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第2章 星食い
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地球と呼ばれる惑星。
そこには何十億人という人口が住んでいる。
国は日本、中国、アメリカ、ロシア、イギリス、イタリアと多岐に渡る。
地球は文明が発達し銃や爆弾を発明した。
銃は玩具のように動かし、人を殺す事が出来る。
爆弾は核爆弾などがあり一瞬で人を消滅させる。
だが地球人には話し合うという知識があった。
話し合いの結果、条約を作り、戦争をしないようにと盟約を結んだが守らない国もあったりした。
そんな地球には抱えるべき問題がある。
それは星食いというもの、地球は随時生きているように宇宙空間を動いている。
不思議な磁場により太陽光などの調節がなされている。
星食いが別の星を食う時、地球はとてつもない地震に見舞われる。
黒塗りの防護車に乗りながら田中総理は思案していた。
「隣の席には1人の初老が座っている」
「山吹会長おらっしゃったので」
「ふむ、田中君、星食いが次に選んだのは見たこともない惑星、これまで発見も出来なかった。そこには恐らく見たこともない資源があるだろう」
「なんだって」
「星食いが到達する前に、宇宙船で侵攻し侵略をする事を進言する。どうせ宇宙人だろうし、いないかもしれない」
「それは山吹会長、人道に反するという物ではないのですか」
「今、地球は資源の枯渇だ。石炭から石油等、燃やし続ければ謎のバリアが破壊され、星食い移動の時に地球は燃え続けるぞ太陽の光でな」
「そうなんですけど、星の旅団が邪魔をするのです、彼等は超能力集団で」
「なら、こちらは警察と自衛隊を動員すればよかろう、射殺もやむなし、街中だろうと気にするな」
「会長どうしてあなたは、あなたは突然この世界にやって来たと聞きました」
「そうじゃ、わしは元々異世界、別な惑星出身じゃ」
「ならなぜ」
「そこはファンタジア、剣と魔法の国、天啓が存在し、わしは天啓に目覚めず奴隷となった。だから復讐してやるのじゃ、まずは民の生活を考えんとながっはっはっは」
山吹会長は悲しそうに俯きながら、黒い防護車に乗った。
車の窓から見えるビルというビルの建物の光景を見ていると、いつか子供の頃住んでいた田舎が懐かしくなる。
「今日はいい天気ですね、夜空が綺麗というか」
初老の運転手がそう告げてくれた。
その車は田中総理と山吹会長を乗せて、本堂議事堂へと向かっていたのであった。
★★★★★★
三澤は小学生の頃から引き籠りであった。
三澤には見えないものが見えた。人の周りに輝く光のような物。
時には幽霊のようなこの世界では存在しない生き物。
幽霊ではないと思ったのは自分が偏屈だから。
幽霊だと言ったら三澤は精神科病棟に入院させられそうになると理解していた。
三澤には相談相手が19人いた。
頭の中に存在しており、相談する事が出来たり、力を貸してもらったり。
多重人格なんて言われたけど。
記憶は共有してるし、力を貸してくれると別人のような力を発揮するのはある種のスーパーヒーローの1つだと思って三澤は自分を誇りに思っている。
中学生の頃も引き籠りで、高校生の頃も引き籠り。
一人ぼっちなんて怖くない。
そんな事を思っていた。
20歳になる頃になると深夜に徘徊して、色々な光の生命を見てスケッチするようになった。
その枚数は2万枚を超えるようになった。
家族はそれでも生活を援助してくれる。
父親は優しく道理的だ。
母親は感情豊かで怒りやすい。
弟は冷静沈着だ。
妹はおてんば娘。
でも家族の中に三澤の居場所は存在しない。
「おい、兄ちゃん、金あんだろ」
真夜中の路地裏、不思議な光の馬を見つけたのでスケッチしていた。
胸倉をつかまれ、ゆすられる。
「ちょっと待ってください、今お金取り出すので」
「おうおう、分かりやすくていいじゃねーか兄ちゃん、おめーらも貰えるぞ」
合計3名。
