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邂逅
四話
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次郎「まぁそんなわけで遊びに行くことになったんだけど、この場合は監視で付いてくる感じ?」
別にカッさんについてこられるのは構わないのだけど、同級生達との遠出に
保護者がついて来るのはどうにも
恥ずかしいし、ばつが悪い。
樫「ん~結構仕事が詰まってるんですよね~、次郎君の監視も仕事ですけど・・
友人と遊びに行くだけなら草フォンを
持っていってくれればGPSも
付いていますし問題ないかと・・
一応念押ししますが逃げないで下さいね?面倒なんで。」
そんな事をするタイプじゃないのは
性格的特性からわかっていますけどね
そもそもそういう人間を選んで施設外に
出しているわけですし・・・
次郎「俺はそんなタイプの人間じゃないよ・・知ってるでしょ?」
樫「一応仕事柄釘は刺さなきゃいけないですから・・怪我だけには気を付けて下さいよ?身体が大きくなっても
まだ子供なんですから何かあったら
草フォンで呼んで下さい。」
次郎「うぃ~」
イラっ
樫「心配になる返事ですけど、
まぁよしとしましょう。明日も早いですし、もう寝ますか・・・
それとも人間の映画でも観ますか?」
次郎「ん~散々観たやつだろ?
人間が絶滅寸前になってから新作なんて出てないんだから・・・
ていうか、植物達で映画を撮ったりすればいいのにって思うけどね。」
樫「まぁ植物が人間の代わりに地球上に台頭してきてからそこまで時間が経ってるわけでもないですし、細かい娯楽に
までまだ手を伸ばせていない感じはありますね。
ここまでの急激な発展は過去の人間達が残してきた物があったからこそと言えますね。」
世界を支配していた時代の人間じゃないからイマイチぴんとこないが、現存する
様々な現代機器のほとんどは人間達が
使っていた物を模しているか、流用していると聞く。
それ故より良い生活の為に人間は研究の対象になっているとも言える。
次郎「今日の所は本でも読みながら寝るよ。おやすみ。」
樫「そうですね、おやすみなさい。」
さて、今日の日誌でも書きますか。
まぁ次郎くんに特別な心理的変化などが
見られない限りは退屈なだけの日誌ですが・・・
週末
樫「お~い次郎君、起きて下さい!みんなと待ち合わせがあるんじゃないですか??」
次郎「ん~あぁ?
あっやっべ!まじで遅刻しそうじゃん!」
樫「おにぎりだけ作ったんで持ってって下さい。行きながら食べれば間に合うと思いますよ。」
次郎「送ってってくれないの~?」
樫「やですよ。仕事ありますし。
基本的な身の回りの事はやってあげますが執事ではないんですよ。」
次郎「そりゃまぁそうだけどさぁ。
しょうがね~なぁそんじゃ行ってきま~す!」
樫「行ってらっしゃい~」
あぁやばい間に合うかギリギリの所だなぁ
はっはっ・・・
ザッザッザ
次郎「悪い・・待たせたか?」
シマトネ「おせーよ次郎!やっぱ俺が起こしに行った方が良かったか?10分遅刻だぜ!」
椿「おはよーそんな走って急がなくても良かったのに、私らも今来た所だよ!シマトネは1時間前には着いてたみたいだけど、まじ活動時間ガキかよ」
シマトネ「うっせぇなぁ、俺は時間を守る男なんだよ」
次郎「1時間前に到着は引くわ・・」
フェイ「私をほんの少しでも待たせるなんて全く貴方は不遜な男ね、私と遊ぶなら2時間前には現地に着いて半径50m以内を掃き掃除するくらいのことはしなさい。」
次郎「えぇ・・」
まじでメンツのアクがつぇよ
シマトネ「次郎こいつは気にすんな、おじさんは来なかったのか?」
次郎「なんか仕事があるらしいから」
シマトネ「そうなんか」
まぁあんまり年上の人が居てもなんだか
気を遣っちゃいそうだし良かったかもな
フェイ「さぁ時間が勿体ないから行きますわよ。ほら案内!先導なさい。」
シマトネ「もうちっと可愛げのある言い方出来ないもんかね。」
椿「そうだね、ここからかなり歩くんでしょ?」
バサァ
シマトネ「あぁ、俺も行くのは初めてなんだけど地図によると街を出てもっと北の外れらしい。
歩くとかなりキツイからすぐそこで
電動キックボードを借りて行こう。」
次郎「そんなの乗ったことないけど、
どうやって乗るんだ?」
椿「めっちゃ簡単だよ!私が教えてあげる。意外とスピード出るから気を付けてね!」
フェイ「まさかこの私がこんな庶民的な乗り物に乗る事になるなんて・・
ケガでもしたら訴えますわ!」
シマトネ「お前運動神経は異常に良いんだから平気だろ?
