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やり直し
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それから数日、今日はティアと王子の顔合わせをするのだという。
なんでも、ティアが婚約者に選ばれたのは歳の近い令嬢で高位貴族がいなかったためらしい。つまり、両親が話を持ってくるも何も、ほぼ確定していたようだ。
そんなわけで今日は王城へと足を運んでいる。両親は僕を連れて行くことを嫌がったが、「ぜひ家族全員で」という王家からの招待に背くわけにはいかず、僕を含め家族全員で王城へとやってきたのだ。
なるべく僕を他の貴族たちに見られたくないという両親の希望で、僕はローブを目深に被っている。
テオとティアはそんな僕と両親を交互に見て微妙な顔を浮かべていた。
「何もそんな風に隠さなくても…お兄様の銀髪、とっても綺麗なのに…」
「ほんと、この国の貴族たちの感性がわからない。」
ティアとテオが小声で何やらヒソヒソと会話をしている。こうしていると、普段は喧嘩ばかりだが仲が良いのだなと微笑ましく思えた。
そして、馬車の窓から王城が見えてきた。前世では終に一度も足を踏み入れたことのないその場所に、期待と不安が膨らむ。
「アリスティア。くれぐれもエドワード王子と仲良くするように。」
お父様がティアに言い聞かせるように言葉をかける。
「はい、精一杯頑張りますわ。」
ティアも期待をかけられることが嬉しいようで、笑顔で答えた。
そして、馬車が王城へと到着する。初めて見る王城は白く輝いていて、まさか自分がこんな場所に足を踏み入れることになるとはと感慨深い。
そういえば、過去ではどうにか僕なしで顔合わせを取り行ったのだろうが、それであればなぜ今回は参加させられたのだろう。前回ほど引きこもっていないのが変化の原因だろうか。
そんなことを考えていると、執事がやってきて顔合わせの会場へと案内をしてくれるという。僕は、誇らしげに歩く両親の影に隠れるように、後をついていった。
会場に着くと、やっと両親からローブ脱ぐことを許される。
そして案内に従って席に着くと、エドワード王子と国王夫妻がやってきた。エドワード王子は国王陛下にそっくりで、金髪にエメラルドグリーンの瞳で快活そうな印象を与える少年だった。
まだ子供だというのもあるが、彼が将来ティアを断罪するというイメージがなかなか湧かない。
過去では確固たる罪の証拠があっての断罪で、ティアが罪さえ犯さなければ円満に婚姻を結んでいたのだろうか…
そう考え込んでいると、王子と目があった。咄嗟にすぐ下を向いたが、なぜか彼は顔を輝かせてこちらを見ていた気がする。
「ウッドセン侯爵、および侯爵家の皆、今日はよく来てくれた。」
「今日は私たちだけのお茶会ですから、肩の力を抜いて楽しんでちょうだいね。」
国王夫妻に言葉に、お父様とお母様が恭しく礼をする。
「こちらこそ、我が娘アリスティアとの婚約など、大変名誉な話をいただき感謝のしようもありません。」
「本日はぜひエドワード殿下に娘のことを知っていただければ嬉しいですわ。」
そうして、陛下たちが頷いたのを合図に顔合わせという名のお茶会が始まった。
なんでも、ティアが婚約者に選ばれたのは歳の近い令嬢で高位貴族がいなかったためらしい。つまり、両親が話を持ってくるも何も、ほぼ確定していたようだ。
そんなわけで今日は王城へと足を運んでいる。両親は僕を連れて行くことを嫌がったが、「ぜひ家族全員で」という王家からの招待に背くわけにはいかず、僕を含め家族全員で王城へとやってきたのだ。
なるべく僕を他の貴族たちに見られたくないという両親の希望で、僕はローブを目深に被っている。
テオとティアはそんな僕と両親を交互に見て微妙な顔を浮かべていた。
「何もそんな風に隠さなくても…お兄様の銀髪、とっても綺麗なのに…」
「ほんと、この国の貴族たちの感性がわからない。」
ティアとテオが小声で何やらヒソヒソと会話をしている。こうしていると、普段は喧嘩ばかりだが仲が良いのだなと微笑ましく思えた。
そして、馬車の窓から王城が見えてきた。前世では終に一度も足を踏み入れたことのないその場所に、期待と不安が膨らむ。
「アリスティア。くれぐれもエドワード王子と仲良くするように。」
お父様がティアに言い聞かせるように言葉をかける。
「はい、精一杯頑張りますわ。」
ティアも期待をかけられることが嬉しいようで、笑顔で答えた。
そして、馬車が王城へと到着する。初めて見る王城は白く輝いていて、まさか自分がこんな場所に足を踏み入れることになるとはと感慨深い。
そういえば、過去ではどうにか僕なしで顔合わせを取り行ったのだろうが、それであればなぜ今回は参加させられたのだろう。前回ほど引きこもっていないのが変化の原因だろうか。
そんなことを考えていると、執事がやってきて顔合わせの会場へと案内をしてくれるという。僕は、誇らしげに歩く両親の影に隠れるように、後をついていった。
会場に着くと、やっと両親からローブ脱ぐことを許される。
そして案内に従って席に着くと、エドワード王子と国王夫妻がやってきた。エドワード王子は国王陛下にそっくりで、金髪にエメラルドグリーンの瞳で快活そうな印象を与える少年だった。
まだ子供だというのもあるが、彼が将来ティアを断罪するというイメージがなかなか湧かない。
過去では確固たる罪の証拠があっての断罪で、ティアが罪さえ犯さなければ円満に婚姻を結んでいたのだろうか…
そう考え込んでいると、王子と目があった。咄嗟にすぐ下を向いたが、なぜか彼は顔を輝かせてこちらを見ていた気がする。
「ウッドセン侯爵、および侯爵家の皆、今日はよく来てくれた。」
「今日は私たちだけのお茶会ですから、肩の力を抜いて楽しんでちょうだいね。」
国王夫妻に言葉に、お父様とお母様が恭しく礼をする。
「こちらこそ、我が娘アリスティアとの婚約など、大変名誉な話をいただき感謝のしようもありません。」
「本日はぜひエドワード殿下に娘のことを知っていただければ嬉しいですわ。」
そうして、陛下たちが頷いたのを合図に顔合わせという名のお茶会が始まった。
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