1 / 64
1章 暗殺者
#1 強制勧誘
しおりを挟む
「母さんがさ、死んだんだ」
表情を変えることなく、好きな人は淡々と言った。
大事な話がある、という名目で呼び出されたアルルの心臓は、不穏さによってざわざわした。
告白でも何でもなく、むしろ別れの告白だった。
「これからもずっと、アルルと一緒に居たかった。でも、ごめんね……俺もっと強くなるから」
耳元で囁かれる優しく低い声に、アルルの胸が途端に高鳴る。彼の背中は思っていたより大きく、アルルの両手では完全に抱きしめきれなかった。ひらひらと降ってくる雪が少しずつ彼の肩に積もっていくのが見えた。
「きっとさ、私達また会えるよ。……ううん、絶対に会える」
「俺、迎えに行くから、アルルがどこに行ったって」
彼はアルルの頬を両手で包み込んだ。二人は口づけを交わした。静かな雪の日だった。もう一度ぎゅっとその体を抱きしめる。強く強く、この温もりを忘れないように。必ずまた出会うために。彼は今日、別世界へと旅立つ。
不意に太陽のような熱い光が背中に当たる。雪が降っているのに何故?おまけに何か遠くから声が聞こえてくる。
「――ルル! アールールゥー」
「わっ!! 何、もううるさいなぁ」
「いつまでここで寝てんだよ。……ってか、さっきまた何処ぞの御曹司に告白されてなかった?」
「ああ……断ったわよ。でもこのお花を受け取ってくれって無理やり渡された」
すっかりしおれかけた花一輪を見て、友人のツバサは苦笑いをした。怪訝そうな顔でアルルがテーブルから顔を起こし、身だしなみを整える。赤毛の髪が、寝癖で少しはねていた。訓練を終えた後、疲れてカフェテリアでつい寝てしまっていたのだった。
彼らは現在18歳、魔術高等学校(訓練所)に通っている。名前の通り、ここの生徒は皆魔術を扱うことが出来る魔術士である。生まれつき、魔力という不思議な力を体内に秘めている人間を魔術士と指す。
2人が過ごすこの世界は地球アースとは少し離れた惑星、通称別世界と呼ばれていた。
勿論、二人も魔術士である。赤毛で気の強そうな少女の名はアルル・フェアリー。目立つセミロングの赤毛、澄んだマリンブルーの瞳、凛とした美貌、優れた魔術のおかげで、それはもう多くの"男性"がアルルに一度は好意を抱いた。
そんなアルルと唯一行動を共にしている青い髪の青年はツバサ・サングスター。二人は幼い頃からの知り合いであり、特に恋愛関係は無い。いわゆる幼なじみだ。
ツバサは、アルルの前にどかっと座ると頬杖をついて尋ねた。それはもう耳が痛くなる話題だった。
「ねえアルル、チーム、どうするの。もうそろそろ俺達もチーム作らないと仕事できないし、国の戦力にならないし」
魔術士は何人かでチームを作って依頼に応じて仕事をしたり、何か争いごとが起きた時の戦力として戦いに赴いたりする。チームを作れるのは17歳からだった。
アルルもツバサもこの1年間、チームは無所属だった。というよりも、他の生徒は誰も彼らに近づこうとはしなかった。何故なら、アルルは男性を断り過ぎて女性には煙たがられ、ツバサは女性と遊び過ぎて男性にも女性にも煙たがられていたからである。
「最悪の場合、俺とアルルの二人チームになるけどそれもまあ悪くは無いかな」
「最悪の場合を何とか回避する方法は考えなかったわけ?! あんたと二人きりとか嫌よ私は!」
「勧誘はしたさ。片っ端から女の子に声はかけた。がしかし」
「……」
「みんなもう所属済みだってさ。参ったよね本当ー。最悪は夢じゃなさそうだよ」
いつまでも無所属でふらふらとしていたら母親に怒られるだろうか。アルルは一枚の写真を眺めてため息をつく。数年前に撮った"彼"とのツーショット。さっき夢に出てきた"彼"だ。
