戦国時代にタイムスリップ?武器なし 知識なし 度胸なし 高校生の天下取り!!

やん。

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1話

始まりの法螺貝

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○○年 X X月 日本某所
 
   
大将本陣
 「敵軍大将の首取ったぞーーー!」
 「ウォーー!」

令和〇〇年 X X月 日本某所

 「おい!勝吉~!また、SSSRの
武将キャラ出たわー!やっぱり勝吉の
近くで戦国ゲームガチャすると良い
キャラ出るわー。」

・・・勝吉はクラスメイトの前では、
いじられキャラだった。なんでも、名前が戦国武将っぽいから、なのにナヨナヨしててるかららしい。女の子にだってモテやしない。
 (あーあー。俺だってどうせこんな
 名前で生まれたからには強く
 ありたかったなー。女の子に勝吉さま~
 とかで呼ばれたい人生だったなー。)
こんな意味のない妄想をもう何年も
しているが叶うはずなどない。
それでも、神頼みなんかを、今でもすることがある。それは恥ずかしながら流れ星に願い事をする事だ。
 (勝吉モテたい。カッコよくなりたい。
強くなりたい。)
その時だった!
 
変な音が鳴り響く。
何の音だと思って振り向くと辺り一面が
野原だった。
 呆気に取られていると、

   
遠くの方でなにか、聞こえる。
 「
 「ウォーーー!」
何事かとただ、立ち尽くす事しかできていなかった所に急に引っ張られる!

?? 「おい!なにしてる?そんな意味分からん目立つ色の甲冑なんか着て?戦に負けてしもた。逃げるぞ!?」
すると、
 「まだ生き残りがいるぞー!隊長クラスがおるかもしれん。追えーーー!」
頭の整理が追いつかないうちに弓矢が
近くに放たれる。
 「
先程声をかけて来た人が血を流して倒れている。手、足、全身が震える。
 「
もはや、声なのか、何なのか分からない
音を出しながら道なき道をひたすらに走る。
 どれくらい走っただろうか?周りに追っ手の気配はない。ただ、逃げる時20人程度は居たはずの人影が、もう勝吉を含めて5人しかいないのだ。
 そんな中、1人が重い口を開く。
 「もう少しで村に着く。後一息だ。」
 歩く事数十分・・・
 そこはもう、見るに堪えない有様だった。ほとんどの家屋は、壊され、泣きじゃくる幼子の声・・・
 そしてそこに、武器を持った男が現れる。
 「お兄様。無事でしたか?奥の洞窟に数十名逃れております。こちらに。」
 奥の洞窟に入ると、そこには疲れきった顔の人達でパンパンになっていた。
 そんな中、長老が口を開く。
 「もう、この戦は我らの負けだ。降参するしかない。亡き勝昌様の村を守れなかったのだ・・・」
しかし、その長老が、目を見開き言った。
 「其方は何者だ??亡き勝昌様と瓜二つだが?」
 勝吉の方へ、皆が振り向く。
 自分はこの世界の人間ではない事、おそらく未来から来たのではないかという事、
全てを話した。だが、これが良くなかった。
 「?
 「勝吉と申されておりましたが、今、この時から、勝昌様と呼ばせてくだされ。」
 この日から勝吉は、この世界で元服??
のような形で勝昌と名乗るようになるのである。


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