デスゲームを終えてから500年後の未来に転生した

アストレイ

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自分の工房を目指して(クリエイターズへ)

『ナンバーズ』№ⅩⅢ 決着

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 №ⅩⅢは突きの構えをとった。そのまま突きに来るとは到底思えない。まだそうだと決まったわけじゃないがあの剣が見えない攻撃を作れ出しており先端に近づくほどスポンジみたいに柔らかくなっている。
そんなんで突きをいれてもダメージにならないのはあたりまえなのにどうして突きの構えをとったか。

「これでも食らいなさい!!!」

№ⅩⅢがそう言った時、剣が猛烈に光りだした。
№ⅩⅢが持っていたのは今回の展示品の懐中電灯の能力を付与した剣だ。そこに過剰な魔力を注ぐことによって強烈な光を発光させたのだ。
そんなものテレサに意味をなさい。
しかし、目くらましのために発光させたと思われたそれは、別の物だった。
なんと剣からレーザーが発射されたのだった。さすがに驚き避けようとした。しかし、後ろに気絶した同じ警備員がいた。
レーザーを回避するのではなく盾で防御することに変えた。
左肩の盾で受けた。だがこの時、№ⅩⅢが盾の陰に隠れてしまった。
一秒にも満たない照射だったが、それだけあれば№ⅩⅢは銃を拾いカートリッジを交換する時間を稼ぐことができた。

「奴はどこに!?」

ドオォン

銃声がしたとき、テレサは頭に銃弾を受けた。



 ふぅ、ヘッドショット、さすがにこれは死んだでしょう。スキル《分身》がなければ勝てなかった。恐ろしい子供もいたものね。
あとは子供から装備一式を回収、会場の破壊、ここに出てきていた技術者たちの抹殺、私たち『ナンバーズ』に逆らった奴らの排除。ふふふ、やることがたくさんあるわね。
そいえば№Ⅴの先輩からトラップを仕掛けるのがうまい盗人の子供がいたと聞いたわ。追いつめて村人に捕まったと思ったら多くの村人を巻き込んで自爆して目が覚める間もなく犯罪者として捕らえられてそのまま犯罪どれにされた子供がいるって。まさかね。



 テレサがやられた。鎧の防御力は高いけど、生身の部分を狙わたか!
まだ子供だったのにまだやりことがあっただろうに・・・。わしらは『ナンバーズ』に何もできんかった。
唯一、対抗できたのはテレサだけだった。数回の交差しただけでこうもあっさりと負かすなんてやはり『ナンバーズ』恐るべし。



 いてて、頭を撃たれたときに首をやってしまった。首が痛い。倒れたふりしてみたけど、今思うと意味ないかもしれん。銃で撃たれておいて血が出ていないことに気づかれたら意味がない。
それにしても撃たれてようやくわかった。この世界では人の生死なんて軽いものだってことを、なに前世の世界概念引きずっているんだよ。馬鹿か!!!そんなもの殺してくださいといっているようなもんだ。
今生きている世界はこの世界だ。日本でもVRゲーム『インフィニティ・ワールド』でもない。この世界だ!!!

「なっ!?」
「嘘じゃろ・・・」

誰もが信じられないといった表情を浮かべた。
テレサが・・・、頭に銃弾を直撃を受けて倒れたはずのテレサが立ち上がったことに驚きを隠せないでいる。

「あり得ないわよ・・・、あり得ないわよ!?!?!?ねぇ!?なんで生きてんの。頭撃たれでしょ。それでなんで生きてんのよ!?なんで死んでないのよ。そうかスキルね!?スキルのおかげでいられたのね。もう一度殺してやるよ!!!」

№ⅩⅢは混乱している。そのせいで銃のカートリッジを交換していないこと忘れていた。

「しまった!?」

一瞬ですべて分かつ戦いでこの失態は致命的だ。
すぐに銃で相手の銃を撃った。№ⅩⅢは手から銃を落とした。
さっきと同じく間合いを詰める。頭を打たれる前とは違い今度は甘さがない。今一歩踏み込めていない状態からさらに一歩踏み込めるようになっている。№ⅩⅢは避けようとしたが間に合わず右腕が斬り飛ばされた。この時にバランスを崩し背中から倒れた。
テレサは逃がさないように体を押さえつけるように№ⅩⅢを踏んで血が出ないよう止血用のポーションをかけた。
テレサには『ナンバーズ』に聞きたいことがあった。なぜ技術発表会をつぶそうとしているのかそれは『クリエイターズ』の指示なのかそれとも自分たちの考えてやったことなのか。もし前者ならかつての従者たちを倒すつもりである。

「お前に聞きたいことがある」
「何よ」
「これまでの技術発表会の襲撃はお前たちの意思か、それとも『クリエイターズ』の指示か」
「なんであなたに言わなければいけないの?」
「答え次第では『クリエイターズ』や『ナンバーズ』をぶっ潰すためだ」

この答えには№ⅩⅢは驚いた。
そんなことできないといおうとした。
テレサが自分を倒し、今こうして踏みつけていてどんなに離れさせようともそんなことできないことで脳裏にもしかしたらと思ってしまった。

「ただし答え次第ではどちらも潰さない。答えろ。これまでの襲撃はどちらだ。答えなかったら俺が直々に自白剤をくれてやる。言っておくが『クリエイターズ』が使う自白剤と同じやつだ、お前なら効果がどういうものかわかっているよな」

『クリエイターズ』産の自白剤、それは対象者が使用者よりLvが低いと使用者からの質問に答えなければならないという代物。ただし、これはプレイヤーに使用した場合、対象者とのLv差があると差が広がるにつれ自白できる確率が低くなるという欠点がある。
テレサは№ⅩⅢで実験しようというのだ。世界の在り方が変わっても相手がプレイヤーと認識されているのか、NPCと認識されているのかを。

「お前は、先輩が言っていた。あのぬすっ、ぐうぅ」

№ⅩⅢが言いかけたところで発砲して黙らせる。
求めている答えと違ったため撃ったのだ。

「オレのことはどうでもいいだろ。さぁ、言え!!!どっちだ!!!どっちがこれまで技術発表会を襲撃するよう仕向けたんだ!!!」

それでも№ⅩⅢは口を堅く噤む。何も言うことはないと。
自白剤を使用することを決めた。
№ⅩⅢは自白剤を投与する隙を狙った。
投与するとき、今の体勢では投与は難しいからである。そのため投与しやすい体勢をとるためにこの体勢を解く必要がある。そのすきをついて逃げ出そうと考えていた。
考えが甘かった。
テレサは体勢を変える前にもう片方の腕を肩から斬り飛ばした。
これには№ⅩⅢも予想していなかった。
さらに両足を斬って№ⅩⅢを達磨のようにした。
№ⅩⅢはこのままだと殺されると思った。自白剤を投与するとは嘘で殺すつもりなのだと、そう思った時、№ⅩⅢは最後の手段として何かしら敗北した時に『ナンバーズ』全員に教えられたことを思い出す。最後の手段それは。



 突如、№ⅩⅢの体が光輝き始める。
俺は何をするつもりだと警戒した。
体はどんどんと輝きを強め、体にも変化が起こる。体が膨らみ始めたのだ。
それを見てもしかして、まさかと、脳裏に浮かんだ。

「こいつ自爆する気か!?」

体が光輝き始めたところで何もしかなったためにもう自爆は止められない。それに膨らみ始めたら衝撃を与えた時点で爆発してしまう。さらに自爆の威力は現在の(STR+MAG)×Lvで決まる。こいつのLvは高いため自爆すれば間違いなくこの都市は消えてなくなるだろう。さらにこの都市が消えるだけでは済まない。どれだけの範囲が消えてなくなるかわかない。
№ⅩⅢは死ぬと引き換えに都市ごと巻き込んでテレサを排除することにしたのだ。
それでもテレサは死なないだろう。
だが、都市を巻き込んでの自爆はテレサが許さない。

「簡単に自爆なんてさせるかよ!!!ディヴァインセイバーリミッターオフ」

ディヴァインセイバー、それはかつて竜神オリジネーターを倒した剣である。この大剣は、詠唱キャンセルと、一部の防御スキルを無視してダメージを与えるスキルがある。(竜神オリジネーターが持っていた無敵は無視できない)
断空〇牙剣は見た目が似たようなスキルであったためただ言ってみただけである。

「一刀両断」

ディヴァインセイバーを振り下ろし№ⅩⅢを斬った。
これにより自爆のスキルは無効化され自爆失敗に終わり№ⅩⅢは死んだ。

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