3 / 8
不可解な解
しおりを挟む
「ほんとに、うちの管内が、かんでるんですかね、まあ、警視庁の署轄じゃなく本庁の依頼だから、何かしら確信が有りそうですけど
それにしても、調査はしろ、後はこっちでやるからみたいな、なんかな~」
大村と若松は、とりあえず該当する地域、釧路空港から阿寒湖温泉までを、巡察していた、若松のボヤキも十分理解出来る。
「ああ、そうだな、でも向こうの担当はもっと混乱していると思うぞ
会議の後に、釧路西署管内の担当地域の地図と一緒に、重点調査の区域を指定して欲しいと連絡しておいた」
「で、どうでした」
「名前を度忘れしたけど、あちらは、警視正殿が担当らしい、即返事をくれたよ、かなり、色んな意味でお困りのようだ
何せ、メールじゃなく直電だったからな、低姿勢だったよ」
「まあ、滅多にない事件性の案件ですからね、実はひそかに、張り切っちゃぁいますけど」
「安心したよ、何しろ動ける担当の二人のうち一人が、乗り気じゃ無いなら、終わってるよ」
「でも主任、北海道の大麻なんて、
ゴミみたいな扱いなんですよね、良くそれに、付加価値をつけて稼ごうなんて、普通に仕事すりゃあかなりな人物になれますよね」
「まあな、さあ、ここから調査開始だぞ」
釧路空港は、市街の小高い丘の上に位置している、そこから市内や阿寒湖温泉に行くには、マリモ国道の交差点まで下りなければならない、2人は、そこから、鵜の目鷹の目で、制限速度以下で走行している。
「ヤッパ、みんな飛ばしますね、そりゃ郊外だもんな~
でも、改めて思うのは、大麻なんて、そこら辺に有りそうですよね」
そうなのだ、その通り、別にここまで来なくても、手に入る、問題はそこに混ぜた粉末状の物は何なのか、
牧草地があって、農家があって、丹頂鶴の鶴公園があって、そして、阿寒町に入り、山が目立って来る。
町中を抜けると、平地の先にいきなり半島の様な山が目立って来る。
「そろそろ、休もうや、丁度中間位じゃないか」
「そうすね」
2人は車を降りて辺りを見回す
「うーん、ただの北海道ですね、草原があって山があって
おっ、おまけでキツネも」
2人の前にキツネが現れた、座り込んで後ろ足で首の辺りを掻き出した、そして、あくびをして、二人を見つめた。
少ししてから、大村が若松に言った
「そろそろ、行こうか」
「そうですね、往復したら結構ありますもんね」
キツネはいつの間にか姿を消していた。
東京北区の弁護士徳山周作は、いささか戸惑っていた、依頼内容も依頼人に対しても
「友達の依頼だから、断るわけには行かないけど、危険な案件じゃないよな」
「ああ、それは大丈夫、俺じゃ怪しいけど、義父の依頼だし、それに、これをやっつけてくれれば、かなり美味しくないかな
取り敢えず一億持ってきた、あと一億持って来る予定だよ」
「おいおいおい、それだよ、俺をとてつもなく不安にさせるのは
あり得ないぞ今時」
「あ、これ、これはね、みんなの気持ちがこもってるんだ
頼む引き受けてくれないか」
「まあ、手間暇かかりそうだけど難しくはないから、やってみるよ
今、契約書、書くから」
「いや、いいんだ、何も、後は頼むよ」
依頼人は、そう言って徳山法律事務所を後にした。
依頼人が、引き上げた後に徳山弁護士は、事務所スタッフを集合させ仕事内容を説明した。
「北海道釧路市にある、山林を取得する内容なのですが、若い人にはわからないだろうと思う
昭和の、高度経済成長の辺りで原野商法というのが、ま、早い話悪徳商法なんだけど、その山林も正にそれで、土地所有者が都会の住宅地並に別れています
それを全所有者にあたって買い取り、取り敢えず依頼人名義にします
尚、全ての費用を二億円で、と言う事です」
「北海道の山林なら今や二束三文ですよね、でも、所有者を特定して買い取るのに、時間がかかりますね、
全ての費用を多めに見積もってもせいぜい五千万くらいでは、、、」
事務所の誰もが思った疑問がそれだった、普通は費用を聞いてから、あるいは、先に着手金だの、初期費用だのを支払うのが流れとして普通の筈だ。
「当然、その辺の事は私の方からも説明しましたが、実は依頼内容がもうひとつあって
その山林の土地を所有できたなら、地元にある、自然保護団体に余った費用ごと寄付して欲しいと言っています」
