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♯1
愚作
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「ちょっ、と。ど、どうか、したの?」
俯き黙ったままの海斗に、イズナは不安げな目を向ける。
「……一つ訊きたい――いや、別に答える必要はないぞ。首を振るだけでいい」
すると、こんな状況だというのに、ひどく落ち着いた声音で海斗は問いかけた。
それに対しイズナは、言われた通りに首を縦に振って了解の意思を示した。
「よし。では今この状況で『貴様一人だけが逃げた』場合、あいつから逃げ切る確率は上がるか?」
カイトの言葉に、イズナの目が開かれる。
「な、なに、を――」
「答える必要はないと言ったぞ。それとも、言っている意味を理解できなかったか?」
そんな会話をしている間にも、ヴァイスリザードは一切の容赦なく、またも魔術を行使してきた。
「っ! 同じ、手を、何度も!」
圧縮された空気の塊が爆ぜ、突風を生む。
しかし今度は、イズナも速度を上げ、間一髪で回避することができた。――残りわずかな体力と引き換えに、である。
「理解できなかったのならもう一度、今度はわかり易く説明してやる――俺を捨てれば、貴様一人が逃げ切ることは可能か?」
「っ!? はぁ……なに、を……はぁ……バカな、こと――」
「このままでは、いずれ追いつかれる。その前に俺をあいつに向かって投げつけるなりすれば、少なくとも貴様は助かる可能性がある」
「そんな、こと、したら、あな、た、が――」
「ああ、おそらく死ぬな」
こともなげに言ってのける海斗。
化け物の前に放り出されれば、海斗は間違いなく死ぬだろう。
食われるまでもなく、轢き殺されて終わりだ。
海斗とて死にたくはない。
しかし、ヴァイスリザードのスピードが落ちるどころか、ますます加速してきている。
それにひきかえ、こちらの速度は徐々に落ち始めている始末だ。
追いつかれるのは時間の問題。
ならば――、
「はぁ……やめ――はぁ……て」
「このまま逃げていても、二人して死ぬことになる。仮に一人が死んでも、もう一人が生き残れる手段をとるしか方法は――」
「やめて!」
イズナが悲痛な表情で声を上げた。
「あなたを捨てて、一人で生き残る? ふざけないで!」
「ふざけているのは貴様だ」
それでも、海斗はなお、淡々と告げる。
「――いいか、よく聞け。仮に俺が一人で逃げたところで、『アレ』から逃げ切れる可能性は万に一つだ。だが貴様なら、俺を捨てることで、逃げ切れる確率は断然、高くなる」
「そんな、こと、できる、わけ、が、ない、でしょ!」
「なら他に方法があるのか!!」
「っ!」
ほんの一瞬、イズナは海斗にすがるような視線を向けてきた。
だが、すぐにまた前方に顔を戻す。
「はぁ、そ、れは……はぁ……くっ!」
もはや息も絶え絶え。こうして喋るだけで苦痛に顔を歪めておいて、なにを迷うことがある。
「今日知り合ったばかりの俺に、そこまでする義理はないだろ! 貴様とは特別に親しい間柄でもなんでもない、赤の他人なんだぞ! そんなヤツのために、命を懸ける必要がどこにある!」
「だからなに!!?」
イズナは、これまでで一番大きな声を張り上げた。
「あな、たが……はぁ、だれか、なんて……はぁ、はぁ、関係、ない!」
もはや彼女の言い分は駄々子のそれだった。
「――絶対に、あたしも、あなたも……生き残るのよ!!」
今度は、海斗が目を見開く番だった。
この少女は、なにをむきになっているのだろうか。
この期に及んで、よりいっそう海斗を強く抱きしめて、放そうとしない。
「くそっ、なら、どうするつもりだ!? ただ闇雲に走っていても逃げ切れないぞ!」
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、――っ、はぁ」
イズナは答えない。いや、もう答える余裕すらないのだろう。
走り始めたときと比べれば、あきらかに速度が落ちている。目の焦点もどこか虚ろだ。露出した肌は枝で切ったのか、所々傷だらけで血が滴り落ちている。
――三度、発光。
三発目の魔術による攻撃が来る。
「ちっ――」
海斗は、ここに至ってようやく観念した。
この女が自分を手放す気がないのなら、どうにか別の手段を考えるほかにない。
それができるのは、今は自分だけだ。
走るという指令を、脳から身体に伝達することしかすでにできない彼女に、妙案を搾り出せと言っても土台無理な話だ。
……なら、もう俺がやるしかないじゃないか!
