【完結】【R-18】三十歳童貞を貫いて魅了魔法を習得。先輩に復讐H、好きな子と即ハメして決意する。「それは、僕自身が淫魔になることだ」

湊零

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第二章『告白H。職場のかわいい新社会人に膣内射精したい』

第三十七話(ミカエリ視点)「堕天の始まり」(★)

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「んぐっ、れろおっ……んっ、んふっ……ちゅるっ……じゅるっ、んんっ」

 絡み合う唾液が口の端から垂れていく。

 私──ミカエリは頭が真っ白になった。
 てっきりシトラスに復讐として殺されるかと思っていたのに、当の本人から激しい接吻を受けているのだ。

「ちょっ、ふざけな──んんんっ……ふぅ、じゅるっ、あぅ……」

 執拗に私の口内を犯す舌から逃れようとしても、手も足も動かせない。
 されるがままだ。

 なぜ? シトラスは女の子なのに?
 好きな殿方よりも先に、女の子……よりにもよって悪魔とキスしてしている現状。

「このっ、いい加減にしなさいっ!」

 シトラスが息継ぎのために口を離した隙に、私は大声で叫ぶ。

「一体何のつもり? ふざけないで。こんな屈辱を受けるのなら、いっそ一思いに殺せばいいのです!」

「むぅ。仲直りのキスは気持ちよくなかったか? 我も女だ。いざ殿方とキスをした時、そのように拒絶されては、泣いてしまうぞ」

「今すぐに、ヘドロで口を濯ぎたいですね。それとも、今ここで吐いてしまいましょうか。貴方の口の中で」

 安い挑発だとわかっていた。

 しかし、シトラスは真顔になると、勢いよく私のネグリジェを掴み、引き裂いた。

 薄い布の向こうで、朱にそまった肌と赤く熟れた果実が外気に晒される。

「フ、フハハ。我が挑発に乗って怒った……等と思ったか?」

「……え?」

「逆なのだ。人間と違って貴様は中々快楽に屈しない。だからこそ、だ」

 シトラスが今までで一番悪魔じみた顔で笑う。

「天使を堕落させる。これ以上ない楽しみに、笑いをこらえるのに必死なのだよ」

 ぞくっ。
 並々ならぬ気迫に、背筋に寒気を覚える。

「さあ、堕天使誕生の儀式を開始しようではないか」

 既に硬く尖っている私の乳首を、シトラスは甘噛みする。

「ひゃあっ、んんっ!」

 それだけで、私は自分ですら恥ずかしい、あられもない声を漏らしてしまう。

「ここからが、地獄てんごくだ。思う存分イくといい」

「な、何っ!? そんなもの近づけないで……ひぃっ!」

 それまで私の身体を縛り付けるだけだった触手が、もう片方の胸に絡みついた。

「んああああっ!? ダメっ、そんな吸い方っ……あうっ、んんっ」

 男性器の形をした触手の先端が、私の乳首を呑み込むと、激しく吸引する。

 卑猥な形の内側は、筆の毛先のように、さらに細い触手が蠢き、私の胸に、強制的に刺激を送り込む。

「い、いやっ!」

 私が思いっきり身体をよじると、触手は名残惜しそうに離れた。

「言っておくが、我慢しないほうが身のためだ。この触手どもが分泌するエキスは、先ほど宋真に口移しされた媚薬と、同じ成分で出来ている」

「あ……あっ…………」

 身体の異変に気付く。
 呼吸が荒い。

 乳首が、通常の三倍もの大きさに膨らんでいる。
 けれど、あれだけ乱暴に吸われたのに、痛いどころか、感じてしまう。

「ああっ……あっ、あっ……」

 敏感に、なりすぎているのだ。
 聡美の感覚共有で、少し感じやすくなっている程度だと思っていたが、そんなレベルではない。
 外気が、唾液と媚薬に濡れた乳首にそよぐだけで、甘い声が漏れてしまうくらい感度が集中している。

「どうした? 急に静かになって」

「やめ……て」

「ん? いいのか? このまま放置しても。ま、我はどちらでもいいが」

 私はキツく歯を食いしばるが、すぐに緩んでしまう。

 頭の中が、白い波でバチバチしている。
 ああ、今すぐ乳首を触りたい。
 触れないのがもどかしすぎる。

 このまま中途半端に放置されたら、私が、壊れてしまう。

「やめ……で」

「なんだ? 聞こえないな」

「やめ、ないで……っ」

 恥ずかしさのあまり、シトラスの顔を見ることさえできない。

 ああ、私はなんてことを言ってしまったのだろう。

「正直でよろしい。……ご褒美だ。お前たち、たっぷり喰らいつくしてやるといい」

 シトラスが指を鳴らすと、先ほどからぬらぬらと涎を垂らしていた触手が一斉に私の胸に飛びついた。

「あああっ、んんあああっ、イくっ、こんなの、頭おかしくなるっ! んあああああっ!」

 じゅぼぼっ。こりっこりっ、ぎゅむっ。ずじゅううう。ぐりぐりっ。

 私は気が狂ってしまったかのように叫ぶ。
 でも、叫び声でもあげてなければ、あまりの快感に意識さえ飛んでしまいそうだ。

「んあっ、乳首ぃ、ごりってしないでぇ……」

「──だ、そうだ? 少し優しくしたまえ」

 シトラスが命じると、乱暴な動きが急に繊細でソフトなタッチに変わる。

 触手の先がギリギリ触れるか触れないか。
 乳首を責めるのではなく、ぷっくりと膨らんだ乳輪を弄り続ける。

「ダメっ! 早く乳首を弄ってぇ! そんなにおあずけされたら、おかしくなっちゃうううっ!」

「なんだ? さっきからやめろだのシてだの。素直じゃない我儘な娘にはお仕置きが必要だな」

 そして、未だ乳首に触れるか触れないかのラインを保っていた触手が、不意打ちで乳首の先端に噛みついた。

「ああああああああああああああンっ! ああああっ!」

 頭の中が白い奔流に晒され、視界が明滅する。
 乳首だけで、今まで経験したことのない絶頂が、津波のように襲い掛かる。
 
 ごきゅっ。ごきゅっ。ごきゅううっ。
 触手が私の乳首を吸う動きが激しくなる。

「おおっ! 母乳が出てるぞ。受胎でもしたか?」

「ああっ、あああっ」

 ぴゅうっ、ぴゅううっ!

 何かが決壊してしまったかのように、私のおっぱいから母乳が零れて、身体を濡らしていく。
 けど、もう私の頭は快楽で正常な思考ができない。

「さて、私もそろそろ見るのは辛くなってきたところだ……。宋真め、自分でも抑えるのが大変だろうに、素股で我慢してるとはな……んっ」

 私はぼーっとしたまま、宙を見つめている。

 そこへ、シトラスがやってきて、私の目の前でローブを脱いだ。
 小ぶりだが、綺麗で可愛らしいおっぱいがぷるんと音を立てて飛びだす。
 普段なら、見慣れたその双丘に、何も感じはしなかったけれど。

 ドクンっと、私の中の知らない部分──情欲に火が灯る。

 口元へ運ばれた乳首に、私は自らかぶりつくのであった。
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