デスゲームを終えてから500年後の未来に転生した

アストレイ

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東のダンジョン

ダンジョンの森 南東のセーフティゾーン

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 俺はベカズから地図を借りて南東のセーフティゾーンへ目指していた。
その道中、ビーハニーを見かけた。そのビーハニーはかなりやせ細っておりふらふら飛んでいた。
モンスターがやばい状態になっている。
そういえば中央のセーフティゾーンへ行くときに戦ったキラーマンティスはすでに傷だらけになっていた。あれは共食いをしようとしていたのか?
ダンジョンのモンスターって食事するのか?
ダンジョンから何かしら供給があるではと考えるけど、よくわからないな。そういうのは専門家の話だろう。ダンジョン専門家って、いるのか?
そうなるとここでとれる果物とか無くなっている可能性がありそうだ。
どんな果物だったんだろう?
と言っても俺は前世の時から果物は一切受け付けないから食えないけど。
ジュースにすれば何とかなるというぐらいだ。
それはいいとして南東の方面は敵が少ないのかそれとも、っと・・・、考えていたら虫の羽の音が、さっきと同じビーハニーか?
俺は近くの木の陰に隠れて、音の方向を見た。
音の方向から飛んできたのは9匹のイエロービッグワスプだった。このイエロービッグワスプも体が細かった。
イエロービッグワスプたちは何かを探している様子だった。もしかしてさっき見かけたビーハニーを捕まえて食糧を得ようとしているのか?
ダンジョンコアが弱まった影響でダンジョンの生態系がおかしくなっているのか。
いや、ダンジョンに生態系ってなんだよ。
こういうのは専門家がいればいいけど・・・。
今考えるだけ無駄だな。
さて、今は目の前のイエロービッグワスプ9匹をどうにかしないとな。
銃の仕様は変更していない。
下手に撃つと木々に当たって折れるかも・・・。
心配しても無駄だな一気には片付ける。

俺は木の陰から出て発砲する。スキル《拡散》でショットガンのようにして撃つ。
一番近くにいたイエロービッグワスプがハチの巣になった。蜂がハチの巣って。そこは気にしないでおこう。
異変に気付いたイエロービッグワスプたちは全員、俺の方を向いた。そのうちにもう1度、撃ってまた倒す。
のこり7匹、これならあっけなく終わりそうだ。
それにしてもイエロービッグワスプ全員に動きのキレがない。空腹状態みたいなものか。
イエロービッグワスプは動きにキレがないおかげで残りの7匹も速攻で倒せた。
増殖の魔法陣の影響でモンスターは増え、その食料となるものはダンジョンのオブジェクト扱いになっているため増殖の魔法陣の影響を受けない。
そのせいでモンスターたちの食糧危機に陥っているのか。
ダンジョンが死ぬときはダンジョンの中にいたモンスターたちはダンジョンの影響なしで生きていくように体が変化させているのかもしれない。
まぁ、想像の範囲を越えないな。さて進むか。

 俺は先に進み、南東のセーフティゾーンと思われる場所の近くへ来た。
セーフティゾーンとは目と鼻の先、見えている。しかし、そこはもうセーフティゾーンとして機能していなかった。
南東のセーフティゾーンはモンスターだらけだった。

「中央のセーフティゾーン続いてここもやられているのか、西のセーフティゾーンもいずれここのようになるのか」

南東のセーフティゾーンを埋め尽くしていたのは蟻型のモンスターだった。
確か話では蟻型のモンスターは地下に行かないと出てこないはず。なのにここにいるということは地下に食料がなくて上に探しに来たか。
それにしてこれは見逃せないな。1人で地下に降りて蟻の数を減らすか。まずはここの蟻どもを倒そう。
しかし、ダンジョンが弱っている影響で思いっきり力をだすとダンジョンが壊れるという状況ではアペンディクスドライブは使えない。
無駄にスペックだけが強いと困るな。爆弾とかで一掃するか。
ここは弱点を突くかたちで一掃だ。
これまではごり押しで倒してきたけど、周りをぶっ壊したらいけない。ボムとかならダンジョンは崩れないだろう。多分・・・。
さて属性についておさらいしておくか。基本属性は、火、水、風、土、光、闇の6つ。他にも属性はあるけど基本この6つ。他の属性の代表的なのが無属性がある。
強さ関係は火は土に強く、水に弱い。水は火に強く、風に弱い。風は水に強く、土に弱い。土は風に強く、火に弱い。光と闇は相克関係。
属性にはLvがあり、強い:弱いの順で、Lv1:1.25:0.75、Lv2:1.5:0.5、Lv3:2:0+同属性吸収のダメージ倍率補正がかかる。属性Lvが上がるのはBOSSモンスターだけである。基本的な雑魚はLv1。ただしこれはゲーム時代の話で異世界化した今は知らん。しかし、基本システムはそのままの所があるから行けると思う。
ここにいる蟻系モンスターはサムライワークアント。
ゲーム時代はアクティブリンクモンスターで敵を見つけると攻撃してきて、仲間を呼ぶ。
サムライアント系は土属性ではなく、火属性。それゆえに水属性の爆弾がよく効く。
ここはアイスボムの出番だ。
相手の特性を利用して一気に排除する。
俺はサムライワークアントの前に躍り出て、攻撃を誘発しておびき寄せる。

「《ためボム》で強化したアイスボムを食らえ」

サムライワークアントにアイスボムがあたり、爆発する。
爆発したところか氷が発生し、触れた相手を氷漬けにしながら広がっていく。
氷はどんどんと広がっていき、わらわらと群がってきたサムライワークアントをこれまでかと氷漬けにして行く。
今の俺は・・・、アイスボムの爆心地のすぐそばにいます。一応、俺もアイスボムのダメージが入っているけどね。
まぁ、これのおかげでわらわらとサムライワークアントが俺を攻撃しよう突込んでくるんだどね。
それにしてもまだ来るか。もうそろそろアイスボムの効果が切れる。
アイスボムの氷は広がって高い氷柱を形成してから氷柱が崩れた。

「これで結構減っただろう」

そう思ったのも束の間、まだサムライワークアントの大群は迫ってくる。
蟻の数をなめてはいけない。
わらわらとわき過ぎだ!
それからアイスボムを投げまくってサムライワークアントを倒していった。



 北東に向かったライラたちはテレサが起こしたアイスボムの氷柱を目撃していた。

「テレサ嬢ちゃんは何やっているのかのう」
「さあ、なにやっているのかしら」

とライラとヒルロップは口にしていた。
しかし、エリン、ベカズ、冥土はそう思っておらず、

「あの氷柱ができている場所って」
「多分だが、南東のセーフティゾーンだろう」
「あの位置だと南東のセーフティゾーンと見て間違いありません。どうやら中央のセーフティゾーンと同じくモンスターたちの襲撃があったのでしょう」
「やはり」
「そうするとテレサは1人で戦っているのか」
「ファイナ・ルアイスレ・オーを一人で足せるのですから大丈夫でしょう」

エリンとベカズはそれに同意して自分たちのすることに戻っていった。
ライラたちは中央のセーフティゾーンから北上してダンジョンの壁を目指していた。
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