吸血鬼に転生した俺は、人間の村を目指す

ナポ

文字の大きさ
14 / 16

11※

しおりを挟む

 森の中を進み、夕方になった。
 いつも泊まっていくという場所に荷馬車を止め、休憩を取りながら進んだ。
 途中で商人の男から水を貰ったので、ありがたく子供たちと分けた。
 お腹がすいたと言う子供たちには、ライタンとレドンから貰ったお弁当を配り、ガタガタと馬車に揺られながら第2の門へとたどり着いた。

 もうすっかり日が暮れて、辺りは闇に包まれた。
 所々に設置された街灯が、当たりを照らす。
 子供たちは既に眠りについていたが、吸血鬼の本能か、夜の方が目が冴えてしまいぼんやりと天井を眺めていると、誰かが近づいてくる気配がして身構えた。

「まだ起きていたのか……もう遅いからしっかり寝ておけ」
「分かりました」
 こくりと頷けば、あっさりと男は去っていく。
 する事もないしと、俺も寝ようと横になった。


 ゾワッと何かが体を這い回る感覚に、はっと目を覚ました。
「こ、こは?」
 さっと辺りを見渡すと商人の男がいた。
 ニヤついた顔で俺の体に乗り上がり、体を押さえつけてくる。
 手は縛られているようで身動きができない。

「な、何でこんなことを……!子供たちは……?!」
「安心しろ。子供なら馬車でぐっすりだ」
 舐め回す様な視線に顔が引き攣る。
 子供達に手を出されていないのは良かったが。
 抵抗すれば人間の村まで連れて行って貰えなくなるかもしれない。それに、売りとばされる確率の方が高そうだ。

「俺をどうするつもりだ?」 
 ゴクリと唾を飲み込み問いかける。
「ははっ、そりぁもちろん売り飛ばすさ」
「……子供たちは村に届けてくれますか?」
「……まぁ、お前が大人しくするなら、考えてやろう」
「っ!」

 胸元をつまみあげられ、悲鳴を咬み殺す。
 頭上に影が落ちたかと思うと、もう一人の男が縛り上げた腕を押さえつけてきた。
「んっ!」
 口を開けられ無理やりしゃぶらされ、喉まで一気に突っ込まれた。
「んぐっ……!」
 足元の男は中に指を突っ込み掻き回してくる。
 何かを塗られたのか、液体が後ろに垂れていく。
 我慢、我慢。
 そう頭で念じながらギュッと目を瞑った。
「よし、良い子だそのまま静かにしていろよ」
 そう言ってゴソゴソと自分のブツを取り出し、俺のしりに当ててくる。
「んっ!」
 びくっと、つい足を動かせば乱暴に押さえつけられ、開かれる。
「あっ!!いっ……あぁ!」

 ごりっと中をすり上げられ奇声が上がる。
 気、気持ち悪い!
 はぁはぁと鼻息荒くのし上がってくる顔を、押しのけたい一心で顔を横に背けるも、上にいる男が横で腰を振ってくるせいで動かせない。
「んっぐっ!!あっうっん……!!」

 胸元を舐め上げられ、背筋にゾッと冷や汗がれる。
 脇腹を撫でられ、ビクビクとお腹が震える。
「はぁ……随分と慣れているようだな?こんなにひくついて絡みついてくる」
 びゅっと喉に粘ついた液体を注がれ、何とか吐き出す。
「うっ……ゲホゲホ」
 男の足元にかかってしまったが自業自得だ。
 腹につくほど足を押し付けられ、ガンガンと腰を打ち付けられる。
 段々と快感が背筋を駆け上がっていく感覚に、ぶるりと震える。
「んっ……あっ……!やっ!んっあ!」
 腹の裏をゴツゴツ突き上げられ、ぎゅっと中を締め上げる。
 こんな奴に犯されて気持ち悪いはずなのに、快感だけは拾ってしまう。
 悔しくて涙が溢れ、頬を滑り落ちる。
「んっ……ぐすっ……あっ……んんっ、やぁ……!!」
 暗闇でもはっきりと見えてしまった気持ち悪い顔が脳裏に焼き付いて仕方ない。
 それでも快感を拾おうと、動いてしまう腰が嫌になる。
 楽しそうに太ももの裏を撫でられ、ゾッと鳥肌が立った。
「ひっ……!はぁ……助けてっ!」
「ハハッ、気持ちよさそうに腰を振っておいて、今更何を言う!もっと腰をふれ!」
 バシッと腰を叩かれぎゅと胸が詰まった。
 中に吐き出された液体がおしりをつたい気持ち悪い。
「やっ!あっ……んっ!」
 ぐちゅぐちゅと卑猥な音が耳をつく。
 男は満足したのか腰を引くと、乱暴に足を離した。
「はぁ……はぁ……」
 隣にいた男が息を荒らげながら近づき、商人の男がいた場所を陣取り、俺の体を撫で回す。
「やっ……!触らないでっ!ひっやぁ!?」

 胸元をコリコリと嬲られ悲鳴を上げてしまう。
 んぐっと口をつむぐも、ずんずんと進んでくる熱に震え上がる。
 こつんと、いい所をすり上げられ、たまらず体を縮める。
「そこッ、ダメ……!あぁ……!!」
「めちゃくちゃ可愛ぃ、なっ!」
「ひっ……!!あっ、あっ!」
 商人の男よりも上手い腰使いで、中をえぐられ逃げ打つも。すぐに引き戻され突き上げられる。
 や、やばい。気持ちよすぎて、気持ち悪い!
「ヤダっ!気持ちいいの……!いやぁ!」
 ぐすぐすと泣き出した俺をあやす様に抱きしめてくる男に縋り付き泣き叫ぶ。

「くっ……!!はぁ……こいつ欲しいんだけどっ!貰っちゃダメですかね?」
「ふん。売った方が儲かるんだ、大人しく引き渡せよ」
「あ~もったいねぇなっ、と!」
「んっ!」

 男の膝の上えと抱き上げられ、奥を突き上げられる。
「ふっん……あぁあ!!ダメっ!」
ぐったりと体を預けていると、サラリと頬を撫でられ瞳を合わされる。
ダンディーな髭がよく似合った彫りの深い男だった。
どろりと甘い笑みを浮かべながら見つめられ戸惑う。
「な、に?んっ」
ちゅっとキスをされたかと思うと思いっきり舌を入れられ嬲られる。
「んっ?!んっ、ん!!」
べっべっと、舌を追い出すも、絡め取られてしまう。
上顎を撫でられ、ほのかな快感にズくんと奥が疼き始める。

「はぁーーっ」

ダンディーな男が急に壮大なため息を漏らす。
な、何だ?!
ビクビクと震えていると、ぎゅっと抱きしめられる。
本当に何?!
一緒に抱き込められた胸元にある腕で何とか距離を取ろうと、押し返すと余計に強まる力。
「うぐっ、」

一体何がしたいのか分からず困惑する。
さっさと離せよ、馬鹿野郎。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

スマホゲームの中にトリップした?!

ナポ
BL
階段を踏み外すとそこはベットの上だった。 あれ?でもここって…? いつの間にかゲームの世界へと転移していた俺は、自分が作り出したアバター達と一緒にのんびりと冒険ライフを送るはず? ドタバタと白い服の警備隊に追いかけられたり、クロウサ亭でご飯を食べたり……!! 最初※Rシーンはいります。 頭を空っぽにしてご覧ください!

