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第一部 異世界の貴族達
125. 異世界586日目 ハルストニアの町
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ラクマニア様たちとお昼を一緒に食べた後、屋敷を後にすると、わざわざ宿まで車で送ってくれた。ありがたい。ただ宿に着くと、なぜか周りから注目を浴びまくってしまった。まあ立派な車だったからね。
「いらっしゃいませ。こちらの受付にどうぞ。」
宿についてロビーに入るとすぐに係の人がやってきて受付に誘導してくれたんだけど、そっちは貴族用だから・・・。
「いえ、平民なので平民用でお願いします。」
「えっ?しかし、ルイドルフ家の貴族用の車で来られましたよね?あの車に乗られるのは貴族またはそのご家族だけだったと記憶しているのですが・・・。」
そんな車で送ってくれてたの?貴族じゃないのになんでそんな車に乗せたんだよ、ラクマニア様・・・。どおりで乗り心地が半端なくいいと思ったよ。
「いえ、平民に間違いないです。きっと車が空いてなかったのでしょう。ほら、身分証明証にも貴族の記載は無いでしょ?」
証明証を見せてやっと納得してもらったけど、やっぱりこういうところの従業員は車を見たらどこの車なのかすぐにわかるんだろうな。車に紋章とかも付いているしね。
特に紹介状があったわけではないんだが、なぜか同じ部屋で2000ドールになったのはラクマニア様の影響だろう。さすが上位爵だ。
宿の手続きを終えたあと、役場に行って依頼の完了手続きを行う。受付の人は依頼者と受領者の名前を見て驚いていた。
「賢者様からルイドルフ様の依頼・・・。」
たしかにただの上階位の冒険者が受ける依頼じゃ無いとは思うんだけどね。
「失礼しました。当初の報酬額は10万ドールだったのですが、ルイドルフ様から報酬の上乗せがありまして、合計20万ドールの報酬となりました。」
おお~~、元々の依頼でも結構な額だったのに、ラクマニア様がここまで増額してくれたのか。まあ、いろいろ頑張って説明したしな。よかったよかった、頑張った甲斐があったな。それだけ実績ポイントもついたと思うからね。
しかし、日本円で100万円の依頼が増額で200万円か。お金持ちの感覚はわからないなあ。
「ありがとうございます。報酬は口座に入れておいてください。」
「承知しました。」
依頼などを見ていくが、特に目新しいものは見つからなかった。やはり王都周辺にはそれほど強い魔獣もいないし、ヤーマンとそれほど種類も変わっていない。わざわざここを拠点にして魔獣を狩らなくてもいいな。
役場を出てから今度は紹介してもらった鍛冶屋へ向かう。この町に来るまで掘り出し物がないかちょこちょこ見て回っていたけど、やっぱり装備関係はのみの市とかでないとそうそう掘り出し物はなかった。なので装備で売れるものは前に買ったものがほとんどだ。今あるものはこんな感じだ。
クロスボウ(低) 良/良/良 耐久性向上-2、風魔法-3
大角牛の革の鎧(高) 高/高/高 強度向上-2
大角牛の革のハーフ鎧(高) 高/高/高 強度向上-2
厚手の革パンツ(並) 並/並/並 強度向上-1×2
牙猪の革の籠手(高) 高/高/並 強度向上-1
牙猪の革の籠手(高) 高/高/高 強度向上-2、耐久性向上-1
牙猪の革のブーツ(高) 高/高/高 耐久性向上-2×2