「また王子様の写真見てるのー? もういくら探しても見つからなかったんだからいい加減諦めたら?俺が居るじゃんー」
「……だって、絶対こっちに居るはずだもん。一人で地球に帰るはずがないし」
「わかった、わかったからさ。とりあえずどっかに飯でも行こ?」
足早に移動しようとカフェテリアを出た時、長い廊下で女子達が叫ぶ声がした。3人の女子が1人の女子に向かって何か責め立てていた。1人の女子は困ったような顔をしている。
魔術で追い返しちゃえば良いのに。そうアルルは思ったが、校内ではそう上手く魔術は使えない。
「やめてよ……もう。私、本当に帰らなくちゃいけないの、仕事があるから……」
「へー仕事? 何あんた、チームにでも入ってるわけ?あ、ぼっちチームみたいな?」
「あなた達だってチームに入ってても遊んでばっかで全然仕事もしてないし、訓練も怠っているじゃない。そんなのに比べたらマシだわ」
一人の女子は小さい声ではあったが、一応言い返していた。しかしその視線は下を向いていて、尚更女子達の機嫌を悪くさせたらしい。
その様子を見てツバサが胸に手を当てて息をつき、不意に立ち上がるとまっすぐ女子たちに向かって歩いていった。ちょっと、と言いかけるアルルをも無視してツバサは女子勢の前に立ち塞がる。先に口を開いたのはツバサだった。
「何か用?」
「ツバサこそ何か用?」
ツバサは1人で困っていた女子の肩をたたいて言った。
「この子俺のチームの子なんだよねー。ちょっと困るんだけどこういうの」
「あっそ。随分趣味悪いのね。ちょうどいいチームメイトなんじゃないの。皆から避けられるあんたにはお似合い」
半分キレ気味で女子達はその場を去っていった。すると、ありがとう、と女子が小さな声でお礼を言った。ツバサははっとして肩から手を離した。
「それじゃあ、私はこれで」
「待って!! ……なぁ、本当に入らないか? 俺達のチームに。実は前から気になってたんだ、君のこと。でも忙しそうだったから声かけられなくてさ。あ、ああ気になってるっていうのは変な意味じゃなくて魔術士としてさ、チームメンバーとしてどうかなっていう……えーっと、名前、間違えてたらアレだから……俺はツバサ、君は?」
「あ、私は……ベティ。さっきは、ありがとう。とりあえず、よろしくね?」
何故柄でもなくテンパっているのだろう、とアルルは一部始終を眺めながら思っていた。
ツバサが声をかけた少女はベティ・アケロイドと言った。茶髪と金髪が混じったようなダークブロンドで、ボブの髪は少し癖があるようだった。頬には少しそばかすがあり、瞳は大人しめなベージュ色で染まっていた。
魔術高校の近くで祖母が地球風の洋食レストランを営んでおり、そこに住んでいた。おまけに、毎日店の手伝いに追われているということ。
アルルとツバサはレストランに案内されて、テーブルに向かった。幸い、大衆向けのレストランだったため、躊躇することなく来店できた。他にも客は何人か来ていたが、特に気にせずに二人はベティを待った。アルルは小声で尋ねた。
「前から気になってたとか言ってたけど、まじなの?」
「まじって言ったらどうする?」
「笑うわ」
「じゃあ商売文句ってことで」
「だってあの子くらいよね、声かけてなかったの。ツバサの悪評知ってるのかしらね」
アルルは鼻で軽く笑った。ツバサは少しバツが悪そうに顔をしかめた。
ベティは彼らが想像していたよりも口数が多い少女だった。
「あんまり魔術は使いたくないって思ってたんだけど。それに、私あなた達みたいに強くないし。正直、釣り合わないような気がして」
「釣り合うとかそういうの、関係無いって。チームなんだから協力すれば何でもできるって俺は思うけど」
「……そんなもんかな?」
「そんなもんだよ。俺もアルルも正直チームって感覚よく分からないし。チーム組むってなると、皆から避けられていたからね……まあ色んな理由で」
「色んな理由、か……まあ、アルルはモテるもんね」
「わ、私のことは今はどうでもいいの! そんなことより、ベティはどんな魔術を使うの?」
魔術には大きく分けて二種類ある。一つは基本魔術。ほとんどの人が魔術高校で必ず取得し、魔術士であれば誰でも扱うことができる術のこと。例えば、空中に物を浮かす、怪我の治療をする等と言った魔術だ。
もう一つは本能、と呼ばれる術。個人個人で一生操れる魔術は違う。指から発射される光線の色も勿論違ってくる。炎を操れる者は炎術士、風を操れる者は風術士などと呼ばれていた。
「私は雷術士なの」
するとベティの指がバチバチと電気を発した。すげえ、とツバサが呟いた。そしてすぐさまベティに向かって言った。
「入ってくれよ、チームに」
「本当に? 私が? 私で良いの?」
「良いよ全く問題ない。胸もデカ――」
すぐにアルルはツバサの足を思いきり踏んづけた。くすくす、とベティが笑った。
「笑った方が素敵よ、ベティは」
「……じゃあ、これからよろしくお願いします」
ベティの祖母はベティがチームの一員になったことを喜び、アルル達に料理をごちそうしてくれた。ありがたく彼らはそのごちそうに手をつけた。食事の最中、アルルははっとしてポケットから写真を取り出しベティに見せた。
「ねえ、この人お店に来なかった? というか見たことない? 道端で」
表情を変えることなく、好きな人は淡々と言った。
大事な話がある、という名目で呼び出されたアルルの心臓は、不穏さによってざわざわした。
告白でも何でもなく、むしろ別れの告白だった。
「これからもずっと、アルルと一緒に居たかった。でも、ごめんね……俺もっと強くなるから」
耳元で囁かれる優しく低い声に、アルルの胸が途端に高鳴る。彼の背中は思っていたより大きく、アルルの両手では完全に抱きしめきれなかった。ひらひらと降ってくる雪が少しずつ彼の肩に積もっていくのが見えた。
「きっとさ、私達また会えるよ。……ううん、絶対に会える」
「俺、迎えに行くから、アルルがどこに行ったって」
彼はアルルの頬を両手で包み込んだ。二人は口づけを交わした。静かな雪の日だった。もう一度ぎゅっとその体を抱きしめる。強く強く、この温もりを忘れないように。必ずまた出会うために。彼は今日、別世界へと旅立つ。
不意に太陽のような熱い光が背中に当たる。雪が降っているのに何故?おまけに何か遠くから声が聞こえてくる。
「――ルル! アールールゥー」
「わっ!! 何、もううるさいなぁ」
「いつまでここで寝てんだよ。……ってか、さっきまた何処ぞの御曹司に告白されてなかった?」
「ああ……断ったわよ。でもこのお花を受け取ってくれって無理やり渡された」
すっかりしおれかけた花一輪を見て、友人のツバサは苦笑いをした。怪訝そうな顔でアルルがテーブルから顔を起こし、身だしなみを整える。赤毛の髪が、寝癖で少しはねていた。訓練を終えた後、疲れてカフェテリアでつい寝てしまっていたのだった。
彼らは現在18歳、魔術高等学校(訓練所)に通っている。名前の通り、ここの生徒は皆魔術を扱うことが出来る魔術士である。生まれつき、魔力という不思議な力を体内に秘めている人間を魔術士と指す。
2人が過ごすこの世界は地球アースとは少し離れた惑星、通称別世界と呼ばれていた。
勿論、二人も魔術士である。赤毛で気の強そうな少女の名はアルル・フェアリー。目立つセミロングの赤毛、澄んだマリンブルーの瞳、凛とした美貌、優れた魔術のおかげで、それはもう多くの"男性"がアルルに一度は好意を抱いた。
そんなアルルと唯一行動を共にしている青い髪の青年はツバサ・サングスター。二人は幼い頃からの知り合いであり、特に恋愛関係は無い。いわゆる幼なじみだ。
