熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)その後

MisakiNonagase

文字の大きさ
8 / 15

第八章:嫉妬の炎

しおりを挟む
留美との関係が深まる秋の日、二人は箱根で一泊の不倫旅行を楽しんでいた。高級旅館の部屋からは芦ノ湖が一望でき、紅葉が始まった山々が色づき始めていた。

「夫とはもう何年も旅行らしい旅行をしてないの」
留美が湯上がりの浴衣姿で露台に立つ。帯の結び目が緩く、胸元がわずかに開いている。
「いつも『仕事が忙しい』『また今度』の繰り返し。あなたとこうして旅できること、本当に幸せ」

祐輔は後ろから留美を抱きしめた。彼女の首筋にそっとキスをしながら、
「僕もです。留美と過ごす時間は、何にも代えがたい」

夕食は部屋食で、季節の会席料理を楽しんだ。留美は少しだけ日本酒を飲み、頬を紅潮させていた。
「ねえ、祐輔くん。もしも…もしも私が自由の身だったら、どうする?」
彼女の目が真剣に祐輔を見つめる。

「留美…」
「ごめん、変な質問ね。飲みすぎたみたい」
留美は笑ってごまかしたが、その目には一瞬、本気の問いかけがあった。

夜、布団の中で二人は再び結ばれた。旅館の布団の上では、いつもと違う緊張感があった。隣の部屋に人がいるかもしれないというスリルが、情熱に拍車をかける。

「声…出しちゃいそう…」
留美が手で口を押さえる。祐輔はその手を優しく取り除き、
「大丈夫。誰にも聞こえないから」

彼の動きは深く、リズミカルだった。留美は枕に顔を埋め、嗚咽のような声を漏らす。彼女の脚が祐輔の腰に絡みつき、より深くを求める。

激しい営みの後、二人は汗ばんだ体を寄せ合った。その時、祐輔のスマホが鳴った。画面には「会社・山崎」と表示されている。若い女性社員だ。

「あ、ちょっと仕事の連絡かも」
祐輔が電話に出ようとすると、留美が手を伸ばして止めた。
「今は…私だけを見て」

その声には、いつもない切なさが混じっていた。祐輔は電話を切った。
「ごめん。あとで折り返すよ」

留美は祐輔の胸に顔を埋めたまま、小さく言った。
「祐輔くんには、同年代の可愛い子がたくさんいるんでしょう? いつか私なんか忘れて、そんな子と付き合うんだよね」

「留美、何言ってるんだ」
祐輔は留美の顔をそっと持ち上げた。
「僕の心は留美でいっぱいだよ。他の誰も眼中にあないから」

「でも…電話してきた子、声可愛かったでしょ?」
留美の目に、はっきりと嫉妬の色が浮かんでいる。56歳の淑女が、まるで少女のようにやきもちを焼いている。

祐輔は思わず笑みを漏らした。
「留美が嫉妬するなんて…なんだか嬉しいよ」

「バカなこと言わないで」
留美は軽く祐輔の胸を叩いたが、表情は緩んでいた。
「私だって…あなたのことが大好きだから。たとえ不倫だって、この気持ちは本物なんだから」

二人は再び抱き合い、朝まで何度も愛し合った。留美の嫉妬は、逆に彼女の本気を証明しているようで、祐輔は複雑な幸福感に包まれた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

還暦の性 若い彼との恋愛模様

MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。 そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。 その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。 全7話

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

熟女教師に何度も迫られて…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
二度と味わえない体験をした実話中心のショート・ショート集です

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

母娘の影 (母娘丼) 二重の螺旋

MisakiNonagase
恋愛
「愛した女は、恋人の母親だった」 大学4年生の山本哲兵(22歳)。 どこか冷めた日常を送っていた彼が出会ったのは、太陽のように眩しい同級生・天草汐里。 そして、バイト先で出会った、慎ましくも色香を纏う49歳の主婦・天草美樹。 光のような純愛を注いでくれる娘、汐里。 闇の中で少女のように甘え、背徳の悦びに溺れる母、美樹。 「天草」という同じ名字を持つ二人の女。別々の場所で始まった二つの恋は、哲兵の家賃5万のワンルームで、そして娘の「お下がり」のブーツを通じて、音もなく混ざり合っていく。 それが最悪の結末へのカウントダウンだとも知らずに。 ついに訪れた「聖域」への招待状。汐里に連れられ、初めて訪れた彼女の自宅。そこでエプロン姿で出迎えたのは、昨夜まで哲兵の腕の中でその名を呼ばれていた、あの美樹だった。 逃げ場のないリビングで、母と娘、そして一人の男を巡る、美しくも残酷な地獄が幕を上げる。

17歳男子高生と32歳主婦の境界線

MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。 「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…

処理中です...