牙猪の革の帽子(高) 高/高/高 強度向上-2
鉄の盾(並) 並/並/並 強度向上-1
鉄の小盾(高) 高/高/高 強度向上-2、筋力増強-2
魔術の指輪(並) 並/並/並 魔力強化-1
魔術の指輪(高) 高/高/高 魔力強化-2
魔術の指輪(高) 高/高/高 魔力強化-2、治癒力強化-1
ある程度は予備にとっておかないと怖いので売るとしたらクロスボウ(低)と魔術の指輪(並)と魔術の指輪(高)くらいか?クロスボウはいずれ使えるかもと思ってとっておいたけど、今となったら使う機会が無いからねえ。
遠距離攻撃は魔法があるし、それを上回るまで弓のスキルを上げるくらいなら他のスキルを磨いた方がいい。クラス取得のためにスキルを上げるだけならここまでいいものもいらないしね。
ただクロスボウは修理してもらわないと価値が正確には判断されない可能性があるが、この町だったらちゃんと修理できる人もいるだろう。
事前にラクマニア様から鍛冶屋を紹介してもらっていたので変なことはされないはずだ。紹介状も書いてもらったしね。
紹介された鍛冶屋はスルマーニ鍛冶屋というところでかなり大きな店舗だった。店頭には優階位の装備も展示されているのでかなりの規模のところなんだろう。やってきている人達もかなり立派な装備をした人が大半だ。ちょっと浮いている感じだけどまあ気にしてもしょうが無い。
お店の一角が買い取りの受付になっていたのでそちらに向かう。買い取りはそこまで人が多くないので待つ必要が無くて助かる。
受付にいた少し年配の女性に話しかける。
「すみません、装備の修理と買い取りをお願いしたのですが、よろしいでしょうか?」
「はい、どのようなものでしょうか?」
うん、いかにも営業スマイルだね。まあ周りの装備とか見ていたらランクが低い冒険者というのはわかるだろう。
「このクロスボウと魔術の指輪を売りたいのですが、鑑定してもらえますか?クロスボウは修理が必要と思いますが結構いいものだと思うんですよね。」
「買い取りだけの場合は鑑定代がかかりますがよろしいでしょうか?」
「はい、大丈夫です。」
「買い取りの際には身分証明証の提示をお願いしていますので提示をお願いします。」
身分証明証を提示してから、紹介状のことを思い出して渡すことにした。
「ああ、あと、この店のことを紹介してもらった方からの紹介状です。先に渡すように言われていました。」
紹介状を受けとると、かなり驚いたような顔をして読んでいた。
「ル、ルイドルフ家からの紹介状ですね。わ、わかりました。鑑定を行いますので少々お待ちください。鑑定代は買取額からの差し引きとさせていただくことになります。クロスボウについては専門家もおりますので、修理をしなくても判断はできると思います。」
「わかりました。とりあえず価格だけでも出してもらえたらと思います。もし買い取りしない場合は鑑定代をお支払いします。」
「承知いたしました。クロスボウについては担当の者を呼んで参りますので少々お待ち下さい。」
商品は目の前で鑑定するのが基本なので鑑定する人を呼びに行ったようだ。
しばらくしてやってきた男性に渡した装備を鑑定してもらう。さすがにクロスボウについては鑑定に時間がかかった。
鑑定の結果、クロスボウは220万ドール、魔術の指輪(高)は6万ドールで二つ、魔術の指輪(並)は1万5千ドールの買取額と言われる。あれ?クロスボウは以前の鑑定で90万ドールくらいの価値と言われていたと思ったんだけどなあ?