「お、お前、小学校のひきこもりのサッカー選手目指してた三澤じゃねーか」
「ぎゃははははは、サッカー選手にはなれたのかよ」
「こいつサッカーボール蹴ってたら、突然川に飛び込んで、女の子が溺れてるって」
「で、誰もいなかったんだぜ」
「馬鹿だろ」
「ぎゃははははあはっははあ」
三澤はいつも心を静かに留めている。
それはなぜか、人を殺したいからだ。
自分を理解しない人間を殺したいからだ。
そして自分を理解したふりになる人間を皆殺しにしたいからだ。
【なぁ、三澤、デッドとして物申す、もう良いんじゃねーか?】
【ブラッドリーとしても発言する。もういいぞ、お前はがんばった】
【サイエンスターとして言うけど、人殺したらゲームできなくなるよ、でも人を殺すゲームならしたいかも】
【ダディとして言うが、この勉学の知識を生かせ】
【ジョイドとして言う、人生を楽しめ楽しくないなんてありえない】
【レオとして言う、人生とはプラモデルだ。組み立てるように部位破壊だぜ】
【バムバムとして言うが、これでぇ、人肉食えるんじゃねーか】
【イーターとして言う、お腹が空いた時、デリシャスな料理を頼む】
【メロム兄さんとして言う、三澤お前はがんばった】
【メロカ姉さんとして言うわよ、美しく殺しなさい】
【カレメオンとして言う、お前は何にでもなれる】
【クライミーとして言う、悲しかったら泣け、それが俺たちだ】
【ウィンターとして言う、執筆やスケッチをもっと楽しむために】
【コミュニティーとして言う、会話で人を自殺に追い込める力、使う時ぞ】
【ガンドとして言う、読書忘れるな殺しのヒントある】
【グラントとして言うわしゃー老後が心配じゃ】
【プランとして言う、最高な計画は最高な人生だ】
【レオニールとして言う、体を鍛えろ、最近のお前は鍛えそこなっているぞ】
【ミザワとして言う、いじめられっこの俺はもういない】
「だから、三澤、もうやっちまえ」
「何をやっちまうんだよ、三澤くーん?」
「デッドモード移行【殺し屋】」
「あが、ぐが、あががががが」
3人の男のうちの1人、大柄な男性の腕をつかむ。
「強い力は必用ない、骨と骨の隙間に指を入れ、その隙間に軽い力を入れるだけで、関節が外れる。もっと力を入れると、骨が砕ける。治療する事は不可能、ずっと障がいを抱えて生きていく」
「あががががあ、た、助けてくれ」
「こ、この」
2人目が殴りかかる。
「人を殴る時は基本顔面だが、顎がいいとされる。脳を揺らす事が出来るからだ。だが、そんなに遅ければ、素人まるだし、まあ俺の体もなまっちょろいものだが、テクニックがあれば無難、お前らが相手してるのは殺し屋だという事を忘れるな」
バキンと音が鳴り響き、1人目の腕の骨が粉砕される。
2人目の拳が三澤の顔面を捕らえるも、三澤は額から受け止める。
「君程度のパンチなら額で受け流す事が可能だ。さて、3人目の君は鉄の棒で俺を殺そうとしているね、良い判断だ、かかってきなさい」
「こ、こいつ本当に三澤かよ」
鉄の棒を振り落とす。
それをステップを刻むように三澤は避ける。
「それではダメです。地面に鉄の棒がぶつかると、あなた程度の筋力では弾き飛ばされる。では3人とも丸腰と言う事で、人生を終わらせましょうか」
「「「は???」」」
次の瞬間、三澤ではなくデッドそのものが動き出した。
まるで散歩するように歩き、腕の骨を砕かれてもがき苦しんでうずくまっている男の頭に踵落としを落とす。頭の後ろ首の部分。
一瞬で首の骨が折れ、ゴムのように頭がだらんとなる。
「ひ、ひえええええ、殺しやがったああああ」
「う、うそだろ」
デッドはにこりと2人目を見つめると。
ゆっくりと朝刊でも取りに行くように歩き出す。
とことこと歩き、相手は意味不明な顔でこちらを見ている。
一瞬、人差し指と中指で右目と左目を潰す。
「ぎやああああ」
「知っていますか、目の奥には脳がありますよね、でも骨もあります。突き破るのは難しいですねーではどうするか、強く突っ込むだけです」
2人目も動かなくなる。
3人目は腰を抜かして地面で転がっている。
地面には濡れた痕跡があり、小便を漏らしたようだ。
「た、頼む、助けてくれ、虐めた事は悪かったから」
「それは俺に言う事ではありません、三澤君に行ってあげてください、厳密にはミザワ君が肩代わりしたんですがね」
「だから、お前に言ってるだろ」
「うーん、厳密には俺は三澤ではなくデッドですから」
「た、多重人格者、噂は本当だったのか」
「いえ、多重人格ではありません、仲間ですから皆、そうだ君は鉄の棒を使っていましたねー」
三澤は鉄の棒を拾うと。
「棒はですね、こう使うといいですよ」
鉄の棒の扱い方、くるくると高速で回転させながら、まるで曲芸師のように動き、滑らかに一突き。
脇腹、アバラの骨の隙間をぬって、適格に心臓を突き破る。
「はぁ、面白かったですねー戦場に戻ったという感じです。所で君達は俺に何か用ですかね?」
そこには2人の人間がいた。
2人は会釈すると、膝をついて、忠誠の証を示した。
「我らが王、お待ちしておりました」
「我らが王様」
「ああ、そうでしたね、三澤君変わりますよ」
「すみません、殺したくはなかったのですが、君達は俺が作ったホームページの星の旅団のメンバーの2人ですね、赤鬼と青鬼」
「はい」
「はい」
「俺は色々な光の生き物を見れます。ですから、別の惑星の生き物も見て見たい。俺の変な力でそれと繋がっているのは感じている。だから地球人が他の惑星の資源を求める為の略奪は許せない。星の旅団はその為の組織です。まぁ基本は悪い奴等懲らしめるがもっとーですからね、赤鬼君、青鬼君、おめでとう、君達が最初に俺を見つけた。俺は見つかったら動くと決めている」
「はい」
「はい」
「どうせ、あの監視カメラで全て記録されているでしょうし、始めますか、テロリストを」
「御意」
「御意」
「さぁ、皆で悪者ミナゴロシダ―」
三澤という本体がいて、19人のチート能力を持つ内在型解離性の力を持つ男。
そこに赤鬼と青鬼と呼ばれる仲間が加わり。
地球と呼ばれる惑星。
日本と呼ばれる土地で、戦争が始まろうとしていた。
そこには何十億人という人口が住んでいる。
国は日本、中国、アメリカ、ロシア、イギリス、イタリアと多岐に渡る。
地球は文明が発達し銃や爆弾を発明した。
銃は玩具のように動かし、人を殺す事が出来る。
爆弾は核爆弾などがあり一瞬で人を消滅させる。
だが地球人には話し合うという知識があった。
話し合いの結果、条約を作り、戦争をしないようにと盟約を結んだが守らない国もあったりした。
そんな地球には抱えるべき問題がある。
それは星食いというもの、地球は随時生きているように宇宙空間を動いている。
不思議な磁場により太陽光などの調節がなされている。
星食いが別の星を食う時、地球はとてつもない地震に見舞われる。
黒塗りの防護車に乗りながら田中総理は思案していた。
「隣の席には1人の初老が座っている」
「山吹会長おらっしゃったので」
「ふむ、田中君、星食いが次に選んだのは見たこともない惑星、これまで発見も出来なかった。そこには恐らく見たこともない資源があるだろう」
「なんだって」
「星食いが到達する前に、宇宙船で侵攻し侵略をする事を進言する。どうせ宇宙人だろうし、いないかもしれない」
「それは山吹会長、人道に反するという物ではないのですか」
「今、地球は資源の枯渇だ。石炭から石油等、燃やし続ければ謎のバリアが破壊され、星食い移動の時に地球は燃え続けるぞ太陽の光でな」
「そうなんですけど、星の旅団が邪魔をするのです、彼等は超能力集団で」
「なら、こちらは警察と自衛隊を動員すればよかろう、射殺もやむなし、街中だろうと気にするな」
「会長どうしてあなたは、あなたは突然この世界にやって来たと聞きました」
「そうじゃ、わしは元々異世界、別な惑星出身じゃ」
「ならなぜ」
「そこはファンタジア、剣と魔法の国、天啓が存在し、わしは天啓に目覚めず奴隷となった。だから復讐してやるのじゃ、まずは民の生活を考えんとながっはっはっは」
山吹会長は悲しそうに俯きながら、黒い防護車に乗った。
車の窓から見えるビルというビルの建物の光景を見ていると、いつか子供の頃住んでいた田舎が懐かしくなる。
「今日はいい天気ですね、夜空が綺麗というか」
初老の運転手がそう告げてくれた。
その車は田中総理と山吹会長を乗せて、本堂議事堂へと向かっていたのであった。
★★★★★★
三澤は小学生の頃から引き籠りであった。
三澤には見えないものが見えた。人の周りに輝く光のような物。
時には幽霊のようなこの世界では存在しない生き物。
幽霊ではないと思ったのは自分が偏屈だから。
幽霊だと言ったら三澤は精神科病棟に入院させられそうになると理解していた。
三澤には相談相手が19人いた。
頭の中に存在しており、相談する事が出来たり、力を貸してもらったり。
多重人格なんて言われたけど。
記憶は共有してるし、力を貸してくれると別人のような力を発揮するのはある種のスーパーヒーローの1つだと思って三澤は自分を誇りに思っている。
中学生の頃も引き籠りで、高校生の頃も引き籠り。
一人ぼっちなんて怖くない。
そんな事を思っていた。
20歳になる頃になると深夜に徘徊して、色々な光の生命を見てスケッチするようになった。
その枚数は2万枚を超えるようになった。
家族はそれでも生活を援助してくれる。
父親は優しく道理的だ。
母親は感情豊かで怒りやすい。
弟は冷静沈着だ。
妹はおてんば娘。
でも家族の中に三澤の居場所は存在しない。
「おい、兄ちゃん、金あんだろ」
真夜中の路地裏、不思議な光の馬を見つけたのでスケッチしていた。
胸倉をつかまれ、ゆすられる。
「ちょっと待ってください、今お金取り出すので」
「おうおう、分かりやすくていいじゃねーか兄ちゃん、おめーらも貰えるぞ」
合計3名。
「お、お前、小学校のひきこもりのサッカー選手目指してた三澤じゃねーか」
「ぎゃははははは、サッカー選手にはなれたのかよ」
「こいつサッカーボール蹴ってたら、突然川に飛び込んで、女の子が溺れてるって」
「で、誰もいなかったんだぜ」
「馬鹿だろ」
「ぎゃははははあはっははあ」
三澤はいつも心を静かに留めている。
それはなぜか、人を殺したいからだ。
自分を理解しない人間を殺したいからだ。
そして自分を理解したふりになる人間を皆殺しにしたいからだ。
【なぁ、三澤、デッドとして物申す、もう良いんじゃねーか?】
【ブラッドリーとしても発言する。もういいぞ、お前はがんばった】
【サイエンスターとして言うけど、人殺したらゲームできなくなるよ、でも人を殺すゲームならしたいかも】
【ダディとして言うが、この勉学の知識を生かせ】
【ジョイドとして言う、人生を楽しめ楽しくないなんてありえない】
【レオとして言う、人生とはプラモデルだ。組み立てるように部位破壊だぜ】
【バムバムとして言うが、これでぇ、人肉食えるんじゃねーか】
【イーターとして言う、お腹が空いた時、デリシャスな料理を頼む】
【メロム兄さんとして言う、三澤お前はがんばった】
【メロカ姉さんとして言うわよ、美しく殺しなさい】
【カレメオンとして言う、お前は何にでもなれる】
【クライミーとして言う、悲しかったら泣け、それが俺たちだ】
【ウィンターとして言う、執筆やスケッチをもっと楽しむために】
【コミュニティーとして言う、会話で人を自殺に追い込める力、使う時ぞ】
【ガンドとして言う、読書忘れるな殺しのヒントある】
【グラントとして言うわしゃー老後が心配じゃ】
【プランとして言う、最高な計画は最高な人生だ】
【レオニールとして言う、体を鍛えろ、最近のお前は鍛えそこなっているぞ】
【ミザワとして言う、いじめられっこの俺はもういない】
「だから、三澤、もうやっちまえ」
「何をやっちまうんだよ、三澤くーん?」
「デッドモード移行【殺し屋】」
「あが、ぐが、あががががが」
3人の男のうちの1人、大柄な男性の腕をつかむ。
「強い力は必用ない、骨と骨の隙間に指を入れ、その隙間に軽い力を入れるだけで、関節が外れる。もっと力を入れると、骨が砕ける。治療する事は不可能、ずっと障がいを抱えて生きていく」
「あががががあ、た、助けてくれ」
「こ、この」
2人目が殴りかかる。
「人を殴る時は基本顔面だが、顎がいいとされる。脳を揺らす事が出来るからだ。だが、そんなに遅ければ、素人まるだし、まあ俺の体もなまっちょろいものだが、テクニックがあれば無難、お前らが相手してるのは殺し屋だという事を忘れるな」
バキンと音が鳴り響き、1人目の腕の骨が粉砕される。
2人目の拳が三澤の顔面を捕らえるも、三澤は額から受け止める。
「君程度のパンチなら額で受け流す事が可能だ。さて、3人目の君は鉄の棒で俺を殺そうとしているね、良い判断だ、かかってきなさい」
「こ、こいつ本当に三澤かよ」
鉄の棒を振り落とす。
それをステップを刻むように三澤は避ける。
「それではダメです。地面に鉄の棒がぶつかると、あなた程度の筋力では弾き飛ばされる。では3人とも丸腰と言う事で、人生を終わらせましょうか」
「「「は???」」」
次の瞬間、三澤ではなくデッドそのものが動き出した。
まるで散歩するように歩き、腕の骨を砕かれてもがき苦しんでうずくまっている男の頭に踵落としを落とす。頭の後ろ首の部分。
一瞬で首の骨が折れ、ゴムのように頭がだらんとなる。
「ひ、ひえええええ、殺しやがったああああ」
「う、うそだろ」
デッドはにこりと2人目を見つめると。
ゆっくりと朝刊でも取りに行くように歩き出す。
とことこと歩き、相手は意味不明な顔でこちらを見ている。
一瞬、人差し指と中指で右目と左目を潰す。
「ぎやああああ」
「知っていますか、目の奥には脳がありますよね、でも骨もあります。突き破るのは難しいですねーではどうするか、強く突っ込むだけです」
2人目も動かなくなる。
3人目は腰を抜かして地面で転がっている。
地面には濡れた痕跡があり、小便を漏らしたようだ。
「た、頼む、助けてくれ、虐めた事は悪かったから」
「それは俺に言う事ではありません、三澤君に行ってあげてください、厳密にはミザワ君が肩代わりしたんですがね」
「だから、お前に言ってるだろ」
「うーん、厳密には俺は三澤ではなくデッドですから」
「た、多重人格者、噂は本当だったのか」
「いえ、多重人格ではありません、仲間ですから皆、そうだ君は鉄の棒を使っていましたねー」
三澤は鉄の棒を拾うと。
「棒はですね、こう使うといいですよ」
鉄の棒の扱い方、くるくると高速で回転させながら、まるで曲芸師のように動き、滑らかに一突き。
脇腹、アバラの骨の隙間をぬって、適格に心臓を突き破る。
「はぁ、面白かったですねー戦場に戻ったという感じです。所で君達は俺に何か用ですかね?」
そこには2人の人間がいた。
2人は会釈すると、膝をついて、忠誠の証を示した。
「我らが王、お待ちしておりました」
「我らが王様」
「ああ、そうでしたね、三澤君変わりますよ」
「すみません、殺したくはなかったのですが、君達は俺が作ったホームページの星の旅団のメンバーの2人ですね、赤鬼と青鬼」
「はい」
「はい」
「俺は色々な光の生き物を見れます。ですから、別の惑星の生き物も見て見たい。俺の変な力でそれと繋がっているのは感じている。だから地球人が他の惑星の資源を求める為の略奪は許せない。星の旅団はその為の組織です。まぁ基本は悪い奴等懲らしめるがもっとーですからね、赤鬼君、青鬼君、おめでとう、君達が最初に俺を見つけた。俺は見つかったら動くと決めている」
「はい」
「はい」
「どうせ、あの監視カメラで全て記録されているでしょうし、始めますか、テロリストを」
「御意」
「御意」
「さぁ、皆で悪者ミナゴロシダ―」
三澤という本体がいて、19人のチート能力を持つ内在型解離性の力を持つ男。
そこに赤鬼と青鬼と呼ばれる仲間が加わり。
地球と呼ばれる惑星。
日本と呼ばれる土地で、戦争が始まろうとしていた。
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