英雄の溺愛と執着

AzureHaru
BL
転生した世界は前世でどハマりしたBLゲーム。最推しは攻略対象!ではなく、攻略対象達の剣術の師匠である、英雄の将軍閣下。メチャクチャイケオジでドストライクだった主人公はこのイケオジみたさにゲームをやっていた。その為に、ゲームの内容など微塵も覚えていなかった。 転生したからには将軍閣下を生でみないとというファン根性で付きまとう。 付き纏われていることに気づいていた将軍だか、自分に向けられる視線が他とは違う純粋な好意しかなかったため、戸惑いながらも心地よく感じていた。 あの時までは‥。 主人公は気づいていなかったが、自分達にかけらも興味を持たないことに攻略対象者達は興味をそそられ、次第に執着していく。そのことにいち早く気づいたのは剣術指南役の将軍のみ。将軍はその光景をみて、自分の中に徐々に独占欲が芽生えていくのを感じた。 そして戸惑う、自分と主人公は親子ほどに歳が離れているのにこの感情はなんなのだと。 そして、将軍が自分の気持ちを認めた時、壮絶な溺愛、執着がはじまる。

強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない

砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。 自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。 ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。 とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。 恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。 ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。 落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!? 最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。 12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生

神の寵愛を受ける僕に勝てるとでも?

雨霧れいん
BL
生まれるのがもっともっと今より昔なら、”信仰”することが”異端”でない時代なら世界ならよかったと、ずっと思って生きていた。あの日までは 溺愛神様×王様系聖職者 【 登場人物 】 ファノーネ・ジヴェア →キラを溺愛し続ける最高神 キラ・マリアドール(水無瀬キラ)→転生してから寵愛を自覚した自分の道を行く王様系聖職者

創作BL短編集

さるやま
BL
短編まとめました。 美形×平凡、ヤンデレ、執着・溺愛攻め多め

人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました

よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、 前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。 獣人が支配する貴族社会。 魔力こそが価値とされ、 「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、 レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。 そんな彼を拾ったのは、 辺境を治める獣人公爵アルト。 寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。 溺愛され、守られ、育てられる日々。 だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。 学院での出会い。 貴族社会に潜む差別と陰謀。 そして「番」という、深く重い絆。 レオンは学び、考え、 自分にしかできない魔法理論を武器に、 少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。 獣人と人族。 価値観も、立場も、すべてが違う二人が、 それでも選び合い、家族になるまでの物語。 溺愛×成長×異世界BL。 読後に残るのは、 「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。

拝啓、目が覚めたらBLゲームの主人公だった件

碧月 晶
BL
さっきまでコンビニに向かっていたはずだったのに、何故か目が覚めたら病院にいた『俺』。 状況が分からず戸惑う『俺』は窓に映った自分の顔を見て驚いた。 「これ…俺、なのか?」 何故ならそこには、恐ろしく整った顔立ちの男が映っていたのだから。 《これは、現代魔法社会系BLゲームの主人公『石留 椿【いしどめ つばき】(16)』に転生しちゃった元平凡男子(享年18)が攻略対象たちと出会い、様々なイベントを経て『運命の相手』を見つけるまでの物語である──。》 ──────────── ~お知らせ~ ※第3話を少し修正しました。 ※第5話を少し修正しました。 ※第6話を少し修正しました。 ※第11話を少し修正しました。 ※第19話を少し修正しました。 ※第22話を少し修正しました。 ※第24話を少し修正しました。 ※第25話を少し修正しました。 ※第26話を少し修正しました。 ※第31話を少し修正しました。 ※第32話を少し修正しました。 ──────────── ※感想(一言だけでも構いません!)、いいね、お気に入り、近況ボードへのコメント、大歓迎です!! ※表紙絵は作者が生成AIで試しに作ってみたものです。

お兄ちゃんができた!!

くものらくえん
BL
ある日お兄ちゃんができた悠は、そのかっこよさに胸を撃ち抜かれた。 お兄ちゃんは律といい、悠を過剰にかわいがる。 「悠くんはえらい子だね。」 「よしよ〜し。悠くん、いい子いい子♡」 「ふふ、かわいいね。」 律のお兄ちゃんな甘さに逃げたり、逃げられなかったりするあまあま義兄弟ラブコメ♡ 「お兄ちゃん以外、見ないでね…♡」 ヤンデレ一途兄 律×人見知り純粋弟 悠の純愛ヤンデレラブ。

処理中です...