「へー、何かその土地に余程の思い入れが有りそうですね」
「そうなんだ、それを聞いたんだけど、あの辺の景色が気にいったからだそうだ
彼は毎年、冬になると鹿を撃ちに、その辺に行くそうで、この話を義父に話したら、どうせ税金で持ってかれるなら、そこを買って寄付しようじゃないか、こう言ったらしい」
「聞かなきゃ良かった、ほんとにある話ですか、それ」
「いずれにしても、手分けをして調べれば何とかなるでしょう、問題は買い取り価格の上限をどうするかくらいではないかな
それでは皆さんお願いします」
スタッフがそれぞれ自分のデスクに戻っていった。
釧路西署の、大村と若松が話あっていた。
「若松、例の粉の成分は新種のキノコだと特定した、そして、今現在あの薬物の流通は、ほぼ止まっているらしい」
「マジックマッシュルームみたいなもんですかね」
「そう、しかし効力は、はるかにこっちが上のようだ
但し、出回わらなくなった理由がわからんな」
「そうですよね、早い話が人気商品ですもんね、品切れとかですかね
東京からは、何か新しい情報はないですか」
「参考人に事情聴取を終え次第、こちらにも結果が回って来ると思う」
釧路西警察署会議室
「つまり、参考人というのが、政権与党の児島龍蔵という議員さんであると、、、」
「あの大臣経験者の、党の役職者のですか」
「これで煮え切らない何かが、見えて来たという感じかな」
「道警本部も、方面本部も、飛ばして直に依頼してきた意味が、やっと解ったよ
そりゃ、マスコミに知れたら、大事だよな」
「名前が出たってことは、向こうじゃかなり、確信めいたものを掴んだのかな」
「どうなんでしょう、逆にここまでやって何も出ないなら、いっそ全部こっちにも回してしまえみたいな」
「ああ、大村主任と若松君の気持ちは十分理解出来る、依頼とはいえ、頼まれた事だけ調べろ、後はこっちでやるからよろしく、みたいな
特に、東京(上)から地方(下)にとなると、どうしてもそうなるから」
「本題に戻しましょう、取り敢えずこれで、調査対象は、東京の四人、では、こちらはどうかと言うと、何か変ですよね動きが
ブツの製造元あるいは、供給元と考えられているのに、何も出ない」
「何か兆しとかあればな、でも、どうなんだい、この広い北海道からしたら、釧路空港と阿寒湖温泉の、極めて短い区間とも言えないかな」
「1つ良いことがあります、空港警察も含め阿寒湖温泉まで駐在所が四ヶ所あります、薬物事案ではなく
もっと広範囲に調査案件として、窃盗や振り込め詐欺事案として、協力、調査依頼としてはどうでしょうか」
「うん、主任の意見は同感だ、課長どうでしょう」
「いつも、2人に負担が有るのは理解しているよ、それが調査に役立つなら
早速各部署に、連絡しておくから
それと、もう生活安全課だけじゃ無く、署全体の事案として周知されてしかるべき時だと思うけど、どう」
「了解です、御願いします」
「よし、引き続き、この件は2人に担当してもらう、但し、今後応援等の必要が生じた場合、速やかに全署員がこれを補佐する
実質、刑事事件相当の扱いで望むこと、以上」
この会議以降、阿寒方面の情報が格段に増えた、それらを順番に、確認してきた大村と若松は、やっと、手がかりになりそうな、情報を1つ手に入れた様な気がした。
今まで、有力な手がかりが無いまま半信半疑で関わって来た2人は、ここぞとばかりに、出てきた情報をしらみ潰しのローラー作戦に取り掛かっている最中だった。
「主任、どうでしょうか、今までよりも、何かしら、引っ掛かるというか、何か有りそうな、、、」
「うん、直ぐに取り掛かかるとしようや」
2人は、阿寒方面へと車を走らせた。
それにしても、調査はしろ、後はこっちでやるからみたいな、なんかな~」
大村と若松は、とりあえず該当する地域、釧路空港から阿寒湖温泉までを、巡察していた、若松のボヤキも十分理解出来る。
「ああ、そうだな、でも向こうの担当はもっと混乱していると思うぞ
会議の後に、釧路西署管内の担当地域の地図と一緒に、重点調査の区域を指定して欲しいと連絡しておいた」
「で、どうでした」
「名前を度忘れしたけど、あちらは、警視正殿が担当らしい、即返事をくれたよ、かなり、色んな意味でお困りのようだ
何せ、メールじゃなく直電だったからな、低姿勢だったよ」
