる名誉職なので、偉くなればなるほど実務は減っていく。
誰かに責められることもないし、責める度胸のあるやつなんてこの世にいない。会社でいえば、名誉会長に近いのだから。
オレの仕事は、偉そうな神に叱咤激励する偉そうな「神の中の神」に、さらに叱咤激励することだ。
オレが指摘すると、みんな頭を垂れて口々に言う。
「サイデル様、あの惑星に水をお与えになるなんて、なんて素晴らしいのでしょう」とか、
「火山を爆発させて寒冷化を防ぐとは、さすがはサイデル様でございます」とか。
全員適当過ぎて嫌気がしてくる。
名誉職とは言ったが、オレにだって責任はある。 身の処し方によっては星一つが滅びることもあるのだ。
星を滅ぼしちゃいました、てへっ。なんて開き直るのは、さすがに神でも許されない。
でも有能な神(ブカ)さえ雇っていれば、まず大きな問題は起きない。彼らの意見に頷いてさえいればいい。
少なくとも当時のオレはそう思っていた。
ろくな武器や防具はなかった時代で、ポーションも「まずい、にがい、ほとんどプラシーボ」の頃の話だ。
パーティーでの戦闘はまだなかったし、人間の剣術士は簡単な剣技しか使えなかったし、魔術師が使えるのも初歩魔術に限られていた。
それだけ知識も装備も技も不完全なのに、ここのダンジョンの最深部までたどり着いたのだから、子供たちは末恐ろしいというべきだろう。
二人の目は真剣そのものだ。
それでいい。戦いは真剣でなければ楽しくない。
魔術と剣術を使った戦い。
毎回オレにコテンパンにやっつけられるのに、それでも懲りずにやってくる。見上げた根性だと思う。
未熟な彼らに戦いの手ほどきをすること。
それが、暇を持て余していたオレにとって最高の遊びだった。
「サイデル様。今日こそは、勝たせて頂きますからね!」
少年は力強く宣言する。元気がよくて、とてもよろしい。
「あ、あたしも頑張ります。よろしくお願いします!」
巫女服の少女は深々とお辞儀をしてから、華奢な腕で精いっぱいの力こぶを作った。
そんな子供たちが最近愛おしくてしょうがない。
最凶の邪神と恐れられたこのオレが、随分と丸くなってしまったものだと苦笑する。
だが、勝負は別物だ。
オレは大声で、戦闘開始を宣言する。
「こちらも容赦しないからな。気合を入れて掛かってこい!」
ーーーー
あとがき:コメント等お気軽に頂けると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
レベル表示が欲しい等、バトルをもっと深く、逆にあっさりに等、リクエストがあればできるだけ反映いたします。
いや、育ち盛りの子供は良く寝るといったところか。
まぁ、どちらでもいい。
今日も懐かしい夢を見ていた。
夢に出てくるのは、現世で出会ったことのないような不思議な世界だ。
きっと、三千年、いやもっと昔の魂の記憶から、映像が流れ込んでくるのだろう。
サイデル時代の記憶と感情が、自然と教えてくれる。
これは遠い昔、本当に起こった出来事だということを。
今夢に出てきているのは、オリオン王国が建立されるはるか前の世界ということを。
胸に手を当てるまでもなく、ふつふつと感情が蘇ってくる。
感情と共に、記憶と当時の知識も自然と湧いてくる。
オレの前々々々々……世、よく分からないほど大昔、確かに人ならざる者だったことを実感する瞬間だ。
楽しかった。あの時は本当に楽しかったんだ。
どうして楽しかったのか。説明は難しい。
考えてみると、その当時は特に娯楽があったわけじゃなかった。
今でこそ立派な城と広大な城下町が広がるベテルギウスも、当時はまだ小さな村だった。
葦(アシ)が一面を覆う沼地に囲まれた小高い丘に、藁(ワラ)で出来た竪穴式住居が三十軒ほど建っていた。
でも、こんなベテルギウス村ですら当時最大の都だった。家に定住するという考え方自体が、まだめずらしかったのだ。未開人だらけ? そうだ。むしろ未開人しかいなかった。
地球で言う縄文人程度の文明しか、この星(ユフラテス)にはなかったのだ。
大半の人はオオカミやクマなどの毛皮を着て、狩猟を中心に生活していた。
まともな服もないし、冬は寒そうだったな。