ツバサは、アルルの前にどかっと座ると頬杖をついて尋ねた。それはもう耳が痛くなる話題だった。
「ねえアルル、チーム、どうするの。もうそろそろ俺達もチーム作らないと仕事できないし、国の戦力にならないし」
魔術士は何人かでチームを作って依頼に応じて仕事をしたり、何か争いごとが起きた時の戦力として戦いに赴いたりする。チームを作れるのは17歳からだった。
アルルもツバサもこの1年間、チームは無所属だった。というよりも、他の生徒は誰も彼らに近づこうとはしなかった。何故なら、アルルは男性を断り過ぎて女性には煙たがられ、ツバサは女性と遊び過ぎて男性にも女性にも煙たがられていたからである。
「最悪の場合、俺とアルルの二人チームになるけどそれもまあ悪くは無いかな」
「最悪の場合を何とか回避する方法は考えなかったわけ?! あんたと二人きりとか嫌よ私は!」
「勧誘はしたさ。片っ端から女の子に声はかけた。がしかし」
「……」
「みんなもう所属済みだってさ。参ったよね本当ー。最悪は夢じゃなさそうだよ」
いつまでも無所属でふらふらとしていたら母親に怒られるだろうか。アルルは一枚の写真を眺めてため息をつく。数年前に撮った"彼"とのツーショット。さっき夢に出てきた"彼"だ。
「また王子様の写真見てるのー? もういくら探しても見つからなかったんだからいい加減諦めたら?俺が居るじゃんー」
「……だって、絶対こっちに居るはずだもん。一人で地球に帰るはずがないし」
「わかった、わかったからさ。とりあえずどっかに飯でも行こ?」
足早に移動しようとカフェテリアを出た時、長い廊下で女子達が叫ぶ声がした。3人の女子が1人の女子に向かって何か責め立てていた。1人の女子は困ったような顔をしている。
魔術で追い返しちゃえば良いのに。そうアルルは思ったが、校内ではそう上手く魔術は使えない。
「やめてよ……もう。私、本当に帰らなくちゃいけないの、仕事があるから……」
「へー仕事? 何あんた、チームにでも入ってるわけ?あ、ぼっちチームみたいな?」
「あなた達だってチームに入ってても遊んでばっかで全然仕事もしてないし、訓練も怠っているじゃない。そんなのに比べたらマシだわ」
一人の女子は小さい声ではあったが、一応言い返していた。しかしその視線は下を向いていて、尚更女子達の機嫌を悪くさせたらしい。
その様子を見てツバサが胸に手を当てて息をつき、不意に立ち上がるとまっすぐ女子たちに向かって歩いていった。ちょっと、と言いかけるアルルをも無視してツバサは女子勢の前に立ち塞がる。先に口を開いたのはツバサだった。
「何か用?」
「ツバサこそ何か用?」
ツバサは1人で困っていた女子の肩をたたいて言った。
「この子俺のチームの子なんだよねー。ちょっと困るんだけどこういうの」
「あっそ。随分趣味悪いのね。ちょうどいいチームメイトなんじゃないの。皆から避けられるあんたにはお似合い」
半分キレ気味で女子達はその場を去っていった。すると、ありがとう、と女子が小さな声でお礼を言った。ツバサははっとして肩から手を離した。
「それじゃあ、私はこれで」
「待って!! ……なぁ、本当に入らないか? 俺達のチームに。実は前から気になってたんだ、君のこと。でも忙しそうだったから声かけられなくてさ。あ、ああ気になってるっていうのは変な意味じゃなくて魔術士としてさ、チームメンバーとしてどうかなっていう……えーっと、名前、間違えてたらアレだから……俺はツバサ、君は?」
「あ、私は……ベティ。さっきは、ありがとう。とりあえず、よろしくね?」
何故柄でもなくテンパっているのだろう、とアルルは一部始終を眺めながら思っていた。
ツバサが声をかけた少女はベティ・アケロイドと言った。茶髪と金髪が混じったようなダークブロンドで、ボブの髪は少し癖があるようだった。頬には少しそばかすがあり、瞳は大人しめなベージュ色で染まっていた。
魔術高校の近くで祖母が地球風の洋食レストランを営んでおり、そこに住んでいた。おまけに、毎日店の手伝いに追われているということ。
アルルとツバサはレストランに案内されて、テーブルに向かった。幸い、大衆向けのレストランだったため、躊躇することなく来店できた。他にも客は何人か来ていたが、特に気にせずに二人はベティを待った。アルルは小声で尋ねた。
「前から気になってたとか言ってたけど、まじなの?」
「まじって言ったらどうする?」
「笑うわ」
「じゃあ商売文句ってことで」
「だってあの子くらいよね、声かけてなかったの。ツバサの悪評知ってるのかしらね」
アルルは鼻で軽く笑った。ツバサは少しバツが悪そうに顔をしかめた。
ベティは彼らが想像していたよりも口数が多い少女だった。
「あんまり魔術は使いたくないって思ってたんだけど。それに、私あなた達みたいに強くないし。正直、釣り合わないような気がして」
「釣り合うとかそういうの、関係無いって。チームなんだから協力すれば何でもできるって俺は思うけど」
「……そんなもんかな?」
「そんなもんだよ。俺もアルルも正直チームって感覚よく分からないし。チーム組むってなると、皆から避けられていたからね……まあ色んな理由で」
「色んな理由、か……まあ、アルルはモテるもんね」
「わ、私のことは今はどうでもいいの! そんなことより、ベティはどんな魔術を使うの?」
魔術には大きく分けて二種類ある。一つは基本魔術。ほとんどの人が魔術高校で必ず取得し、魔術士であれば誰でも扱うことができる術のこと。例えば、空中に物を浮かす、怪我の治療をする等と言った魔術だ。
もう一つは本能、と呼ばれる術。個人個人で一生操れる魔術は違う。指から発射される光線の色も勿論違ってくる。炎を操れる者は炎術士、風を操れる者は風術士などと呼ばれていた。
「私は雷術士なの」
するとベティの指がバチバチと電気を発した。すげえ、とツバサが呟いた。そしてすぐさまベティに向かって言った。
「入ってくれよ、チームに」
「本当に? 私が? 私で良いの?」
「良いよ全く問題ない。胸もデカ――」
すぐにアルルはツバサの足を思いきり踏んづけた。くすくす、とベティが笑った。
「笑った方が素敵よ、ベティは」
「……じゃあ、これからよろしくお願いします」
ベティの祖母はベティがチームの一員になったことを喜び、アルル達に料理をごちそうしてくれた。ありがたく彼らはそのごちそうに手をつけた。食事の最中、アルルははっとしてポケットから写真を取り出しベティに見せた。
「ねえ、この人お店に来なかった? というか見たことない? 道端で」
0
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
俺にだけツンツンする学園一の美少女が、最近ちょっとデレてきた件。
甘酢ニノ
恋愛
彼女いない歴=年齢の高校生・相沢蓮。
平凡な日々を送る彼の前に立ちはだかるのは──
学園一の美少女・黒瀬葵。
なぜか彼女は、俺にだけやたらとツンツンしてくる。
冷たくて、意地っ張りで、でも時々見せるその“素”が、どうしようもなく気になる。
最初はただの勘違いだったはずの関係。
けれど、小さな出来事の積み重ねが、少しずつ2人の距離を変えていく。
ツンデレな彼女と、不器用な俺がすれ違いながら少しずつ近づく、
焦れったくて甘酸っぱい、青春ラブコメディ。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる