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35.素敵な魔道具をもらいました
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食事に向かっているとお父様に、
「マリーちょっと話があるから一緒に食べないかい。」
と言われたけど、お父様ったらここでは私は薬師様って分かっているのかしら?どうせ結界は張ってあるんでしょうけど、確認は必要よね。
「お父様、もちろん喜んでご一緒しますけど、結界は張ってあるのですか?」
「マリー安心して、さっきちょっと暇だったから3メートル以内にマリーが近づくと自動的に防音の結界が張れる魔道具を作ってみたよ。これくらいのレベルなら私にでも簡単だからね。」
「そ、そうですか。流石ですわ、お父様。」
お父様が見せてくれた魔道具は本物のバラの花かと思うほど美しい深紅のバラ型の魔道具だった。お父様は趣味がいいのね。
「美しいです。魔道具にみえません。」
「マリーの分もあるよ。結界を張ってない時はほら、真っ白だろう。マリーのはスイッチ付きだよ。この花びらがスイッチだよ。スイッチがオンになると、花の色がピンクに変わるよ。押してごらん。」
私は言われた通りバラの花びらのスイッチを押した。
「お父様、可愛らしいです。まるで、咲いたばかりのバラのようですね。」
「これで会話はもちろん分からないし、容姿もぼんやりとしか認識されないから、相手の記憶にも残らないから安心しなさい。」
「お父様、素敵な魔道具をありがとうございます。とても嬉しいです。」
あら、お父様の顔が真っ赤になちゃったわ。何かぶつぶつ言っているけど大丈夫かしら。
「マリーがありがとうって、嬉しいって、笑ってくれた。嬉しい…可愛い…幸せだ。」
そうでした。私最近まで、お父様の気持ちを知らなかったから、必要最低限の会話しかしてこなかったわ。それに、たぶん、思春期真っ只中で、お父様のことちょっとだけ、うざいって思っていたかも。ごめんなさいお父様。
食堂につくと、明らかにいままでと違う空間が出来上がっていた。どういうこと?!これは、王宮レベルじゃないかしら?何がどうなっちゃったの?不思議に思ってお父様の方を見ると、
「シェフを王宮から借りてきたよ?」
って、にっこり微笑まれた。はぁ~。大丈夫なのでしょうか?
「陛下が気が利かないから私も苦労するよ。」
「…………。」
とても不安だったけれど、料理はどんどん運ばれてくるし、心配しても仕方ないわね。とりあえず食べましょう。
「お父様、とても美味しいです。お肉は柔らかいし、このスープのお豆はほくほくしていて美味しいですね。そう言えば、お父様、お話があるとおしゃられていましたけれど、お話は、この美しい魔道具のことでよろしかったんですか?」
「いや違うんだ。マリーは今日、ブロッサという女の子が光魔法を使う所を見ただろう。王太子殿下がね、その子にも一度まぼろしの薬を作ってもらってはどうかって、言われてね。私もそんなに素晴らしい光魔法の使い手なら一度お願いしてみるべきだと思ったんだよ。それでいま、王太子殿下は陛下に説明と許可をもらいに、シルバーは材料の調達に戻っているんだよ。明日の朝には帰ってくると言っていたから安心しなさい。それと、明日は私もマリーと一緒に救護院に行って、手伝うからね。今日は本当に頑張ったね。」
お父様の話を聞いて、ヒロインなら簡単にまぼろしの薬を作ってくれる気がした。
「ところでマリー、その女の子が魔法を使っている時の様子を少し教えてくれないかい?」
「もちろんいいですよ。ものすごく遠くから見ていたんですけど、その女の子のピンクの髪が、光魔法できらきらと輝いているみたいで、とにかく可愛くて綺麗で、興奮してしまったんです。」
「女の子の手の部分や患者の患部ではなくて、その子がきらきらして見えたんだね?」
「そうです。もう全体です。きっと魔力が多いから全部輝いちゃったんですね。」
「ん~、普通はどんなに魔力が多くても、出てくる場所と、魔力が当たっている場所しか、光らないと思うんだが不思議だね。」
「そうなんですね。それででしょうか。私は一人ではしゃいでいたのですが、王太子殿下とシルバーは少し不思議そうな顔をしていました。」
「マリーはそのままでいいんだよ。他に気になることはあったかな。」
「そう言えば、偶然だとは思うんですけど、王太子殿下が結界を張る前に、私がちょっと柱が邪魔で見にくいわねって、言ったんですけど、そうしたら、見やすいところにその女の子がたまたま動いて、きらきらも増して、私ラッキーって思ったんです。それくらいですかね。」
「そうだったんだね。よく分かったよ。マリーありがとう。でもね、マリーより可愛い子なんて絶対にいないからね。」
「……。」
お父様、残念ですが、あなたの娘は悪役令嬢で、あちらはヒロインなんですよ。でも、とても嬉しいです。
「マリーちょっと話があるから一緒に食べないかい。」
と言われたけど、お父様ったらここでは私は薬師様って分かっているのかしら?どうせ結界は張ってあるんでしょうけど、確認は必要よね。
「お父様、もちろん喜んでご一緒しますけど、結界は張ってあるのですか?」
「マリー安心して、さっきちょっと暇だったから3メートル以内にマリーが近づくと自動的に防音の結界が張れる魔道具を作ってみたよ。これくらいのレベルなら私にでも簡単だからね。」
「そ、そうですか。流石ですわ、お父様。」
お父様が見せてくれた魔道具は本物のバラの花かと思うほど美しい深紅のバラ型の魔道具だった。お父様は趣味がいいのね。
「美しいです。魔道具にみえません。」
「マリーの分もあるよ。結界を張ってない時はほら、真っ白だろう。マリーのはスイッチ付きだよ。この花びらがスイッチだよ。スイッチがオンになると、花の色がピンクに変わるよ。押してごらん。」
私は言われた通りバラの花びらのスイッチを押した。
「お父様、可愛らしいです。まるで、咲いたばかりのバラのようですね。」
「これで会話はもちろん分からないし、容姿もぼんやりとしか認識されないから、相手の記憶にも残らないから安心しなさい。」
「お父様、素敵な魔道具をありがとうございます。とても嬉しいです。」
あら、お父様の顔が真っ赤になちゃったわ。何かぶつぶつ言っているけど大丈夫かしら。
「マリーがありがとうって、嬉しいって、笑ってくれた。嬉しい…可愛い…幸せだ。」
そうでした。私最近まで、お父様の気持ちを知らなかったから、必要最低限の会話しかしてこなかったわ。それに、たぶん、思春期真っ只中で、お父様のことちょっとだけ、うざいって思っていたかも。ごめんなさいお父様。
食堂につくと、明らかにいままでと違う空間が出来上がっていた。どういうこと?!これは、王宮レベルじゃないかしら?何がどうなっちゃったの?不思議に思ってお父様の方を見ると、
「シェフを王宮から借りてきたよ?」
って、にっこり微笑まれた。はぁ~。大丈夫なのでしょうか?
「陛下が気が利かないから私も苦労するよ。」
「…………。」
とても不安だったけれど、料理はどんどん運ばれてくるし、心配しても仕方ないわね。とりあえず食べましょう。
「お父様、とても美味しいです。お肉は柔らかいし、このスープのお豆はほくほくしていて美味しいですね。そう言えば、お父様、お話があるとおしゃられていましたけれど、お話は、この美しい魔道具のことでよろしかったんですか?」
「いや違うんだ。マリーは今日、ブロッサという女の子が光魔法を使う所を見ただろう。王太子殿下がね、その子にも一度まぼろしの薬を作ってもらってはどうかって、言われてね。私もそんなに素晴らしい光魔法の使い手なら一度お願いしてみるべきだと思ったんだよ。それでいま、王太子殿下は陛下に説明と許可をもらいに、シルバーは材料の調達に戻っているんだよ。明日の朝には帰ってくると言っていたから安心しなさい。それと、明日は私もマリーと一緒に救護院に行って、手伝うからね。今日は本当に頑張ったね。」
お父様の話を聞いて、ヒロインなら簡単にまぼろしの薬を作ってくれる気がした。
「ところでマリー、その女の子が魔法を使っている時の様子を少し教えてくれないかい?」
「もちろんいいですよ。ものすごく遠くから見ていたんですけど、その女の子のピンクの髪が、光魔法できらきらと輝いているみたいで、とにかく可愛くて綺麗で、興奮してしまったんです。」
「女の子の手の部分や患者の患部ではなくて、その子がきらきらして見えたんだね?」
「そうです。もう全体です。きっと魔力が多いから全部輝いちゃったんですね。」
「ん~、普通はどんなに魔力が多くても、出てくる場所と、魔力が当たっている場所しか、光らないと思うんだが不思議だね。」
「そうなんですね。それででしょうか。私は一人ではしゃいでいたのですが、王太子殿下とシルバーは少し不思議そうな顔をしていました。」
「マリーはそのままでいいんだよ。他に気になることはあったかな。」
「そう言えば、偶然だとは思うんですけど、王太子殿下が結界を張る前に、私がちょっと柱が邪魔で見にくいわねって、言ったんですけど、そうしたら、見やすいところにその女の子がたまたま動いて、きらきらも増して、私ラッキーって思ったんです。それくらいですかね。」
「そうだったんだね。よく分かったよ。マリーありがとう。でもね、マリーより可愛い子なんて絶対にいないからね。」
「……。」
お父様、残念ですが、あなたの娘は悪役令嬢で、あちらはヒロインなんですよ。でも、とても嬉しいです。
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