【完結】【R-18】三十歳童貞を貫いて魅了魔法を習得。先輩に復讐H、好きな子と即ハメして決意する。「それは、僕自身が淫魔になることだ」

湊零

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第三章『魅了H。駆出し淫魔は大悪魔に誘惑され、黒い天使は嫉妬する』

第六十四話「悪魔を屈服させる悪魔」(★)

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 ギチギチの膣内を押し広げるように奥まで挿れた。
 先ほどまで生き物のように蠢いていたのとは違う。
 まるで、処女を貫いた時のような感覚だ。

「んっ……。すごい、奥まで繋がってる。これが……セックス」

 頬を朱に染めて、下腹部に手を当てる紫織。 
 既に何度も膣内射精なかだしした後なのに、恋人と初めて夜を共にした時のような様子だ。

「ごめんね。紫織がセックスを初めてだと思ってることや、僕への好きって気持ちも全部、ニセモノなんだ」

「知ってる」

 僕をぎゅっと抱きしめて、耳元で囁いた。
 
 【魅了魔法】が効いてることを、自覚している反応だった。
 それは多分、紫織が僕と同じように、悪魔と【#契約__クロス__】した存在だからだろう。

「それともう一つ。もう、射精そう」

「わかった。全部受け止めるから、キて」

 背中を両足でホールドされる。
 僕は屈むような態勢で、地面を掘削するドリルのように、ペニスを子宮に押し込んだ。

「くっ……イくっ」

 どりゅっ、どぷぷっ、びゅくううううううううっ。

「あっ、はあっ。熱い! は、ああああっ、んあああっ」

 普段はクールな紫織が、あられもない声をあげて絶頂する。
 足のつま先がピンと伸びて、膣壁が精液を逃すまいと締め付ける。

 気持ちいい。
 僕は再認識する。
 
 理性を保ちながら、全力で女の子の膣内なかで射精するのは、とても気持ちいい。

「紫織?」
 
 僕の腕の中で、彼女はぐったりとしていた。
 しまった。無理をさせてしまったか。

「大丈夫。宋真さんの赤ちゃんの素が、私の身体に注がれたんだなって」

「うん。世の中の男女は、皆経験してることなんだ」

「もし、私が妊娠したら、生まれてくる赤ちゃんも、きっとエッチな子に育っちゃうかも」

 その一言で、僕のペニスがぶるんと震える。

「今の一言は、ずるいよ」

「ぁう……。好きなだけシていいよ。でも、後は……よろしく、ね」

「紫織!」

 今度こそ、糸が切れたようにコトンと頭が倒れ、目を閉じた。
 眠ったのか。

「ううん、眠るだけ。意識は……渡さない。だって、私、宋真さんに、魅了されちゃってる……か、ら……」

 すー、すー。なだらかな吐息を漏らす。
 次の瞬間、カッ! と目が開き、僕は驚く。

「クッ……。こんな、方法で、我がしくじるとは……」

 シトリーの意識が再び戻る。
 けど、自由に体を動かすことはできないようだ。

「さぁ、続きをしようか」

「身体は動かずとも目は動く! 調子に──っ、んんっ、んうっ」 

 【魅了魔法】を発動する前に、僕は目を閉じてシトリーにキスをする。
 ねっとりと唾液を交換するのに合わせて、舌の上で媚薬を錬成する。

 こくん……。
 シトリーは呑み込んだ。

「は、ハハ。媚薬か。貴様の魔法は、元を辿れば我の力ということを忘れたか。すぐにでも無力化して……」

 口をパクパクと開けて困惑する。

「舌が……痺れ」

「僕だけじゃない。僕と君の弟子が、ありったけの魔力を込めた媚薬だよ」

「ふざけ……んあッ、んぐぐぐっ」

 減らず口を黙らせるように、僕は蜜壺から抜いたペニスを口の中に突っ込んだ。
 紫織の口だけに少し気が引けた。後で謝ろう。
 僕は頭を掴むと、お腹と口がキスするぐらいに、ペニスを喉奥に絡ませる。

「おっ、おぐっ。……んむっ。んんんっ」

「ちゃんと舌を使ってよ。淫魔のクセに、男を悦ばせることもできないの?」

「んんんっ! ひたがっ! 舌が動かせな──んむぅっ、じゅるううっ」
 
「苦しい? シトリーが僕の性奴隷になるなら放してあげる」

「うぐっ……あむっ……こ、ころす……殺してやる」

「あっ、射精(で)るっ」

「ふううううっ!? んぐううううっ!」

 びゅくうううううううううっ。

 口の中で精液を放出する。
 魅了魔法で強化された僕のペニスは、我慢に我慢を重ねた小便と同じ勢いで精液を吐きだす。
 瞬く間に口から溢れ出し、どばどばとシーツの上に零していく。

「僕に歯向かう度に、一回射精するから、覚悟してね」

「ひうっ!?」

 にっこりと微笑む僕。

「僕の性欲を舐めない方がいいよ。どっちが本当の悪魔か、教えてやる」

 ラブホテルの防音壁に、嬌声が吸い込まれていった。
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