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緊急討伐クエスト
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俺はリゼさんに、この家を訪ねていた理由を説明した。
「【クラン】の新設? なにそれ面白そう!」
「「……」」
見事な食い付き。リゼさんの予想通りの反応に、俺とオズは僅かに苦笑してしまう。
瞳をキラキラとさせて、さながら子供のようにうきうきした仕草を見せるリゼさん。とても四十手前とは思えない姿だ。
「ね、ね! それってワタシも参加しちゃだめ? いいでしょ? いいわよね! いいに決まってるわよね!」
「いやお前、自分の仕事はどうするんだよ? 月に一度は最低でも『領主に呼ばれる』ってのに」
「そんなの向こうの都合じゃないの! ワタシはね、もっと家庭でこの腕を振るいたいの! それを毎回毎回! いい迷惑だわ!」
リゼは、その背負ったケースから想像できるとおり、料理系の【天賦】を持っている。
しかもそれは、ただの【料理人】などとは格が違う。【マスターコック】という【天賦】である。
卓越した調理の腕はもちろん。絶対的な味覚に、優れた嗅覚。食材の目利きに間違いはなく、未知の食材であっても、例えそれが劇毒物でもおいしく調理してしまう。まさしく、料理人というカテゴリーにおいては、究極の存在である。
それ故に、彼女は地元領主、果ては王家からも依頼が出るほどの人物なのだ。
しかし、彼女はそれで家族との時間が減っていることに、前々から不満を口にしてはいるが。
「でも、それで稼げてるってのは、否定できないだろ?」
瞬間、オズの表情が少し翳ったことに、俺は気が付いた。
そして妻であるリゼさんが、もちろんそんなオズの様子を見逃すはずもなく。
「ワタシは、たまたまこの【天賦】を持っていただけで……それに、別にオー君の収入が少ないわけじゃないし……」
「いいや、俺達が不定期な収入で食っていけてるのは、間違いなくお前のお陰だよ。俺なんかじゃさっぱりだ。ほんと、家主としては恥ずかしい限りだな、はは」
「む~~~っ」
と、リゼさんが頬を膨らませて、オズにじとっとした視線を向け始める。
「恥ずかしくないもん……」
「うん? リゼ?」
「オー君は、カッコいいもん……ワタシが好きになった旦那様だもん」
「う……お、お前な……ユーマがいる前で……って、お前もなにニヤニヤしてんだよ」
「別にぃ……」
と言ってはみるが、俺は目の前の光景が面白くてしかたなかった。
それと同時に、背中がかなりかゆくもなる。
「オー君、すっごく強いもん……街の人がオー君の実力を知ったら、絶対に引っ張りだこだもん」
「いやいや、それはお前の買いかぶりだって」
「そんなことないもん!」
「うお?!」
「もん、もん」と口癖のように繰り返していたリゼさんが、ここにきて一番大きな「もん」を繰り出した。
頬は高潮し、瞳には薄っすらと雫が見える。
「オー君は自分のこと過小評価しすぎ! ワタシはオー君がすごい人だって知ってるもん! ワタシ知ってるんだからね! オー君が【グランド】からの勧誘を断ったの!」
「わ、分かった! 分かったから落ち着け! 客人がいる前で興奮するなって! それと、その話はしないでくれ。頼むよ」
「むう~~~~っ!」
頬を空気でぱんぱんにするリゼさん。正直可愛すぎて、笑いを堪えるのに俺は必死だった。
妻を宥めようと焦っているオズの姿もまた、見ていて微笑ましくもある。
正直、この歳で、しかも子供までいる夫婦が、まるで付き合いたてのバカップルのごとくイチャイチャしている姿が見られるとは。
この村に来た直後は、想像もしていなかった。
俺はもう、30を過ぎた辺りから、誰かとお付き合いをして、自分が結婚するなんて想像はしなくなった。
というより、俺はアイリを想い、親になるための努力に心血を注いだ。だから、こういった色恋沙汰からは、かなり遠ざかってしまったのだが。
しかし、後悔などしていないし、これからもしないであろう。
ただ、最近になって娘が俺と結婚するなどと言い張っていることだけは、どうにかせねばと頭を悩ませてはいるのだが……
とはいえ、そんなことをこの二人に相談できるはずもなし。
俺は二人の姿を見つめながら、「結婚か……」と小さく呟いた。
――すると、
「す、すまない! オズとユーマはいるか?!」
オズたちの間に漂う、少量の辛い空気と、極上の甘い雰囲気が破られる。
その原因へ全員が顔を向けると、酷く慌てた様子の中年男性が、家の扉を開けて呼吸を荒くしていた。
「ん? グンターじゃねぇか。どうした、そんなに息切らして」
彼は、村のクランに正式に加入しているメンバーの一人で、名前はグンター。
俺とオズは彼から仕事を斡旋してもらうことが多いため、顔を合わせる頻度はそれなりに多い人物である。
「た、大変なことが起きて……む、村の外に、はぁ、はぁ……街道から! かなりの数が……っ!」
「落ち着けって。それじゃ何がなんだかさっぱりだ」
要領を得ないグンターの説明に、オズはまずは彼を落ち着けようと水を差し出した。
「ああ、すまない」と言って、グンターはオズから差し出された水を一気に煽る。
それで少しは落ち着いたのか、グンターは改めて説明を再開した。
「実は、村の外から伝令があったんだ。この村に【ロックボア】の群れが向かってるって……数はざっと、――30」
「っ……! おいおい、入れ食いじゃねぇか」
「うそ、まじで! ロックボアって言ったら、市場じゃ一匹3万はする高級食材じゃない!」
「ああ、その通りだ。だが、性格は極めて凶暴な上に、生半可な攻撃じゃ傷一つ付かない頑丈で頑強な体だ。しかもデカイ」
グンターは顔を青褪めさせて、興奮した様子のリゼにロックボアの生態を説明する。
【ロックボア】――体長1.5メートルから2メートル。体を岩のような外皮で覆い、外敵から身を守っている。
性格は先にグンターが口にした通り凶暴であり、目線があった途端に突進をかましてくる。
巨石が激突してくるようなものなので、大怪我だけではすまない。
毎年このモンスターによって死者が出ているくらいなのだ。
そして、リゼさんが口にしたように、このモンスターは高級食材としても知名度が高い。
良質な肉が取れることで有名で、しかしその捕獲の難しさから市場に出回ることは少なく、美食家の間では話題の食材なのだ。
「そこでだ。オズ、ユーマ。二人には今からで悪いが、ロックボアの討伐に参加してほしい! 【クラン】のメンバーだけじゃ、とてもじゃないが対処できない! 頼む!」
「なるほど……にしても、数が30ねぇ……ユーマ、どう思うよ?」
と、ここにきてオズが、俺に水を向けてきた。
「……そうだな。ロックボアは集団で行動することは少ないモンスターだ。しかもこの近辺に生息しているモンスターじゃない……それが30匹も群れを成しているとなれば……十中八九、何処かで捕獲され、運んでいる途中で逃げ出した、って線が濃厚だろう」
「ってことは……」
「ああ、これはその業者の後始末を、俺達が押し付けられた格好になるな」
「かぁ! やってられねぇな!」
「そういうわけにもいかん。あれがこの村で暴れ回ってみろ。何人死ぬか分からんぞ」
「だよなぁ……ああ、くそ!」
オズは髪を掻き毟り、苛立たしげにテーブルに拳を叩き付けた。
「オズ、ユーマ。今回の【ロックボア】討伐に関しては、【クラン】でしっかりと報酬を払う。むろん、村長も礼はするという話だ。ただ働きをさせることはない。だからどうか!」
「分かってるよ。俺だって村には愛する妻も息子もいるんだ。むざむざそんな畜生共に家庭を壊されてたまるかってんだよ」
「それには俺も同感だ」
家には今も、家事に勤しむアイリがいる。
娘との平和な生活を、『たかがロックボア程度』のモンスターに犯されるなど、断じて許すわけにはいかない。
「おお! それじゃ!」
「ああ、俺とユーマは、この討伐クエストに参加する。【クランマスター】にも、そう伝えておいてくれ」
「それはもうしてある。二人が断ることはないと思ってたからな」
「お前、準備がいいな」
「そのせいで、大分慌てることにはなったがな……と、こんな場合じゃない。すぐに向かうぞ!」
「「応!」」
俺とオズは、勢いよく椅子から立ち上がった。
「二人とも、気をつけてね。ちゃんと無事に帰ってこないと、許さないから!」
「大丈夫だよ。なんてたって、こっちには【英雄】がいるんだからな」
そう口にしながら、オズは立て掛けてあった愛用の槍を手に取る。
俺の武器は家にあるため、一度戻らねばならない。
「うん! そこは心配してない! でも、『あんまりやりすぎる』んじゃないからね!」
リゼさんは、そう言って笑いながら俺達を見送ってくれた。
信用されている証拠だろう。
俺とオズは家を出るなり、全速力で駆け出した。
まずは俺の家まで、武器を取りにいかねばならない。
「なぁ、ユーマ……ちょっと提案なんだがな……」
と、不意にオズが、俺に向かって何か言いづらそうに口を開いた。
「おう、どうした?」
「……さっきの【クラン】新設の話だがな……もしあれを実現させて、アイリちゃんをそこに組み込むつもりなら……」
