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第三章 美少女学園一年目 芽吹き根付く乙女心
【第89話】 お仕置き(1)
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消毒液の匂いがする薄暗い実験室に、二人の怪しいひそひそ声が響いていた。
「ねぇ、さくら。何から始めようかしら」
「やりたいことが多くて困りましたね、アリスお嬢様。いずれにせよ、あおいお嬢様には、ご自身がマゾであることを、しっかり自覚していただかないと」
メイドとハーフの少女は、無防備な獲物を抱えながら、黒い笑顔を向け合った。
まるで、最高のオモチャを手に入れたかのように、二人の声は押さえきれない興奮で弾んでいた。
獲物は、これから起こることを何も知らぬまま、弛緩した顔で眠っている。
いや、ガーゼに染み込ませた薬品を嗅がされて、意識を失った状態と言った方が正しいだろうか。
哀れな少女は、真っ白な絹の布に包まれて、まるで壊れ物を扱うがごとく丁寧に運ばれていく。
実験装置や拷問器具が所狭しと並べられた部屋の中央に、大きなソファーベッドがあった。
二人掛かりで、ゆっくりと下ろされる。
「それにしても、きれいな体ね。見ているだけでうっとりしちゃう」
「そうですね。さすが、早紀姉さまが『最高の素材』と仰るだけのことはありますね」
「ええ。食べちゃいたいくらい可愛らしい顔は元からだけど、体つきもかなり女性になってきたし」
アリスは細い指で、あおいのお腹をゆっくりと下から上へと撫でていく。
縦長のおへそから、肋骨を通って、二つの乳房の間、そして首元まで。
「外見だけじゃないんですよ。中の方も着実に女の子に……」
そう言いながら、さくらは透明なゲルを、あおいのお腹にかけていく。
白いお腹は、まるで濃い精液で汚されたように、べちょべちょになっていく。
濡れて輝く柔肌にエコーを当てて、くびれのあたりをゆっくりと旋回させると、モニターに白黒の映像が浮かび上がる。
「これが、卵巣かしら? この隅にある丸っこいのが」
「さすがアリスお嬢様。ご名答です。とってもエッチで、わがままで、ドMなあおいお嬢様の女性自身ですわ」
「早紀お姉さまがおっしゃってたわね。おちんちんが欲しくて欲しくてたまらない、女の性欲の塊だって」
「ふふふっ。そうでしたね。もう既に、あおいお嬢様の脳にまで、ちゃんと影響し始めて……」
「特別授業でも、熱心にペニスをしゃぶってたわね。竿の下から舌を這わせたり、喉奥まで咥えこんだり。見ているあたしまでムズムズしちゃうほど、エッチなメス顔で」
「監視カメラであたしも見ていましたけど、濡れちゃうほど興奮しましたわ。早紀お姉さまが作られた、特別な卵巣が移植されている以上、脳も心もメス堕ちしていくのは、どう足掻いても逃げられないのに、まだ『僕は男の子』なんて本気で思っているんですから」
「どこをどう見てもエッチな女の子なのに、まだ自覚がないなんてとっても悪い娘ね、あおいちゃんは」
「とーっても悪いお嬢様です」
「お仕置きが必要ね」
「お仕置きが必要ですね」
二人はまた、気が合うと言いたげに頷き合う。
「それで卵巣から伸びているのが卵管かしら。あら、お腹の真ん中で繋がって……これってもしかして」
「子宮ですわ。何も入っていない、まだ小さな袋のような臓器ですけど」
「いずれは、ここで赤ちゃんが育つのね」
「えぇ。あおいお嬢様の卵巣で作られた卵子と、殿方の精子が合体して、赤ちゃんができるのですわ」
さくらはあおいのお腹に手を当てる。
将来お腹を膨らませて、身ごもるあおいの妊婦姿を想像しながら。
「あおいちゃんの赤ちゃんなら、とってもかわいい子が産まれそうね」
「そうに違いありませんわ。でもあおいお嬢様は、残念ながらまだ膣がありませんので」
「ずっとお預けになってるのよね。本当は彼氏のおちんちんで、じゅぶゅぶって何度も突き上げて欲しいはずなのに」
アリスはあおいのクリトリスの下、蟻の戸張りをツンツンと押し込む。
昏睡しているあおいは、無意識のはずなのに、股間をギュッとひくつかせた。
「そうですね。だからとっても可哀想なあおいお嬢様の体は、これ以上ないほどの発情期なのです」
「迷えるエッチなメスウサギを、あるべき姿に導いてあげなきゃね」
「はい。本当のあおいお嬢様に目覚めるのを、お助けするのです」
「そうね、もうそろそろ目覚めの時間ね」
「お目覚めのお時間ですね」
「「ふふふっ」」
「ねぇ、さくら。何から始めようかしら」
「やりたいことが多くて困りましたね、アリスお嬢様。いずれにせよ、あおいお嬢様には、ご自身がマゾであることを、しっかり自覚していただかないと」
メイドとハーフの少女は、無防備な獲物を抱えながら、黒い笑顔を向け合った。
まるで、最高のオモチャを手に入れたかのように、二人の声は押さえきれない興奮で弾んでいた。
獲物は、これから起こることを何も知らぬまま、弛緩した顔で眠っている。
いや、ガーゼに染み込ませた薬品を嗅がされて、意識を失った状態と言った方が正しいだろうか。
哀れな少女は、真っ白な絹の布に包まれて、まるで壊れ物を扱うがごとく丁寧に運ばれていく。
実験装置や拷問器具が所狭しと並べられた部屋の中央に、大きなソファーベッドがあった。
二人掛かりで、ゆっくりと下ろされる。
「それにしても、きれいな体ね。見ているだけでうっとりしちゃう」
「そうですね。さすが、早紀姉さまが『最高の素材』と仰るだけのことはありますね」
「ええ。食べちゃいたいくらい可愛らしい顔は元からだけど、体つきもかなり女性になってきたし」
アリスは細い指で、あおいのお腹をゆっくりと下から上へと撫でていく。
縦長のおへそから、肋骨を通って、二つの乳房の間、そして首元まで。
「外見だけじゃないんですよ。中の方も着実に女の子に……」
そう言いながら、さくらは透明なゲルを、あおいのお腹にかけていく。
白いお腹は、まるで濃い精液で汚されたように、べちょべちょになっていく。
濡れて輝く柔肌にエコーを当てて、くびれのあたりをゆっくりと旋回させると、モニターに白黒の映像が浮かび上がる。
「これが、卵巣かしら? この隅にある丸っこいのが」
「さすがアリスお嬢様。ご名答です。とってもエッチで、わがままで、ドMなあおいお嬢様の女性自身ですわ」
「早紀お姉さまがおっしゃってたわね。おちんちんが欲しくて欲しくてたまらない、女の性欲の塊だって」
「ふふふっ。そうでしたね。もう既に、あおいお嬢様の脳にまで、ちゃんと影響し始めて……」
「特別授業でも、熱心にペニスをしゃぶってたわね。竿の下から舌を這わせたり、喉奥まで咥えこんだり。見ているあたしまでムズムズしちゃうほど、エッチなメス顔で」
「監視カメラであたしも見ていましたけど、濡れちゃうほど興奮しましたわ。早紀お姉さまが作られた、特別な卵巣が移植されている以上、脳も心もメス堕ちしていくのは、どう足掻いても逃げられないのに、まだ『僕は男の子』なんて本気で思っているんですから」
「どこをどう見てもエッチな女の子なのに、まだ自覚がないなんてとっても悪い娘ね、あおいちゃんは」
「とーっても悪いお嬢様です」
「お仕置きが必要ね」
「お仕置きが必要ですね」
二人はまた、気が合うと言いたげに頷き合う。
「それで卵巣から伸びているのが卵管かしら。あら、お腹の真ん中で繋がって……これってもしかして」
「子宮ですわ。何も入っていない、まだ小さな袋のような臓器ですけど」
「いずれは、ここで赤ちゃんが育つのね」
「えぇ。あおいお嬢様の卵巣で作られた卵子と、殿方の精子が合体して、赤ちゃんができるのですわ」
さくらはあおいのお腹に手を当てる。
将来お腹を膨らませて、身ごもるあおいの妊婦姿を想像しながら。
「あおいちゃんの赤ちゃんなら、とってもかわいい子が産まれそうね」
「そうに違いありませんわ。でもあおいお嬢様は、残念ながらまだ膣がありませんので」
「ずっとお預けになってるのよね。本当は彼氏のおちんちんで、じゅぶゅぶって何度も突き上げて欲しいはずなのに」
アリスはあおいのクリトリスの下、蟻の戸張りをツンツンと押し込む。
昏睡しているあおいは、無意識のはずなのに、股間をギュッとひくつかせた。
「そうですね。だからとっても可哀想なあおいお嬢様の体は、これ以上ないほどの発情期なのです」
「迷えるエッチなメスウサギを、あるべき姿に導いてあげなきゃね」
「はい。本当のあおいお嬢様に目覚めるのを、お助けするのです」
「そうね、もうそろそろ目覚めの時間ね」
「お目覚めのお時間ですね」
「「ふふふっ」」
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