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第二章『えっ! 踊り子なのに魔物と戦うんですか!?』
第34話 身体が動かない! ★
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ゴブリン達は同じ魔物であるスライムには目もくれない。
それどころかスライムが動きを封じ、ゴブリンが攻撃する──そんな連携すら感じさせる。
「いやああっ! 近づかないで! 触らないで!」
ゴブリンは人間の膝くらいの背丈しなく、鋭利な爪や牙もない。
だが、身動き取れない状態で複数匹に襲われると少々厄介だ。
「やめてっ! そんなところ舐めないで!」
ぐじゅるるるぅっ。
興奮した荒い息を吐きながら、ゴブリンは二の腕、太もも、お腹や脇を触ってくる。
「ふっ……は、あ……んっ」
頬が上気し、声に艶っぽいものが混ざりはじめた。
潤んだ瞳に、騎士の姿が映る。
「いやぁ。ユーマ、見ないでぇ」
泣き叫ぶヒミカの反応を楽しむように、ゴブリンたちは真紅のベラの上から乳房をこねはじめる。
知能なんてない。
人間と違って理性なんて混じり気のない、純粋な性欲のみが魔物を突き動かす。
(嘘、こんな醜い魔物相手に、私ってば濡らしてるの……!?)
湿り気を帯びた太ももの間に、耳と鼻が異様に長い小人の顔が埋まる。
破れた下着のさらに内側、乙女の泉に脂ぎった舌が触れる──瞬間。
「貴様らァアアアアアッ!」
ギぃッ!
金切り声のような断末魔。
ヒミカの股間を舐めようとしていたゴブリンの背中に深々とミスリルの剣が突き刺さっていた。
「ユーマ! 魔物怖いって言ってたのに、やればできるじゃない!」
「ゴブリン共は僕がなんとかします! 勇者様はスライムを!」
彼らはよっぽど性に飢えてるのか、ヒミカの【魅惑の舞】に当てられたのか、仲間が背後から刺されたというのに一切気に掛ける様子がない。
「こ、のおおおおっ!」
しぶとくドレスに噛みついたり、おへそを突いている無防備な首根っこを掴み、ユーマは力づくで次々と放り投げていく。
ギリギリと恨みがましく歯ぎしりする音。
邪魔された。女を犯す楽しみを。
ゴブリン達はお楽しみのためには先にユーマを片付ける必要があることをようやく理解した。
ヒミカを背後に剣と盾を構える。
【盾騎士】ならばゴブリンごときにやられはしないだろう。足りないのは勇気だけだ。
短い間に少し頼もしくなった相棒の姿に口元が緩む。
「はっ!? ゴブリンを遠ざけてくれたのはありがたいけど、スライムだってむーりー! 両手縛られてるからどうにもならないし!」
じたばたと暴れてみるも効果なし。それどころが、ますます粘液に身体が沈んでいく。
「なになに!? 今度はスライムなワケ!?」
にゅるり、と触手のように伸びた身体の一部が、脇から胸にかけてドレスの内側に滑り込んだ。
「ひゃんっ! ……あっ……く、ぅ」
乳房を探るように這いまわり、やがて赤く熟れた先端を捉える。触手を糸のように細く伸ばし、粗暴なゴブリンとは対照的に繊細な動きでくるくると乳頭に巻き付いていく。
「ひい、あン……! そんな、搾らないで……っ!」
くにくに。ちゅくちゅく。
まるで手塩にかけて育てた家畜から搾乳するかのように、乳首の根元から先端にかけてゆっくりと圧力を加えていく。
(うぅ、ああっん……ミルクなんて、出ない、よぉ)
身体から無数に触手を伸ばしたかと思うと、手の平を思わせる形に変える。
胸を左右から寄せたり、乳首同士を摘まむ動作はまるで人間のようだ。
スライムは自身より図体の小さい生き物を捕食する程度の力しかないけど、存外知能は高い。
「ふぁ……。ローションを塗りたくられてるみたいに、全身がドロドロになってる……あっ……ん、んんっ……」
魔物相手に性感帯を刺激され、本格的に身体が感じている。
これ以上好きにさせるわけにはいかない。
(魔物だって生き物。なら、私の力で魅了できるはず!)
身体中にまとわりつくスライムを、魔力を込めた瞳に捉える。
「【誘惑の濡れ瞳】!」
ウインクに合わせ、ハート型の魔力がスライムに直撃する。
びくんっ!
粘液が波打ち、スライムの動きが固まった。
「効いた!?」
安堵した直後、ひときわ大きな触手がヒミカの恥部をずずずっ! となぞった。
「んあああっ!?」
慌てて足をきつく閉じるも、粘性の身体はわずかな隙間からにゅるにゅるとヒミカを侵食していく。
(なんで? 私の力、効いてないの? 目を合わせてないから?)
