自分とアイツ、俺とオマエ

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    初めての…… 〜侑〜

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「侑? エッチしないか?」

 もうその言葉が無理だった。恥ずかしい。でも嫌じゃない、純となら……。純はカーキ色のチェックの上着を脱ぐと、自分の体を楽々と持ち上げた。

『自分と同じ……茶色のVネック。』

 今自分が着ているものと同じようなTシャツを着た胸元から、純の肌が見える。ゴツゴツした鎖骨、大きく張った喉仏。銀色に輝くピアスをつけた耳。そして整えられた髭。直視することができずに純の肩に顔を埋めた。

「侑? 脱がせてもいい?」

 ベッドにそっと下ろされて純が覆い被さってくる。何故そんなことを聞いてくるわけ? 自分はどうしたらいいの? なんて言うのが正解? 初めてのことで返事ができないでいるうちに口を塞がれた。

 激しいキス。純の舌が自分の中を犯す。純の舌の動きを追っているうちに、Tシャツの裾から手が入り込んできた。

「侑の『女』の部分見せて。」

 耳元で囁かれ、全身に痺れが広がった。次の瞬間にはあっという間にTシャツが脱がされてた。

「白いブラ。この前は水色だった。侑の肌……綺麗だ。」

 初めての刺激が自分を翻弄する。純の指が身体中を這い、そしてキスが落ちてきていた。

「ああああんっ!」

 いつの間にか肩紐が下ろされ、ブラが上から引き下げられて胸が露わになる。右の胸に吸いつかれて思わず声が上がった。

「声、堪んねぇ。」

 一言呟いた純が口を左胸に変えて舌で刺激する。髭の刺激なのか、純の唇の刺激なのか全く判別できなかった。純の大きな手が胸を大きく揉み込み、先端を刺激し続ける。

「あっ、いやっ、いやっ。どうにかなっちゃうっ!」

 自分でも分かる。下半身から何かが溢れ出てくる。ジーンズ越しにも分かっちゃったら……恥ずかしすぎるっ!

「後ろ向いて。」

 純に身体を持ち上げられて背後を取られた。ブラのホックが外される。その間にも、純の唇が背中じゅうに強く吸い付いていた。

 背後から胸を揉まれて背中を這う舌の刺激に翻弄されているうちに、いつの間にか下ろされたジッパーの中に純の卑猥な左手が入り込んでいた。

「……濡れてる。ヌルヌル。」
「いやああああん。」

 下着の中まで入り込んだ長い指が、自分の秘所に遠慮なく入り込んできた。出たり入ったりしながら、何かを探すように……。

「見つけた。」
「あああっ!」

 自分の尖った感じる場所……。優しく強く、愛液を纏った指で刺激されて何かが迫り上がってくるように感じる。純の手も自分のモノでぐしょぐしょになっているに違いない……冷静に考えられたのはそこまでだった。


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