「まあ、滅多にない事件性の案件ですからね、実はひそかに、張り切っちゃぁいますけど」
「安心したよ、何しろ動ける担当の二人のうち一人が、乗り気じゃ無いなら、終わってるよ」
「でも主任、北海道の大麻なんて、
ゴミみたいな扱いなんですよね、良くそれに、付加価値をつけて稼ごうなんて、普通に仕事すりゃあかなりな人物になれますよね」
「まあな、さあ、ここから調査開始だぞ」
釧路空港は、市街の小高い丘の上に位置している、そこから市内や阿寒湖温泉に行くには、マリモ国道の交差点まで下りなければならない、2人は、そこから、鵜の目鷹の目で、制限速度以下で走行している。
「ヤッパ、みんな飛ばしますね、そりゃ郊外だもんな~
でも、改めて思うのは、大麻なんて、そこら辺に有りそうですよね」
そうなのだ、その通り、別にここまで来なくても、手に入る、問題はそこに混ぜた粉末状の物は何なのか、
牧草地があって、農家があって、丹頂鶴の鶴公園があって、そして、阿寒町に入り、山が目立って来る。
町中を抜けると、平地の先にいきなり半島の様な山が目立って来る。
「そろそろ、休もうや、丁度中間位じゃないか」
「そうすね」
2人は車を降りて辺りを見回す
「うーん、ただの北海道ですね、草原があって山があって
おっ、おまけでキツネも」
2人の前にキツネが現れた、座り込んで後ろ足で首の辺りを掻き出した、そして、あくびをして、二人を見つめた。
少ししてから、大村が若松に言った
「そろそろ、行こうか」
「そうですね、往復したら結構ありますもんね」
キツネはいつの間にか姿を消していた。
東京北区の弁護士徳山周作は、いささか戸惑っていた、依頼内容も依頼人に対しても
「友達の依頼だから、断るわけには行かないけど、危険な案件じゃないよな」
「ああ、それは大丈夫、俺じゃ怪しいけど、義父の依頼だし、それに、これをやっつけてくれれば、かなり美味しくないかな
取り敢えず一億持ってきた、あと一億持って来る予定だよ」
「おいおいおい、それだよ、俺をとてつもなく不安にさせるのは
あり得ないぞ今時」
「あ、これ、これはね、みんなの気持ちがこもってるんだ
頼む引き受けてくれないか」
「まあ、手間暇かかりそうだけど難しくはないから、やってみるよ
今、契約書、書くから」
「いや、いいんだ、何も、後は頼むよ」
依頼人は、そう言って徳山法律事務所を後にした。
依頼人が、引き上げた後に徳山弁護士は、事務所スタッフを集合させ仕事内容を説明した。
「北海道釧路市にある、山林を取得する内容なのですが、若い人にはわからないだろうと思う
昭和の、高度経済成長の辺りで原野商法というのが、ま、早い話悪徳商法なんだけど、その山林も正にそれで、土地所有者が都会の住宅地並に別れています
それを全所有者にあたって買い取り、取り敢えず依頼人名義にします
尚、全ての費用を二億円で、と言う事です」
「北海道の山林なら今や二束三文ですよね、でも、所有者を特定して買い取るのに、時間がかかりますね、
全ての費用を多めに見積もってもせいぜい五千万くらいでは、、、」
事務所の誰もが思った疑問がそれだった、普通は費用を聞いてから、あるいは、先に着手金だの、初期費用だのを支払うのが流れとして普通の筈だ。
「当然、その辺の事は私の方からも説明しましたが、実は依頼内容がもうひとつあって
その山林の土地を所有できたなら、地元にある、自然保護団体に余った費用ごと寄付して欲しいと言っています」
「へー、何かその土地に余程の思い入れが有りそうですね」
「そうなんだ、それを聞いたんだけど、あの辺の景色が気にいったからだそうだ
彼は毎年、冬になると鹿を撃ちに、その辺に行くそうで、この話を義父に話したら、どうせ税金で持ってかれるなら、そこを買って寄付しようじゃないか、こう言ったらしい」
「聞かなきゃ良かった、ほんとにある話ですか、それ」
「いずれにしても、手分けをして調べれば何とかなるでしょう、問題は買い取り価格の上限をどうするかくらいではないかな
それでは皆さんお願いします」
スタッフがそれぞれ自分のデスクに戻っていった。
釧路西署の、大村と若松が話あっていた。
「若松、例の粉の成分は新種のキノコだと特定した、そして、今現在あの薬物の流通は、ほぼ止まっているらしい」
