30 / 41
第二章
届かなかった、愛しいあなたへの言葉 後≪side 光希≫
しおりを挟む
≪光希視点≫
『あの子に、ようやく転機が訪れた。座敷牢に閉じ込められてから、五度目の春のことだった。
その頃になると母も私たちも村人たちからの陰口に麻痺してしまっていた。だけど、それ以上にあの子は生きた屍のように何も言わず、動かない。家は陰鬱な雰囲気に蝕まれていた。』
まるで、過去の自分を見ているような気分だ。読み進めれば読み進めるほど、せせらぎに出会う前の自分と重ねてしまう。それほどまでに彼女と僕は似ている。
『近所に親子が引っ越してきた。年はあの子と同じぐらいの子供がおり、明るい少女らしい。正直どうでもよかった。
彼らは挨拶に来たが、当時の私は気力もなく、関心を向ける余裕すらなかった。
その翌日、彼女はあの子がいる座敷牢の格子にしがみついていた。村人から話でも聞いたのだろう。どうせ、彼女も村人どもと同じだ。そうだと思っていた。
でも、彼女は飽きもせず1年近く通い続けた。彼女はあの子と友達になろうとしていたのだ。』
少女はとても行動力があるようだ。まるで幻を見ているみたいな気分になる。
ああいう行動力のある人間がそばにいると、どれだけ卑屈でいようとも、どうしても影響を受けてしまう。
彼女を除外しなかった時点で『水鞠』もほだされているだろう。彼女が本来の性格を失っていなければの話だが。
『一年が経ち、彼女が格子にしがみつくのを見慣れたころだった。その日は珍しく雨が降っておらず、久方ぶりの快晴。
2人の少女の笑い声が聞こえてきた。化け物ではなく普通の少女の楽しげなものだった。
私たちはその光景が嬉しくて彼女らに見つからないように涙を流す。その時見てしまった。
少し微笑みながら彼女たちを一瞥し、去っていく母の姿を。』
ほっと一息をつく。その場にいたわけでもないのに今までの苦労が報われたような気分だ。
彼は実際に目にしているのだから僕以上にそう思っているのだろう。
『あれからほどなくして母は少女、遥を家へ上げるようになった。口先では皮肉なことを言っていても嬉しそうな顔は隠しきれていない。
彼女が来るようになってから、家に本来あった活気が戻ってきた。水鞠が座敷牢に入る前の幸せな家が。
だから、私たちは彼女に対して謝罪をした。許されなくてもいい。恨まれてもいい。これは私たちのエゴだ。私たちが最新の注意を払っていれば起こっていなかったことなのだから。』
『水鞠』が笑顔を見せるようになったとはいえ、彼らの心には罪悪感がこびりついて消えなかったようだ。過去はどうやっても消えることはない。
特に、彼女を愛していた彼らは蝕まれたらしい。彼らも幼い子供だったのだから。
『あの子は私たちを許してくれた。それどころか逆に謝られてしまった。その日は3人で寝た。生きてきた中で一番幸せな時間だった。
それから、私たちはあの子と再び遊ぶようになった。遥と言う少女も混ざって4人で。
いつまでも続けばいいと思っていた。続かないにしろ、終わりは遊んでいるときのような穏やかで温かいものであってほしいと祈るのだ。』
水鞠自身も苦悩していたのだと思う。優しく誰かのことを思うことができるからこそ、天変地異を操る力を持っていても、家族を傷つけなかった。
それはひとえに彼らを恨もうにも恨み切れなかった。大好きな家族で自分のことを守ろうとしていたことを理解していたようだから。
『――だが、神様はやはり、私たちを赦してはくれなかったようだ。
その時私たちは東京へ出稼ぎに行っていた。村にいるのが嫌になったのと、あの子たちに新しい選択肢を与えたかった。
仕事の中で陰陽術のことを知った。そして、それを学ぶ機関もあるというのだ。弟も同じことを思っていたようで、あの子の力どうにかできるかもしれない。
私たちは一抹の希望を抱き、母に手紙を送った。思えば、この時から滅びの一途をたどっていたのかもしれない。』
あの手紙の内容はここにつながっているのか。
希望を抱いた内容が不穏を帯び始めている。ここからの内容が彼の後悔へとつながるようだ。
覚悟を決めるために深呼吸をする。しかし、どうにも落ち着くことはできず、不快感ばかりが増して気持ち悪い。
『母からの返事に【水鞠も東京で暮らすことが可能なら、あの子も連れて行ってくれ。もう時間がない。】とあった。
どこか胸騒ぎがした。急がなくちゃいけない、間に合わなくなると。こういう時程予感と言うものは当たるらしい。』
『僕らが村へ発とうとした日。列車に乗るために駅へ向かう途中、何者かに殴られた。
殴られるだけなら意識を失うことはなかっただろう。しかし、何か薬を打たれたのか意識が混濁し、そのまま意識を奪われた。
意識が回復した後、私は全てを失ったことを知った。』
肌が粟立ち、冷や汗を垂らす。震えた喉からは声にならない声が出る。あまりの急展開に適応することができない。
手紙に書かれていた内容から、どうしても予測できてしまう。当たってほしくない。祈るような気持ちだった。
混乱する気持ちをどうにか抑え、手紙に向き合う。
『目が覚めたら、弟は無惨な殺され方をしたと聞く。これだけでも絶望の淵にいたのだが、その後に聞いた話でどん底に叩き落されたのだ。
母と村人によって殺されたこと。あの子が村人たちと心中しようとして、人ならざる者へとなってしまったこと。そして、村が水に沈んでしまったこと。』
「あぁぁぁぁあ!!」
母の死に際がフラッシュバックする。思い出したくもなかった、自分の非力さを。忘れようと努力した、自分のせいで母が傷つく姿を。
自分が弱者だったせいでせせらぎが自分を犠牲にする選択を取らざるを得なかったこと。
彼はこれを一人で耐え忍んでいたのか?今際の際までずっと。正気ではない。いつ発狂してもおかしくなかったのに。それを心の奥底に押し込んで。
『最後にこれだけは伝えたい。
水鞠、ずっと愛してる。例え君が化け物でも、神様でも、どんな存在であれ私の大切な従妹であり妹であることは変わらないんだ。
それは母さんも、翔も、遥もきっと同じだ。だから自分のことをないがしろにしないでほしい。
君との時間は何よりの宝物だったんだ。そのことを君にも知ってほしい。
私にはもう時間がない。もし、遠い未来でこの手紙を誰かが目にしているのなら【白糸村】と言うところに行ってほしい。そして、そこへ封筒に入っているものを供えてほしい。』
「終わった……ハハッ、こんな終わり方があっていいのか……そんなはず、そんなはずないだろう……!」
手紙を読み終えて襲ってきたのは埋まることのない喪失感だった。それは僕の心を深く、強くえぐるのだ。
あまりの苦しさに地面へ這いつくばって、嗚咽ばかりが空気に溶けだす。床に向かって拳を振り下ろしても、この気持ちは収まらない。
過去は、起こってしまったことはもう変えられない。そんなことは分かっていても受け入れられない。
「そういえば、封筒。……一体、何が入っているんだろうな。」
彼は封筒の中に入っているものを供えてほしいと言った。手紙の内容を見てしまったからには気になって仕方がない。
封筒に入っているものをそっと取り出す。
一つは、キレイな水色のガラスかんざし。透き通った水色はまるで水面を示しているようだ。これは水鞠に送ろうとしたのだろう。
「もう一つは……え?」
封筒から取り出したものを見て固まった。今起こっている事象を脳が理解することを拒否する。
出てきたものは2枚の写真だった。そして、その二枚には同じ少女が映っている。
一枚は精悍な男性2人と、妙齢な女性、そして穏やかな顔をした少女が近寄って撮られている。これは家族写真だろう。
男性2人のどちらかが手紙の主なのだろう。みんな優しく微笑んでいる。……この家族が一体どうして。
もう一枚に映っていたのは花を抱える少女。キンモクセイの花を両手いっぱい抱えて嬉しそうに笑っている。
彼女を見た瞬間、息を吞む。だって、あまりにも似ているのだ。僕のそばに居たせせらぎに。
つまり、『水鞠』とせせらぎが同一人物であるということ、なのか?
『あの子に、ようやく転機が訪れた。座敷牢に閉じ込められてから、五度目の春のことだった。
その頃になると母も私たちも村人たちからの陰口に麻痺してしまっていた。だけど、それ以上にあの子は生きた屍のように何も言わず、動かない。家は陰鬱な雰囲気に蝕まれていた。』
まるで、過去の自分を見ているような気分だ。読み進めれば読み進めるほど、せせらぎに出会う前の自分と重ねてしまう。それほどまでに彼女と僕は似ている。
『近所に親子が引っ越してきた。年はあの子と同じぐらいの子供がおり、明るい少女らしい。正直どうでもよかった。
彼らは挨拶に来たが、当時の私は気力もなく、関心を向ける余裕すらなかった。
その翌日、彼女はあの子がいる座敷牢の格子にしがみついていた。村人から話でも聞いたのだろう。どうせ、彼女も村人どもと同じだ。そうだと思っていた。
でも、彼女は飽きもせず1年近く通い続けた。彼女はあの子と友達になろうとしていたのだ。』
少女はとても行動力があるようだ。まるで幻を見ているみたいな気分になる。
ああいう行動力のある人間がそばにいると、どれだけ卑屈でいようとも、どうしても影響を受けてしまう。
彼女を除外しなかった時点で『水鞠』もほだされているだろう。彼女が本来の性格を失っていなければの話だが。
『一年が経ち、彼女が格子にしがみつくのを見慣れたころだった。その日は珍しく雨が降っておらず、久方ぶりの快晴。
2人の少女の笑い声が聞こえてきた。化け物ではなく普通の少女の楽しげなものだった。
私たちはその光景が嬉しくて彼女らに見つからないように涙を流す。その時見てしまった。
少し微笑みながら彼女たちを一瞥し、去っていく母の姿を。』
ほっと一息をつく。その場にいたわけでもないのに今までの苦労が報われたような気分だ。
彼は実際に目にしているのだから僕以上にそう思っているのだろう。
『あれからほどなくして母は少女、遥を家へ上げるようになった。口先では皮肉なことを言っていても嬉しそうな顔は隠しきれていない。
彼女が来るようになってから、家に本来あった活気が戻ってきた。水鞠が座敷牢に入る前の幸せな家が。
だから、私たちは彼女に対して謝罪をした。許されなくてもいい。恨まれてもいい。これは私たちのエゴだ。私たちが最新の注意を払っていれば起こっていなかったことなのだから。』
『水鞠』が笑顔を見せるようになったとはいえ、彼らの心には罪悪感がこびりついて消えなかったようだ。過去はどうやっても消えることはない。
特に、彼女を愛していた彼らは蝕まれたらしい。彼らも幼い子供だったのだから。
『あの子は私たちを許してくれた。それどころか逆に謝られてしまった。その日は3人で寝た。生きてきた中で一番幸せな時間だった。
それから、私たちはあの子と再び遊ぶようになった。遥と言う少女も混ざって4人で。
いつまでも続けばいいと思っていた。続かないにしろ、終わりは遊んでいるときのような穏やかで温かいものであってほしいと祈るのだ。』
水鞠自身も苦悩していたのだと思う。優しく誰かのことを思うことができるからこそ、天変地異を操る力を持っていても、家族を傷つけなかった。
それはひとえに彼らを恨もうにも恨み切れなかった。大好きな家族で自分のことを守ろうとしていたことを理解していたようだから。
『――だが、神様はやはり、私たちを赦してはくれなかったようだ。
その時私たちは東京へ出稼ぎに行っていた。村にいるのが嫌になったのと、あの子たちに新しい選択肢を与えたかった。
仕事の中で陰陽術のことを知った。そして、それを学ぶ機関もあるというのだ。弟も同じことを思っていたようで、あの子の力どうにかできるかもしれない。
私たちは一抹の希望を抱き、母に手紙を送った。思えば、この時から滅びの一途をたどっていたのかもしれない。』
あの手紙の内容はここにつながっているのか。
希望を抱いた内容が不穏を帯び始めている。ここからの内容が彼の後悔へとつながるようだ。
覚悟を決めるために深呼吸をする。しかし、どうにも落ち着くことはできず、不快感ばかりが増して気持ち悪い。
『母からの返事に【水鞠も東京で暮らすことが可能なら、あの子も連れて行ってくれ。もう時間がない。】とあった。
どこか胸騒ぎがした。急がなくちゃいけない、間に合わなくなると。こういう時程予感と言うものは当たるらしい。』
『僕らが村へ発とうとした日。列車に乗るために駅へ向かう途中、何者かに殴られた。
殴られるだけなら意識を失うことはなかっただろう。しかし、何か薬を打たれたのか意識が混濁し、そのまま意識を奪われた。
意識が回復した後、私は全てを失ったことを知った。』
肌が粟立ち、冷や汗を垂らす。震えた喉からは声にならない声が出る。あまりの急展開に適応することができない。
手紙に書かれていた内容から、どうしても予測できてしまう。当たってほしくない。祈るような気持ちだった。
混乱する気持ちをどうにか抑え、手紙に向き合う。
『目が覚めたら、弟は無惨な殺され方をしたと聞く。これだけでも絶望の淵にいたのだが、その後に聞いた話でどん底に叩き落されたのだ。
母と村人によって殺されたこと。あの子が村人たちと心中しようとして、人ならざる者へとなってしまったこと。そして、村が水に沈んでしまったこと。』
「あぁぁぁぁあ!!」
母の死に際がフラッシュバックする。思い出したくもなかった、自分の非力さを。忘れようと努力した、自分のせいで母が傷つく姿を。
自分が弱者だったせいでせせらぎが自分を犠牲にする選択を取らざるを得なかったこと。
彼はこれを一人で耐え忍んでいたのか?今際の際までずっと。正気ではない。いつ発狂してもおかしくなかったのに。それを心の奥底に押し込んで。
『最後にこれだけは伝えたい。
水鞠、ずっと愛してる。例え君が化け物でも、神様でも、どんな存在であれ私の大切な従妹であり妹であることは変わらないんだ。
それは母さんも、翔も、遥もきっと同じだ。だから自分のことをないがしろにしないでほしい。
君との時間は何よりの宝物だったんだ。そのことを君にも知ってほしい。
私にはもう時間がない。もし、遠い未来でこの手紙を誰かが目にしているのなら【白糸村】と言うところに行ってほしい。そして、そこへ封筒に入っているものを供えてほしい。』
「終わった……ハハッ、こんな終わり方があっていいのか……そんなはず、そんなはずないだろう……!」
手紙を読み終えて襲ってきたのは埋まることのない喪失感だった。それは僕の心を深く、強くえぐるのだ。
あまりの苦しさに地面へ這いつくばって、嗚咽ばかりが空気に溶けだす。床に向かって拳を振り下ろしても、この気持ちは収まらない。
過去は、起こってしまったことはもう変えられない。そんなことは分かっていても受け入れられない。
「そういえば、封筒。……一体、何が入っているんだろうな。」
彼は封筒の中に入っているものを供えてほしいと言った。手紙の内容を見てしまったからには気になって仕方がない。
封筒に入っているものをそっと取り出す。
一つは、キレイな水色のガラスかんざし。透き通った水色はまるで水面を示しているようだ。これは水鞠に送ろうとしたのだろう。
「もう一つは……え?」
封筒から取り出したものを見て固まった。今起こっている事象を脳が理解することを拒否する。
出てきたものは2枚の写真だった。そして、その二枚には同じ少女が映っている。
一枚は精悍な男性2人と、妙齢な女性、そして穏やかな顔をした少女が近寄って撮られている。これは家族写真だろう。
男性2人のどちらかが手紙の主なのだろう。みんな優しく微笑んでいる。……この家族が一体どうして。
もう一枚に映っていたのは花を抱える少女。キンモクセイの花を両手いっぱい抱えて嬉しそうに笑っている。
彼女を見た瞬間、息を吞む。だって、あまりにも似ているのだ。僕のそばに居たせせらぎに。
つまり、『水鞠』とせせらぎが同一人物であるということ、なのか?
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
異世界帰りの少年は現実世界で冒険者になる
家高菜
ファンタジー
ある日突然、異世界に勇者として召喚された平凡な中学生の小鳥遊優人。
召喚者は優人を含めた5人の勇者に魔王討伐を依頼してきて、優人たちは魔王討伐を引き受ける。
多くの人々の助けを借り4年の月日を経て魔王討伐を成し遂げた優人たちは、なんとか元の世界に帰還を果たした。
しかし優人が帰還した世界には元々は無かったはずのダンジョンと、ダンジョンを探索するのを生業とする冒険者という職業が存在していた。
何故かダンジョンを探索する冒険者を育成する『冒険者育成学園』に入学することになった優人は、新たな仲間と共に冒険に身を投じるのであった。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる