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第二章
傷つく心、触れる温かな手 ≪side 光希≫
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≪光希視点≫
時計は変わらず無機質に針を進め続ける。一人きりの空間に沈黙が満ちている。でも、今はそれが心地いい。
手紙を読み終わってからどれくらい時間が経ったのだろうか。そんなことは重要じゃない。
今目の前にある情報が衝撃的なせいで、そのこと以外を考えられないのだ。
「……こんなふうに笑うせせらぎ、見たことなかった」
自嘲気味に呟いた声は、誰に届くこともない。ただ、空気の中で虚しく反響するばかりだ。ただ事実が自分の中で反響し、ゆっくりと咀嚼されるのだ。
写真の中の彼女は……『水鞠』は全てのものが愛おしいというように、眩しい笑顔を輝かせている。元来、彼女は感情表現豊かだったのだろう。
誰かに陥れられ、傷つき、疲弊し、絶望に支配される。そんなことがなかったらどうなっていたのだろう。
せせらぎが快活な笑顔を向けることはなかった。しかし、僕たちには微笑みかけてくれた。
たとえ覚えていなくとも、自分のことを陥れて傷つけた存在が憎たらしくてたまらなかったはずなのに。
「僕が封印を解いたから余計に苦しむことになったのか。」
今まで見てきたものを回帰しながら結びつける。そこから導き出される結論は僕の心に影を落とす。
ゴーン
鐘の音が鳴る。鐘の音は使用者の心情に共鳴するのだろうか。どこか、嘆いて泣いているような低い音だった。
――
長い廊下を一人で歩く。部屋に入ったときはまだ日が高かったのにいつの間にか沈みかけている。
今日はもう疲れた。日常的に行っている筋トレも、誰かと食事をするのも、何もやりたくない。何かをやるほどの気力が残っていないのだ。
「おや、菱谷くん。こんな時間にここにいるなんて珍しいですね。何か用事でもあったのですか?」
俯きながら歩いていた僕に、向かい側から声が落ちる。柔らかく、優しく包み込むような落ち着いた声。最近は会えていなかった尊敬する人の声がする。
「僕は、ただ……図書館に行って、調べ物をしていただけです。」
「そうですか。調べたいことは調べられました?もし、困ったことがあれば私を頼ってくださってもいいのですからね。
あなたは先日大怪我をしたばっかりでしょう。傷は治ったとはいえ、苦労することもあると思います。私や先生たちはあなたたち生徒の味方なのですから。」
学院長先生はいつも優しく僕たちに微笑みかける。その笑みがまるで僕たちを我が子のように、そっと包み込むのだ。
その笑顔を見ると今のぐちゃぐちゃになった感情を彼に吐き出してしまいそう。安心して、緩み切って、すべてをさらけ出して。すべてに甘えきる自分を見たくない。
「お気遣いいただきありがとうございます。でも、今特に困っていることはありません。もし、何かあったら頼らせてもらいますね。」
「……菱谷くん。」
先生は僕のことをまっすぐと見つめる。なにかを疑うような目だ。否、心配を帯びた瞳だ。その黒曜石のような深い黒に映る自分を確かに捉えた。
今にも泣きだしてしまいそうな幼い子供が精一杯取り繕って抱え込もうとしている。そんな自分の姿が鏡のように映し出される。
こんなんじゃ、どれだけ僕が取り繕ったところで見透かされてしまうじゃないか。僕の惨めったらしい考えも、願いも、何もかも。
「それじゃあ、今日はもう帰ります。本ならば部屋でも読むことができますし。学院長先生も夜遅くなりますから、お気をつけて。」
「……菱谷くん。」
心配してもらっているのは分かっている。それなのに僕の口からは自分自身を取り繕う言葉ばかり。本当に反吐が出る。どうして素直に言葉にできないのだろう。腹が立って仕方がない。
「学院長先生、まだ何かご用でも?本当に僕は大丈夫ですから。ね?」
「菱谷くん。本当にそうですか?……それならば、目がそんなにも充血しているのはどうしてですか?」
「こ、これは……」
その指摘に虚を突かれたような気分になる。冷静になれていない僕は忘れていたのだ。学院長先生は人の些細なところまでしっかりと見る人だということを。
これ以上はまずい。これ以上話していたら、きっと。離れないと。
そう思っているのに足は動かない。金縛りを受けたわけでもないのに思い通りにならないのだ。
「菱谷くん、私の部屋で少しお話しますか。……本当に最近はあなたとお話ができていませんでしたので。いい機会でしょう。」
先生は一体、僕をどうしたいのだろう。どうしてここまで、僕のことを気にかけるのだろう。
僕の前を進む先生を見ながら、ぼんやりと考える。
――
先生の部屋である学院長室に着く。学院自体が現代建築で建てられたものがほとんどだが、この部屋だけは日本建築の様式をそのまま使っている。
小さいころ、……この学校に入りたてだった頃はよくここに来ていたことを思い出す。
先生が話してくれるおとぎ話をせせらぎと二人で聞くのだ。そこにたまに涼介がやってきて、3人で聞いたりすることもあった。
僕らは今となっては離れ離れになってしまった。でも、この部屋だけは当時のままなんだ。
「部屋、あんまり変わっていないんですね。」
「えぇ、ここは私の仕事部屋ではありますが、同時に生徒たちとの交流の場でもあります。なので、仕事関連のものは極力目に見えないところに置いているのです。
だって、目に見えるところに置いてあったら、威圧的に感じるでしょう?それで、生徒との交流を妨げられたくはないんです。」
先生はそう言いながら、僕の前にホットミルクの入ったコップを置く。少し湯気の立ったそれは暖かい甘い匂いがする。
「ホットミルクなんて、珍しいですね。先生、いつもは緑茶なのに。」
「確かにいつもは緑茶を入れますね。でも、今のあなたにはそちらの方がいいでしょう?」
いつの間にか先生は僕の体面に座っていた。先生には緑茶の入った湯呑が置かれている。
ホットミルクは適度な熱さに調整されているようで、飲み込んだあとその熱が体全体に染み渡る。
「菱谷くん。辛いなら辛いとはっきりおっしゃいなさい。怖いことがあるのならはっきりと怖いと言いなさい。
あなたの育ってきた環境的に難しいことかもしれません。それでも、そうすることによって軽蔑することはありません。
……私にとって、『生徒が明らかに苦しんでいるのを見守るだけしかできない』、このことほど悲しいことはありませんから。」
先生は僕の手を両手で包みこむ。その手は僕の手よりも一回りぐらい小さいはずなのに、大きく温かな手だ。小さなころから変わらない安心感を与えてくれる手。
彼の言葉が、絶望感に囚われた心を包み込む。彼になら、良いのだろうか。
「……何が正しくて、何が間違っていたのか。今となっては、もう分からない。何一つとして。僕が今までやってきたことが正しかったのか、それとも間違っていたのか。
せせらぎの真実を知った今、どんな顔をして生きていけばいいのか分からなくなってしまったんです。」
嘘なら簡単に口にできるのに、助けを求める声は、なぜこんなにも震えるのだろう。
「学院長先生、助けてください。……もう、全部、僕には分からない。分からないんだ、何もかも。」
最近は本当に泣いてばかりだ。涼介のことにしろ、刹那の前にしろ、先生の前にしろ。絶対どこかでは泣いている。
でも、どうしようもないんだ。泣きたくなくても、悲しくなったら目から雫が滴り落ちる。どれだけ止めようとしても自分では制御ができない。
「よく言えました。そうです。それでいいのですよ。今これだけ泣いているのは、今まで泣くことができなかった分なのです。だって、そうでしょう。小さい頃は泣く気力すらなかったのではないのですか?
泣くことは恥ではありません。泣くことだって立派な感情表現なのです。」
先生は呆れもせず、こちらの頭を撫でる。僕を慰めるようにそっと優しく。
時計は変わらず無機質に針を進め続ける。一人きりの空間に沈黙が満ちている。でも、今はそれが心地いい。
手紙を読み終わってからどれくらい時間が経ったのだろうか。そんなことは重要じゃない。
今目の前にある情報が衝撃的なせいで、そのこと以外を考えられないのだ。
「……こんなふうに笑うせせらぎ、見たことなかった」
自嘲気味に呟いた声は、誰に届くこともない。ただ、空気の中で虚しく反響するばかりだ。ただ事実が自分の中で反響し、ゆっくりと咀嚼されるのだ。
写真の中の彼女は……『水鞠』は全てのものが愛おしいというように、眩しい笑顔を輝かせている。元来、彼女は感情表現豊かだったのだろう。
誰かに陥れられ、傷つき、疲弊し、絶望に支配される。そんなことがなかったらどうなっていたのだろう。
せせらぎが快活な笑顔を向けることはなかった。しかし、僕たちには微笑みかけてくれた。
たとえ覚えていなくとも、自分のことを陥れて傷つけた存在が憎たらしくてたまらなかったはずなのに。
「僕が封印を解いたから余計に苦しむことになったのか。」
今まで見てきたものを回帰しながら結びつける。そこから導き出される結論は僕の心に影を落とす。
ゴーン
鐘の音が鳴る。鐘の音は使用者の心情に共鳴するのだろうか。どこか、嘆いて泣いているような低い音だった。
――
長い廊下を一人で歩く。部屋に入ったときはまだ日が高かったのにいつの間にか沈みかけている。
今日はもう疲れた。日常的に行っている筋トレも、誰かと食事をするのも、何もやりたくない。何かをやるほどの気力が残っていないのだ。
「おや、菱谷くん。こんな時間にここにいるなんて珍しいですね。何か用事でもあったのですか?」
俯きながら歩いていた僕に、向かい側から声が落ちる。柔らかく、優しく包み込むような落ち着いた声。最近は会えていなかった尊敬する人の声がする。
「僕は、ただ……図書館に行って、調べ物をしていただけです。」
「そうですか。調べたいことは調べられました?もし、困ったことがあれば私を頼ってくださってもいいのですからね。
あなたは先日大怪我をしたばっかりでしょう。傷は治ったとはいえ、苦労することもあると思います。私や先生たちはあなたたち生徒の味方なのですから。」
学院長先生はいつも優しく僕たちに微笑みかける。その笑みがまるで僕たちを我が子のように、そっと包み込むのだ。
その笑顔を見ると今のぐちゃぐちゃになった感情を彼に吐き出してしまいそう。安心して、緩み切って、すべてをさらけ出して。すべてに甘えきる自分を見たくない。
「お気遣いいただきありがとうございます。でも、今特に困っていることはありません。もし、何かあったら頼らせてもらいますね。」
「……菱谷くん。」
先生は僕のことをまっすぐと見つめる。なにかを疑うような目だ。否、心配を帯びた瞳だ。その黒曜石のような深い黒に映る自分を確かに捉えた。
今にも泣きだしてしまいそうな幼い子供が精一杯取り繕って抱え込もうとしている。そんな自分の姿が鏡のように映し出される。
こんなんじゃ、どれだけ僕が取り繕ったところで見透かされてしまうじゃないか。僕の惨めったらしい考えも、願いも、何もかも。
「それじゃあ、今日はもう帰ります。本ならば部屋でも読むことができますし。学院長先生も夜遅くなりますから、お気をつけて。」
「……菱谷くん。」
心配してもらっているのは分かっている。それなのに僕の口からは自分自身を取り繕う言葉ばかり。本当に反吐が出る。どうして素直に言葉にできないのだろう。腹が立って仕方がない。
「学院長先生、まだ何かご用でも?本当に僕は大丈夫ですから。ね?」
「菱谷くん。本当にそうですか?……それならば、目がそんなにも充血しているのはどうしてですか?」
「こ、これは……」
その指摘に虚を突かれたような気分になる。冷静になれていない僕は忘れていたのだ。学院長先生は人の些細なところまでしっかりと見る人だということを。
これ以上はまずい。これ以上話していたら、きっと。離れないと。
そう思っているのに足は動かない。金縛りを受けたわけでもないのに思い通りにならないのだ。
「菱谷くん、私の部屋で少しお話しますか。……本当に最近はあなたとお話ができていませんでしたので。いい機会でしょう。」
先生は一体、僕をどうしたいのだろう。どうしてここまで、僕のことを気にかけるのだろう。
僕の前を進む先生を見ながら、ぼんやりと考える。
――
先生の部屋である学院長室に着く。学院自体が現代建築で建てられたものがほとんどだが、この部屋だけは日本建築の様式をそのまま使っている。
小さいころ、……この学校に入りたてだった頃はよくここに来ていたことを思い出す。
先生が話してくれるおとぎ話をせせらぎと二人で聞くのだ。そこにたまに涼介がやってきて、3人で聞いたりすることもあった。
僕らは今となっては離れ離れになってしまった。でも、この部屋だけは当時のままなんだ。
「部屋、あんまり変わっていないんですね。」
「えぇ、ここは私の仕事部屋ではありますが、同時に生徒たちとの交流の場でもあります。なので、仕事関連のものは極力目に見えないところに置いているのです。
だって、目に見えるところに置いてあったら、威圧的に感じるでしょう?それで、生徒との交流を妨げられたくはないんです。」
先生はそう言いながら、僕の前にホットミルクの入ったコップを置く。少し湯気の立ったそれは暖かい甘い匂いがする。
「ホットミルクなんて、珍しいですね。先生、いつもは緑茶なのに。」
「確かにいつもは緑茶を入れますね。でも、今のあなたにはそちらの方がいいでしょう?」
いつの間にか先生は僕の体面に座っていた。先生には緑茶の入った湯呑が置かれている。
ホットミルクは適度な熱さに調整されているようで、飲み込んだあとその熱が体全体に染み渡る。
「菱谷くん。辛いなら辛いとはっきりおっしゃいなさい。怖いことがあるのならはっきりと怖いと言いなさい。
あなたの育ってきた環境的に難しいことかもしれません。それでも、そうすることによって軽蔑することはありません。
……私にとって、『生徒が明らかに苦しんでいるのを見守るだけしかできない』、このことほど悲しいことはありませんから。」
先生は僕の手を両手で包みこむ。その手は僕の手よりも一回りぐらい小さいはずなのに、大きく温かな手だ。小さなころから変わらない安心感を与えてくれる手。
彼の言葉が、絶望感に囚われた心を包み込む。彼になら、良いのだろうか。
「……何が正しくて、何が間違っていたのか。今となっては、もう分からない。何一つとして。僕が今までやってきたことが正しかったのか、それとも間違っていたのか。
せせらぎの真実を知った今、どんな顔をして生きていけばいいのか分からなくなってしまったんです。」
嘘なら簡単に口にできるのに、助けを求める声は、なぜこんなにも震えるのだろう。
「学院長先生、助けてください。……もう、全部、僕には分からない。分からないんだ、何もかも。」
最近は本当に泣いてばかりだ。涼介のことにしろ、刹那の前にしろ、先生の前にしろ。絶対どこかでは泣いている。
でも、どうしようもないんだ。泣きたくなくても、悲しくなったら目から雫が滴り落ちる。どれだけ止めようとしても自分では制御ができない。
「よく言えました。そうです。それでいいのですよ。今これだけ泣いているのは、今まで泣くことができなかった分なのです。だって、そうでしょう。小さい頃は泣く気力すらなかったのではないのですか?
泣くことは恥ではありません。泣くことだって立派な感情表現なのです。」
先生は呆れもせず、こちらの頭を撫でる。僕を慰めるようにそっと優しく。
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