メスお兄さんとセックスしないと出られない部屋に閉じ込められた結果×××[再公開]

空廻ロジカ

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§ メスお兄さんのひみつの気持ち【2】

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 やがてあまねがマグカップを持って現れ、るり花にひとつを手渡した。そして、ソファの隣に腰を下ろす。

「ありがとうございます」

 るり花は受け取ったコーヒーを一口飲んでから、あまねに尋ねることにした。

「どうしてお家に私を連れてきたんですか?」
「うん? ああ、ぼく、まだ足りなくて」
「?」

 るり花は不思議に思いあまねのマグカップを見つめた。まだ、なみなみとコーヒーが残っているようだが……。

「そうじゃなくて」

 るり花の目線を追ったあまねは、口の端を上げて苦笑する。

「ぼくね、セックス依存ぎみだし、性欲も強いんだよね。だからまだ……足りない」
「……な」

 るり花は絶句した。

「ごめんね。締め切りが近くなかったら、もう少し余裕も持てるんだけど……、書くためにはセックスしないと」
「どういうことですか?」
「喫煙者って、定期的に煙草吸わないとパフォーマンスが落ちるじゃない。ぼくにとっては、セックスがそれ。しかも、煙草で例えるならヘヴィースモーカー」
「……」

 ……もしかして自分は、とんでもない人と付き合うことになってしまったのではないか。
 自問自答を始めたるり花に目を合わせ、あまねは困ったように眉根を寄せた。

「ごめん、負担かけちゃうよね。でも……どうかぼくのために、受け容れてほしい。これからもずっと、きみを大事にするって誓うから」

 あまねはマグカップをテーブルに置くと、るり花の膝に置かれた左手に、自らの右手を重ねた。

「きみと、もっと沢山抱き合いたい。お互いの隅々まで知り尽くして、るり花さんのナカがぼくのカタチになってしまうくらいに、身体からだどうしを何度も繋げて……」

 るり花を覗き込むあまねは、彼女の顎に手をかけ、そっと上向かせた。

「そうしたらきっと、心まで同じカタチになって、いつだって繋がってるみたいに共鳴しあって」

 あまねの明るい虹彩に、ゆらめく光が映り込む。ふしぎなほどやさしい眼差しで、あまねはるり花を見つめた。

「そんな恋人同士になりたい。……るり花さんと、そうなりたいんだ」

 言葉の次に、くちびるが降ってきた。そっと食むように、お互いのくちびるをついばむ。
 触れ合った箇所がじんわりと痺れて、身体からだじゅうのそこかしこに甘い疼きが生まれてゆく。

(ああ――だめだ。私……あまねさんが)

 侵入してきたあまねの舌を受け容れながら、るり花は自らの心と向き合った。

(私は……あまねさんが好きなんだ)

 あまりに展開がめまぐるしく、付き合うことを了承してなお、それが恋心なのかを判別できなかった。いや、考える暇さえなかったというのが正しいだろうか。

 くちづけは徐々に濃密さを増し、舌先で咥内を探り合った。唾液を交換するかのように啜ると、じゅぷじゅぷといやらしい水音が室内に響き渡る。
 火照り始めた身体からだがもどかしく、るり花は腿を擦り合わせた。

「るり花さん、ぼくの上に座って?」

 くちびるを離したあまねが膝を開き、るり花を促す。るり花は一度立ち上がると、椅子に腰掛けるように背後からあまねに身体からだを預けた。

「あっ」

 あまねの手が脚の付け根に忍び込んできて、下着越しに秘裂をなぞる。

「もう……ぐちょぐちょ。キスでこんなに濡らしちゃうなんて、いやらしいるり花さん」
「だ、って……っ」
「いいよ、もっといやらしくなって。ぼくがるり花さんを、セックスのことしか考えられなくしてあげる。いつもおまんこを疼かせてるような、ドスケベな女の子にしてあげるから」
「そんな、の……」

 るり花は首を振っていやいやをする。けれどあまねは容赦しなかった。
 布越しにクリトリスをぐりぐりと摘まみながら、言葉でもるり花を責めたてる。

「大丈夫、ぼくがいつでもセックスしてあげる。るり花さんを気持ちよくしてあげる。だから……安心してえっちになって。ふたりでどこまでも淫らに堕ちてゆけたら、とっても素敵じゃない?」
「あま……ねさんっ」

 なおも抵抗するるり花の下着をずらし、あまねは直接クリトリスに触れた。そして、小刻みに指先を動かし始める。

「だめだよ、もっと快楽に集中して。るり花さんは、えっちなことだけ考えてればいいんだ。理性なんて溶かしちゃおう。もっと、もっと自分を解放して、きみの本性に正直になって……」

 あまねの甘い囁きが催眠のように、あるいは麻薬のようにるり花の脳を痺れさせてゆく。

(あまねさんの言うとおり、もっとえっちになれたら素敵なのかもしれない。それでいいのかな。――ううん、きっとそうなるのを、本当は私も望んでる……)

 だって、あまねとのセックスは脳髄が蕩けそうなほど気持ちがよくて――、るり花はもはや虜になっているといってもいい。きっと、密室から解放されたのち彼の手を取った瞬間、すでにるり花はこの道を選んでいるのだ。

 あまねと、セックスまみれの生活を送るという選択肢を。
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