屋根に登れば

雨田ゴム長

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屋根にも色々有りまして

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金属の屋根って、やたら滑るんだよね、しかも、雪が落ちるように、大概勾配(角度)があるの、屋根を掃除や、洗浄した後錆止めを塗るのだけれど、それは、塗ったばかりは艶があるけど、乾くとその艶も失くなり、色が醒めるんだよね、この時点じゃ屋根に乗っかっても、ぜんぜん
へーきだけれど、問題はこの後の仕上げ塗りが大変さ、仕上げを一回で終わらせる分には何の問題もないけど、二回塗る時もあるの、屋根の状態や、一回塗りじゃあ色が乗ってくれない時が有るから、二回塗るんだけど、それが大変、正しく危険が危ないの、屋根に対して全集中が必要だね。
暖かい時期は、前の日に雨が降っても直ぐに乾いてくれるから良いけど、寒くなると、乾かないからね、霜なんか降りてたらもう最悪、地下足袋とかゴム底靴でも濡らしたら大変なの。
今の時代はもう、命綱なんかを着けて作業しているから、多分だけどね。
音でわかるのね、派手にズダーンは、転んだだけ、被害最小、ペンキをこぼして、掠り傷程度だね、ズドッ、ガシャーンは、転んで何処か下の足場に落ちたね、怪我以上みたいな、そして、ガタッ、2秒後にボタッ、最悪、大怪我以上、複数人の作業か、目撃者が居たらめっけもんて奴。
未熟だからとか、熟練工とか、あまり関係無いかな、一回経験すると、物凄く緊張感を持って、 さしずめ、政府の対応の様に、可及的速やかな対応をするようになるの。
そう、街中でちょっとした、ロッククライミングです、一見呑気にやってそうだけど、水鳥の水面下と同じだね、結構頑張ってるの、足を踏ん張ってさ、そう、お馬鹿な話しをしながらも、結構必死なのよ、絶対そうは見えないかもだけどね。
冬は晴れ間が多いけど、日が短くなるから仕事も、とっとと仕舞わないと、直ぐに暗くなっちゃう、寒くなるから仕事終わりを正確に計らないと大変よ、ちゃんと頭を使わないと、仕事が捗らないね、欲をかいて、次の工程までやっつけ出すと、えらい目に会うからね。
農林、漁業、職人、何れの職種もそうだよね、頭は使うよ、考えて仕事しないとさ、確かに学歴は要らないけど、知識も経験も、人並み以上には必要だね。
そりゃあ万年人手不足さ、仕事の割には、実入りが少ないからね。
おまけに、都会の方が圧倒的に、実入りが良くって、冬も仕事が有るからね。
でもね、屋根に登って、周りの景色を見たら、あー良いな、この街も結構良いじゃん、なんてね思えて来るの、今度の休みで、あの山の麓に行って見るかとかね。
あー、今日はどっかの家でカレーライスだ、とかね、町の生活が至るところで感じられる。
遠くに山の稜線が望まれて、少し歳を重ねれば、金じゃあ手に入らない物も見えて来るよね。
何だかんだ言っても、この現場も今日で終わり、明日は又違う景色が見れるね。
さてと、今日の無事と明日の安全を祈願して、帰って飲まなくちゃ。
上手く事が運んだ日は、家に着いた頃、丁度日が暮れて、さあ、風呂入って、飲む時間だよ、と教えてくれるの、申し訳ないから、飲まなくちゃね。












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