洞穴に隠れて、外敵におびえながら毎晩を明かす。日の出とともに起きて、日の入り後しばらくして眠る。
人間なんて、大したやつらじゃなかった。
これは、そんな大昔のある一日の記憶だ。
その日、ダンジョンの最深部にあるオレの隠れ家にやってきたのは、小さな二人のお客さんだった。
一人は金髪の男の子で、もう一人は赤髪の女の子だ。年齢は二人とも六歳くらいだ。
ガキといえばガキだけど、威厳があった。
どちらも当時としては貴重な木綿の服を着ていたから、それなりの身分なのだろう。
しかも、ここまでモンスターを倒して、やってきたのだという。大したやつらだ。
いや、オレの作ったモンスターたちが情けないのかもしれないが。
彼らがここに戦いに来たのは、初めてではない。これで百八回目だ。
回数をいちいち数えているオレは、どれだけ暇人なのだと自分でも思う。でもそれは仕方がないというもの。
暇すぎてくだらないことに全力を傾けるのは、神の職業病のようなものだ。
よく人間界で「神の祟り」なんて言葉が流布されるけど、その九割は勘違い、残り一割は実際に神の暇つぶしだったりする。
暇つぶしで災害が起こるのは、迷惑な話かもしれないが、事実なのだからしょうがない。
神ほど暇で、迷惑な存在はいないと思う。多くの神と接していた自分が言うのだから間違いない。
言い訳をするようだが、神という立場はいわゆる名誉職なので、偉くなればなるほど実務は減っていく。
誰かに責められることもないし、責める度胸のあるやつなんてこの世にいない。会社でいえば、名誉会長に近いのだから。
オレの仕事は、偉そうな神に叱咤激励する偉そうな「神の中の神」に、さらに叱咤激励することだ。
オレが指摘すると、みんな頭を垂れて口々に言う。
「サイデル様、あの惑星に水をお与えになるなんて、なんて素晴らしいのでしょう」とか、
「火山を爆発させて寒冷化を防ぐとは、さすがはサイデル様でございます」とか。
全員適当過ぎて嫌気がしてくる。
名誉職とは言ったが、オレにだって責任はある。 身の処し方によっては星一つが滅びることもあるのだ。
星を滅ぼしちゃいました、てへっ。なんて開き直るのは、さすがに神でも許されない。
でも有能な神(ブカ)さえ雇っていれば、まず大きな問題は起きない。彼らの意見に頷いてさえいればいい。
少なくとも当時のオレはそう思っていた。
ろくな武器や防具はなかった時代で、ポーションも「まずい、にがい、ほとんどプラシーボ」の頃の話だ。
パーティーでの戦闘はまだなかったし、人間の剣術士は簡単な剣技しか使えなかったし、魔術師が使えるのも初歩魔術に限られていた。
それだけ知識も装備も技も不完全なのに、ここのダンジョンの最深部までたどり着いたのだから、子供たちは末恐ろしいというべきだろう。
二人の目は真剣そのものだ。
それでいい。戦いは真剣でなければ楽しくない。
魔術と剣術を使った戦い。
毎回オレにコテンパンにやっつけられるのに、それでも懲りずにやってくる。見上げた根性だと思う。
未熟な彼らに戦いの手ほどきをすること。
それが、暇を持て余していたオレにとって最高の遊びだった。
「サイデル様。今日こそは、勝たせて頂きますからね!」
少年は力強く宣言する。元気がよくて、とてもよろしい。
「あ、あたしも頑張ります。よろしくお願いします!」
巫女服の少女は深々とお辞儀をしてから、華奢な腕で精いっぱいの力こぶを作った。
そんな子供たちが最近愛おしくてしょうがない。
最凶の邪神と恐れられたこのオレが、随分と丸くなってしまったものだと苦笑する。
だが、勝負は別物だ。
オレは大声で、戦闘開始を宣言する。
「こちらも容赦しないからな。気合を入れて掛かってこい!」
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あとがき:コメント等お気軽に頂けると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
レベル表示が欲しい等、バトルをもっと深く、逆にあっさりに等、リクエストがあればできるだけ反映いたします。
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