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2、婚約者
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私たちが驚いていると、直立して動かない人達の前にエリオールさんが歩み寄った。
「まあまあ、そんなにかしこまらなくても」
「し、しかし……エリオールでん」
「はいはい、今はそういうの無しね。ちょっと話をしに寄っただけだから、私たちのことは気にしなくていい」
「ここに来たのは個人的な都合だ。皆は食事を始めて楽にしていい」
「そ、そうですか……では」
エリオールさんとカイルさんの言葉に、最前列にいた団員の人が姿勢を解き、周りもそれに倣って動き出す。
食堂内はざわめき始めた。
「それにしても、やっぱりエリオールさんはここで勤務しているんですね」
「やっぱりって?」
「以前カイルさんが夜に来てくれたことがありまして。それなのに、エリオールさんから話を聞いてすぐ来たとおっしゃっていたので」
「察しがいいね。そうだね、私は騎士ではないけど城で働いてるよ」
「お城ですか! すごいですね……。ところで、話が変わるのですが……エリオールさんって騎士団の偉い方だったりしますか?」
「ん? 違う違う。親がちょっと偉いからって、私にまで皆あの態度なんだよ。サラさんは親の職業によって私への態度は変わらないよね?」
「そうですね。ご両親がどなたか知らないので何とも言えませんが、私の知っているエリオールさんは困っていたときに助けてくれたカフェの常連さんです。エリオールさんが良ければ、このままの関係でいたいです」
少し試すような質問に、私は考えてから微笑んで答える。
エリオールさんも表情を柔らかくしたが、普段よりもぴしっとした服を着ていて格好よく見えた。
話し終えたタイミングを見計らって、カイルさんが前に進むように促す。
「ここで話しても仕方ない。食べながら話そう。店長、食事を一緒にしてもいいか?」
「はい、大丈夫です。ちょうど私たちも食事のタイミングだったので、嬉しいです」
「そうか。今までなかなか会いに来れなくて悪かった。もっと様子を見に来るべきだったが、外せない仕事が入ってしまったんだ。今日もそのことを話しに来た」
ヒナを肩車しながら話すカイルさん。ヒナは視線が高くなったことに嬉しそうにしている。
でも、頭に抱きつくのはいいけど腕で目を塞いでない?
「わかりました。席に着いたら聞かせてください」
「悪いな。ヒナ、両手が塞がっていて目も隠されると、話は続けられない」
「ヒナ、カイルさんの目を塞いでるよ。カイルさん、僕も手伝う?」
「いや、大丈夫。テルは自分の分を盛り付けていればいい。ただ、エリオール! ヒナの手を外してくれ。…………エリオール?」
心配したテルに大丈夫と返すと、カイルさんはエリオールさんの名前を呼ぶ。
しかしエリオールさんは動けない。
反対側の列で、目を塞がれたカイルさんを見つめ、体が震えつつも口元に手を当て、もう一つ刺激があれば吹き出しそうな状態だ。
動きそうもないので、私が手伝うことにした。
カイルさんに近づき、お盆を一旦置く。
料理を選んでいるヒナに声をかけ、頭に抱きついている手を移動させた。
その中で見えた意志の強そうな茶色い瞳と見つめ合う形になり、一瞬戸惑ったが「もう大丈夫ですよ」と声をかけてカイルさんから離れる。
自然に装って離れたが、内心はドキドキして、この音が周りに聞こえませんようにと祈りながらの行動だった。
目が合った瞬間、コリスと話したときのことを思い出す。
『前にカイルさんがライバルって言ってたよね。それって、カイルさんにも好きな人がいて、同じ人を好きになったってこと……?』
あの時はエイミーだと思ったけれど、話の流れからすると私が対象になる。
もしかしたらコリスの勘違いかもしれない。
でも、照れてしまって前のようにカイルさんの顔が見れない。
騎士だから、保護した人を気にかけて優しくしているだけかもしれない。
勝手に勘違いしてはいけない。
告白されたときとは違う、胸が引きつけられるような痛みを感じながら、お盆を手に取る。
「すまない。助かった」
「いえ、このくらいならいくらでも」
(だめ! 顔が赤くなっちゃう!)
口から出る言葉とは裏腹に、心の中ではそう思いながら、少しテルに見られている気もするが素知らぬ顔で料理を選ぶ。
顔は赤くなってない……はず。
全員が料理を盛り付け、笑いの発作が落ち着いたエリオールさんを連れて椅子に座る。
なぜか周りには誰もおらず、空席が目立つ。
カイルさんやエリオールさんと向かい合うと、早速カイルさんが話を切り出す。
「周りに人が居ないからちょうどいい。本当は食堂でする話じゃないんだが、時間が取れずここに寄った」
「うん、サラさん達が食堂に向かったと聞いたから。実はこれからの宿舎の生活について話があってね」
「これから……ですか?」
「そう。ここに来てから団員にカフェに届いた郵便物を届けさせているけど、テナードさんからの手紙はまだ届いていないよね?」
「はい。一度も届いていません」
「そっか。連絡がないということは、まだあそこには戻らないほうがいいということ。本当はここで直接守れればよかったけど、そうもいかなくなった」
「何かあったのですか?」
「ううん、特に変わったことはない。ただ、近いうちにカイルと私はソシリス王国に行く用事ができたんだ」
「ソシリス王国!?」
エリオールさんの言葉に、私は即座に反応した。
なぜ近衛騎士のカイルさんがソシリス王国に?
国交はあるが、そこまで親しい間柄ではない。
エリオールさんは外交官なのだろうか?
護衛として行くのか? いや、でも近衛騎士は……。
理由を聞きたいが、仕事の話に口を出せない。
勢いよく立ち上がってしまった私に、カイルさんが尋ねる。
「店長、あの国がどうかしたのか?」
「あ、いえ、わざわざ隣国まで行かれるなんて大変だと思ったので」
「本当は私も行きたくないんだけどねえ……」
「おい、エリオール!」
「はいはい、わかってるよ、カイル。そういうことで、サラさん達に顔を出しに来れなくなるから伝えたかったんだ」
「心配だが、ここにいる限りは安全だ。信用できる者に頼むから、安心して過ごしていい」
「ありがとうございます。わかりました。ですが、気を付けて行ってきてくださいね?」
「うん、ありがとう。でもカイルがいるから、よっぽどのことがない限り安心だ」
「カイルおにいちゃん達、旅行に行くの?」
「違うよヒナ。お仕事だよ」
「そうなの。ヒナ、カイルさんとエリオールさんに頑張ってって言ってあげて」
「うん! カイルおにいちゃんとエリオールおにいちゃん、お仕事がんばってね!」
旅行だと思ったヒナにテルが説明してくれたので、応援するように伝える。
二人とも目いっぱいの笑顔で答えてくれた。
エリオールさんが手を伸ばし、ヒナの頭を撫でる光景が微笑ましい。
でも、そっか。
ソシリス王国に行くのね。
この時期にナラージェから使者が来るのは初めてだ。
一体何があったのか知りたいし、二人がいなくなると思うと寂しい。
今まではコリスやエイミーが話しかけてくれたけど、今は会いづらい。
コリスには早く返事をしなきゃいけないし、エイミーの気持ちを知っているのに告白された私がどう振る舞えばいいのかもわからない。
心配事は多いけれど、顔には出さず、その日は和やかに食事をして会話を楽しんだ。
帰るとき、デールさんがヒナの荷物を持ってきてくれたが、「じゃあ、これで!」と言って去ってしまった。
お礼を言う暇もなく行ってしまったのを見て呆然としていると、エリオールさんが笑っていて、カイルさんがため息をつきながら見ていた。
そうしてあれこれ過ごしているうちに、あの日から五日が経った。
エリオールさんとカイルさんは、一昨日の夜、ソシリス王国へ向けて出発したらしい。
少人数で夜に出かけたらしく、出発に気づかなかった。
行く前に挨拶したかったのに……。
あとから、カイルさんから頼まれたという騎士が挨拶に来てから知った。
ほかの団員にはあまり知らせずに行ったらしい。
私も早くコリスに返事をしようと思っていたが、なかなか言い出せない。
この五日間、お店のメニューを考えつつ、告白の返事も考えていた。
しかし、その間に気づいてしまった。
ーー私は、カイルさんのことが好きだ、と。
コリスといると楽しい。
年も近く、ビートと同じ感覚だ。
でも、一緒にいて「好きだ」と感じる気持ちはない。
あのときはドキドキしたけど、初めて告白されたからだ。
でも、カイルさんは違う。
一緒にいると、常にどこか浮ついた感覚がある。
一緒に住んでいた時も、宿舎に来た時も、触れられると顔が赤くなり心拍数も跳ね上がる。
今もソシリス王国に行っていると思うと、寂しさが込み上げてくる。
一度返事をしようと思ったが、もしコリスが今までみたいに話してくれなくなったらと思うと、足が踏み出せなかった。
あれから何度かコリスを見かけ、エイミーも見かけたが、自然と避けるような態度をとってしまった。
だからだろうか、昨日、エイミーに「たまにはおしゃべりしよう」と誘われ、この前ヒナが隠れていたベンチで待ち合わせをしている。
あと少しで待ち合わせの時間だ。
裏庭に近く、人もあまり通らないので、ヒナとテルは二人で近くを走り回っている。
どうしようかと思いながら走っている子供たちを見ていると、トントンと肩を叩かれた。
「どうしたの? 全く気がつかなかったわね」
振り返ると、「ちゃんと話せるのは久しぶりね!」と笑顔のエイミーが立っていた。
「まあまあ、そんなにかしこまらなくても」
「し、しかし……エリオールでん」
「はいはい、今はそういうの無しね。ちょっと話をしに寄っただけだから、私たちのことは気にしなくていい」
「ここに来たのは個人的な都合だ。皆は食事を始めて楽にしていい」
「そ、そうですか……では」
エリオールさんとカイルさんの言葉に、最前列にいた団員の人が姿勢を解き、周りもそれに倣って動き出す。
食堂内はざわめき始めた。
「それにしても、やっぱりエリオールさんはここで勤務しているんですね」
「やっぱりって?」
「以前カイルさんが夜に来てくれたことがありまして。それなのに、エリオールさんから話を聞いてすぐ来たとおっしゃっていたので」
「察しがいいね。そうだね、私は騎士ではないけど城で働いてるよ」
「お城ですか! すごいですね……。ところで、話が変わるのですが……エリオールさんって騎士団の偉い方だったりしますか?」
「ん? 違う違う。親がちょっと偉いからって、私にまで皆あの態度なんだよ。サラさんは親の職業によって私への態度は変わらないよね?」
「そうですね。ご両親がどなたか知らないので何とも言えませんが、私の知っているエリオールさんは困っていたときに助けてくれたカフェの常連さんです。エリオールさんが良ければ、このままの関係でいたいです」
少し試すような質問に、私は考えてから微笑んで答える。
エリオールさんも表情を柔らかくしたが、普段よりもぴしっとした服を着ていて格好よく見えた。
話し終えたタイミングを見計らって、カイルさんが前に進むように促す。
「ここで話しても仕方ない。食べながら話そう。店長、食事を一緒にしてもいいか?」
「はい、大丈夫です。ちょうど私たちも食事のタイミングだったので、嬉しいです」
「そうか。今までなかなか会いに来れなくて悪かった。もっと様子を見に来るべきだったが、外せない仕事が入ってしまったんだ。今日もそのことを話しに来た」
ヒナを肩車しながら話すカイルさん。ヒナは視線が高くなったことに嬉しそうにしている。
でも、頭に抱きつくのはいいけど腕で目を塞いでない?
「わかりました。席に着いたら聞かせてください」
「悪いな。ヒナ、両手が塞がっていて目も隠されると、話は続けられない」
「ヒナ、カイルさんの目を塞いでるよ。カイルさん、僕も手伝う?」
「いや、大丈夫。テルは自分の分を盛り付けていればいい。ただ、エリオール! ヒナの手を外してくれ。…………エリオール?」
心配したテルに大丈夫と返すと、カイルさんはエリオールさんの名前を呼ぶ。
しかしエリオールさんは動けない。
反対側の列で、目を塞がれたカイルさんを見つめ、体が震えつつも口元に手を当て、もう一つ刺激があれば吹き出しそうな状態だ。
動きそうもないので、私が手伝うことにした。
カイルさんに近づき、お盆を一旦置く。
料理を選んでいるヒナに声をかけ、頭に抱きついている手を移動させた。
その中で見えた意志の強そうな茶色い瞳と見つめ合う形になり、一瞬戸惑ったが「もう大丈夫ですよ」と声をかけてカイルさんから離れる。
自然に装って離れたが、内心はドキドキして、この音が周りに聞こえませんようにと祈りながらの行動だった。
目が合った瞬間、コリスと話したときのことを思い出す。
『前にカイルさんがライバルって言ってたよね。それって、カイルさんにも好きな人がいて、同じ人を好きになったってこと……?』
あの時はエイミーだと思ったけれど、話の流れからすると私が対象になる。
もしかしたらコリスの勘違いかもしれない。
でも、照れてしまって前のようにカイルさんの顔が見れない。
騎士だから、保護した人を気にかけて優しくしているだけかもしれない。
勝手に勘違いしてはいけない。
告白されたときとは違う、胸が引きつけられるような痛みを感じながら、お盆を手に取る。
「すまない。助かった」
「いえ、このくらいならいくらでも」
(だめ! 顔が赤くなっちゃう!)
口から出る言葉とは裏腹に、心の中ではそう思いながら、少しテルに見られている気もするが素知らぬ顔で料理を選ぶ。
顔は赤くなってない……はず。
全員が料理を盛り付け、笑いの発作が落ち着いたエリオールさんを連れて椅子に座る。
なぜか周りには誰もおらず、空席が目立つ。
カイルさんやエリオールさんと向かい合うと、早速カイルさんが話を切り出す。
「周りに人が居ないからちょうどいい。本当は食堂でする話じゃないんだが、時間が取れずここに寄った」
「うん、サラさん達が食堂に向かったと聞いたから。実はこれからの宿舎の生活について話があってね」
「これから……ですか?」
「そう。ここに来てから団員にカフェに届いた郵便物を届けさせているけど、テナードさんからの手紙はまだ届いていないよね?」
「はい。一度も届いていません」
「そっか。連絡がないということは、まだあそこには戻らないほうがいいということ。本当はここで直接守れればよかったけど、そうもいかなくなった」
「何かあったのですか?」
「ううん、特に変わったことはない。ただ、近いうちにカイルと私はソシリス王国に行く用事ができたんだ」
「ソシリス王国!?」
エリオールさんの言葉に、私は即座に反応した。
なぜ近衛騎士のカイルさんがソシリス王国に?
国交はあるが、そこまで親しい間柄ではない。
エリオールさんは外交官なのだろうか?
護衛として行くのか? いや、でも近衛騎士は……。
理由を聞きたいが、仕事の話に口を出せない。
勢いよく立ち上がってしまった私に、カイルさんが尋ねる。
「店長、あの国がどうかしたのか?」
「あ、いえ、わざわざ隣国まで行かれるなんて大変だと思ったので」
「本当は私も行きたくないんだけどねえ……」
「おい、エリオール!」
「はいはい、わかってるよ、カイル。そういうことで、サラさん達に顔を出しに来れなくなるから伝えたかったんだ」
「心配だが、ここにいる限りは安全だ。信用できる者に頼むから、安心して過ごしていい」
「ありがとうございます。わかりました。ですが、気を付けて行ってきてくださいね?」
「うん、ありがとう。でもカイルがいるから、よっぽどのことがない限り安心だ」
「カイルおにいちゃん達、旅行に行くの?」
「違うよヒナ。お仕事だよ」
「そうなの。ヒナ、カイルさんとエリオールさんに頑張ってって言ってあげて」
「うん! カイルおにいちゃんとエリオールおにいちゃん、お仕事がんばってね!」
旅行だと思ったヒナにテルが説明してくれたので、応援するように伝える。
二人とも目いっぱいの笑顔で答えてくれた。
エリオールさんが手を伸ばし、ヒナの頭を撫でる光景が微笑ましい。
でも、そっか。
ソシリス王国に行くのね。
この時期にナラージェから使者が来るのは初めてだ。
一体何があったのか知りたいし、二人がいなくなると思うと寂しい。
今まではコリスやエイミーが話しかけてくれたけど、今は会いづらい。
コリスには早く返事をしなきゃいけないし、エイミーの気持ちを知っているのに告白された私がどう振る舞えばいいのかもわからない。
心配事は多いけれど、顔には出さず、その日は和やかに食事をして会話を楽しんだ。
帰るとき、デールさんがヒナの荷物を持ってきてくれたが、「じゃあ、これで!」と言って去ってしまった。
お礼を言う暇もなく行ってしまったのを見て呆然としていると、エリオールさんが笑っていて、カイルさんがため息をつきながら見ていた。
そうしてあれこれ過ごしているうちに、あの日から五日が経った。
エリオールさんとカイルさんは、一昨日の夜、ソシリス王国へ向けて出発したらしい。
少人数で夜に出かけたらしく、出発に気づかなかった。
行く前に挨拶したかったのに……。
あとから、カイルさんから頼まれたという騎士が挨拶に来てから知った。
ほかの団員にはあまり知らせずに行ったらしい。
私も早くコリスに返事をしようと思っていたが、なかなか言い出せない。
この五日間、お店のメニューを考えつつ、告白の返事も考えていた。
しかし、その間に気づいてしまった。
ーー私は、カイルさんのことが好きだ、と。
コリスといると楽しい。
年も近く、ビートと同じ感覚だ。
でも、一緒にいて「好きだ」と感じる気持ちはない。
あのときはドキドキしたけど、初めて告白されたからだ。
でも、カイルさんは違う。
一緒にいると、常にどこか浮ついた感覚がある。
一緒に住んでいた時も、宿舎に来た時も、触れられると顔が赤くなり心拍数も跳ね上がる。
今もソシリス王国に行っていると思うと、寂しさが込み上げてくる。
一度返事をしようと思ったが、もしコリスが今までみたいに話してくれなくなったらと思うと、足が踏み出せなかった。
あれから何度かコリスを見かけ、エイミーも見かけたが、自然と避けるような態度をとってしまった。
だからだろうか、昨日、エイミーに「たまにはおしゃべりしよう」と誘われ、この前ヒナが隠れていたベンチで待ち合わせをしている。
あと少しで待ち合わせの時間だ。
裏庭に近く、人もあまり通らないので、ヒナとテルは二人で近くを走り回っている。
どうしようかと思いながら走っている子供たちを見ていると、トントンと肩を叩かれた。
「どうしたの? 全く気がつかなかったわね」
振り返ると、「ちゃんと話せるのは久しぶりね!」と笑顔のエイミーが立っていた。
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