【誘惑の濡れ瞳】は、見つめ合った対象に魔力の経路を繋ぎ、瞬時に魅了状態にしてしまうスキル。
【魅惑の舞】と比べて威力が強力な分、効果範囲が狭い。
また、視覚ではなく触覚で活動するスライムのような生物には相性が悪かった。
混乱してが闇雲に身体をよじるヒミカに、さらなる追い打ちが襲う。
「あれ、身体が……動かな、い?」
同じ姿勢でずっと正座をしていた時のように、手足が末端から痺れている。
(スライムの仕業? いや、違う。これは)
視界の先で、ゴブリン達に組みつかれて身動きが取れないユーマがしゃがみこんでいる。
「勇者、様……これは、毒です」
それどころかスライムが動きを封じ、ゴブリンが攻撃する──そんな連携すら感じさせる。
「いやああっ! 近づかないで! 触らないで!」
ゴブリンは人間の膝くらいの背丈しなく、鋭利な爪や牙もない。
だが、身動き取れない状態で複数匹に襲われると少々厄介だ。
「やめてっ! そんなところ舐めないで!」
ぐじゅるるるぅっ。
興奮した荒い息を吐きながら、ゴブリンは二の腕、太もも、お腹や脇を触ってくる。
「ふっ……は、あ……んっ」
頬が上気し、声に艶っぽいものが混ざりはじめた。
潤んだ瞳に、騎士の姿が映る。
「いやぁ。ユーマ、見ないでぇ」
泣き叫ぶヒミカの反応を楽しむように、ゴブリンたちは真紅のベラの上から乳房をこねはじめる。
知能なんてない。
人間と違って理性なんて混じり気のない、純粋な性欲のみが魔物を突き動かす。
(嘘、こんな醜い魔物相手に、私ってば濡らしてるの……!?)
湿り気を帯びた太ももの間に、耳と鼻が異様に長い小人の顔が埋まる。
破れた下着のさらに内側、乙女の泉に脂ぎった舌が触れる──瞬間。
「貴様らァアアアアアッ!」
ギぃッ!
金切り声のような断末魔。
ヒミカの股間を舐めようとしていたゴブリンの背中に深々とミスリルの剣が突き刺さっていた。
「ユーマ! 魔物怖いって言ってたのに、やればできるじゃない!」
「ゴブリン共は僕がなんとかします! 勇者様はスライムを!」
彼らはよっぽど性に飢えてるのか、ヒミカの【魅惑の舞】に当てられたのか、仲間が背後から刺されたというのに一切気に掛ける様子がない。
「こ、のおおおおっ!」
しぶとくドレスに噛みついたり、おへそを突いている無防備な首根っこを掴み、ユーマは力づくで次々と放り投げていく。
ギリギリと恨みがましく歯ぎしりする音。
邪魔された。女を犯す楽しみを。
ゴブリン達はお楽しみのためには先にユーマを片付ける必要があることをようやく理解した。
ヒミカを背後に剣と盾を構える。
【盾騎士】ならばゴブリンごときにやられはしないだろう。足りないのは勇気だけだ。
短い間に少し頼もしくなった相棒の姿に口元が緩む。
「はっ!? ゴブリンを遠ざけてくれたのはありがたいけど、スライムだってむーりー! 両手縛られてるからどうにもならないし!」
じたばたと暴れてみるも効果なし。それどころが、ますます粘液に身体が沈んでいく。
「なになに!? 今度はスライムなワケ!?」
にゅるり、と触手のように伸びた身体の一部が、脇から胸にかけてドレスの内側に滑り込んだ。
「ひゃんっ! ……あっ……く、ぅ」
乳房を探るように這いまわり、やがて赤く熟れた先端を捉える。触手を糸のように細く伸ばし、粗暴なゴブリンとは対照的に繊細な動きでくるくると乳頭に巻き付いていく。
「ひい、あン……! そんな、搾らないで……っ!」
くにくに。ちゅくちゅく。
まるで手塩にかけて育てた家畜から搾乳するかのように、乳首の根元から先端にかけてゆっくりと圧力を加えていく。
(うぅ、ああっん……ミルクなんて、出ない、よぉ)
身体から無数に触手を伸ばしたかと思うと、手の平を思わせる形に変える。
胸を左右から寄せたり、乳首同士を摘まむ動作はまるで人間のようだ。
スライムは自身より図体の小さい生き物を捕食する程度の力しかないけど、存外知能は高い。
「ふぁ……。ローションを塗りたくられてるみたいに、全身がドロドロになってる……あっ……ん、んんっ……」
魔物相手に性感帯を刺激され、本格的に身体が感じている。
これ以上好きにさせるわけにはいかない。
(魔物だって生き物。なら、私の力で魅了できるはず!)
身体中にまとわりつくスライムを、魔力を込めた瞳に捉える。
「【誘惑の濡れ瞳】!」
ウインクに合わせ、ハート型の魔力がスライムに直撃する。
びくんっ!
粘液が波打ち、スライムの動きが固まった。
「効いた!?」
安堵した直後、ひときわ大きな触手がヒミカの恥部をずずずっ! となぞった。
「んあああっ!?」
慌てて足をきつく閉じるも、粘性の身体はわずかな隙間からにゅるにゅるとヒミカを侵食していく。
(なんで? 私の力、効いてないの? 目を合わせてないから?)
【誘惑の濡れ瞳】は、見つめ合った対象に魔力の経路を繋ぎ、瞬時に魅了状態にしてしまうスキル。
【魅惑の舞】と比べて威力が強力な分、効果範囲が狭い。
また、視覚ではなく触覚で活動するスライムのような生物には相性が悪かった。
混乱してが闇雲に身体をよじるヒミカに、さらなる追い打ちが襲う。
「あれ、身体が……動かな、い?」
同じ姿勢でずっと正座をしていた時のように、手足が末端から痺れている。
(スライムの仕業? いや、違う。これは)
視界の先で、ゴブリン達に組みつかれて身動きが取れないユーマがしゃがみこんでいる。
「勇者、様……これは、毒です」
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