「クロスボウはそんなに高いものなんですか?」
「そうですね。材料に魔樹を使っていますのでこのくらいの買取額になりますよ。一つ下の素材だと値段は結構下がりますがね。ただこの付与魔法を考えると、下のクラスに付けていることはまずないですね。
風魔法の付与はかなり貴重なものですので、通常の買取額よりも高くなりますね。これと同程度のものを制作しようとした場合、400万ドール以上してもおかしくないかもしれませんよ。」
魔樹材と結構珍しい材料と思っていたから変とは思っていたんだよな。一つ下のクラスは特殊とはいえ普通の木だからね。まあ木製の装備はよくわからないと言っていたので完全に勘違いなのもしれない。
「正直、うちとしては買い取れるのならありがたいことなのですが、かなりよいものなのでほんとに売ってしまってよろしいのですか?後で同等のものを手に入れるのは結構大変だと思いますよ。良レベルの弓はなかなか出物がないんですよ。注文できる武器屋も少ないですからね。」
そう言われると売りたくなくなるのが人情ではあるが、どう考えても使うことはないよね?ジェンとも話たんだが、やはり手放すことにした。
「ありがとうございます。それでは支払いは口座の方に入れておきますね。」
このあとカサス商会で安く買っていた魔道具やアクセサリーなどを売っていく。ちゃんと鑑定してもらうと値段もかなり高く売れて、全部で55万ドールと10倍くらいで売ることができた。やっぱり鑑定スキルは異世界ではかなり優位だな。特に一般的になってない場合はね。
付与魔法が施されているものはもちろん値段が高くなるんだが、古くなってくると付与魔法が削れたりして効果が出なくなってしまうものもあり、状態によって値段が変わってくるのでその状態を見て価格が決められるので効果だけで価値が決まるわけではないようだ。
特にレベルの低いものは付与魔法の彫りも浅くて効果が出なくなることも早いみたい。材質の問題もあるんだけどね。
いまのところ使っているものは大丈夫だけど、そのあたりは気をつけておかないといきなり効果が切れていると言うこともあるらしい。買うときにはその点も気をつけておかないといけないね。
とりあえずこれで全財産は400万ドールくらいになったので武器を少しは更新できるようになったかなあ?日本円で4000万円くらいだよ。高校生がこの金額を持つってすごいな。
ただミスリルの良グレードになると最低でも300万ドールくらいするので簡単には買えないんだよなあ。せっかくだから防具の方も買い換えしたいしね。
このあと町の中を少しぶらつくが、結構活気があっていろいろと見るところは多かった。せっかくだからあと3日ほど泊まってから出発するかな?
夕食にはおすすめらしいレストランで食べることにした。食事内容は結構濃いめの味付けでソースがたっぷりと使ったものが多い。おなかも十分に満足したところで宿に戻る。
ラクマニア様の屋敷ではお風呂を堪能していたんだが、さすがにここに設置されているのはシャワーだけだ。面倒だったので今日は浄化魔法だけで簡単に済ませる。まあ浄化魔法でも十分綺麗になるので気分の問題だけどね。
屋敷ではダブルベッドにされていたが、もちろん部屋はツインの部屋でダブルの部屋ではない。ジェンは何かブツブツ言っていたけど気にしないでおこう。同じベッドに寝てまた抱きついたりされていやじゃないのかなあ?まあこっちはうれしいということしかないけど。
「いらっしゃいませ。こちらの受付にどうぞ。」
宿についてロビーに入るとすぐに係の人がやってきて受付に誘導してくれたんだけど、そっちは貴族用だから・・・。
「いえ、平民なので平民用でお願いします。」
「えっ?しかし、ルイドルフ家の貴族用の車で来られましたよね?あの車に乗られるのは貴族またはそのご家族だけだったと記憶しているのですが・・・。」
そんな車で送ってくれてたの?貴族じゃないのになんでそんな車に乗せたんだよ、ラクマニア様・・・。どおりで乗り心地が半端なくいいと思ったよ。
「いえ、平民に間違いないです。きっと車が空いてなかったのでしょう。ほら、身分証明証にも貴族の記載は無いでしょ?」
証明証を見せてやっと納得してもらったけど、やっぱりこういうところの従業員は車を見たらどこの車なのかすぐにわかるんだろうな。車に紋章とかも付いているしね。
特に紹介状があったわけではないんだが、なぜか同じ部屋で2000ドールになったのはラクマニア様の影響だろう。さすが上位爵だ。
宿の手続きを終えたあと、役場に行って依頼の完了手続きを行う。受付の人は依頼者と受領者の名前を見て驚いていた。
「賢者様からルイドルフ様の依頼・・・。」
たしかにただの上階位の冒険者が受ける依頼じゃ無いとは思うんだけどね。
「失礼しました。当初の報酬額は10万ドールだったのですが、ルイドルフ様から報酬の上乗せがありまして、合計20万ドールの報酬となりました。」
