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最終話
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冬の訪れ前に、グウィオンの祖父に会うため、私はアレジア地区から離れることになった。
となると、いくつもやることがある。
屋敷に逗留しているグウィオンは、キッチンで夕食を作っていた。普段から自炊していたため、なんでも作れてしまうのだ。それに、収穫期後で休みたい農夫たちや女性たちの手を煩わせないよう、我が家は使用人を雇っていない。遊びに来る人々が食材を置いて行ったり、屋根の修理をしたりと色々やっていくが、ちゃんとグウィオンが食事をご馳走して、なんやかやと世話を焼いている。
来年に向けて、教わったブドウ収穫用のツルの編みかごを床に座って作りながら、私はオーブンのアップルパイの焼け具合をしゃがんで見張っているグウィオンへ話しかける。
「グウィオン様のお祖父様は、どんなものがお好きでしょう? たくさんお土産を用意しておかないといけませんね」
すると、グウィオンはオーブンの窓を少し開けて、顔を反らさず、苦々しげにこう言った。
「ああ、今度こそ鼻を明かしてやらないとな。アレジアワインだけじゃなく、最高級猪肉ハムとソーセージも叩きつけてやる!」
「お年を召していても健啖家なのですね」
「あんなに好き嫌いなくゲテモノまで食べるのは鯉か熊かおじい様くらいだ……まったく! おかげで美食探しに時間がかかる!」
プンスカするグウィオンは古びた鉄製オーブントングを握っていた。ミトンは私が焦がして炭にしてしまったからだ。
アップルパイ内のカスタードクリームが熱されて、バニラの香りがキッチンから漂ってくる。グウィオンが作るアップルパイは、二層のアップルフィリングと三層のカスタードクリームをパリッパリのパイ生地で包み込み、中はしっとり、外はサクサクなのだ。格子模様の表面は濃いきつね色で、一ピースを切り分けてお皿に盛り、採れたて脂肪分たっぷりの牛乳から作ったホイップクリームを好きなだけ乗せ、半分溶かしていただく。
こんな絶品アップルパイをグウィオンは苦もなく作り、毎日の仕事の合間に料理の下ごしらえから完成まできっちり定刻どおりに仕上げてしまうのだから、私の出る幕はないに等しい。しかし私も料理が作りたいと主張すれば、何を差し置いても手伝ってくれる。
できた人だな、と思うと同時に、プンスカとオーブントングを振り回す姿は子どもっぽい。ただ、そこが可愛いと最近は私も思えてきた。
ああ、何だったっけ、グウィオンの祖父へのお土産だ。
私は、すぐそこにいいものがあるではないか、と気付いた。
「では、グウィオン様のアップルパイを召し上がっていただくのは?」
意表を突かれたのか、グウィオンは驚き、悩み、怒り、何かをひらめき、喜ぶと表情を七色に変化させ、それから指を小気味よく鳴らした。
「それは……いや……なるほど! 悪くない! そういえば、おじい様は俺の手料理は食べさせたことがなかった! いい案だ、さすがだフィーヌ!」
「ふふ、よかった」
「よし、孫の手料理で感涙に咽び泣かせてやる! 今に見ていろ!」
勢い余って立ち上がり、やっとオーブントングをテーブルに置いたグウィオンは、何か悪戯を思いついたとばかりの顔をしている。何か企んでいる、分かりやすい。
案の定、キッチンから顔を出したグウィオンは、私へこんな提案をした。
「お前も作らないか?」
「私は、料理はまだまだ下手ですもの」
「いいんだ、孫の手料理なんだから、お前のものも含まれる。ふふふ、下手に批評すればフィーヌの悪口になると知れば、あのおじい様も迂闊に大口を叩けまい!」
やっぱりそんな下らないことを企んでいた。グウィオンの割としょうもないところである。
しかし、思いつきに喜ぶ背中を見てしまっては、私も咎められない。キッチンに取って返し、それからグウィオンはまた戻ってきた。
その手に、カスタードクリームの乗ったスプーンを持って。
「フィーヌ、カスタードクリームの残りだ。あーん」
編みかごから手が離せない私は、鳥のヒナのように口を開ける。
差し出されたカスタードクリームを、パクリ、と口の中に入れ、味わう。スプーンを引いたグウィオンは、どうだ? と自信たっぷりの顔をしているが、実にいい塩梅の甘さはグウィオンの腕と舌の確かさを証明している。
カスタードクリームを飲み込んで、私は自然と微笑んでいた。
「美味しい」
「だろう! 俺は何でも完璧にこなせてしまうらしい! はっはっはー!」
「そのすぐ調子に乗るところはお祖父様の遺伝だったりしませんか?」
「断じて違う。調子に乗ってない。うん」
今のは調子に乗ったから咎めたわけだが、怒らずに私の言い分を聞いてくれるからいいとしよう。