「マジックマッシュルームみたいなもんですかね」
「そう、しかし効力は、はるかにこっちが上のようだ
但し、出回わらなくなった理由がわからんな」
「そうですよね、早い話が人気商品ですもんね、品切れとかですかね
東京からは、何か新しい情報はないですか」
「参考人に事情聴取を終え次第、こちらにも結果が回って来ると思う」
釧路西警察署会議室
「つまり、参考人というのが、政権与党の児島龍蔵という議員さんであると、、、」
「あの大臣経験者の、党の役職者のですか」
「これで煮え切らない何かが、見えて来たという感じかな」
「道警本部も、方面本部も、飛ばして直に依頼してきた意味が、やっと解ったよ
そりゃ、マスコミに知れたら、大事だよな」
「名前が出たってことは、向こうじゃかなり、確信めいたものを掴んだのかな」
「どうなんでしょう、逆にここまでやって何も出ないなら、いっそ全部こっちにも回してしまえみたいな」
「ああ、大村主任と若松君の気持ちは十分理解出来る、依頼とはいえ、頼まれた事だけ調べろ、後はこっちでやるからよろしく、みたいな
特に、東京(上)から地方(下)にとなると、どうしてもそうなるから」
「本題に戻しましょう、取り敢えずこれで、調査対象は、東京の四人、では、こちらはどうかと言うと、何か変ですよね動きが
ブツの製造元あるいは、供給元と考えられているのに、何も出ない」
「何か兆しとかあればな、でも、どうなんだい、この広い北海道からしたら、釧路空港と阿寒湖温泉の、極めて短い区間とも言えないかな」
「1つ良いことがあります、空港警察も含め阿寒湖温泉まで駐在所が四ヶ所あります、薬物事案ではなく
もっと広範囲に調査案件として、窃盗や振り込め詐欺事案として、協力、調査依頼としてはどうでしょうか」
「うん、主任の意見は同感だ、課長どうでしょう」
「いつも、2人に負担が有るのは理解しているよ、それが調査に役立つなら
早速各部署に、連絡しておくから
それと、もう生活安全課だけじゃ無く、署全体の事案として周知されてしかるべき時だと思うけど、どう」
「了解です、御願いします」
「よし、引き続き、この件は2人に担当してもらう、但し、今後応援等の必要が生じた場合、速やかに全署員がこれを補佐する
実質、刑事事件相当の扱いで望むこと、以上」
この会議以降、阿寒方面の情報が格段に増えた、それらを順番に、確認してきた大村と若松は、やっと、手がかりになりそうな、情報を1つ手に入れた様な気がした。
今まで、有力な手がかりが無いまま半信半疑で関わって来た2人は、ここぞとばかりに、出てきた情報をしらみ潰しのローラー作戦に取り掛かっている最中だった。
「主任、どうでしょうか、今までよりも、何かしら、引っ掛かるというか、何か有りそうな、、、」
「うん、直ぐに取り掛かかるとしようや」
2人は、阿寒方面へと車を走らせた。
0
あなたにおすすめの小説
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします
二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位!
※この物語はフィクションです
流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。
当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。
真実の愛は水晶の中に
立木
恋愛
学園の卒業を祝うパーティーの最中、レイシア・マレーニ侯爵令嬢は第三王子とピンク髪の女、その取り巻きたちによって断罪されようとしていた。
しかし断罪劇は思わぬ方向へ進んでいく。
※AIイラスト使用
※「なろう」にも重複投稿しています。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
『お前を愛する事はない』なんて言ってないでしょうね?
あんど もあ
ファンタジー
政略結婚で妻を娶った息子に、母親は穏やかに、だが厳しく訊ねる。
「『お前を愛する事は無い』なんて言ってないでしょうね?」
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる