184 / 430
第二部 異世界での新しい生活
164. 異世界873日目 良階位の行動試験結果
しおりを挟む
夕べは早く寝たんだが、さすがに疲れていたのか結構ぐっすり眠っていたようだ。時間をみるとすでに1時半だったんだが、発表は4時からだったのでまだ時間は十分にある。ジェンが起きてきたところで食事をとり、少し荷物整理などをしてから役場に向かう。
最後まで残っていなかったメンバーはすでに結果が伝えられているので、今日の発表に来ているのは昨日の帰りのバスに乗ったメンバーとその関係者だけのようだ。
まずは最初に合格者が呼ばれるようだ。
「お疲れ様です。今回の試験の受講者は35名、最終試験に最後まで残ったのは13名でした。さらに今回の行動試験の内容を判断して、合格したのは5名でした。それでは番号と名前を発表します。」
自分が11番でジェンが12番だけどどうだろうか・・・。
「合格者は受験番号順に言っていきます。」
「3番のクリサイア。
11番のジュンイチ。
12番のジェニファー。
28番のカース。
35番のライントフ。
以上の5名となります。」
「よっしゃ~~~!!」
「やったわ!!」
周りでは合格に喚起する声と不合格に落胆することが入り交じっている。自分とジェンは抱き合って喜んだ。よかった~~~!!!
「今呼ばれた5名はこちらの部屋に、残念ながら呼ばれなかったものはあちらの部屋に移動してください。」
残念ながらヤルマンさんは合格できなかったようだ。昨日印をあまり発見できなかったから厳しいかもしれないと言っていたらしいとカースさんが言っていた。おそらく索敵スキルがあまり高くないのだろう。
部屋に入り、言われた席についてから説明を受ける。
「皆さん、改めておめでとう。君たちは十分に良階位の能力があると判断されたため、今回の昇格となった。君たちが・・・・」
きっとお偉いさんなんだろうが、こういう話が長いのはどの世界でも同じなのかもしれない。結局15分ほどいろいろと心構えについて話があったあと、やっと実務的な話となった。
基本的には上階位とは変わらないんだけど、依頼の受注猶予期間が3ヶ月から1年に伸びたり、特別依頼を受ける可能性が上がったりという内容だ。
もちろん罰則についても細かく説明があり、場合によっては降格もあることが説明される。良階位以上になると罰則についても厳しくなるようだ。まあその分報酬とかも大きくなるので仕方が無いけどね。
一通りの説明の後、身分証明証を出して書き換えをしてもらう。冒険者のところが「良階位」となっていた。
役場を出ると、クリスさんたちがやってきていた。
「そっちの部屋から出てきたってことは合格できたってことだよな?」
「ええ、無事に良階位まで上がることができましたよ。まだまだ精進は必要ですけどね。」
「「「「「おめでとう!!」」」」」
「せっかくだから昇格祝いにうちの店に食べにこいよ。時間は大丈夫なんだろ?」
「いいんですか?それじゃあ、ごちそうになろうかな。」
一緒にいたカースさんにも話をするが、ヤルマンさんのこともあるし、他のメンバーと食事をするからといって断られた。まあクリスさんたちを紹介したところでいきなり直立不動で固まっていたからねえ。まあ元王子と一緒に食事というのは緊張しすぎるか・・・。
このあとクリスさんのお店の一室を借り切って宴会となった。かなり楽しくて、ジェンはいつものように最後は眠ってしまったよ。やれやれ・・・。
~ジェンSide~
スレインさんたちにも言われて良階位の昇格試験を受けることになった。十分良階位のレベルはあるから大丈夫といわれてもやっぱり心配だったわ。
昇格試験は思ったよりもいい感じにできたと思っている。緊張せずにできたのが良かったのかもしれないわね。剣術についてはまだまだかもしれないけど、魔法の威力はなかなかのもだったと思うのよね。手加減してくれているのはわかったけど、向こうの攻撃はなんとか受けることができたからね。
行動試験は思ったよりもきつかったけど、重力軽減魔法があるのでかなり楽だったと思う。他の人は走るだけでも結構疲れていたからね。
イチと事前に話をして収納魔法に岩の盾を入れておいて正解だった。このおかげでテントの周りを囲えたのが大きい。一から壁を作っていたら時間がかかりすぎて印を探す時間がそんなにとれなかったかもしれないもの。
夜に人の気配を感じたときはちょっと怖かったのよね。警戒していたからまだすぐに気がついたけど、結構明け方だったから同じように他の人のところに行ったとしたら気がつかない人もいたんじゃないかな?かなり疲れている状態だったと思うからね。
索敵で印を探したけど、思ったよりも小さなものもあって驚いた。索敵エリアを絞ったせいで全エリアを見て回れなかったけど、10個見つけたのでまだ大丈夫だったのかな?
イチは11個見つけたと言っていたけど、全エリアを探したと言っていたから全部で15個くらいだったのかな?かなり小さなものは見つけていなかったみたいだからね。
私の後ろをつけてきていた人がいたけど、さすがに追いつけなくて諦めたみたいだった。索敵が苦手な人は得意と思われる人について行こうとしていたのかもしれないわ。パーティーだと全員が索敵が得意というわけでもないからね。
翌日の試験の結果発表まではかなり緊張したわ。番号と名前を言われたときは本当にうれしかった。イチも一緒に合格できて良かったわ。
あとでスレインさんたちもお祝いしてくれてとても楽しかった。本当に喜んでお祝いしてくれるだけでとてもいい気持ちになれるものね。おかげで飲み過ぎちゃったけど、イチがいるとつい気持ちが緩んじゃうのよね。
~試験官Side~
「今回の受講者は35人とそれほど多くなかったが、かなり優秀な人材もいた。行動試験に行けたのは18人といつもと同じくらいの人数だ。とりあえず順番に判断していこう。」
「いつものように受験者につけた監視人からの意見を聞きながら確認をしていく。
なお、他の試験の時と同じようにダミーの魔道具なども混ぜていたのでそれを信じて油断するものもいた。事前に情報を収集していればある程度予想できたと思うんだがな。このため安心して眠りについて襲われていたものもいた。
印についてもサンプルとすべて同じものと勘違いして見落とすものも多かった。今回の発見した個数の平均は4個となっている。合格ラインは6個と言うことには変わりは無い。」
・・・・
「これは本当なのか?」
「ええ、残念ながら移動速度が速く、すべてに同行はできませんでしたが、魔道具を使ったような形跡はありませんでした。」
「追いつけなかったのか?」
「はい、風魔法を使っているのか、飛んでいるような感じで走っていきました。」
監視員は戦闘能力はそこまでは無いが、隠密能力や移動などには特化しているのだが、その人間が追いつけないと言うことに驚いていた。
「印を12個中11個を発見だとは・・・。」
「かなりの索敵能力を持っているようです。私のこともおそらく気がついていたと思います。」
「拠点については収納魔法から盾として使っていると思われるものを取り出して土魔法で補強していました。特に魔道具を使っていたわけでもなく、装備という扱いですので違反というわけではありません。
そのようなものを作っていたので油断しているかと思ったのですが、夜に隠密スキルを使って近づいていったときは、かなり離れたところからこちらのことに気がつかれました。
食事についても火を使っていましたが、魔法を使って臭いの拡散などを防いでいたようです。攻撃魔法だけでなく、その応用力もかなり高いと思われます。」
「戦闘能力も申し分ない上、行動試験でも十分な成果だ。十分に良階位レベルがあると判断していいだろう。だれか異論があるものはいるか?」
「僭越ながら・・・このものはハクセンの爵位を持っています。ハクセンからのスパイということはないでしょうか?この短期間での能力の伸びが急すぎると思うのですが・・・。」
「その点については別の報告がある。戦闘能力についてはたしかに急激な上がり方ではあるが、訓練をしたという道場にも確認したところ、間違いなく最初からの能力ではないと断言していた。冒険者以外にも収入源があるみたいで、その収入の多くをつぎ込んで個別指導で訓練しているようだ。
また、ハクセンの爵位についてもできる範囲で確認したところ、貴族の粛正にかなり協力したことが受賞の要因のようだ。事前に決まっていたわけでもなく、急な褒章だったことは確認できている。
今までの行動を考えても特段気になる点もないし、問題ないと考えていいだろう。良階位としてはまだそこまで気にすることも無いと思われる。」
「わかりました。そこまで確認されているのであれば異論はありません。」
「続いて同じパーティーのジェニファーについても話をしたい。」
「こっちの女性は10個発見か。ただこっちは見つけにくい4個、特に他に誰も発見できていない一つを見つけている。」
「11番とは異なり、エリアを絞って探索していったようです。このため時間的にすべてのエリアを探索できなかったようです。」
「野営の対応については11番と同じでした。ただ警戒レベルは高く、かなり離れたところからこちらの気配を感じて警戒してきました。」
「こちらも応用力などを考えると問題ないと考えていいだろう。」
「あと、余談かもしれませんが、試験の後でテントなどの回収に行ったもの達からの報告です。この2名の使ったテントですが、試験前よりもかなり綺麗な状態になっていたようです。おそらく浄化魔法を使ったようですが、驚くほど綺麗になっていたようです。おそらく光魔法や治癒魔法を合わせて使っていたのではないかと思われます。」
「魔法に関してはジョニーファン様のお墨付きというレベルと言うことか。未確認ではあるが、あのジョニーファン様と討論をしたという話もあるからな。」
評価者全員がうなずいたことから承認を得られたと判断した議長が採決をとった。
「二人ともに良階位にあげることで問題なしとする。」
最後まで残っていなかったメンバーはすでに結果が伝えられているので、今日の発表に来ているのは昨日の帰りのバスに乗ったメンバーとその関係者だけのようだ。
まずは最初に合格者が呼ばれるようだ。
「お疲れ様です。今回の試験の受講者は35名、最終試験に最後まで残ったのは13名でした。さらに今回の行動試験の内容を判断して、合格したのは5名でした。それでは番号と名前を発表します。」
自分が11番でジェンが12番だけどどうだろうか・・・。
「合格者は受験番号順に言っていきます。」
「3番のクリサイア。
11番のジュンイチ。
12番のジェニファー。
28番のカース。
35番のライントフ。
以上の5名となります。」
「よっしゃ~~~!!」
「やったわ!!」
周りでは合格に喚起する声と不合格に落胆することが入り交じっている。自分とジェンは抱き合って喜んだ。よかった~~~!!!
「今呼ばれた5名はこちらの部屋に、残念ながら呼ばれなかったものはあちらの部屋に移動してください。」
残念ながらヤルマンさんは合格できなかったようだ。昨日印をあまり発見できなかったから厳しいかもしれないと言っていたらしいとカースさんが言っていた。おそらく索敵スキルがあまり高くないのだろう。
部屋に入り、言われた席についてから説明を受ける。
「皆さん、改めておめでとう。君たちは十分に良階位の能力があると判断されたため、今回の昇格となった。君たちが・・・・」
きっとお偉いさんなんだろうが、こういう話が長いのはどの世界でも同じなのかもしれない。結局15分ほどいろいろと心構えについて話があったあと、やっと実務的な話となった。
基本的には上階位とは変わらないんだけど、依頼の受注猶予期間が3ヶ月から1年に伸びたり、特別依頼を受ける可能性が上がったりという内容だ。
もちろん罰則についても細かく説明があり、場合によっては降格もあることが説明される。良階位以上になると罰則についても厳しくなるようだ。まあその分報酬とかも大きくなるので仕方が無いけどね。
一通りの説明の後、身分証明証を出して書き換えをしてもらう。冒険者のところが「良階位」となっていた。
役場を出ると、クリスさんたちがやってきていた。
「そっちの部屋から出てきたってことは合格できたってことだよな?」
「ええ、無事に良階位まで上がることができましたよ。まだまだ精進は必要ですけどね。」
「「「「「おめでとう!!」」」」」
「せっかくだから昇格祝いにうちの店に食べにこいよ。時間は大丈夫なんだろ?」
「いいんですか?それじゃあ、ごちそうになろうかな。」
一緒にいたカースさんにも話をするが、ヤルマンさんのこともあるし、他のメンバーと食事をするからといって断られた。まあクリスさんたちを紹介したところでいきなり直立不動で固まっていたからねえ。まあ元王子と一緒に食事というのは緊張しすぎるか・・・。
このあとクリスさんのお店の一室を借り切って宴会となった。かなり楽しくて、ジェンはいつものように最後は眠ってしまったよ。やれやれ・・・。
~ジェンSide~
スレインさんたちにも言われて良階位の昇格試験を受けることになった。十分良階位のレベルはあるから大丈夫といわれてもやっぱり心配だったわ。
昇格試験は思ったよりもいい感じにできたと思っている。緊張せずにできたのが良かったのかもしれないわね。剣術についてはまだまだかもしれないけど、魔法の威力はなかなかのもだったと思うのよね。手加減してくれているのはわかったけど、向こうの攻撃はなんとか受けることができたからね。
行動試験は思ったよりもきつかったけど、重力軽減魔法があるのでかなり楽だったと思う。他の人は走るだけでも結構疲れていたからね。
イチと事前に話をして収納魔法に岩の盾を入れておいて正解だった。このおかげでテントの周りを囲えたのが大きい。一から壁を作っていたら時間がかかりすぎて印を探す時間がそんなにとれなかったかもしれないもの。
夜に人の気配を感じたときはちょっと怖かったのよね。警戒していたからまだすぐに気がついたけど、結構明け方だったから同じように他の人のところに行ったとしたら気がつかない人もいたんじゃないかな?かなり疲れている状態だったと思うからね。
索敵で印を探したけど、思ったよりも小さなものもあって驚いた。索敵エリアを絞ったせいで全エリアを見て回れなかったけど、10個見つけたのでまだ大丈夫だったのかな?
イチは11個見つけたと言っていたけど、全エリアを探したと言っていたから全部で15個くらいだったのかな?かなり小さなものは見つけていなかったみたいだからね。
私の後ろをつけてきていた人がいたけど、さすがに追いつけなくて諦めたみたいだった。索敵が苦手な人は得意と思われる人について行こうとしていたのかもしれないわ。パーティーだと全員が索敵が得意というわけでもないからね。
翌日の試験の結果発表まではかなり緊張したわ。番号と名前を言われたときは本当にうれしかった。イチも一緒に合格できて良かったわ。
あとでスレインさんたちもお祝いしてくれてとても楽しかった。本当に喜んでお祝いしてくれるだけでとてもいい気持ちになれるものね。おかげで飲み過ぎちゃったけど、イチがいるとつい気持ちが緩んじゃうのよね。
~試験官Side~
「今回の受講者は35人とそれほど多くなかったが、かなり優秀な人材もいた。行動試験に行けたのは18人といつもと同じくらいの人数だ。とりあえず順番に判断していこう。」
「いつものように受験者につけた監視人からの意見を聞きながら確認をしていく。
なお、他の試験の時と同じようにダミーの魔道具なども混ぜていたのでそれを信じて油断するものもいた。事前に情報を収集していればある程度予想できたと思うんだがな。このため安心して眠りについて襲われていたものもいた。
印についてもサンプルとすべて同じものと勘違いして見落とすものも多かった。今回の発見した個数の平均は4個となっている。合格ラインは6個と言うことには変わりは無い。」
・・・・
「これは本当なのか?」
「ええ、残念ながら移動速度が速く、すべてに同行はできませんでしたが、魔道具を使ったような形跡はありませんでした。」
「追いつけなかったのか?」
「はい、風魔法を使っているのか、飛んでいるような感じで走っていきました。」
監視員は戦闘能力はそこまでは無いが、隠密能力や移動などには特化しているのだが、その人間が追いつけないと言うことに驚いていた。
「印を12個中11個を発見だとは・・・。」
「かなりの索敵能力を持っているようです。私のこともおそらく気がついていたと思います。」
「拠点については収納魔法から盾として使っていると思われるものを取り出して土魔法で補強していました。特に魔道具を使っていたわけでもなく、装備という扱いですので違反というわけではありません。
そのようなものを作っていたので油断しているかと思ったのですが、夜に隠密スキルを使って近づいていったときは、かなり離れたところからこちらのことに気がつかれました。
食事についても火を使っていましたが、魔法を使って臭いの拡散などを防いでいたようです。攻撃魔法だけでなく、その応用力もかなり高いと思われます。」
「戦闘能力も申し分ない上、行動試験でも十分な成果だ。十分に良階位レベルがあると判断していいだろう。だれか異論があるものはいるか?」
「僭越ながら・・・このものはハクセンの爵位を持っています。ハクセンからのスパイということはないでしょうか?この短期間での能力の伸びが急すぎると思うのですが・・・。」
「その点については別の報告がある。戦闘能力についてはたしかに急激な上がり方ではあるが、訓練をしたという道場にも確認したところ、間違いなく最初からの能力ではないと断言していた。冒険者以外にも収入源があるみたいで、その収入の多くをつぎ込んで個別指導で訓練しているようだ。
また、ハクセンの爵位についてもできる範囲で確認したところ、貴族の粛正にかなり協力したことが受賞の要因のようだ。事前に決まっていたわけでもなく、急な褒章だったことは確認できている。
今までの行動を考えても特段気になる点もないし、問題ないと考えていいだろう。良階位としてはまだそこまで気にすることも無いと思われる。」
「わかりました。そこまで確認されているのであれば異論はありません。」
「続いて同じパーティーのジェニファーについても話をしたい。」
「こっちの女性は10個発見か。ただこっちは見つけにくい4個、特に他に誰も発見できていない一つを見つけている。」
「11番とは異なり、エリアを絞って探索していったようです。このため時間的にすべてのエリアを探索できなかったようです。」
「野営の対応については11番と同じでした。ただ警戒レベルは高く、かなり離れたところからこちらの気配を感じて警戒してきました。」
「こちらも応用力などを考えると問題ないと考えていいだろう。」
「あと、余談かもしれませんが、試験の後でテントなどの回収に行ったもの達からの報告です。この2名の使ったテントですが、試験前よりもかなり綺麗な状態になっていたようです。おそらく浄化魔法を使ったようですが、驚くほど綺麗になっていたようです。おそらく光魔法や治癒魔法を合わせて使っていたのではないかと思われます。」
「魔法に関してはジョニーファン様のお墨付きというレベルと言うことか。未確認ではあるが、あのジョニーファン様と討論をしたという話もあるからな。」
評価者全員がうなずいたことから承認を得られたと判断した議長が採決をとった。
「二人ともに良階位にあげることで問題なしとする。」
11
あなたにおすすめの小説
異世界生活〜異世界に飛ばされても生活水準は変えません〜 番外編『旅日記』
アーエル
ファンタジー
カクヨムさん→小説家になろうさんで連載(完結済)していた
【 異世界生活〜異世界に飛ばされても生活水準は変えません〜 】の番外編です。
カクヨム版の
分割投稿となりますので
一話が長かったり短かったりしています。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
おいでよ!死にゲーの森~異世界転生したら地獄のような死にゲーファンタジー世界だったが俺のステータスとスキルだけがスローライフゲーム仕様
あけちともあき
ファンタジー
上澄タマルは過労死した。
死に際にスローライフを夢見た彼が目覚めた時、そこはファンタジー世界だった。
「異世界転生……!? 俺のスローライフの夢が叶うのか!」
だが、その世界はダークファンタジーばりばり。
人々が争い、魔が跳梁跋扈し、天はかき曇り地は荒れ果て、死と滅びがすぐ隣りにあるような地獄だった。
こんな世界でタマルが手にしたスキルは、スローライフ。
あらゆる環境でスローライフを敢行するためのスキルである。
ダンジョンを採掘して素材を得、毒沼を干拓して畑にし、モンスターを捕獲して飼いならす。
死にゲー世界よ、これがほんわかスローライフの力だ!
タマルを異世界に呼び込んだ謎の神ヌキチータ。
様々な道具を売ってくれ、何でも買い取ってくれる怪しい双子の魔人が経営する店。
世界の異形をコレクションし、タマルのゲットしたモンスターやアイテムたちを寄付できる博物館。
地獄のような世界をスローライフで侵食しながら、タマルのドキドキワクワクの日常が始まる。
駆け落ち男女の気ままな異世界スローライフ
壬黎ハルキ
ファンタジー
それは、少年が高校を卒業した直後のことだった。
幼なじみでお嬢様な少女から、夕暮れの公園のど真ん中で叫ばれた。
「知らない御曹司と結婚するなんて絶対イヤ! このまま世界の果てまで逃げたいわ!」
泣きじゃくる彼女に、彼は言った。
「俺、これから異世界に移住するんだけど、良かったら一緒に来る?」
「行くわ! ついでに私の全部をアンタにあげる! 一生大事にしなさいよね!」
そんな感じで駆け落ちした二人が、異世界でのんびりと暮らしていく物語。
※2019年10月、完結しました。
※小説家になろう、カクヨムにも公開しています。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
キャンピングカーで走ってるだけで異世界が平和になるそうです~万物生成系チートスキルを添えて~
サメのおでこ
ファンタジー
手違いだったのだ。もしくは事故。
ヒトと魔族が今日もドンパチやっている世界。行方不明の勇者を捜す使命を帯びて……訂正、押しつけられて召喚された俺は、スキル≪物質変換≫の使い手だ。
木を鉄に、紙を鋼に、雪をオムライスに――あらゆる物質を望むがままに変換してのけるこのスキルは、しかし何故か召喚師から「役立たずのド三流」と罵られる。その挙げ句、人界の果てへと魔法で追放される有り様。
そんな俺は、≪物質変換≫でもって生き延びるための武器を生み出そうとして――キャンピングカーを創ってしまう。
もう一度言う。
手違いだったのだ。もしくは事故。
出来てしまったキャンピングカーで、渋々出発する俺。だが、実はこの平和なクルマには俺自身も知らない途方もない力が隠されていた!
そんな俺とキャンピングカーに、ある願いを託す人々が現れて――
※本作は他サイトでも掲載しています
スマホアプリで衣食住確保の異世界スローライフ 〜面倒なことは避けたいのに怖いものなしのスライムと弱気なドラゴンと一緒だとそうもいかず〜
もーりんもも
ファンタジー
命より大事なスマホを拾おうとして命を落とした俺、武田義経。
ああ死んだと思った瞬間、俺はスマホの神様に祈った。スマホのために命を落としたんだから、お慈悲を!
目を開けると、俺は異世界に救世主として召喚されていた。それなのに俺のステータスは平均よりやや上といった程度。
スキル欄には見覚えのある虫眼鏡アイコンが。だが異世界人にはただの丸印に見えたらしい。
何やら漂う失望感。結局、救世主ではなく、ただの用無しと認定され、宮殿の使用人という身分に。
やれやれ。スキル欄の虫眼鏡をタップすると検索バーが出た。
「ご飯」と検索すると、見慣れたアプリがずらずらと! アプリがダウンロードできるんだ!
ヤバくない? 不便な異世界だけど、楽してダラダラ生きていこう――そう思っていた矢先、命を狙われ国を出ることに。
ひょんなことから知り合った老婆のお陰でなんとか逃げ出したけど、気がつけば、いつの間にかスライムやらドラゴンやらに囲まれて、どんどん不本意な方向へ……。
2025/04/04-06 HOTランキング1位をいただきました! 応援ありがとうございます!
レベルアップは異世界がおすすめ!
まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。
そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる