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「ミノ・カフェ」
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「なぁ、この後ヒマ?」
前回飛んでから、8日が過ぎた。もうそろそろ次の配達業務が入る頃だ。就業時間があと少しで終わろうと言う時、生田が声をかけてきた。
「特に何もないけど?」
パソコンの入力がほとんど終わっていた俺は、書類と画面をつき合わせて最終確認をしながら言った。
「お茶しねぇ?」
生田に誘われて行った所は俺が1年前までバイトをしていた「ミノ・カフェ」だった。てっきりお茶と言っても「元」へ飲みにいくもんだと思ってた俺は、ひどく驚いた。
「久しぶりだろ?ここ。」
「うん。久しぶり。」
正直、働くようになってここに来たのは初めてだ。2年間働いたそこは、外観はほとんど変わりなかったが、中で働いている人で知り合いは1人もいなかった。何だか寂しいような気持ちを抱えて、ちょうど来た店員にコーヒーを注文した。
「で、何?」
「いやー、なんかさ…。恋バナ?っつうかなんていうか…。」
歯切れの悪い言い方に興味をそそられた。
「何?好きな人でもできた?」
ニヤニヤしながら問い詰めると、
「ビンゴ。」
アッサリと認めた。
「俺、また会っちゃったんだよね。」
話を聞くと、いわゆるワンナイトの相手だった子にこのショッピングモールで再会したらしい。そして、この「ミノ・カフェ」でお茶をしたのだとか。そして、4月にまた会う約束をしたらしい。
「へぇ、どんな子?いくつ?」
「ま、男だけどな。年上。」
「へっ?」
「今、29?…30かな。でもそんなに年を感じさせない人でさ、……」
俺は驚いて目を丸くしたが、その後の生田の言葉は耳を素通りして行った。
『コウイチだ!』
コウイチが入り口から入って来る所だった。…小柄な女性を引き連れて…。入り口近くの席に案内されて、コウイチはこちらに背を向けて座った。
「…ほら、前に言ったろ?寝たことのある奴だったって。」
「ああ…。」
生田が何を話しているのか頭に入って来ないまま適当に返事をする。…女性は年上に見えるが、とても可愛い笑顔を持っていた。コウイチに話かけてる…。
「ブレンド2つお持ちしました。」
店員の声にハッとする。慌ててコーヒーを受け取った。
「たぶん、俺上手くいくと思うんだよねー。まずは4月1日午後6時!ここから出て…」
女性が紙袋を渡している…。プレゼント?満面の笑顔だ。拒絶されることなど考えていないような…。
「キリマンジャロをお持ちしました。」
ちょうどコウイチの席に飲み物を運んだ店員の声が、ざわつく店内の音を抜けてこちらに届いた。コウイチが手を上げて受け取る。
「いつもそれね。」
「ああ。」
2人の会話が微かに漏れ聞こえた。
「…どうした?」
気がつくと、生田が怪訝そうな表情で俺を見ていた。
「ああ、ごめん。…上手くいくといいな。」
俺は無理矢理、笑顔を貼りつけて生田に視線を戻した。
前回飛んでから、8日が過ぎた。もうそろそろ次の配達業務が入る頃だ。就業時間があと少しで終わろうと言う時、生田が声をかけてきた。
「特に何もないけど?」
パソコンの入力がほとんど終わっていた俺は、書類と画面をつき合わせて最終確認をしながら言った。
「お茶しねぇ?」
生田に誘われて行った所は俺が1年前までバイトをしていた「ミノ・カフェ」だった。てっきりお茶と言っても「元」へ飲みにいくもんだと思ってた俺は、ひどく驚いた。
「久しぶりだろ?ここ。」
「うん。久しぶり。」
正直、働くようになってここに来たのは初めてだ。2年間働いたそこは、外観はほとんど変わりなかったが、中で働いている人で知り合いは1人もいなかった。何だか寂しいような気持ちを抱えて、ちょうど来た店員にコーヒーを注文した。
「で、何?」
「いやー、なんかさ…。恋バナ?っつうかなんていうか…。」
歯切れの悪い言い方に興味をそそられた。
「何?好きな人でもできた?」
ニヤニヤしながら問い詰めると、
「ビンゴ。」
アッサリと認めた。
「俺、また会っちゃったんだよね。」
話を聞くと、いわゆるワンナイトの相手だった子にこのショッピングモールで再会したらしい。そして、この「ミノ・カフェ」でお茶をしたのだとか。そして、4月にまた会う約束をしたらしい。
「へぇ、どんな子?いくつ?」
「ま、男だけどな。年上。」
「へっ?」
「今、29?…30かな。でもそんなに年を感じさせない人でさ、……」
俺は驚いて目を丸くしたが、その後の生田の言葉は耳を素通りして行った。
『コウイチだ!』
コウイチが入り口から入って来る所だった。…小柄な女性を引き連れて…。入り口近くの席に案内されて、コウイチはこちらに背を向けて座った。
「…ほら、前に言ったろ?寝たことのある奴だったって。」
「ああ…。」
生田が何を話しているのか頭に入って来ないまま適当に返事をする。…女性は年上に見えるが、とても可愛い笑顔を持っていた。コウイチに話かけてる…。
「ブレンド2つお持ちしました。」
店員の声にハッとする。慌ててコーヒーを受け取った。
「たぶん、俺上手くいくと思うんだよねー。まずは4月1日午後6時!ここから出て…」
女性が紙袋を渡している…。プレゼント?満面の笑顔だ。拒絶されることなど考えていないような…。
「キリマンジャロをお持ちしました。」
ちょうどコウイチの席に飲み物を運んだ店員の声が、ざわつく店内の音を抜けてこちらに届いた。コウイチが手を上げて受け取る。
「いつもそれね。」
「ああ。」
2人の会話が微かに漏れ聞こえた。
「…どうした?」
気がつくと、生田が怪訝そうな表情で俺を見ていた。
「ああ、ごめん。…上手くいくといいな。」
俺は無理矢理、笑顔を貼りつけて生田に視線を戻した。
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そんな感じの健全なBLを緩く、短く出来ればいいなと思っています
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