だがどうする。もうあまり考えている時間などない。
数秒後には魔術が発動する。そうなってしまえば終わりだ。
海斗は、脳神経が焼ききれそうなほど思考した。魔術の威力に周囲の地形。それとヤツとの距離と位置関係。ありとあらゆる情報を整理し、打開策を模索する。
どうする? どうする? どうする? どうする? どうするどうするどうするどうする!?
――ズキッ!
「――――がっ!?」
一瞬、海斗の頭に激痛が走った。
そのとき、視界にあるものが飛び込んできた。
もはや一か八かの賭けだが他に方法が思いつかない。
ヤツの魔術の威力が、海斗の想定内であることを祈るしかなかった。
「――右だ、今すぐ右に跳べ! 『イズナ』!!」
海斗は叫んだ。あらん限りの声を絞り上げて。
「っ! ――」
イズナはその声に従い、最後の力を振り絞り――跳んだ。
それはまさに一瞬、刹那の時。
魔術が発動した直後。
海斗たちとヴァイスリザードの間に、巨木が立ち塞がった。否、彼らが巨木の陰に隠れたのだ。
直径にしておよそ五メートルは優にある太すぎる幹。天を突かんばかりに伸びたその先は終わりが見えない。
そんな、二人の姿をすっぽりと覆うほど巨大な大樹に向かって空気の圧縮弾が放たれ、激突する。
しかし、衝撃が彼らに到達する前に、分厚い幹によって阻まれた。
半ば以上までその身を削られた大樹は、まるで断末魔の悲鳴を上げるがごとく、きしんだ音を立てて、トカゲに向かって倒れていき、
――そのまま、追跡者を圧殺した。
賭けは、海斗たちの勝利に終わったのだ。
俯き黙ったままの海斗に、イズナは不安げな目を向ける。
「……一つ訊きたい――いや、別に答える必要はないぞ。首を振るだけでいい」
すると、こんな状況だというのに、ひどく落ち着いた声音で海斗は問いかけた。
それに対しイズナは、言われた通りに首を縦に振って了解の意思を示した。
「よし。では今この状況で『貴様一人だけが逃げた』場合、あいつから逃げ切る確率は上がるか?」
カイトの言葉に、イズナの目が開かれる。
「な、なに、を――」
「答える必要はないと言ったぞ。それとも、言っている意味を理解できなかったか?」
そんな会話をしている間にも、ヴァイスリザードは一切の容赦なく、またも魔術を行使してきた。
「っ! 同じ、手を、何度も!」
圧縮された空気の塊が爆ぜ、突風を生む。
しかし今度は、イズナも速度を上げ、間一髪で回避することができた。――残りわずかな体力と引き換えに、である。
「理解できなかったのならもう一度、今度はわかり易く説明してやる――俺を捨てれば、貴様一人が逃げ切ることは可能か?」
「っ!? はぁ……なに、を……はぁ……バカな、こと――」
「このままでは、いずれ追いつかれる。その前に俺をあいつに向かって投げつけるなりすれば、少なくとも貴様は助かる可能性がある」
「そんな、こと、したら、あな、た、が――」
「ああ、おそらく死ぬな」
こともなげに言ってのける海斗。
化け物の前に放り出されれば、海斗は間違いなく死ぬだろう。
食われるまでもなく、轢き殺されて終わりだ。
海斗とて死にたくはない。
しかし、ヴァイスリザードのスピードが落ちるどころか、ますます加速してきている。
それにひきかえ、こちらの速度は徐々に落ち始めている始末だ。
追いつかれるのは時間の問題。
ならば――、
「はぁ……やめ――はぁ……て」
「このまま逃げていても、二人して死ぬことになる。仮に一人が死んでも、もう一人が生き残れる手段をとるしか方法は――」
「やめて!」
イズナが悲痛な表情で声を上げた。
「あなたを捨てて、一人で生き残る? ふざけないで!」
「ふざけているのは貴様だ」
それでも、海斗はなお、淡々と告げる。
「――いいか、よく聞け。仮に俺が一人で逃げたところで、『アレ』から逃げ切れる可能性は万に一つだ。だが貴様なら、俺を捨てることで、逃げ切れる確率は断然、高くなる」
「そんな、こと、できる、わけ、が、ない、でしょ!」
「なら他に方法があるのか!!」
「っ!」
ほんの一瞬、イズナは海斗にすがるような視線を向けてきた。
だが、すぐにまた前方に顔を戻す。
「はぁ、そ、れは……はぁ……くっ!」
もはや息も絶え絶え。こうして喋るだけで苦痛に顔を歪めておいて、なにを迷うことがある。
「今日知り合ったばかりの俺に、そこまでする義理はないだろ! 貴様とは特別に親しい間柄でもなんでもない、赤の他人なんだぞ! そんなヤツのために、命を懸ける必要がどこにある!」
「だからなに!!?」
イズナは、これまでで一番大きな声を張り上げた。
「あな、たが……はぁ、だれか、なんて……はぁ、はぁ、関係、ない!」
もはや彼女の言い分は駄々子のそれだった。
「――絶対に、あたしも、あなたも……生き残るのよ!!」
今度は、海斗が目を見開く番だった。
この少女は、なにをむきになっているのだろうか。
この期に及んで、よりいっそう海斗を強く抱きしめて、放そうとしない。
「くそっ、なら、どうするつもりだ!? ただ闇雲に走っていても逃げ切れないぞ!」
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、――っ、はぁ」
イズナは答えない。いや、もう答える余裕すらないのだろう。
走り始めたときと比べれば、あきらかに速度が落ちている。目の焦点もどこか虚ろだ。露出した肌は枝で切ったのか、所々傷だらけで血が滴り落ちている。
――三度、発光。
三発目の魔術による攻撃が来る。
「ちっ――」
海斗は、ここに至ってようやく観念した。
この女が自分を手放す気がないのなら、どうにか別の手段を考えるほかにない。
それができるのは、今は自分だけだ。
走るという指令を、脳から身体に伝達することしかすでにできない彼女に、妙案を搾り出せと言っても土台無理な話だ。
……なら、もう俺がやるしかないじゃないか!
だがどうする。もうあまり考えている時間などない。
数秒後には魔術が発動する。そうなってしまえば終わりだ。
海斗は、脳神経が焼ききれそうなほど思考した。魔術の威力に周囲の地形。それとヤツとの距離と位置関係。ありとあらゆる情報を整理し、打開策を模索する。
どうする? どうする? どうする? どうする? どうするどうするどうするどうする!?
――ズキッ!
「――――がっ!?」
一瞬、海斗の頭に激痛が走った。
そのとき、視界にあるものが飛び込んできた。
もはや一か八かの賭けだが他に方法が思いつかない。
ヤツの魔術の威力が、海斗の想定内であることを祈るしかなかった。
「――右だ、今すぐ右に跳べ! 『イズナ』!!」
海斗は叫んだ。あらん限りの声を絞り上げて。
「っ! ――」
イズナはその声に従い、最後の力を振り絞り――跳んだ。
それはまさに一瞬、刹那の時。
魔術が発動した直後。
海斗たちとヴァイスリザードの間に、巨木が立ち塞がった。否、彼らが巨木の陰に隠れたのだ。
直径にしておよそ五メートルは優にある太すぎる幹。天を突かんばかりに伸びたその先は終わりが見えない。
そんな、二人の姿をすっぽりと覆うほど巨大な大樹に向かって空気の圧縮弾が放たれ、激突する。
しかし、衝撃が彼らに到達する前に、分厚い幹によって阻まれた。
半ば以上までその身を削られた大樹は、まるで断末魔の悲鳴を上げるがごとく、きしんだ音を立てて、トカゲに向かって倒れていき、
――そのまま、追跡者を圧殺した。
賭けは、海斗たちの勝利に終わったのだ。
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