どっちにしろそんなスピードだして行かねーよ。」
スィー・・・ス・・スィー
次郎「えっこれめっちゃ楽しいんだけど」
椿「でっしょ~!見て!こんなのも出来るよ!・・・・わぁ‼︎」
ガッシャァァァァア
シマトネ「あ~あ言わんこっちゃない」
次郎「だ、大丈夫か?怪我ないか?」
椿「イテテテテ、失敗しちゃった~
怪我はないみたい!」
フェイ「椿さんはホントお転婆ね」
シマトネ「怪我はないみたいだし行くか。次郎あんな感じで調子に乗ると怪我するから安全運転で行くぞ~」
椿「もぉぉうっさいわね。もうやんないわよ。」
スゥぃぃぃぃぃぃ・・スゥィィィィイ
次郎「だいぶ遠くまで来たなぁ~
景色もすげぇ良いし・・・・
ところでさ前から疑問に思っていた事なんだけど、こういった山の方へ来ると普通に林や森があるじゃん?彼等は動いたり、喋ったり出来ないのか?動ける木と昔からの形を保ったままの木には何か違いがあるのか?」
椿「諸説あるからなんとも言えないのよね、結局よくわかっていないって話なんだけど、
言い伝えの歴史では私達の祖先の進化にはかなり不明瞭な点が多くて、
ひいひいおばあちゃんくらいの世代までは空から羽の付いた蛇?だか蝉だかが降りてきてどうのこうのっていうのが始まりでそれを神様として
奉っていて、
一神教的な考えがあったみたい。
現代では地域差でそのまま形状維持した
方が生存に有利だと判断した植物は
そのままって説もあって
科学的に歴史を遡る試みをしているみたいだけど・・」
シマトネ「あ~俺もそれはなんか聞いたことある昔話だなぁ。
更に昔の人間時代だとこの辺の地域では全ての物に神様が宿っているっていう考え方もあったらしい。まぁ時代と共に考え方は変わるけど。
実際なんで同じ木なのにこんなに差があるんだろうなぁ。
山陰の奥の方なんかだとたまに不思議な入り口みたいなのがあるんだよな・・
あれは人間時代の名残らしいけどなんていったっけ。」
フェイ「それは多分鳥居と呼ばれるやつね。昔聞いた記憶があるわ。」
次郎「へぇ~でも結局あまりわかってない事だらけってことか。」
椿「その辺の事は先生の方がよく知っているかもね、あの人お酒と歴史が趣味らしいから」
次郎「あぁこの前も飲み過ぎてたもんな。
お酒ってどんな感じなんだろう。
大人になるまで施設の外にいるわけでもないだろうし、一生縁はないだろうけどな。
歴史も趣味なのは意外だけど。」
フェイ「一つわかることは私達みたいな喋れる木は種類は多いけど全ての木というわけではなく限定的で、この辺は進化論でいうならばどこかのタイミングで細かな進化の分岐があったか昔からの言い伝えなら創造論になるけど創造主がいたかね」
なんだか突拍子もない話になってきたなぁ
現実味がないからほんとにお伽噺みたいに聞こえてきた。
シマトネ「俺達の世代からしたら本当に古い伝承的なものだからまゆつばもんだよ」
フェイ「でも実際種の起源が不明瞭だっていうんだからあってもおかしくない話だわ」
椿「自分達の事なのにまだわかっていない部分が多いなんて変な話だよね!
ていうかフェイちゃんて普段リアリストな割にその辺結構ファンシーよね」
カァァァ
フェイ「そ、そうかしら。そんなことはないと思いますわ。」
不意に思った疑問を投げかけてみたらずいぶん小難しい話になってしまったな・・
だけどずっと施設に居た身としてはこういった話も地域に根付いた歴史を知れて悪くないのかもしれない
スー・・・ス・スゥィィィィイ
次郎「ふぅ、やっと山の麓に着いたな。今日は別に山登りをするわけじゃないんだろ?」
シマトネ「一応予定ではこの山の麓付近で綺麗な川が流れている所があるらしいからそこで遊ぼうかと思ってるんだけど・・特に標識とか看板はなさそうだなぁ」
椿「えぇ歩くのぉ、もう疲れちゃったよ~」
フェイ「そうよ、どこかで一回休憩しましょう。全く事前に下調べぐらいしてきてほしいものだわ。」
シマトネ「はいはい悪ぅございます。あっちの方道っぽくないか?」
次郎「んんんん?・・・
若干獣道っぽいけど・・行ってみるか」
椿「はぁ~しょうがないなぁ」
ザッザッザ・・・ザッザッザ
次郎「随分歩いたんじゃないか?
ここらで一回休もうよ・・・
てか今何時ぐらい?」
シマトネ「今はぁ~・・ちょうどお昼くらいだな」
椿「もうお昼!?結構歩いてたんだね、ていうかここチャドクガ居そうで嫌だなぁ殺虫剤撒いとかなきゃ」
(チャドクガ:葉に光沢があるお茶っぱ系の木の葉を好んで食べる害虫。幼虫の毛に毒がある)
フェイ「そうね、これ以上進んでもあまり変わり映えしなさそうですし」
ガサ・・ガサ
椿「・・・でさぁこの前フェイちゃんが乗ってきた車全長どんだけあんのって話しててぇ」
フェイ「あぁあれは確か8mくらいはあるのよ。人間時代のテクノロジーは本当進んでたみたいよね。それを模して再現できるくらいの時代に生まれて本当よかったわ。」
シマトネ「あれそんなにあんのかよ・・うちなんか全員基本徒歩だぜ」
次郎「フェイの家って何の商売してんの?」
フェイ「あら貴方そんなことも知らないなんてモグリね~
・・・・・・ねぇなんかあっちの方から川が流れる音しません?」
シマトネ「ん?そんな音するか?」
サァァァァァ・・・・・・
次郎「・・・・・・いや確かに微かに聞こえるな」
椿「私全然わかんない~」
シマトネ「休憩は取れたし、せっかくだから行ってみるか!」
次郎「そうだな」
ザッザッザ・・・・
サァァァァァ・・ザァァァァ
椿「あっ!ねぇあれじゃない?」
シマトネ「や~っと着いたかぁ・・・
随分かかっちまったなぁ。」
次郎「お前がそれを言うのかよ」
シマトネ「まぁまぁ細かい事気にすんなよ!さぁ着替えて遊ぼうぜ‼︎」
別にカッさんについてこられるのは構わないのだけど、同級生達との遠出に
保護者がついて来るのはどうにも
恥ずかしいし、ばつが悪い。
樫「ん~結構仕事が詰まってるんですよね~、次郎君の監視も仕事ですけど・・
友人と遊びに行くだけなら草フォンを
持っていってくれればGPSも
付いていますし問題ないかと・・
一応念押ししますが逃げないで下さいね?面倒なんで。」
そんな事をするタイプじゃないのは
性格的特性からわかっていますけどね
そもそもそういう人間を選んで施設外に
出しているわけですし・・・
次郎「俺はそんなタイプの人間じゃないよ・・知ってるでしょ?」
樫「一応仕事柄釘は刺さなきゃいけないですから・・怪我だけには気を付けて下さいよ?身体が大きくなっても
まだ子供なんですから何かあったら
草フォンで呼んで下さい。」
次郎「うぃ~」
イラっ
樫「心配になる返事ですけど、
まぁよしとしましょう。明日も早いですし、もう寝ますか・・・
それとも人間の映画でも観ますか?」
次郎「ん~散々観たやつだろ?
人間が絶滅寸前になってから新作なんて出てないんだから・・・
ていうか、植物達で映画を撮ったりすればいいのにって思うけどね。」
樫「まぁ植物が人間の代わりに地球上に台頭してきてからそこまで時間が経ってるわけでもないですし、細かい娯楽に
までまだ手を伸ばせていない感じはありますね。
ここまでの急激な発展は過去の人間達が残してきた物があったからこそと言えますね。」
世界を支配していた時代の人間じゃないからイマイチぴんとこないが、現存する
様々な現代機器のほとんどは人間達が
使っていた物を模しているか、流用していると聞く。
それ故より良い生活の為に人間は研究の対象になっているとも言える。
次郎「今日の所は本でも読みながら寝るよ。おやすみ。」
樫「そうですね、おやすみなさい。」
さて、今日の日誌でも書きますか。
まぁ次郎くんに特別な心理的変化などが
見られない限りは退屈なだけの日誌ですが・・・
週末
樫「お~い次郎君、起きて下さい!みんなと待ち合わせがあるんじゃないですか??」
次郎「ん~あぁ?
あっやっべ!まじで遅刻しそうじゃん!」
樫「おにぎりだけ作ったんで持ってって下さい。行きながら食べれば間に合うと思いますよ。」
次郎「送ってってくれないの~?」
樫「やですよ。仕事ありますし。
基本的な身の回りの事はやってあげますが執事ではないんですよ。」
次郎「そりゃまぁそうだけどさぁ。
しょうがね~なぁそんじゃ行ってきま~す!」
樫「行ってらっしゃい~」
あぁやばい間に合うかギリギリの所だなぁ
はっはっ・・・
ザッザッザ
次郎「悪い・・待たせたか?」
シマトネ「おせーよ次郎!やっぱ俺が起こしに行った方が良かったか?10分遅刻だぜ!」
椿「おはよーそんな走って急がなくても良かったのに、私らも今来た所だよ!シマトネは1時間前には着いてたみたいだけど、まじ活動時間ガキかよ」
シマトネ「うっせぇなぁ、俺は時間を守る男なんだよ」
次郎「1時間前に到着は引くわ・・」
フェイ「私をほんの少しでも待たせるなんて全く貴方は不遜な男ね、私と遊ぶなら2時間前には現地に着いて半径50m以内を掃き掃除するくらいのことはしなさい。」
次郎「えぇ・・」
まじでメンツのアクがつぇよ
シマトネ「次郎こいつは気にすんな、おじさんは来なかったのか?」
次郎「なんか仕事があるらしいから」
シマトネ「そうなんか」
まぁあんまり年上の人が居てもなんだか
気を遣っちゃいそうだし良かったかもな
フェイ「さぁ時間が勿体ないから行きますわよ。ほら案内!先導なさい。」
シマトネ「もうちっと可愛げのある言い方出来ないもんかね。」
椿「そうだね、ここからかなり歩くんでしょ?」
バサァ
シマトネ「あぁ、俺も行くのは初めてなんだけど地図によると街を出てもっと北の外れらしい。
歩くとかなりキツイからすぐそこで
電動キックボードを借りて行こう。」
次郎「そんなの乗ったことないけど、
どうやって乗るんだ?」
椿「めっちゃ簡単だよ!私が教えてあげる。意外とスピード出るから気を付けてね!」
フェイ「まさかこの私がこんな庶民的な乗り物に乗る事になるなんて・・
ケガでもしたら訴えますわ!」
シマトネ「お前運動神経は異常に良いんだから平気だろ?
どっちにしろそんなスピードだして行かねーよ。」
スィー・・・ス・・スィー
次郎「えっこれめっちゃ楽しいんだけど」
椿「でっしょ~!見て!こんなのも出来るよ!・・・・わぁ‼︎」
ガッシャァァァァア
シマトネ「あ~あ言わんこっちゃない」
次郎「だ、大丈夫か?怪我ないか?」
椿「イテテテテ、失敗しちゃった~
怪我はないみたい!」
フェイ「椿さんはホントお転婆ね」
シマトネ「怪我はないみたいだし行くか。次郎あんな感じで調子に乗ると怪我するから安全運転で行くぞ~」
椿「もぉぉうっさいわね。もうやんないわよ。」
スゥぃぃぃぃぃぃ・・スゥィィィィイ
次郎「だいぶ遠くまで来たなぁ~
景色もすげぇ良いし・・・・
ところでさ前から疑問に思っていた事なんだけど、こういった山の方へ来ると普通に林や森があるじゃん?彼等は動いたり、喋ったり出来ないのか?動ける木と昔からの形を保ったままの木には何か違いがあるのか?」
椿「諸説あるからなんとも言えないのよね、結局よくわかっていないって話なんだけど、
言い伝えの歴史では私達の祖先の進化にはかなり不明瞭な点が多くて、
ひいひいおばあちゃんくらいの世代までは空から羽の付いた蛇?だか蝉だかが降りてきてどうのこうのっていうのが始まりでそれを神様として
奉っていて、
一神教的な考えがあったみたい。
現代では地域差でそのまま形状維持した
方が生存に有利だと判断した植物は
そのままって説もあって
科学的に歴史を遡る試みをしているみたいだけど・・」
シマトネ「あ~俺もそれはなんか聞いたことある昔話だなぁ。
更に昔の人間時代だとこの辺の地域では全ての物に神様が宿っているっていう考え方もあったらしい。まぁ時代と共に考え方は変わるけど。
実際なんで同じ木なのにこんなに差があるんだろうなぁ。
山陰の奥の方なんかだとたまに不思議な入り口みたいなのがあるんだよな・・
あれは人間時代の名残らしいけどなんていったっけ。」
フェイ「それは多分鳥居と呼ばれるやつね。昔聞いた記憶があるわ。」
次郎「へぇ~でも結局あまりわかってない事だらけってことか。」
椿「その辺の事は先生の方がよく知っているかもね、あの人お酒と歴史が趣味らしいから」
次郎「あぁこの前も飲み過ぎてたもんな。
お酒ってどんな感じなんだろう。
大人になるまで施設の外にいるわけでもないだろうし、一生縁はないだろうけどな。
歴史も趣味なのは意外だけど。」
フェイ「一つわかることは私達みたいな喋れる木は種類は多いけど全ての木というわけではなく限定的で、この辺は進化論でいうならばどこかのタイミングで細かな進化の分岐があったか昔からの言い伝えなら創造論になるけど創造主がいたかね」
なんだか突拍子もない話になってきたなぁ
現実味がないからほんとにお伽噺みたいに聞こえてきた。
シマトネ「俺達の世代からしたら本当に古い伝承的なものだからまゆつばもんだよ」
フェイ「でも実際種の起源が不明瞭だっていうんだからあってもおかしくない話だわ」
椿「自分達の事なのにまだわかっていない部分が多いなんて変な話だよね!
ていうかフェイちゃんて普段リアリストな割にその辺結構ファンシーよね」
カァァァ
フェイ「そ、そうかしら。そんなことはないと思いますわ。」
不意に思った疑問を投げかけてみたらずいぶん小難しい話になってしまったな・・
だけどずっと施設に居た身としてはこういった話も地域に根付いた歴史を知れて悪くないのかもしれない
スー・・・ス・スゥィィィィイ
次郎「ふぅ、やっと山の麓に着いたな。今日は別に山登りをするわけじゃないんだろ?」
シマトネ「一応予定ではこの山の麓付近で綺麗な川が流れている所があるらしいからそこで遊ぼうかと思ってるんだけど・・特に標識とか看板はなさそうだなぁ」
椿「えぇ歩くのぉ、もう疲れちゃったよ~」
フェイ「そうよ、どこかで一回休憩しましょう。全く事前に下調べぐらいしてきてほしいものだわ。」
シマトネ「はいはい悪ぅございます。あっちの方道っぽくないか?」
次郎「んんんん?・・・
若干獣道っぽいけど・・行ってみるか」
椿「はぁ~しょうがないなぁ」
ザッザッザ・・・ザッザッザ
次郎「随分歩いたんじゃないか?
ここらで一回休もうよ・・・
てか今何時ぐらい?」
シマトネ「今はぁ~・・ちょうどお昼くらいだな」
椿「もうお昼!?結構歩いてたんだね、ていうかここチャドクガ居そうで嫌だなぁ殺虫剤撒いとかなきゃ」
(チャドクガ:葉に光沢があるお茶っぱ系の木の葉を好んで食べる害虫。幼虫の毛に毒がある)
フェイ「そうね、これ以上進んでもあまり変わり映えしなさそうですし」
ガサ・・ガサ
椿「・・・でさぁこの前フェイちゃんが乗ってきた車全長どんだけあんのって話しててぇ」
フェイ「あぁあれは確か8mくらいはあるのよ。人間時代のテクノロジーは本当進んでたみたいよね。それを模して再現できるくらいの時代に生まれて本当よかったわ。」
シマトネ「あれそんなにあんのかよ・・うちなんか全員基本徒歩だぜ」
次郎「フェイの家って何の商売してんの?」
フェイ「あら貴方そんなことも知らないなんてモグリね~
・・・・・・ねぇなんかあっちの方から川が流れる音しません?」
シマトネ「ん?そんな音するか?」
サァァァァァ・・・・・・
次郎「・・・・・・いや確かに微かに聞こえるな」
椿「私全然わかんない~」
シマトネ「休憩は取れたし、せっかくだから行ってみるか!」
次郎「そうだな」
ザッザッザ・・・・
サァァァァァ・・ザァァァァ
椿「あっ!ねぇあれじゃない?」
シマトネ「や~っと着いたかぁ・・・
随分かかっちまったなぁ。」
次郎「お前がそれを言うのかよ」
シマトネ「まぁまぁ細かい事気にすんなよ!さぁ着替えて遊ぼうぜ‼︎」
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彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
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