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補足:回想
回想:アルマン(本編20話時点)
しおりを挟む【Side:アルマン】
俺が3歳の頃にソフィアが生まれ、6歳の頃リアムが生まれると同時に母がいなくなってしまった。
ソフィアが生まれた時は生まれて初めて見る赤子が、何故か得体の知れない物に見えて怖かった事を覚えている。母の腕に優しく抱かれたふにゃふにゃとした生き物が怖くて、赤子以上に泣き出してしまった俺を優しく抱きしめてくれたのは、当時7歳のクロヴィス兄上だった。
俺にとって一番信頼出来る存在はいつだって兄上で、そんな俺のことを兄上は知っている。憧憬、信頼、信用……色んな言葉に当てはまるのは兄上だけだった。
兄上が10歳になって第二の性がわかった時、俺はまるで自分のことのように嬉しかった事を覚えている。「兄上はすごいアルファなんだよ!」と自慢して回りたいくらい、自慢の兄上が、さらに自慢の兄上になった。
ソフィアが生まれた頃、兄上と俺は王城で開かれたお茶会でとある公爵家の令息と関わることとなった。それがカミーユだ。カミーユはまるで少女のような見た目をしており、本当に可愛かった。一目で胸を射抜かれた程に可愛かった。
「俺はクロヴィスだよ。ほら二人とも、お名前言えるかな?」
兄上が俺とカミーユの間にしゃがみ込んで、優しく微笑みながらそう促した。
「あるまん、です。さんしゃい、です」
「……かみーゆ……さんしゃい」
「はい、二人ともよくできました」
辿々しく交わされる挨拶に、兄上はにっこりと笑いながら俺たちの頭を優しく撫でる。俺は兄上のこの撫でる仕草が好きで目を細めて受け入れていたが、カミーユはその大きな目をぱちくりと瞬かせて不思議そうに兄上を見ていた。
「あ、ごめんね。嫌だった?」
怖がらせてしまっただろうかと眉尻を下げながら、カミーユにそう聞く兄上。しかしカミーユはふるふると頭を横に振った。
「これなあに?」
「これ……?ええと、おてて……かな?」
自分の手を見ながらこれと聞かれ、困惑しながらも自分の手だと説明した兄上に、再び彼は首を横に振った。カミーユが何を言おうとしているのか、同じ歳頃の子ども特有の何かで理解できた俺は、声を上げた。
「これは、あにうえのなでなで、です」
「……なでなで?」
不思議そうに首を傾げたカミーユに、なぜか俺は腰に手を当てながらこくりと自信満々に頷く。どれくらい兄上の撫で撫でが良いものかを、拙い言葉で一生懸命に説明していくと、最初こそ不思議がっていたカミーユだったが、その瞳は段々と大きくそしてキラキラと輝いていった。
俺が自慢げに話している途中、俺の横で両手で顔を覆って小さく震えていた。当時の俺は気付いていたが、たまに兄上がする行動と同じだったのでいつものことかと気にしていなかったが、今思えば悶えていたのだろう。
「なでなで……しゅごい……!」
キラキラとした期待に満ちた瞳を向けられた兄上は、笑顔でそれに応えていた。俺はなんだか誇らしくて、その日はずっとにこにことしていたものだ。
そんなお茶会以降、兄上と俺、そしてカミーユはよく遊ぶようになった。公爵家ということもあり、遊ぶ事を咎められることもない。それに俺たちだけではなくて優秀なクロヴィス兄上もいる。それだけで大人達は安心していたようだ。
そうして仲良く遊び始めてから半年、この頃からソフィアも仲間に加わるようになった。乳母やカミーユの母君、ハイハイを始めたばかりのソフィアを交え、よく遊んだ。
カミーユも初めは俺と同じように赤子であるソフィアを怖がっていたが、クロヴィス兄上がソフィアのお世話をしている様子を見て気持ちが変わったようで、すぐに俺たちもソフィアのお世話を良くするようになっていた。
そうしてソフィアが3歳になった頃にリアムが生まれた。その頃には俺も少しは大きくなっていたので、母がいなくなったことにも気が付いていた。
母が何故動かないのか、母がどこに行ってしまったのか、母がいなくなってしまった理由も、なんとなくわかっていた。それに兄上だけは気が付いていたようだ。
リアムが母を奪ったのだと、そう思う自分がいることがいやだった。リアムが悪いわけではないのに、俺はそう思ってしまう心からかリアムと関わることを避けていた。3歳のソフィアがリアムを構い倒していたこともあって、俺はずっと兄上とカミーユと一緒にいた。
「……今日も、いっしょにねてもいいですか?兄上」
「うん、いいよ」
この頃一人で眠るのが怖くて、よく兄上の部屋に言って一緒のベッドで眠ってもらっていた。夜が怖い。闇が怖い。夜になる度に思い出す――母上が亡くなる瞬間を。
兄上に何度「いなくならないで」「置いていかないで」と繰り返したことだろうか。その度に兄上は大丈夫だよと優しく俺を抱きしめながら背中を撫でてくれた。
今なら寂しい、悲しい、怖いという気持ちがないまぜになってどうしようもなくなっていたのだろうとわかるが、当時の俺にとっては未知の感情だったのだ。
そして俺が10歳の頃、俺とカミーユの第二の性が発覚した。俺はアルファで、カミーユは――
「……オメガ?」
顔を俯かせながらこくりと力なく頷くカミーユ。俺はオメガというものがどういうものかあまり知らなくて、助けを求めるように兄上を見た。兄上は少し複雑そうな表情をしながらも、俺とカミーユの不安げな視線に気がつくとすぐにその顔に微笑みを浮かべる。
「オメガというのはね、男性も女性も子供を産むことができる性のことだよ」
「えっ……」
「すごいな!カミーユ、赤ちゃん産めるんだな!」
「え、あ……う、うん。そう、みたい」
カミーユは初め驚いたように兄上を見たが、俺が想像と違う反応をしたことにびっくりしたのか、戸惑いながらこくこくと頷いた。
「ねえねえ兄上!赤ちゃんができるってことは、俺と結婚することも出来る?」
「ん?……うん、そうだよ。俺たちの父上はアルファで母上はカミーユと同じ男の人のオメガだっただろう?だから結婚ができるよ」
「じゃあ、俺カミーユと結婚したい!」
「えっ……」
意気揚々とそう言った俺に対して、カミーユと兄上は同時に声を上げた。何かいけないことでも言ったのだろうかと不安になって首を傾げると、二人は何やら顔を見合わせて困った表情で見つめあっている。
もしかしてカミーユは兄上のことが好きで、二人は結婚するのだろうかという考えが過り、一瞬にして涙が出そうになった。そんな俺の姿に、二人は慌てたように違うと言った。
「ア、アルマンは、その……気持ち悪く、ないの?」
今にも泣き出しそうな表情でそう問うカミーユに、何故と聞くと二人は一瞬固まった後にぷはっと吹き出して笑った。なんだかその時の二人の表情が泣き笑いのようで、俺はその顔に安堵した事を覚えている。
それからカミーユと俺、そして父上と公爵夫妻との話し合いの末、俺とカミーユは婚約することとなった。
カミーユが15の時だった。
愛するカミーユは年々その美しさを増していき、俺は益々カミーユに恋をしていった。カミーユも俺が愛を囁く度に、照れたようにはにかみながら同じように愛を伝えてくれる。
そんなプラトニックな関係だった俺たちに、突然の転機が訪れる。
その日は偶々兄上もいなくてカミーユと二人きりで、俺は柄にもなく緊張をしていた。婚約者同士ということもあり、人払いされた俺の部屋でカミーユと二人で話していたのだが、どうにもカミーユの調子が悪そうに見え、俺は心配になって問いかけた。
「カミーユ?大丈夫か?もし体調が悪いなら今日はもう……っ?」
「は、っ……いえ……そう、ですね……っ」
「なんだ……?この香り……」
カミーユの様子がおかしくて、大丈夫かと肩を抱いた時、ふわりと香ってきた匂いに頭がくらりとした。いい香りでもっと嗅いでいたいと思う一方、これ以上は危険だと警鐘が鳴る。
それがオメガの発情期であるヒートだと知ったのは、全てが終わった後だったが、俺たちはパニックになっていた。
カミーユが色っぽく見えてきて、あらぬ所が熱を持っていく。カミーユは時々その華奢な身体をぴくぴくと震わせながら、時折小さく喘ぐような声を出していた。濃くなっていく香り、ぐわんぐわんと揺れる脳、気を抜けば理性がぷっつんと切れてしまいそうなほど、俺は多分欲情していた。
