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第一部 現実になった異世界生活
ジェンside-5. 異世界12~55日目 こっちの世界で頑張ってみる
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ルミナさんと話して、働く時間や給金などを決めたのだけど、こっちの普通のお給金と比較しても十分な内容でとても助かったわ。もちろん最初のうちは試用期間という感じでほとんど給金も出なかったのだけど、泊まるところと食事が保証されているのでそれだけでも十分よね。保証も何もない人間を雇ってくれるだけでもありがたいことだからね。
仕事の内容は朝と夕方の受付対応と、朝食と夕食の配膳や後片付けだった。あとは空いた時間に掃除などもやっている。最初は失敗することも多かったけれど、徐々に上達してきていると思う。
食器類の後片付けは最初に浄化魔法を使うことで簡単に洗った状態になるので、仕上げ洗いだけで良くなってかなりスピードアップができた。
部屋の掃除も浄化魔法を使うことでかなり効率アップできた。だけどすべての部屋で浄化魔法を使うのは精神的にきつかったので、掃除が大変そうな時だけにしておく。
宿の台帳は私の知識をもとに効率よくできる台帳を作って二人に見せてみたところ、かなり好評で私が作ったものに変更され、整理も大分楽になった。知識チートはないとは思っていたんだけど、こういう手続きなどはまだ進んでいないみたいね。
しばらく手伝いをしていると、時間的に余裕もできてきたので料理も少し手伝い始めた。料理スキルは低かったけれど、やっているうちにだいぶできるようになってきたと思っている。オムライスなどこっちの世界では作られていないものも作ってみたらメニューに載せてもらうことになり、結構評判になっている。もちろん卵が高いから値段は高いのだけれど、それでもそれなりに注文が入っているのはうれしいな。
ルミナさんは最初に私が話した内容から両親が亡くなって戻るところがなくなったと勘違いしているようだった。たしかに両親が他の町に行って、今は一人で残っているという話をしていたように思う。変に設定を作るより、とりあえずはその設定で進めることにしよう。
アキラとマラルには事情があってこの町で生活していくことになったと説明したら、微妙な表情をしていたけれど、「それじゃあ、また一緒に遊ぶことができるね。」と笑ってくれた。おそらく両親が亡くなったと思われているのだろう。
休み時間や休みの日は買い物をしたり、狩りに行ったりしている。アキラとマラルと同じ日に休みが取れたら一緒に行ったりもしている。
冒険者としても活動はしているが、頑張っても1日200ドールくらいしかならないので生活できるレベルではないのはしょうがないところかな。普段は100ドール稼げばいい方だからね。
あとは講習を受けたり、図書館で勉強したりと結構やることがいっぱいで日々に追われていた。逆に忙しくしていやなことを忘れようとしていたのかもしれない。
しばらくして学識レベルが上がったのか、やっと鑑定ができる様になった。鑑定ができる様になっても特にスキルの案内もないので、鑑定しようとしなければ気がつかないというのも大変だ。たしかにスキルをゲットしましたとか案内が出るのはゲームの発想なんだけどね。
鑑定はスキルの一部が見えるだけなんだけど、それでも貴重なスキルみたいなので他言しないようにしないといけないわね。治癒魔法の時みたいな失敗はしたくないもの・・・。
相変わらずパーティーへの誘いが多いのが面倒なところ。特に強引に誘おうとしてくる人たちもいてちょっと辟易しているのよね。やっぱりあの骨折の治療が失敗だったかなあ?
