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1回目〜4年前〜(悠)
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「お待たせいたしました。気をつけてお持ちください。」
駅前にあるファーストフード店にはいり、ハンバーガーを2種類とポテトを2つ頼む。飲み物はコーラのLサイズ。腹が減った。ここは安いし、どうせ会社の金だ。名も知らない店に入って定食を頼むよりずっと安いだろ。
大学生っぽい女の子からトレーを受け取って窓際の席に着く。この店は高校の時によく来た。友だちとつるむ時もあったが、ほとんどは、その時に付き合っていた子と待ち合わせに使ってた。
『全然変わってないなあ…。』
変わったのはメニューの一部と、カウンターのデザインぐらい。何だか高校の時に戻ったような気分だった。ダブルチーズバーガーの包装紙を剥いて齧り付く。
『悠!お待たせ!』
あの頃のように女の子がやってくるような気がした。
「…つうか、若いの多くね?」
やばい…独り言が出た。でも、目の前の通りには高校生や中学生ぐらいの子が多く行き交っていた。今日は平日だぞ?おい、学校はどうした、学校は!
「あ…。」
今日は8月31日だった。夏休み最後の日。…忘れてた。急に年を取ったと実感する。大学の時も一年中休みのようなもんだったから、夏休みなんて関係なかった。居酒屋のバイトで昼夜逆転の生活してたし。気になる子を追いかけるのが忙しかったし…。
俺は大学の頃の思い出に浸りながら食事を終えた。
店を出て、どうするか思案する。このまま帰ったら、4時前には着く。ちょっと早いな…。この近くに本屋があったはず。ちょっとだけ4年前の懐かしい雑誌でも眺めようかと思い立ち、大通りに通じる路地裏に足を踏み入れた。
すぐに違和感に気づく。高校生ぐらいの男が4,5人で固まって何か言い合いしているようだ。というより…何だ?1人の男が因縁付けられているのか?座っている男を囲むように4人の男が睨みを利かせていた。
「どけよっ!」
「何だテメェ、お前からぶつかってきたんじゃネェか。」
やれやれ…。絵に描いたような場面だな…。俺はため息をつき、スマホを取り出した。
「あれー?いいの?4人で1人の子いじめて…。どこの高校?今、動画撮ってるけどどうする?警察に電話しちゃう?」
帽子を引っ張ってなるべく顔を隠しながら近づいた。あまり人と接触するなって言われてるしな…。
「やべっ、行こっ!」
「行くぞっ!」
そいつらは案外あっけなく走って逃げていった。全く…ハッタリだと気づかないもんかね…。根性がない奴らだ。
4人の姿が見えなくなったのを確認して、まだ座り込んだままの男に向き合う。
「大丈夫?危なかったな。怪我はない?」
手を出して立たせようと目を向けると、俺を凝視していたその男が呟いた。
「ゆう…じろう…さん…」
駅前にあるファーストフード店にはいり、ハンバーガーを2種類とポテトを2つ頼む。飲み物はコーラのLサイズ。腹が減った。ここは安いし、どうせ会社の金だ。名も知らない店に入って定食を頼むよりずっと安いだろ。
大学生っぽい女の子からトレーを受け取って窓際の席に着く。この店は高校の時によく来た。友だちとつるむ時もあったが、ほとんどは、その時に付き合っていた子と待ち合わせに使ってた。
『全然変わってないなあ…。』
変わったのはメニューの一部と、カウンターのデザインぐらい。何だか高校の時に戻ったような気分だった。ダブルチーズバーガーの包装紙を剥いて齧り付く。
『悠!お待たせ!』
あの頃のように女の子がやってくるような気がした。
「…つうか、若いの多くね?」
やばい…独り言が出た。でも、目の前の通りには高校生や中学生ぐらいの子が多く行き交っていた。今日は平日だぞ?おい、学校はどうした、学校は!
「あ…。」
今日は8月31日だった。夏休み最後の日。…忘れてた。急に年を取ったと実感する。大学の時も一年中休みのようなもんだったから、夏休みなんて関係なかった。居酒屋のバイトで昼夜逆転の生活してたし。気になる子を追いかけるのが忙しかったし…。
俺は大学の頃の思い出に浸りながら食事を終えた。
店を出て、どうするか思案する。このまま帰ったら、4時前には着く。ちょっと早いな…。この近くに本屋があったはず。ちょっとだけ4年前の懐かしい雑誌でも眺めようかと思い立ち、大通りに通じる路地裏に足を踏み入れた。
すぐに違和感に気づく。高校生ぐらいの男が4,5人で固まって何か言い合いしているようだ。というより…何だ?1人の男が因縁付けられているのか?座っている男を囲むように4人の男が睨みを利かせていた。
「どけよっ!」
「何だテメェ、お前からぶつかってきたんじゃネェか。」
やれやれ…。絵に描いたような場面だな…。俺はため息をつき、スマホを取り出した。
「あれー?いいの?4人で1人の子いじめて…。どこの高校?今、動画撮ってるけどどうする?警察に電話しちゃう?」
帽子を引っ張ってなるべく顔を隠しながら近づいた。あまり人と接触するなって言われてるしな…。
「やべっ、行こっ!」
「行くぞっ!」
そいつらは案外あっけなく走って逃げていった。全く…ハッタリだと気づかないもんかね…。根性がない奴らだ。
4人の姿が見えなくなったのを確認して、まだ座り込んだままの男に向き合う。
「大丈夫?危なかったな。怪我はない?」
手を出して立たせようと目を向けると、俺を凝視していたその男が呟いた。
「ゆう…じろう…さん…」
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