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不穏
十四話
しおりを挟む30分後ー
シマトネ「そろそろ下のロビーへ行くか。」
次郎「だな。ていうかもう2人とも待ってるんじゃねーの?」
シマトネ「いやぁ、着替えだの
荷物も細かい物が多そうだしそんなすぐには出てきてねーだろ。」
ガチャア・・カチャカチャ
次郎「鍵は俺が持っとくよ。シマトネ無くしそうだし。」
シマトネ「は?無くさねーよ。
まぁ持ってくれんならその方が良いけどさ。」
タッタッタッタ
ー・ロビー・ー
シマトネ「な!まだいねーだろ!」
次郎「だな。ロビーの椅子にでも座ってようぜ。」
・・・・・・・・・・・・
椿「ごめ~ん‼︎お待たせ!」
フェイ「ですわ‼︎」
シマトネ「おせ~よ!まぁわかってたけど」
次郎「じゃあ行くか!」
マキ「裏の浜辺に行くのですか?
パラソルとかの貸出ありますけど持っていきますか?」
椿「えぇ‼︎いります!いります!」
フェイ「ですわ‼︎」
マキ「では、ラカンく~ん‼︎、
ラカンく~ん!パラソルお客様の所に持っていってあげて!」
マキさんが裏手の奥の方に声をかけると
遠くからラカンさんの声が聴こえてきた
ラカン「おう‼︎」
マキ「おう!じゃないでしょっ!」
ラカン「・・・はい」
マキ「それ持ってったらそのまま今日はあがっていいから!」
ラカン「へ~い。」
マキ「まったく・・・では浜辺に直接お持ちしますので!」
シマトネ「ありがとうございま~す!」
椿「いこっ!いこっ!」
フェイ「ですわっ‼︎」
キィィ・・・
ザッザッザッザッザ
ー浜辺ー
次郎「よーし!準備運動するか!」
シマトネ「そうだな!」
俺達は上着を脱いで下に水着一枚の状態で屈伸をしはじめたが、椿達はまだ
上着を脱いでいなかった
シマトネ「お前らも早く脱げよ!」
フェイ「貴方達がせっかち過ぎるんですわ。ねっ!椿さん。
それにもう少し有り難みを持って
今から見せる水着をご覧なさい。
メチャクチャ可愛いんですから!」
椿「ちょっとフェイちゃん~
今のでハードルガン上がりしたよ?」
フェイ「本当の事だからいいんですわ!」
そう言うと椿達も上着を脱ぎ始めた
フェイは背の高さも相まってスマート
なのに対して椿はフェイより
少し背は低いが可愛らしく
2人とも方向性は違うが相変わらず
とんでもなくスタイルが良い
次郎「おぉぉ。そんな際どい水着だったのか・・・」
シマトネ「2人とも攻めたなぁ」
椿はハイネック・ホルターと呼ばれる
水着で、真っ白な色が椿の底抜けな明るさと合っていた
ハイネック部分はレースで出来ており、透けている
フェイはブラジリアン・ビキニの黒で
大人なイメージを前面に押し出している
しかし、1番印象に残り
2人に共通しているのはTバック部分‼︎
これは健全な青少年の目には毒であった
椿「どう?いいでしょ~」
椿はポージングをしながら俺達に意見を求めようと見てくるが、
こちらは目のやり場に困って直視出来ない
次郎「2人とも凄く可愛いよ。」
シマトネ「可愛いけど、まさかTバックとはなぁ」
フェイ「ちょっと!シマトネの目が
イヤらしいですわ!
そんか目で見られる為に着ているんじゃないんですから!」
椿「そおそお!可愛いから着ているんだよね~!」
フェイ「性の消費の対象じゃないんですわぁ!」
シマトネ「あっやっぱうぜぇわ」
ザクッザクッザク
砂地を踏む音が旅館の方から聞こえたのでそちらを向くと、ラカンさんが
パラソルを担いでこちらへ来た
ラカン「あんだよ、パラソル使う奴ってお前らのことか。
ほらよ。ここにぶっ刺しとくからあとは勝手に使え。」
ザックゥゥゥゥウ
フェイ「なんて乱雑なッッッ!」
椿「そうよぉ~」
ラカン「ちっ‼︎てかお前らなんて格好してんだ。その辺の紐でも拾ってきて
着てんのか?」
椿「かっち~~ん!その言い方はないんじゃない?」
フェイ「・・・それは喧嘩を売ってるのかしら?」
ピキピキピキ・・・
ラカン「だとしたらなんだ?・・・
どうせ今日の仕事はあがりだしな。」
ジャリ・・
フェイ「・・・・」
ラカンさんがそう言うと、フェイは
静かに戦闘態勢に入る
それを見たラカンさんも合わせる様に
構えを取ろうとした
シマトネ「ちょっと待」
?「うるっせぇぇえ!」
ビクゥ!
2人の仲裁をしようとシマトネが
発言しかけたがそれを遮る怒声が飛ぶ
人気が無い様な静かな感じだった為
周囲の事に気付いていなかったが、
ここには旅館の他の客もいるのだった
?「喧嘩なら他所でやんなよ。
こっちゃあ余暇で来てんだ!
せっかくの休みを潰されたんじゃあ
たまったもんじゃないぜ!」
フェイ「む・・それもそうですわね。
大変失礼致しました。」
ラカン「ちっ!・・・・」
大きな舌打ちをし、ラカンさんは浜辺から見えなくなる所まで行ってしまった
?「全く!おちおち休んでもいられねーぜ!」
浜辺から少し奥のビーチチェアに座っていた女性がこちらを向く
椿「確かにこっちが悪かったけど、
そこまで言わなくてもいいんじゃない?」
?「嬢ちゃん言うねぇ。
けど、静かに浜辺を満喫してた
身としちゃあれ以上騒がれたんじゃ
たまんねーのよ。」
フェイ「貴女の言う通りですけど、
逆に浜辺は誰のものでもありませんわ。
そんなに静かな所が良ければ
プライベートビーチでも買ったらいかがかしら?」
次郎「フェイ、そんなに煽んなよ。」
?「わかった、わかった。
何も喧嘩しよーってわけじゃねぇんだ。
お互いの邪魔をせず、
お互いの楽しみ方をしようぜ。・・・
ところで嬢ちゃん達はそこの旅館に泊まってんのかい?」
次郎「えぇ、そうです。貴女は?」
?「アタイもそこさ。名前はベニス!
しばらく居るからまた会う事もあるだろうよ。」
口調にだいぶ癖のあるその女性は
こちらの名前も聞かずに言うだけ言うと再びビーチチェアにもたれかかり本を読みはじめた
俺達は俺達でパラソルを開き、その後は
泳いだりビーチバレーをしてしばらく
過ごした
時々浜辺からギリギリ見えるかどうか
の辺りでラカンさんが
シャドーボクシングの様な動きをしているのが確認出来たが、
もちろん近寄って来ることはなかった
バッチャ~バッチャー ザザ~
陽が傾き始めた頃、遠目から見ても
明らかに雨を含んでそうな厚めの雲群が
見えた
俺達はバカンスのテンションで
アドレナリンが出ていた為あまり
気づいていなかったが、
朝から動き通しな上命の危険にもあっていたのでふとした瞬間にかなりの疲労が
ある事に気が付いた
椿「あ~~疲れたぁ~
めっちゃ遊んだしそろそろ旅館戻んない?」
フェイ「ですわぁ~あ。私も疲れました。」
余程疲れていたのだろう
椿はほぼ半開きの目でこちらを見ており
フェイの口癖とも言えるですわ口調は
キレを失っていた
シマトネ「その方が良さそうだな。
あっちからあからさまな雨雲が来ているしな」
次郎「パラソルは俺が持つからみんな荷物まとめてさっさと旅館に避難しよう!」
すると言ったそばからポツリポツリと
雨粒が降り始め、パラソルが水滴を弾く
音が聴こえ始めた
シマトネ「う~わ!もう降ってきちゃったじゃん!」
次郎「みんな走んぞ!」
椿「やぁ~冷たい!」
フェイ「ですわ~!」
ポツ・ポツ・・・・・・・
サァーーーーーーーーーー・・・・・・
ザァァァアァァアーーーーーーーーー
ガッチャァ‼︎
シマトネ「本降りじゃんか!」
椿「もぉ最悪~」
フェイ「まぁ水着だったからよかったですわ」
次郎「そういやラカンさんとか
ベニスさんは平気だったのかな?」
シマトネ「さっきチラッと見たら、
いつの間にかいなくなってたぞ!」
マキ「急に降ってきましたね!
タオルありますんで使って下さい!」
椿「ありがとうごっざいま~す!」
それぞれがタオルを受け取っていると
どこから出てきたのかクスのお爺さんが
またのっそりと杖をつき現れた
クス「急に降ってきましたねぇ・・・・
この分じゃ当分降りそうですな。
風邪を引かない様にして下さいね」
シマトネ「この雨って通り雨じゃないんですか?」
フェイ「時期的に台風が発生しやすいのでそれとバッティングした可能性はありますわね。」
次郎「でも雨も嫌いじゃないけどな。」
クス「普通の雨であれば、私も嫌いじゃありませんよ。我々は植物でもありますからね。
しかし、これは荒れそうですな。」
身体を軽くタオルで拭うと一旦それぞれの部屋へ戻り
しばらく休んだ後
着替えを持って温泉へ向かった
温泉のある離れまでは旅館内から続く
廊下で行ける様で大雨の影響は受けずに済んだ
温泉へ向かう途中
椿達と話をしているとどうやら
同じ階のベニスさんと偶然また会い、
話をしているうちに仲良くなったらしく
椿達の部屋でさっきまでお喋りをしていたらしい
タッタッタッタ
シマトネ「へぇ~結局あの姉さんと仲良くなったのか。
あの時はフェイが煽ってたから心配したけどな。」
次郎「フェイって意外と切れやすいよな。」
フェイ「そんな事はありませんわよ。
話してみると中々面白い方でしたわ!」
椿「そおそお!
あの人はここに仕事で来たらしいんだけど、早めに仕事が終わったからそのままバカンスしてたみたい!」
シマトネ「そういやカッさんはどうしたんだ?」
次郎「一応聞いてみたけど、後で入るってさ。」
キィィ
シマトネ「そんじゃまた後でな!」
フェイ「普段口腔摂取しませんけど
せっかく旅行ですし、1階の食堂に後で行ってみませんか?」
次郎「俺は普通に食事必要だから助かるわ。
一応携行食持ってきてたけど味気ないからな。」
フェイ「時間が決まっているみたいなので19時半に1階集合でいいですわね?」
シマトネ「オッケー」
バサっ
暖簾をくぐると着替えをする場所に出て
その先が温泉らしく白いモヤがかかっている
シマトネはさっさと服を脱ぎ始め
一足先に温泉の方へ向かった
次郎「ちゃんと身体洗ってから入れよ~」
シマトネ「お前は俺の親か!」
ガララララ
シマトネに続きシャワーで身体を洗い
温泉に入ると、その日一日の疲れが
どっと出始めた
湯の温度も相まり少しだけウトウトしたが、やはり浸かりっぱなしだと熱いため
2人とも腰が浸かる程度の所までにして
上半身は湯の外に出して少し話をした
シマトネ「いや~気持ちいいな。
にしても今日はホント疲れたよ。」
次郎「まさか、ヘリが墜落しかけるとは思っていなかったからなぁ」
シマトネ「次郎はスケボーから飛ばされるしな」
ケタケタケタケタ
シマトネは俺がスケボーから射出された
場面を思い返して爆笑しているが、
こちらからすれば命からがらだったので笑えない話である
次郎「うっせぇな。でも初めて乗った割には上出来な滑りだっただろ?」
シマトネ「まぁな!あんだけ乗れりゃ大したもんだよ。
そういやフェイは食堂集合って言ってたけど何が出るんだろうな。
俺等はあんまり腹が減るって
概念自体が希薄だから口から摂る食事ってほぼ趣味みたいなもんなんだよな」
次郎「人間には食事が必須だから不便だよ。過剰に摂取すれば余計な脂肪が増えて太るらしいしな
まぁ俺今まで太ってる人見たことないんだけどね。」
シマトネ「そうなのか?」
次郎「だって施設じゃカロリー計算がしてある最低限の食事だったからな。
昔は肥満の人がかなりいたらしいけど
今じゃまず見ないよ。」
シマトネ「そっか。俺も太ってるって
のは見たことないんだけどな!
人型植物はガタイがいい人はいてもそういうのはまずないし。」
次郎「ていうか熱すぎる。もう限界だわ。出ようぜ!」
シマトネ「だな。」
ガララ・・・
シマトネ「ふぅ・・・
風呂上がりは気持ち良いな。」
2人とも着替えを終えると来た道を戻り
自室に戻ろうとした
ちょうど2階の踊り場に差し掛かったところで踊り場の隅に銀色に光る物を見つけた
次郎「ん?なんだこれ?」
拾い上げてみるとそれは旅館の鍵であり、番号的に椿達が泊まっている3階の
鍵の様であった
シマトネ「部屋の鍵じゃん。
次郎が落としたのか?」
次郎「いや、俺は持っているよ。
番号的に3階のだな。椿達の部屋って何番だったっけ?」
シマトネ「覚えてねーな。風呂から出てるかわからないけど、草フォンで電話してみようか?」
次郎「一応確認しといた方がいいだろうな。椿達の部屋のだったら困るだろうし・・・・」
ピッピッピ・・・・・
プルルルルルル・・・・・
プルルルルル・・・・
0
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SF味が増してくるのは結構先の予定です。
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良かったら読んでください!
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