屋根に登れば

雨田ゴム長

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始めましてのご挨拶

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屋根にも色々有りまして、本州の暖かい地域だと、瓦やスレート等素材も多種多様になるけれど、ここ北海道の東の外れともなると、トタン(ブリキ、鉄板)の素材が中心てか、それが殆どなのです。
北海道は雪が降ります、瓦なんかじゃあ落ちません、冬はどこにでも、氷も張ります、だから積もった雪がとっとと落ちてくれる様にトタンの屋根、それと瓦の屋根だと、瓦の重さ+雪の重みだから、建物にかなりな負担がかかります。
北の建物は、結構見えない部分にジェンコがかかっていて、基礎やらなんやら、本州とは、いささか建物の造りが違いますです。

ただ、職人の仕事って、一度身に付けば多分世界に通用すると思います、大きくでやがって、なんて思われるかも知れないですが、カラクリを覚えて、手さばきさえあれば、後は何処に行っても、3日で慣れると思います。

沖縄から北海道まで、気候的な物は大きく違いますが、漁師や、農家と同じ、やり方と動きさえ知っていれば多分通用する筈。

さてさて、この度は、屋根と外壁の塗り替えを担うことになった、ペンキ屋さん、うーん、鳶さんの作ってくれた足場に登り、屋根を見ましょう。

ふむふむ、錆が浮く前の、ギリギリの屋根、ヨッシャ、早速画像を撮って、この家の奥様に見てもらいましょう、何しろ昨今は、リホーム会社に懐疑的な人が多くて、それも、皆リホーム会社のせいなんだけど、大抵のリホーム会社は、真っ当にやってるんだけど、、、誰かわからんけど、あいつらのせいで、、、

あれと同じ、ほら、漁師が密漁するみたいな、農家の出身者が勝手に人の米収穫しちゃう、サクランボを取ってしまう、それが他の同業者に対してどれ程の影響を与えるか、ナーンも考えて無いの、いつまで経っても、業種のステータスが上がらず、色眼鏡で見られて、跡継ぎが居なくて、所詮、ドロップアウトした奴らの行き先みたいな、ダメじゃん、それじゃ、令和の時代に何やってんの、あー取り敢えず、屋根からの景色を見て落ち着こうや、ほーう、この家よりもまだ、傷んだ屋根の家があるね、おっ、あそこもかなり、、、でもね、家や、町には勢いってのがあってね、若い人が出て行った町、家は、やっぱり寂しいね、家を何とかしても、自分達が居なくなったら、もう、誰も住まない、だから、もう良いんだよ、、、確かにそうだよね、その通り、こうやって、町がだんだんと寂しくなるの、誰かを引き留めておけないような、魅力のない町なのかも知れないよね。

遠くに山が見える、朝の冷涼な空気を、屋根の上で、味わうなんて、結構良いじゃない、それに、みんな、自分の住まいの屋根なんて、日頃の意識の埒外でしょう、たまには良いもんだよ、知らなかった景色が広がるよ、さあ、今日も、どこかの町で、職人達が笑いながら、段取りが違うと怒りながら、1日を始めるから、見てやってね。

最近の職人達は、言葉遣いも丁寧になって、乱暴な物言いをする人は、居なくなったけど、かえって、見た目がアレな人が敬語だと、ちょっと引くかな、でもね、基本みんな、優しいよ。









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