あのあと治癒魔法を使える冒険者がかなり貴重で、特に私が使ったレベルの治癒魔法を使える人はさらに貴重なことが分かってちょっと自重している。
基本的にパーティーの治癒は薬を使うことが多いらしく、その出費がかなり大きいようなので、それを無償でできるようになるだけでかなり収入が変わってくるみたい。たしかにあのあと治癒薬の値段を知って驚いたもんね。
2ヶ月くらいたったころ、アキラ達が私を探している男がいるので気をつけた方がいいと教えてくれた。「ジェニファーという人がいるはずだけど」と受付にやってきたらしい。まだ探している人が私かどうかは分かっていないみたいなんだけど、もしそうなら「ニホンのジャパンからやってきた」と言えば分かるはずだと言っていたみたい。
「ニホンのジャパン?日本?Japan?」
これって日本語と英語?もしかして私と同じ転移者?
でも、どうして私のことを知っているの?だまそうとしているの?
でも、本当に転移者だったら、なにか分かるかもしれない。でも同じ転移者だからっていい人である保証はないよね?
でも、でも、でも・・・
いくら考えても答えは何も出てこない。
とりあえず状況を聞こうと、役場に行ってみることにした。受付のマーニさんに話を聞くと、前に私と一度会ったことがあって2ヶ月前くらいにこの町に来ると聞いていたので訪ねてきたということらしい。黒目、黒髪の同い年くらいの男の人のようだ。
来た時期を知っている?そういえばこちらの世界に転移するときにもう一人いたような気もするわね。あの人なのだろうか?
今は狩りに行っているようだったので、宿に少し遅れると連絡してから役場でやってくるのを待ってみることにした。しばらくすると黒髪の男の人がやってきた。あの人だろうか?と思ってマーニさんの方を見るとうなずいてくれた。
勇気を出して声をかけてみる。
「あなたがニホンのジャパンからきたと言っていたジュンイチ?」
こっちを振り向いた彼はかなりびっくりしているが、返事がない。
もう一度聞いてみる。
「ニホンのジャパンからきたと言っていたジュンイチなの?ニホンやジャパンって場所はどこで聞いたの?」
「ワタシハジュンイチトイイマス。ニホンカラキマシタ。」
「え?」
片言だが、懐かしい言葉を聞いた。片言だけど英語だ。まちがいなく英語だ。
「英語は苦手なのでこのくらいしか話せません。自分の出身が日本だからそう説明していたんですよ。ジェニファー・クーコさんでいいのかな?ササミさんとスイサイさんだったかな?という名前に聞き覚えはありませんか?」
「まさか・・・。」
おそらく間違いない。この人が信用できるかどうかはともかく、間違いなく私と同じ地球からの転移者だ。
「少し場所を移して話せない?」
他の人に聞かれても困るのでマーニさんに言って部屋を貸してもらうことにした。
「こっちへ。」
会話の盗聴はないとは思うけれど、安全のために最近覚えた魔法を使ってみる。糸電話のような感じで口と耳につながる空気の振動ラインを作ると他には声があまり聞こえなくなるというものだ。
「聞かれても困るかもしれないので私たちの声は他にほとんど聞こえないようにしたわ。ただなにかしようとしたらすぐに解除するからそのつもりでね。」
直感的には変な人ではないと感じるけれど、男性と二人というのはかなり危険なので釘を刺しておいたほうがいいわよね。
「あなたは地球からやってきたってことでいいんだよね?10日間ってことだったのになぜ戻れないの?どうやって戻ればいいの?どうやって私のことを知ったの?」
「ちょ、ちょっと、落ち着いて。順番に話すから。それとそちらの状況も教えてほしい。」
「あ、ごめんなさい。ちょっと焦りすぎてしまったみたいね。」
しまった。慎重に会話するつもりだったのに、聞きたいと思ったら止まらなかったわ。交渉としては失敗ね。
「まず自分のことから話をするね。自分は地球の日本からこちらの世界に転移させられた高校2年生の大岡純一郎と言います。簡単に説明すると、今から50日ほど前にササミさんのいた場所に転移されました。そのときにあなたの姿を見かけました。」
いろいろ聞いたのに、ちゃんと自分のことから話してくれるんだ。
「ああ、やっぱりあの時いたのがあなただったのね。夢だと思っていてあまり周りのことなんて見ていなかったわ。」
「説明の後、自分はこの町の北東にあるアーマトという町に転移されました。10日間と言うことで冒険者のまねごとをやっていたんですが、10日たっても元の世界に戻れませんでした。
どうなっているのか?本当に戻れるのか?といろいろと悩んだんですが、結論は出ませんでした。そのときにあなたのことを思い出して、会って状況を確認してみようと言うことを目標としてがんばってきました。ちなみにあなたのことは異次元課のササミさんに名前とこの町に転移されることだけ聞いていました。」
あのときに聞いていたのね。私は夢だと思ってあまり考えていなかったけど、この人はいろいろと情報を得ていたみたいね。
「私のことを聞いていたのね。よかった。同郷の人がいるだけで大分心強いわ。」
「とりあえず帰る手段もわからないので、地球の時よりも身近であるという神様に祈りを捧げていますけど、特に返答はなく、帰る手段についてはまったく思いつかない状態です。」
「そうなのね・・・。」
やっぱり帰れないのか・・・。
「私はね・・・・。」
これまでのことを簡単に話す。
ジュンイチは黙って私の説明を聞いてくれている。そのあと彼のことを聞いたのだけれど、彼もかなり苦労していたみたい。
彼はガイド本に書かれている説明を見せてくれて中身を説明してくれた。日本語で書かれているので全部はわからないが、同じ転移者であれば他の人のものでも読むことはできるみたい。
私のガイド本を見せたあと、鑑定をしていいかと聞いてきたので鑑定してもらう。すでに鑑定のレベルが上がっているみたいで私よりも多くの情報が見えるみたいだった。
このあとスキルの話や狩りの話をするが、時間もないのでまた時間があるときに情報交換を行うことになった。
今の宿がいまいちだったこともあって、一緒の宿に移ってきていいかとわざわざ確認してきたので部屋は取っておくと返事しておいた。せっかくだから夕食は宿で食べていきたいというので案内する。
メニューを見て「オムライスがある!!」と注文してきた。やはりこれに反応すると言うことは日本人なんだろうなあ。
まだ彼のことははっきりとはわからないけど、話した感じからして変な人ではないように思う。だけど、完全に信頼できるわけでもないからちゃんと警戒はしないといけないわよね。
仕事の内容は朝と夕方の受付対応と、朝食と夕食の配膳や後片付けだった。あとは空いた時間に掃除などもやっている。最初は失敗することも多かったけれど、徐々に上達してきていると思う。
食器類の後片付けは最初に浄化魔法を使うことで簡単に洗った状態になるので、仕上げ洗いだけで良くなってかなりスピードアップができた。
部屋の掃除も浄化魔法を使うことでかなり効率アップできた。だけどすべての部屋で浄化魔法を使うのは精神的にきつかったので、掃除が大変そうな時だけにしておく。
宿の台帳は私の知識をもとに効率よくできる台帳を作って二人に見せてみたところ、かなり好評で私が作ったものに変更され、整理も大分楽になった。知識チートはないとは思っていたんだけど、こういう手続きなどはまだ進んでいないみたいね。
しばらく手伝いをしていると、時間的に余裕もできてきたので料理も少し手伝い始めた。料理スキルは低かったけれど、やっているうちにだいぶできるようになってきたと思っている。オムライスなどこっちの世界では作られていないものも作ってみたらメニューに載せてもらうことになり、結構評判になっている。もちろん卵が高いから値段は高いのだけれど、それでもそれなりに注文が入っているのはうれしいな。
ルミナさんは最初に私が話した内容から両親が亡くなって戻るところがなくなったと勘違いしているようだった。たしかに両親が他の町に行って、今は一人で残っているという話をしていたように思う。変に設定を作るより、とりあえずはその設定で進めることにしよう。
アキラとマラルには事情があってこの町で生活していくことになったと説明したら、微妙な表情をしていたけれど、「それじゃあ、また一緒に遊ぶことができるね。」と笑ってくれた。おそらく両親が亡くなったと思われているのだろう。
休み時間や休みの日は買い物をしたり、狩りに行ったりしている。アキラとマラルと同じ日に休みが取れたら一緒に行ったりもしている。
冒険者としても活動はしているが、頑張っても1日200ドールくらいしかならないので生活できるレベルではないのはしょうがないところかな。普段は100ドール稼げばいい方だからね。
あとは講習を受けたり、図書館で勉強したりと結構やることがいっぱいで日々に追われていた。逆に忙しくしていやなことを忘れようとしていたのかもしれない。
しばらくして学識レベルが上がったのか、やっと鑑定ができる様になった。鑑定ができる様になっても特にスキルの案内もないので、鑑定しようとしなければ気がつかないというのも大変だ。たしかにスキルをゲットしましたとか案内が出るのはゲームの発想なんだけどね。
鑑定はスキルの一部が見えるだけなんだけど、それでも貴重なスキルみたいなので他言しないようにしないといけないわね。治癒魔法の時みたいな失敗はしたくないもの・・・。
相変わらずパーティーへの誘いが多いのが面倒なところ。特に強引に誘おうとしてくる人たちもいてちょっと辟易しているのよね。やっぱりあの骨折の治療が失敗だったかなあ?
あのあと治癒魔法を使える冒険者がかなり貴重で、特に私が使ったレベルの治癒魔法を使える人はさらに貴重なことが分かってちょっと自重している。
基本的にパーティーの治癒は薬を使うことが多いらしく、その出費がかなり大きいようなので、それを無償でできるようになるだけでかなり収入が変わってくるみたい。たしかにあのあと治癒薬の値段を知って驚いたもんね。
2ヶ月くらいたったころ、アキラ達が私を探している男がいるので気をつけた方がいいと教えてくれた。「ジェニファーという人がいるはずだけど」と受付にやってきたらしい。まだ探している人が私かどうかは分かっていないみたいなんだけど、もしそうなら「ニホンのジャパンからやってきた」と言えば分かるはずだと言っていたみたい。
「ニホンのジャパン?日本?Japan?」
これって日本語と英語?もしかして私と同じ転移者?
でも、どうして私のことを知っているの?だまそうとしているの?
でも、本当に転移者だったら、なにか分かるかもしれない。でも同じ転移者だからっていい人である保証はないよね?
でも、でも、でも・・・
いくら考えても答えは何も出てこない。
とりあえず状況を聞こうと、役場に行ってみることにした。受付のマーニさんに話を聞くと、前に私と一度会ったことがあって2ヶ月前くらいにこの町に来ると聞いていたので訪ねてきたということらしい。黒目、黒髪の同い年くらいの男の人のようだ。
来た時期を知っている?そういえばこちらの世界に転移するときにもう一人いたような気もするわね。あの人なのだろうか?
今は狩りに行っているようだったので、宿に少し遅れると連絡してから役場でやってくるのを待ってみることにした。しばらくすると黒髪の男の人がやってきた。あの人だろうか?と思ってマーニさんの方を見るとうなずいてくれた。
勇気を出して声をかけてみる。
「あなたがニホンのジャパンからきたと言っていたジュンイチ?」
こっちを振り向いた彼はかなりびっくりしているが、返事がない。
もう一度聞いてみる。
「ニホンのジャパンからきたと言っていたジュンイチなの?ニホンやジャパンって場所はどこで聞いたの?」
「ワタシハジュンイチトイイマス。ニホンカラキマシタ。」
「え?」
片言だが、懐かしい言葉を聞いた。片言だけど英語だ。まちがいなく英語だ。
「英語は苦手なのでこのくらいしか話せません。自分の出身が日本だからそう説明していたんですよ。ジェニファー・クーコさんでいいのかな?ササミさんとスイサイさんだったかな?という名前に聞き覚えはありませんか?」
「まさか・・・。」
おそらく間違いない。この人が信用できるかどうかはともかく、間違いなく私と同じ地球からの転移者だ。
「少し場所を移して話せない?」
他の人に聞かれても困るのでマーニさんに言って部屋を貸してもらうことにした。
「こっちへ。」
会話の盗聴はないとは思うけれど、安全のために最近覚えた魔法を使ってみる。糸電話のような感じで口と耳につながる空気の振動ラインを作ると他には声があまり聞こえなくなるというものだ。
「聞かれても困るかもしれないので私たちの声は他にほとんど聞こえないようにしたわ。ただなにかしようとしたらすぐに解除するからそのつもりでね。」
直感的には変な人ではないと感じるけれど、男性と二人というのはかなり危険なので釘を刺しておいたほうがいいわよね。
「あなたは地球からやってきたってことでいいんだよね?10日間ってことだったのになぜ戻れないの?どうやって戻ればいいの?どうやって私のことを知ったの?」
「ちょ、ちょっと、落ち着いて。順番に話すから。それとそちらの状況も教えてほしい。」
「あ、ごめんなさい。ちょっと焦りすぎてしまったみたいね。」
しまった。慎重に会話するつもりだったのに、聞きたいと思ったら止まらなかったわ。交渉としては失敗ね。
「まず自分のことから話をするね。自分は地球の日本からこちらの世界に転移させられた高校2年生の大岡純一郎と言います。簡単に説明すると、今から50日ほど前にササミさんのいた場所に転移されました。そのときにあなたの姿を見かけました。」
いろいろ聞いたのに、ちゃんと自分のことから話してくれるんだ。
「ああ、やっぱりあの時いたのがあなただったのね。夢だと思っていてあまり周りのことなんて見ていなかったわ。」
「説明の後、自分はこの町の北東にあるアーマトという町に転移されました。10日間と言うことで冒険者のまねごとをやっていたんですが、10日たっても元の世界に戻れませんでした。
どうなっているのか?本当に戻れるのか?といろいろと悩んだんですが、結論は出ませんでした。そのときにあなたのことを思い出して、会って状況を確認してみようと言うことを目標としてがんばってきました。ちなみにあなたのことは異次元課のササミさんに名前とこの町に転移されることだけ聞いていました。」
あのときに聞いていたのね。私は夢だと思ってあまり考えていなかったけど、この人はいろいろと情報を得ていたみたいね。
「私のことを聞いていたのね。よかった。同郷の人がいるだけで大分心強いわ。」
「とりあえず帰る手段もわからないので、地球の時よりも身近であるという神様に祈りを捧げていますけど、特に返答はなく、帰る手段についてはまったく思いつかない状態です。」
「そうなのね・・・。」
やっぱり帰れないのか・・・。
「私はね・・・・。」
これまでのことを簡単に話す。
ジュンイチは黙って私の説明を聞いてくれている。そのあと彼のことを聞いたのだけれど、彼もかなり苦労していたみたい。
彼はガイド本に書かれている説明を見せてくれて中身を説明してくれた。日本語で書かれているので全部はわからないが、同じ転移者であれば他の人のものでも読むことはできるみたい。
私のガイド本を見せたあと、鑑定をしていいかと聞いてきたので鑑定してもらう。すでに鑑定のレベルが上がっているみたいで私よりも多くの情報が見えるみたいだった。
このあとスキルの話や狩りの話をするが、時間もないのでまた時間があるときに情報交換を行うことになった。
今の宿がいまいちだったこともあって、一緒の宿に移ってきていいかとわざわざ確認してきたので部屋は取っておくと返事しておいた。せっかくだから夕食は宿で食べていきたいというので案内する。
メニューを見て「オムライスがある!!」と注文してきた。やはりこれに反応すると言うことは日本人なんだろうなあ。
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