編みかごのツタの先を処理して、私は一つ伸びをする。朝からずっと作った編みかごが、部屋の隅に三つほど積まれていた。あれにベルトを付ければ、農夫たちはたくましい背中に編みかごを背負ってアレジアワインの原料となるブドウをせっせと収穫できるようになる。よくブドウの糖分たっぷりの汁のシミで腐って虫が湧いたり、ネズミに噛まれて穴が開いたりするし、修理するより新しく作ったほうが清潔で早いからとアレジア地区では毎年のように作っておくのだそうだ。
そのほかにも、グウィオンはまだ何かあるらしく、咳払いしてから——重々しくこう言った。
「それと、ズムウォルト子爵領はこのまま廃止して、アレジア地区として商業自治区の一種にするよう宮廷へ働きかけることにした。だから、当初の約束とは違ってお前は貴族の夫人にはなれないが、それでもいいか?」
それはおやつの前に言うような軽い話題ではない。
大体の事情は、私も承知していた。元々、グウィオンは貴族令嬢である私を迎えるために、ズムウォルト子爵家の継承権を買い取ったのだ。アレジア地区のためにもなると思ったのだろう。
しかし、ズムウォルト子爵領の内情、国際情勢、商会としてできることを総合的に勘案した結果、もはや貴族の特権の下にいれば安全ということはないと判断したのだ。このあたり、情報が速く、政治や流行に敏感な商人としてのグウィオンの才覚がものを言ったのだろう。
その話を直接されたことはないが、私もグウィオンの仕事を手伝っているのだ。そのくらい、耳に入っている。だから、別段驚きも何もなく、私はすんなり受け入れた。
「ええ、まったくかまいませんわ。子爵領のままでここの人々が守れるならともかく、余計に税をかけたり、他の貴族にちょっかいを出される理由になるくらいなら、そんなものは必要ありません」
私の快諾に、グウィオンは私の前へ座り込むと同時に、胸を撫で下ろしたようだった。
「そうか! その代わりと言ってはなんだが、何でもほしいものは買ってやるぞ! 何がほしい? それとも旅行に行くか?」
微笑ましいほどはしゃぐグウィオンへ、私は本音ついでに落ち着かせる。
「すぐには思いつきませんから、まずは結婚式を挙げてからにしましょう」
「そうだな! お前がそう言うのなら……でも甘やかしたいからわがままは言ってほしい」
グウィオンも本音がダダ漏れだ。
なら、私はこれを『選ぶ』。
「でしたら、アップルパイと一緒に、紅茶をいただきましょう。きっと合いますよ」
(了)
となると、いくつもやることがある。
屋敷に逗留しているグウィオンは、キッチンで夕食を作っていた。普段から自炊していたため、なんでも作れてしまうのだ。それに、収穫期後で休みたい農夫たちや女性たちの手を煩わせないよう、我が家は使用人を雇っていない。遊びに来る人々が食材を置いて行ったり、屋根の修理をしたりと色々やっていくが、ちゃんとグウィオンが食事をご馳走して、なんやかやと世話を焼いている。
来年に向けて、教わったブドウ収穫用のツルの編みかごを床に座って作りながら、私はオーブンのアップルパイの焼け具合をしゃがんで見張っているグウィオンへ話しかける。
「グウィオン様のお祖父様は、どんなものがお好きでしょう? たくさんお土産を用意しておかないといけませんね」
すると、グウィオンはオーブンの窓を少し開けて、顔を反らさず、苦々しげにこう言った。
「ああ、今度こそ鼻を明かしてやらないとな。アレジアワインだけじゃなく、最高級猪肉ハムとソーセージも叩きつけてやる!」
「お年を召していても健啖家なのですね」
「あんなに好き嫌いなくゲテモノまで食べるのは鯉か熊かおじい様くらいだ……まったく! おかげで美食探しに時間がかかる!」
プンスカするグウィオンは古びた鉄製オーブントングを握っていた。ミトンは私が焦がして炭にしてしまったからだ。
アップルパイ内のカスタードクリームが熱されて、バニラの香りがキッチンから漂ってくる。グウィオンが作るアップルパイは、二層のアップルフィリングと三層のカスタードクリームをパリッパリのパイ生地で包み込み、中はしっとり、外はサクサクなのだ。格子模様の表面は濃いきつね色で、一ピースを切り分けてお皿に盛り、採れたて脂肪分たっぷりの牛乳から作ったホイップクリームを好きなだけ乗せ、半分溶かしていただく。
こんな絶品アップルパイをグウィオンは苦もなく作り、毎日の仕事の合間に料理の下ごしらえから完成まできっちり定刻どおりに仕上げてしまうのだから、私の出る幕はないに等しい。しかし私も料理が作りたいと主張すれば、何を差し置いても手伝ってくれる。
できた人だな、と思うと同時に、プンスカとオーブントングを振り回す姿は子どもっぽい。ただ、そこが可愛いと最近は私も思えてきた。
ああ、何だったっけ、グウィオンの祖父へのお土産だ。