そこで、オズは真剣な表情で、こう口にした。
「今回の【ロックボア】の討伐に、アイリちゃんも参加させるべきだと、俺は思うぞ」
「【クラン】の新設? なにそれ面白そう!」
「「……」」
見事な食い付き。リゼさんの予想通りの反応に、俺とオズは僅かに苦笑してしまう。
瞳をキラキラとさせて、さながら子供のようにうきうきした仕草を見せるリゼさん。とても四十手前とは思えない姿だ。
「ね、ね! それってワタシも参加しちゃだめ? いいでしょ? いいわよね! いいに決まってるわよね!」
「いやお前、自分の仕事はどうするんだよ? 月に一度は最低でも『領主に呼ばれる』ってのに」
「そんなの向こうの都合じゃないの! ワタシはね、もっと家庭でこの腕を振るいたいの! それを毎回毎回! いい迷惑だわ!」
リゼは、その背負ったケースから想像できるとおり、料理系の【天賦】を持っている。
しかもそれは、ただの【料理人】などとは格が違う。【マスターコック】という【天賦】である。
卓越した調理の腕はもちろん。絶対的な味覚に、優れた嗅覚。食材の目利きに間違いはなく、未知の食材であっても、例えそれが劇毒物でもおいしく調理してしまう。まさしく、料理人というカテゴリーにおいては、究極の存在である。
それ故に、彼女は地元領主、果ては王家からも依頼が出るほどの人物なのだ。
しかし、彼女はそれで家族との時間が減っていることに、前々から不満を口にしてはいるが。
「でも、それで稼げてるってのは、否定できないだろ?」
瞬間、オズの表情が少し翳ったことに、俺は気が付いた。
そして妻であるリゼさんが、もちろんそんなオズの様子を見逃すはずもなく。
「ワタシは、たまたまこの【天賦】を持っていただけで……それに、別にオー君の収入が少ないわけじゃないし……」
「いいや、俺達が不定期な収入で食っていけてるのは、間違いなくお前のお陰だよ。俺なんかじゃさっぱりだ。ほんと、家主としては恥ずかしい限りだな、はは」
「む~~~っ」
と、リゼさんが頬を膨らませて、オズにじとっとした視線を向け始める。
「恥ずかしくないもん……」
「うん? リゼ?」
「オー君は、カッコいいもん……ワタシが好きになった旦那様だもん」
「う……お、お前な……ユーマがいる前で……って、お前もなにニヤニヤしてんだよ」
「別にぃ……」
と言ってはみるが、俺は目の前の光景が面白くてしかたなかった。
それと同時に、背中がかなりかゆくもなる。
「オー君、すっごく強いもん……街の人がオー君の実力を知ったら、絶対に引っ張りだこだもん」
「いやいや、それはお前の買いかぶりだって」
「そんなことないもん!」
「うお?!」
「もん、もん」と口癖のように繰り返していたリゼさんが、ここにきて一番大きな「もん」を繰り出した。
頬は高潮し、瞳には薄っすらと雫が見える。
「オー君は自分のこと過小評価しすぎ! ワタシはオー君がすごい人だって知ってるもん! ワタシ知ってるんだからね! オー君が【グランド】からの勧誘を断ったの!」
「わ、分かった! 分かったから落ち着け! 客人がいる前で興奮するなって! それと、その話はしないでくれ。頼むよ」
「むう~~~~っ!」
頬を空気でぱんぱんにするリゼさん。正直可愛すぎて、笑いを堪えるのに俺は必死だった。
妻を宥めようと焦っているオズの姿もまた、見ていて微笑ましくもある。
正直、この歳で、しかも子供までいる夫婦が、まるで付き合いたてのバカップルのごとくイチャイチャしている姿が見られるとは。
この村に来た直後は、想像もしていなかった。
俺はもう、30を過ぎた辺りから、誰かとお付き合いをして、自分が結婚するなんて想像はしなくなった。
というより、俺はアイリを想い、親になるための努力に心血を注いだ。だから、こういった色恋沙汰からは、かなり遠ざかってしまったのだが。
しかし、後悔などしていないし、これからもしないであろう。
ただ、最近になって娘が俺と結婚するなどと言い張っていることだけは、どうにかせねばと頭を悩ませてはいるのだが……
とはいえ、そんなことをこの二人に相談できるはずもなし。
俺は二人の姿を見つめながら、「結婚か……」と小さく呟いた。
――すると、
「す、すまない! オズとユーマはいるか?!」
オズたちの間に漂う、少量の辛い空気と、極上の甘い雰囲気が破られる。
その原因へ全員が顔を向けると、酷く慌てた様子の中年男性が、家の扉を開けて呼吸を荒くしていた。
「ん? グンターじゃねぇか。どうした、そんなに息切らして」
彼は、村のクランに正式に加入しているメンバーの一人で、名前はグンター。
