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第1章 王太子殿下の婚約者候補
乙女の罪。
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寮の部屋に戻ってきて、お風呂に入った後自室の机で資料を広げていた。
「マリー、今日も届いてたのかしら?」
「えぇ、お相手も懲りませんわね。」
「そうね・・・。」
机に広がれられたのは、脅迫状ともとれる手紙の数々。
私が読むと魔法で燃える仕組みになっているのだが、常にマリーと一緒にいるので、その魔法の被害に私が合うはずも無く、逆に送り主にそのまま魔法だけを送り返して、手紙を開いても燃えないように、マリーの魔法で保護し、手紙を証拠として残している。
人物の特定はしているのだけれど、相手が直接動くのを待っている状態だ。
マリーの魔力は平均よりも上で、エレノアール候爵家へ代々使えてくれている、伯爵家の令嬢で私の二才年上だ。
魔法の技量はアル兄様持込で、侍女の中で一番なのでその器用さもあり、私付になった。
創立祭の前あたりから、この手紙が届きだし学院では私物が失くなったりとしたが、特に実害が及ぶモノではないので、あまり気にはしていない。
私がただ勉強しか出来ないお姫様だと相手は思っているのだろう。
その証拠に、ライが傍に居ない時や周りに誰もいないときにそいう嫌がらせの類は起きる。
しかし、ある程度起きる頻度や時間帯、手紙の届き方や、証拠の消し方など情報が増えれば逆に私が気づくと言うことに気づいていないのだ。
幼い頃から宰相である父と、ラズ様の側近候補だったレオ兄様に知識を、王族に嫁ぐに辺り必要な処世術を母様に教え込まれて育ってきたのだ。
多少の嫌がらせなど想定済みだし、証拠が残っていると気づいていない時点で、相手の敗北は見えている。
そこで、浮かび上がってきたのは、先日ライと一緒にファーストダンスを踊っていた女子生徒。
オリビア・カウ・フォルスマイア伯爵令嬢。
ヴィー姉さまのファンと言うより、ヴィーお姉さまこそが王太子妃にふさわしいと信じている子。
ヴィー姉さまが好きな人がいる事を知っているのは、ごく限られた人たちだからそれは仕方の無いことなのだけれど、ヴィー姉様の気持ちを一切考えていない所は許せない。
こちらから動けない大きな理由は先日の創立祭でライと踊ったのが痛手だ。
ファーストダンスをライと踊ったことに対して、周りが彼女をライ婚約者候補に上げてしまったのだ。
これは私も想定外だ。やはりあの不機嫌だった状況は誰も気付かなかったようだ。
なので迂闊にこちらからは手は出せない。
仮に私が手を出したら、嫉妬からだとか、王太子妃候補のくせにとか、幼馴染だからだとか、何かと理由を付けられてしまう。
そうなれば色々とめんどくさいし、ラズ様やレオ兄様達に迷惑をかけてしまう。
だから直接彼女が私に手を出してくるのを待っているのだ。
彼女は魔力が無いことで私を見下している。まぁ、私が外では魔力無しをかなり気にしている。という風に振舞っているし、兄様達にもわざと外で私の魔力に関して話題が出た時はそのように、話すよう頼んでいる。
魔力がなくともそれ以外の部分でカバーをすればいいと思っているので、魔力がないことに関して、不便だと思うものの欠点だとは思っていない。
「動くならそろそろ、ね。」
「建国祭の前後でしょう。レティ様きちんとお守りは身に付けておいて下さいね。」
「わかってるわ。いつもありがとう。」
「私は私のできる事でレティ様を支えているだけです。」
にっこり微笑み、証拠の品をきちんと保管するとラズ様達が帰ってくるのを談話室で待つことにした。
「マリー、今日も届いてたのかしら?」
「えぇ、お相手も懲りませんわね。」
「そうね・・・。」
机に広がれられたのは、脅迫状ともとれる手紙の数々。
私が読むと魔法で燃える仕組みになっているのだが、常にマリーと一緒にいるので、その魔法の被害に私が合うはずも無く、逆に送り主にそのまま魔法だけを送り返して、手紙を開いても燃えないように、マリーの魔法で保護し、手紙を証拠として残している。
人物の特定はしているのだけれど、相手が直接動くのを待っている状態だ。
マリーの魔力は平均よりも上で、エレノアール候爵家へ代々使えてくれている、伯爵家の令嬢で私の二才年上だ。
魔法の技量はアル兄様持込で、侍女の中で一番なのでその器用さもあり、私付になった。
創立祭の前あたりから、この手紙が届きだし学院では私物が失くなったりとしたが、特に実害が及ぶモノではないので、あまり気にはしていない。
私がただ勉強しか出来ないお姫様だと相手は思っているのだろう。
その証拠に、ライが傍に居ない時や周りに誰もいないときにそいう嫌がらせの類は起きる。
しかし、ある程度起きる頻度や時間帯、手紙の届き方や、証拠の消し方など情報が増えれば逆に私が気づくと言うことに気づいていないのだ。
幼い頃から宰相である父と、ラズ様の側近候補だったレオ兄様に知識を、王族に嫁ぐに辺り必要な処世術を母様に教え込まれて育ってきたのだ。
多少の嫌がらせなど想定済みだし、証拠が残っていると気づいていない時点で、相手の敗北は見えている。
そこで、浮かび上がってきたのは、先日ライと一緒にファーストダンスを踊っていた女子生徒。
オリビア・カウ・フォルスマイア伯爵令嬢。
ヴィー姉さまのファンと言うより、ヴィーお姉さまこそが王太子妃にふさわしいと信じている子。
ヴィー姉さまが好きな人がいる事を知っているのは、ごく限られた人たちだからそれは仕方の無いことなのだけれど、ヴィー姉様の気持ちを一切考えていない所は許せない。
こちらから動けない大きな理由は先日の創立祭でライと踊ったのが痛手だ。
ファーストダンスをライと踊ったことに対して、周りが彼女をライ婚約者候補に上げてしまったのだ。
これは私も想定外だ。やはりあの不機嫌だった状況は誰も気付かなかったようだ。
なので迂闊にこちらからは手は出せない。
仮に私が手を出したら、嫉妬からだとか、王太子妃候補のくせにとか、幼馴染だからだとか、何かと理由を付けられてしまう。
そうなれば色々とめんどくさいし、ラズ様やレオ兄様達に迷惑をかけてしまう。
だから直接彼女が私に手を出してくるのを待っているのだ。
彼女は魔力が無いことで私を見下している。まぁ、私が外では魔力無しをかなり気にしている。という風に振舞っているし、兄様達にもわざと外で私の魔力に関して話題が出た時はそのように、話すよう頼んでいる。
魔力がなくともそれ以外の部分でカバーをすればいいと思っているので、魔力がないことに関して、不便だと思うものの欠点だとは思っていない。
「動くならそろそろ、ね。」
「建国祭の前後でしょう。レティ様きちんとお守りは身に付けておいて下さいね。」
「わかってるわ。いつもありがとう。」
「私は私のできる事でレティ様を支えているだけです。」
にっこり微笑み、証拠の品をきちんと保管するとラズ様達が帰ってくるのを談話室で待つことにした。
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