私は、すぐそこにいいものがあるではないか、と気付いた。
「では、グウィオン様のアップルパイを召し上がっていただくのは?」
意表を突かれたのか、グウィオンは驚き、悩み、怒り、何かをひらめき、喜ぶと表情を七色に変化させ、それから指を小気味よく鳴らした。
「それは……いや……なるほど! 悪くない! そういえば、おじい様は俺の手料理は食べさせたことがなかった! いい案だ、さすがだフィーヌ!」
「ふふ、よかった」
「よし、孫の手料理で感涙に咽び泣かせてやる! 今に見ていろ!」
勢い余って立ち上がり、やっとオーブントングをテーブルに置いたグウィオンは、何か悪戯を思いついたとばかりの顔をしている。何か企んでいる、分かりやすい。
案の定、キッチンから顔を出したグウィオンは、私へこんな提案をした。
「お前も作らないか?」
「私は、料理はまだまだ下手ですもの」
「いいんだ、孫の手料理なんだから、お前のものも含まれる。ふふふ、下手に批評すればフィーヌの悪口になると知れば、あのおじい様も迂闊に大口を叩けまい!」
やっぱりそんな下らないことを企んでいた。グウィオンの割としょうもないところである。
しかし、思いつきに喜ぶ背中を見てしまっては、私も咎められない。キッチンに取って返し、それからグウィオンはまた戻ってきた。
その手に、カスタードクリームの乗ったスプーンを持って。
「フィーヌ、カスタードクリームの残りだ。あーん」
編みかごから手が離せない私は、鳥のヒナのように口を開ける。
差し出されたカスタードクリームを、パクリ、と口の中に入れ、味わう。スプーンを引いたグウィオンは、どうだ? と自信たっぷりの顔をしているが、実にいい塩梅の甘さはグウィオンの腕と舌の確かさを証明している。
カスタードクリームを飲み込んで、私は自然と微笑んでいた。
「美味しい」
「だろう! 俺は何でも完璧にこなせてしまうらしい! はっはっはー!」
「そのすぐ調子に乗るところはお祖父様の遺伝だったりしませんか?」
「断じて違う。調子に乗ってない。うん」
今のは調子に乗ったから咎めたわけだが、怒らずに私の言い分を聞いてくれるからいいとしよう。
編みかごのツタの先を処理して、私は一つ伸びをする。朝からずっと作った編みかごが、部屋の隅に三つほど積まれていた。あれにベルトを付ければ、農夫たちはたくましい背中に編みかごを背負ってアレジアワインの原料となるブドウをせっせと収穫できるようになる。よくブドウの糖分たっぷりの汁のシミで腐って虫が湧いたり、ネズミに噛まれて穴が開いたりするし、修理するより新しく作ったほうが清潔で早いからとアレジア地区では毎年のように作っておくのだそうだ。
そのほかにも、グウィオンはまだ何かあるらしく、咳払いしてから——重々しくこう言った。
「それと、ズムウォルト子爵領はこのまま廃止して、アレジア地区として商業自治区の一種にするよう宮廷へ働きかけることにした。だから、当初の約束とは違ってお前は貴族の夫人にはなれないが、それでもいいか?」
それはおやつの前に言うような軽い話題ではない。
大体の事情は、私も承知していた。元々、グウィオンは貴族令嬢である私を迎えるために、ズムウォルト子爵家の継承権を買い取ったのだ。アレジア地区のためにもなると思ったのだろう。
しかし、ズムウォルト子爵領の内情、国際情勢、商会としてできることを総合的に勘案した結果、もはや貴族の特権の下にいれば安全ということはないと判断したのだ。このあたり、情報が速く、政治や流行に敏感な商人としてのグウィオンの才覚がものを言ったのだろう。
その話を直接されたことはないが、私もグウィオンの仕事を手伝っているのだ。そのくらい、耳に入っている。だから、別段驚きも何もなく、私はすんなり受け入れた。
「ええ、まったくかまいませんわ。子爵領のままでここの人々が守れるならともかく、余計に税をかけたり、他の貴族にちょっかいを出される理由になるくらいなら、そんなものは必要ありません」
私の快諾に、グウィオンは私の前へ座り込むと同時に、胸を撫で下ろしたようだった。
「そうか! その代わりと言ってはなんだが、何でもほしいものは買ってやるぞ! 何がほしい? それとも旅行に行くか?」
微笑ましいほどはしゃぐグウィオンへ、私は本音ついでに落ち着かせる。
「すぐには思いつきませんから、まずは結婚式を挙げてからにしましょう」
「そうだな! お前がそう言うのなら……でも甘やかしたいからわがままは言ってほしい」
グウィオンも本音がダダ漏れだ。
なら、私はこれを『選ぶ』。
「でしたら、アップルパイと一緒に、紅茶をいただきましょう。きっと合いますよ」
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両親と姉とその周囲のザマァなサイドストーリーも見たい!