結婚するまではを出さないとそう決めていたのに、「アルマン、助けて」と赤い顔に涙目、そして上目遣いで言われて理性が飛ばない男などいるのだろうか。
俺は、無理だった。
番という関係性についても知っていたし、なんなら婚約した時には番になりたいと話していたのだが、いざその時が来ると人というのは怖気つくものだ。俺は理性が飛びそうになるのをなんとか持ち堪えて、本当にいいのかと聞くと、カミーユはこくこくと頷きながら「アルマンじゃないと嫌だ」と殺し文句を言ってきた。
あとはお察しの通りだ。
俺とカミーユは番となった。15歳だった。
番関係になった事を公爵夫妻と父上に報告すると、とても寂しそうな顔をしながらもよかったなと祝福してもらえた。そして兄上にも報告すると、とても驚いた顔をしたあとふわりと笑って祝福を述べてくれた。
俺たちはただただ幸せを噛み締めていた。
その後一年ほどは落ち着いた幸せな日々だったが、ある日カミーユの美しいアイスシルバーの髪がホワイトブロンドに突如として変化した。魔力にも聖属性が付いていた。
これらはなんの前触れもなく、本当に突然だった。
そんなことがあった数日後、大聖堂の奴らがカミーユを迎えにきた。俺は怒り狂って反対した。暴れもしたが、結局カミーユは大聖堂に連れていかれてしまって、俺はすぐにでも助けに行こうとしていたのだが、兄上に止められた。
兄上はとても苦しそうな顔で俺を見つめている。お前の気持ちはよく分かるが今は落ち着け、そう言われてハッと我に返った。兄上に連れられるように父上の元まで行ったが、正直なところ何故ここに連れられてきたのかはよくわかっていなかった。
父の元に着くと、兄上は俺に「今のアルマンの気持ちを父上にぶつけてほしい」と頼まれた。益々訳がわからなかったが、「もしかしたらカミーユを助けられるかも」という言葉に、俺は父上に自分の思いの丈を全て伝えた。聞き終えた父上は、ずっと隠していた俺たちの母親についての話をしてくれた。
母は聖女だった。何をされていたのかも全て聞いた上で、俺は色んな意味でぶち切れた。母の身に起こっていたことがそのままこれからカミーユの身に起こると言われ、俺は怒りで視界が真っ赤になる。そこからのことは実はあまり覚えていない。「婚約関係を解消しろ」という言葉を見て大聖堂に乗り込んだところまでは朧げだが覚えているのだが、カミーユが組み敷かれている姿を視界に入れた瞬間からは本当に記憶がないのである。
気が付けば、全てが終わっていた。
兄上からことの顛末を聞いたが、いまいち自分がそんな事をしたという実感がない。今もそうだ。
ただ、地下迷宮から帰ってきてからはずっとカミーユといられて幸せだなと思っていたところで、侍従からの報告。慌ててリアムとラウルくんがいるであろう部屋を訪れると、色気がダダ漏れの弟が出てきて頭を抱えそうになったことは秘密だ。
隣を見ればカミーユも困ったような表情をしていたので、恐らく俺と同じく理解している。
リアムが持っていた通信の魔道具でソフィアと話した時、俺は言いしれぬ寂しさを感じていた。大変な時であるのはわかっているし、俺自身の所為だと言うこともわかっているが、それでも少し姉弟仲がいいのを羨ましく感じてしまうのだ。
魔道具越しに会話する二人からは、お互いに信頼し合うような気の置けない関係となっていたことが、酷く羨ましく、過去の自分の行動を後悔した。きっと兄上も同じ事を思っている事だろう。それは、過去の俺たちの罪に対する罰なのかもしれない。
カミーユはラウルくんと少し話したいと事前に言っていたこともあり、俺とリアムはクロヴィス兄上を追いかけることにした。リアムが口走った言葉は、ラウルくんと行為をしましたと告げているようなものだったので一瞬戸惑ってしまったが、本当は少し安堵していた。
リアムとラウルくんは、多分『運命の番』だ。本人達は気付いていないようだが、話を聞けば聞くほどそうとしか思えなかった。そんな二人が結ばれたのだから、喜ばない訳がない。
これから二人には幸せになってほしいと願うばかりである。
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