俺とオズは彼から仕事を斡旋してもらうことが多いため、顔を合わせる頻度はそれなりに多い人物である。
「た、大変なことが起きて……む、村の外に、はぁ、はぁ……街道から! かなりの数が……っ!」
「落ち着けって。それじゃ何がなんだかさっぱりだ」
要領を得ないグンターの説明に、オズはまずは彼を落ち着けようと水を差し出した。
「ああ、すまない」と言って、グンターはオズから差し出された水を一気に煽る。
それで少しは落ち着いたのか、グンターは改めて説明を再開した。
「実は、村の外から伝令があったんだ。この村に【ロックボア】の群れが向かってるって……数はざっと、――30」
「っ……! おいおい、入れ食いじゃねぇか」
「うそ、まじで! ロックボアって言ったら、市場じゃ一匹3万はする高級食材じゃない!」
「ああ、その通りだ。だが、性格は極めて凶暴な上に、生半可な攻撃じゃ傷一つ付かない頑丈で頑強な体だ。しかもデカイ」
グンターは顔を青褪めさせて、興奮した様子のリゼにロックボアの生態を説明する。
【ロックボア】――体長1.5メートルから2メートル。体を岩のような外皮で覆い、外敵から身を守っている。
性格は先にグンターが口にした通り凶暴であり、目線があった途端に突進をかましてくる。
巨石が激突してくるようなものなので、大怪我だけではすまない。
毎年このモンスターによって死者が出ているくらいなのだ。
そして、リゼさんが口にしたように、このモンスターは高級食材としても知名度が高い。
良質な肉が取れることで有名で、しかしその捕獲の難しさから市場に出回ることは少なく、美食家の間では話題の食材なのだ。
「そこでだ。オズ、ユーマ。二人には今からで悪いが、ロックボアの討伐に参加してほしい! 【クラン】のメンバーだけじゃ、とてもじゃないが対処できない! 頼む!」
「なるほど……にしても、数が30ねぇ……ユーマ、どう思うよ?」
と、ここにきてオズが、俺に水を向けてきた。
「……そうだな。ロックボアは集団で行動することは少ないモンスターだ。しかもこの近辺に生息しているモンスターじゃない……それが30匹も群れを成しているとなれば……十中八九、何処かで捕獲され、運んでいる途中で逃げ出した、って線が濃厚だろう」
「ってことは……」
「ああ、これはその業者の後始末を、俺達が押し付けられた格好になるな」
「かぁ! やってられねぇな!」
「そういうわけにもいかん。あれがこの村で暴れ回ってみろ。何人死ぬか分からんぞ」
「だよなぁ……ああ、くそ!」
オズは髪を掻き毟り、苛立たしげにテーブルに拳を叩き付けた。
「オズ、ユーマ。今回の【ロックボア】討伐に関しては、【クラン】でしっかりと報酬を払う。むろん、村長も礼はするという話だ。ただ働きをさせることはない。だからどうか!」
「分かってるよ。俺だって村には愛する妻も息子もいるんだ。むざむざそんな畜生共に家庭を壊されてたまるかってんだよ」
「それには俺も同感だ」
家には今も、家事に勤しむアイリがいる。
娘との平和な生活を、『たかがロックボア程度』のモンスターに犯されるなど、断じて許すわけにはいかない。
「おお! それじゃ!」
「ああ、俺とユーマは、この討伐クエストに参加する。【クランマスター】にも、そう伝えておいてくれ」
「それはもうしてある。二人が断ることはないと思ってたからな」
「お前、準備がいいな」
「そのせいで、大分慌てることにはなったがな……と、こんな場合じゃない。すぐに向かうぞ!」
「「応!」」
俺とオズは、勢いよく椅子から立ち上がった。
「二人とも、気をつけてね。ちゃんと無事に帰ってこないと、許さないから!」
「大丈夫だよ。なんてたって、こっちには【英雄】がいるんだからな」
そう口にしながら、オズは立て掛けてあった愛用の槍を手に取る。
俺の武器は家にあるため、一度戻らねばならない。
「うん! そこは心配してない! でも、『あんまりやりすぎる』んじゃないからね!」
リゼさんは、そう言って笑いながら俺達を見送ってくれた。
信用されている証拠だろう。
俺とオズは家を出るなり、全速力で駆け出した。
まずは俺の家まで、武器を取りにいかねばならない。
「なぁ、ユーマ……ちょっと提案なんだがな……」
と、不意にオズが、俺に向かって何か言いづらそうに口を開いた。
「おう、どうした?」
「……さっきの【クラン】新設の話だがな……もしあれを実現させて、アイリちゃんをそこに組み込むつもりなら……」
そこで、オズは真剣な表情で、こう口にした。
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