おお~~、元々の依頼でも結構な額だったのに、ラクマニア様がここまで増額してくれたのか。まあ、いろいろ頑張って説明したしな。よかったよかった、頑張った甲斐があったな。それだけ実績ポイントもついたと思うからね。
しかし、日本円で100万円の依頼が増額で200万円か。お金持ちの感覚はわからないなあ。
「ありがとうございます。報酬は口座に入れておいてください。」
「承知しました。」
依頼などを見ていくが、特に目新しいものは見つからなかった。やはり王都周辺にはそれほど強い魔獣もいないし、ヤーマンとそれほど種類も変わっていない。わざわざここを拠点にして魔獣を狩らなくてもいいな。
役場を出てから今度は紹介してもらった鍛冶屋へ向かう。この町に来るまで掘り出し物がないかちょこちょこ見て回っていたけど、やっぱり装備関係はのみの市とかでないとそうそう掘り出し物はなかった。なので装備で売れるものは前に買ったものがほとんどだ。今あるものはこんな感じだ。
クロスボウ(低) 良/良/良 耐久性向上-2、風魔法-3
大角牛の革の鎧(高) 高/高/高 強度向上-2
大角牛の革のハーフ鎧(高) 高/高/高 強度向上-2
厚手の革パンツ(並) 並/並/並 強度向上-1×2
牙猪の革の籠手(高) 高/高/並 強度向上-1
牙猪の革の籠手(高) 高/高/高 強度向上-2、耐久性向上-1
牙猪の革のブーツ(高) 高/高/高 耐久性向上-2×2
牙猪の革の帽子(高) 高/高/高 強度向上-2
鉄の盾(並) 並/並/並 強度向上-1
鉄の小盾(高) 高/高/高 強度向上-2、筋力増強-2
魔術の指輪(並) 並/並/並 魔力強化-1
魔術の指輪(高) 高/高/高 魔力強化-2
魔術の指輪(高) 高/高/高 魔力強化-2、治癒力強化-1
ある程度は予備にとっておかないと怖いので売るとしたらクロスボウ(低)と魔術の指輪(並)と魔術の指輪(高)くらいか?クロスボウはいずれ使えるかもと思ってとっておいたけど、今となったら使う機会が無いからねえ。
遠距離攻撃は魔法があるし、それを上回るまで弓のスキルを上げるくらいなら他のスキルを磨いた方がいい。クラス取得のためにスキルを上げるだけならここまでいいものもいらないしね。
ただクロスボウは修理してもらわないと価値が正確には判断されない可能性があるが、この町だったらちゃんと修理できる人もいるだろう。
事前にラクマニア様から鍛冶屋を紹介してもらっていたので変なことはされないはずだ。紹介状も書いてもらったしね。
紹介された鍛冶屋はスルマーニ鍛冶屋というところでかなり大きな店舗だった。店頭には優階位の装備も展示されているのでかなりの規模のところなんだろう。やってきている人達もかなり立派な装備をした人が大半だ。ちょっと浮いている感じだけどまあ気にしてもしょうが無い。
お店の一角が買い取りの受付になっていたのでそちらに向かう。買い取りはそこまで人が多くないので待つ必要が無くて助かる。
受付にいた少し年配の女性に話しかける。
「すみません、装備の修理と買い取りをお願いしたのですが、よろしいでしょうか?」
「はい、どのようなものでしょうか?」
うん、いかにも営業スマイルだね。まあ周りの装備とか見ていたらランクが低い冒険者というのはわかるだろう。
「このクロスボウと魔術の指輪を売りたいのですが、鑑定してもらえますか?クロスボウは修理が必要と思いますが結構いいものだと思うんですよね。」
「買い取りだけの場合は鑑定代がかかりますがよろしいでしょうか?」
「はい、大丈夫です。」
「買い取りの際には身分証明証の提示をお願いしていますので提示をお願いします。」
身分証明証を提示してから、紹介状のことを思い出して渡すことにした。
「ああ、あと、この店のことを紹介してもらった方からの紹介状です。先に渡すように言われていました。」
紹介状を受けとると、かなり驚いたような顔をして読んでいた。
「ル、ルイドルフ家からの紹介状ですね。わ、わかりました。鑑定を行いますので少々お待ちください。鑑定代は買取額からの差し引きとさせていただくことになります。クロスボウについては専門家もおりますので、修理をしなくても判断はできると思います。」
「わかりました。とりあえず価格だけでも出してもらえたらと思います。もし買い取りしない場合は鑑定代をお支払いします。」
「承知いたしました。クロスボウについては担当の者を呼んで参りますので少々お待ち下さい。」
商品は目の前で鑑定するのが基本なので鑑定する人を呼びに行ったようだ。
しばらくしてやってきた男性に渡した装備を鑑定してもらう。さすがにクロスボウについては鑑定に時間がかかった。
鑑定の結果、クロスボウは220万ドール、魔術の指輪(高)は6万ドールで二つ、魔術の指輪(並)は1万5千ドールの買取額と言われる。あれ?クロスボウは以前の鑑定で90万ドールくらいの価値と言われていたと思ったんだけどなあ?
「クロスボウはそんなに高いものなんですか?」
「そうですね。材料に魔樹を使っていますのでこのくらいの買取額になりますよ。一つ下の素材だと値段は結構下がりますがね。ただこの付与魔法を考えると、下のクラスに付けていることはまずないですね。
風魔法の付与はかなり貴重なものですので、通常の買取額よりも高くなりますね。これと同程度のものを制作しようとした場合、400万ドール以上してもおかしくないかもしれませんよ。」
魔樹材と結構珍しい材料と思っていたから変とは思っていたんだよな。一つ下のクラスは特殊とはいえ普通の木だからね。まあ木製の装備はよくわからないと言っていたので完全に勘違いなのもしれない。
「正直、うちとしては買い取れるのならありがたいことなのですが、かなりよいものなのでほんとに売ってしまってよろしいのですか?後で同等のものを手に入れるのは結構大変だと思いますよ。良レベルの弓はなかなか出物がないんですよ。注文できる武器屋も少ないですからね。」
そう言われると売りたくなくなるのが人情ではあるが、どう考えても使うことはないよね?ジェンとも話たんだが、やはり手放すことにした。
「ありがとうございます。それでは支払いは口座の方に入れておきますね。」
このあとカサス商会で安く買っていた魔道具やアクセサリーなどを売っていく。ちゃんと鑑定してもらうと値段もかなり高く売れて、全部で55万ドールと10倍くらいで売ることができた。やっぱり鑑定スキルは異世界ではかなり優位だな。特に一般的になってない場合はね。
付与魔法が施されているものはもちろん値段が高くなるんだが、古くなってくると付与魔法が削れたりして効果が出なくなってしまうものもあり、状態によって値段が変わってくるのでその状態を見て価格が決められるので効果だけで価値が決まるわけではないようだ。
特にレベルの低いものは付与魔法の彫りも浅くて効果が出なくなることも早いみたい。材質の問題もあるんだけどね。
いまのところ使っているものは大丈夫だけど、そのあたりは気をつけておかないといきなり効果が切れていると言うこともあるらしい。買うときにはその点も気をつけておかないといけないね。
とりあえずこれで全財産は400万ドールくらいになったので武器を少しは更新できるようになったかなあ?日本円で4000万円くらいだよ。高校生がこの金額を持つってすごいな。
ただミスリルの良グレードになると最低でも300万ドールくらいするので簡単には買えないんだよなあ。せっかくだから防具の方も買い換えしたいしね。
このあと町の中を少しぶらつくが、結構活気があっていろいろと見るところは多かった。せっかくだからあと3日ほど泊まってから出発するかな?
夕食にはおすすめらしいレストランで食べることにした。食事内容は結構濃いめの味付けでソースがたっぷりと使ったものが多い。おなかも十分に満足したところで宿に戻る。
ラクマニア様の屋敷ではお風呂を堪能していたんだが、さすがにここに設置されているのはシャワーだけだ。面倒だったので今日は浄化魔法だけで簡単に済ませる。まあ浄化魔法でも十分綺麗になるので気分の問題だけどね。
屋敷ではダブルベッドにされていたが、もちろん部屋はツインの部屋でダブルの部屋ではない。ジェンは何かブツブツ言っていたけど気にしないでおこう。同じベッドに寝てまた抱きついたりされていやじゃないのかなあ?まあこっちはうれしいということしかないけど。
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