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第4章 愛は光に眠る宝石のよう
プレゼント2。
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秘密の隠れ家から出てきた私達は、そのまま王太子宮へ向かい執務室を訪ねた。
執務室には、ラズ様しかおらず今日は朝早くから仕事をしたので解散をし、レオ兄様は帰宅されたとのことだった。
「それで仲直りはしたのかな?」
「しました。」
「たまには全力で喧嘩をするのもいいよ。私もレオと偶に言い合いをする時あるし、その方が相手の事をちゃんと理解できるだろう?」
「・・・・はい。」
「仲直りをしたのなら、それでよし。」
ソファにそれぞれ腰をかけると、侍女が紅茶を入れてきてくれた。
それをありがたく受け取り、口に含む。
室内から私達三人以外誰も居なくなったことを確認してから、持っていた紙袋から小さな包をまず取り出したのはライだった。
「こっちが兄貴、で、こっちがレティ。兄貴にはちょっと早くて、レティには遅くなったけど、俺からの誕生日プレゼント。」
「え?ありがとう。だけどいつの間に。」
「レティがずっと商品とにらめっこしている時に。」
「開けてもいいかい?」
「どうぞ。」
ラズ様がプレゼントの包を開けたのを確認して私も開ける。
「綺麗な石のピアスだね。ありがとう大事にするよ。」
「兄貴もこれを機にピアス開ければいいよ。レティもマリーに相談してから決めると言っていたし。」
「そうだね。でも、ピアスを開けたからといってイヤリングを付けてはダメということは無いから、レティの気持ち次第だと思うよ?」
「そうですわね。・・・あら、これ・・・。」
「俺とお揃い。正確には三人でかな?」
「あぁ、そうでした、ラズ様私からもこちらを。」
とカフスの入った小包を渡す。
リングの方は、ライがいると少し気はずかしいので、ライが退室してから渡そうと思う。
小包の中から出てきたのは、バラの模様が彫られたカフスだった。
私のカフス部分はいちごの模様が入っている。
「いちご模様ってなかったですわよね?」
「うん?そこは店員に聞いた。そしたら、正妃様宛にイチゴの模様を描いたのはいいが、好まれるかどうかわからないから、一先ず直してたんだと。瞳の色を元に戻したら、売ってくれた。」
「アメジストの瞳は直系王族の証だからね。」
「後はリング見せた。」
と、見せてくれたのは、左親指にはめられたクラウンのリング。
こちらも直系の王子にしか身につけることが許されない装飾になる。
それに王族の身分を偽ることは重罪で極刑はまのがれない。
そんなリスクを犯すような輩は居ないということだ。
「レティは王太子妃なのだから、その柄の物持っていても問題ないしな。」
「確かに。」
ぐいっと残りの紅茶を飲み干した、いつもの様に仲直りの証にこめかみにキスをし、私も頬にキスを返すとそのまま部屋に戻るといい、執務室を後にした。
「あの、ラズ様お願いがあるのですが・・・。」
と、ライを見送った後、ラズの隣に移動し、彼の左手を取ると、先ほどカフスと一緒に購入したリングを取り出す。
お店の方の説明ですと、少しリングが太いほうが男性用とのことで、それをラズ様の薬指にはめる。
「レティこれは?」
「お店の方に聞いたら、西の国に”左手の薬指は心臓につながる静脈があり「愛のパワーが流れている」と信じられていて、お互いの愛を誓うために左手の薬指にリングをする。”という話を聞いてラズ様としたいなって思いまして・・・。」
説明しているうちにだんだんと頭を下げ、恥ずかしさを誤魔化す。
「レティのは?」
「わ、私のはここに。」
と手のひらにリングを見せる。
そのリングを手にとったラズ様はそのまま、左手の薬指にリングをはめた。
サイズは大きくクルンと、リングが回った。
「あの、魔力でサイズ調子が出来るそうです。私はまだうまくできないから、」
「それくらい簡単だよ。」
と、私と自身のリングのサイズをちょうどいいサイズに変更してくれました。
カフスも、ピアスホールをちょうどいい位置に魔法で開けられて、装着されライに貰ったピアスも同じような要領で着けられてました。
「レティ?」
お揃いのアクセサリーを付けるのは嬉しいのですが、気恥しくて顔を赤く染める。
「ふふ、かわいいね。」
と顎に手を添えられ、親指の腹で唇を撫でられると、そのまま唇が重なった。
「っ、・・・ん、・・・ん、んん。・・ま、・・・待ってください、・・んぅ」
ちゅ、っちゅっとリップ音を響かせながら、ソファにそのまま押し倒され、更に唇を重ねる。
「・・・待てない。」
唇を舐める、ラズ様を見てぞくりと、身体に何かが駆け抜ける。
「ぁう、ん。」
再び唇を塞がれると、貪られるように唇を奪われた。
執務室には、ラズ様しかおらず今日は朝早くから仕事をしたので解散をし、レオ兄様は帰宅されたとのことだった。
「それで仲直りはしたのかな?」
「しました。」
「たまには全力で喧嘩をするのもいいよ。私もレオと偶に言い合いをする時あるし、その方が相手の事をちゃんと理解できるだろう?」
「・・・・はい。」
「仲直りをしたのなら、それでよし。」
ソファにそれぞれ腰をかけると、侍女が紅茶を入れてきてくれた。
それをありがたく受け取り、口に含む。
室内から私達三人以外誰も居なくなったことを確認してから、持っていた紙袋から小さな包をまず取り出したのはライだった。
「こっちが兄貴、で、こっちがレティ。兄貴にはちょっと早くて、レティには遅くなったけど、俺からの誕生日プレゼント。」
「え?ありがとう。だけどいつの間に。」
「レティがずっと商品とにらめっこしている時に。」
「開けてもいいかい?」
「どうぞ。」
ラズ様がプレゼントの包を開けたのを確認して私も開ける。
「綺麗な石のピアスだね。ありがとう大事にするよ。」
「兄貴もこれを機にピアス開ければいいよ。レティもマリーに相談してから決めると言っていたし。」
「そうだね。でも、ピアスを開けたからといってイヤリングを付けてはダメということは無いから、レティの気持ち次第だと思うよ?」
「そうですわね。・・・あら、これ・・・。」
「俺とお揃い。正確には三人でかな?」
「あぁ、そうでした、ラズ様私からもこちらを。」
とカフスの入った小包を渡す。
リングの方は、ライがいると少し気はずかしいので、ライが退室してから渡そうと思う。
小包の中から出てきたのは、バラの模様が彫られたカフスだった。
私のカフス部分はいちごの模様が入っている。
「いちご模様ってなかったですわよね?」
「うん?そこは店員に聞いた。そしたら、正妃様宛にイチゴの模様を描いたのはいいが、好まれるかどうかわからないから、一先ず直してたんだと。瞳の色を元に戻したら、売ってくれた。」
「アメジストの瞳は直系王族の証だからね。」
「後はリング見せた。」
と、見せてくれたのは、左親指にはめられたクラウンのリング。
こちらも直系の王子にしか身につけることが許されない装飾になる。
それに王族の身分を偽ることは重罪で極刑はまのがれない。
そんなリスクを犯すような輩は居ないということだ。
「レティは王太子妃なのだから、その柄の物持っていても問題ないしな。」
「確かに。」
ぐいっと残りの紅茶を飲み干した、いつもの様に仲直りの証にこめかみにキスをし、私も頬にキスを返すとそのまま部屋に戻るといい、執務室を後にした。
「あの、ラズ様お願いがあるのですが・・・。」
と、ライを見送った後、ラズの隣に移動し、彼の左手を取ると、先ほどカフスと一緒に購入したリングを取り出す。
お店の方の説明ですと、少しリングが太いほうが男性用とのことで、それをラズ様の薬指にはめる。
「レティこれは?」
「お店の方に聞いたら、西の国に”左手の薬指は心臓につながる静脈があり「愛のパワーが流れている」と信じられていて、お互いの愛を誓うために左手の薬指にリングをする。”という話を聞いてラズ様としたいなって思いまして・・・。」
説明しているうちにだんだんと頭を下げ、恥ずかしさを誤魔化す。
「レティのは?」
「わ、私のはここに。」
と手のひらにリングを見せる。
そのリングを手にとったラズ様はそのまま、左手の薬指にリングをはめた。
サイズは大きくクルンと、リングが回った。
「あの、魔力でサイズ調子が出来るそうです。私はまだうまくできないから、」
「それくらい簡単だよ。」
と、私と自身のリングのサイズをちょうどいいサイズに変更してくれました。
カフスも、ピアスホールをちょうどいい位置に魔法で開けられて、装着されライに貰ったピアスも同じような要領で着けられてました。
「レティ?」
お揃いのアクセサリーを付けるのは嬉しいのですが、気恥しくて顔を赤く染める。
「ふふ、かわいいね。」
と顎に手を添えられ、親指の腹で唇を撫でられると、そのまま唇が重なった。
「っ、・・・ん、・・・ん、んん。・・ま、・・・待ってください、・・んぅ」
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「・・・待てない。」
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