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幸成はまだ荒く息が乱れているのを悟られまいと僅かに息を殺した。
初めての高揚と快感に、山神に言われるままに身を任せた。
今まで自分ですらしたことが無かった。
犯されるまだ以前に兄から“そういう行為”があることや“一人での処理の仕方”を教わってはいたし、兄から目の前でする様言われもした。
しかし幸成はどうしても出来なかった。
それもまた兄から馬鹿にされたが、自分にはその手の欲が人より少ないのだと……そう思っていた。
それなのに……欲望を吐き出した今も幸成の昂りは衰えること無く、身体の奥の熱も冷めるどころか増している様に思えて、それが酷く恥ずかしく思えた。
自分を犯して殺す為に連れてきた山神の腕の中に抱かれていることが、身体を余計熱くさせていると解る。
幸成は気付かれない様にそっと腕の中から山神の顔を見上げた。
何故このように自分を胸に抱いているのか解らない。
兄の様に欲望のままに自分を傷付けるのではなく、優しい手にイカされた……。
そして今はまるで恋人同士のように自分を胸に抱いている……。
───そりゃ……この後どうされるかなんて……分からないけど……
見上げる顔に先程までの意地の悪さは感じられない。
──あの時……祭りの後……腕に抱えられながら見上げた……あの人の顔だ…………。
閨事の最中に、腕の中の男が口にした言葉が耳に残っている。
薄く開かれた口から縋る様に「初めてで……」そう言った。
しかし間違い無く男の身体からは腎水の匂いがした……。
どこか怯える様に自分を見つめた瞳に、その言葉が本当だと思える。
───どういうことだ…………?……
別段自分には関係ないことだと、どうでもいいことだと思うのに……どうも胸につっかかる。
視線が向けられていることに気付き、山神は胸の中に抱いている男を見下ろした。
目が合うと男は慌てて俯き目を逸らす……。
その頬はまだ熱を持った様に紅く染まっている。
「………どうした?」
「───え……!?…………あ……いえ…………」
余計頬を染め、しかしそれを見られない様に俯く男を見つめる。
何故大人しく胸に抱かれているのか……少々疑問にも思う。
隙を突こうと言う気が見られない……。
部屋に入った時も、男の視線から布団の下に何か隠してあると解った。
───こいつ………本当にオレを狙いに来たのか……?それにしては、全てに慣れてない上に…………どんくさすぎだろ…………。
恐らく……今もどうしていいのか分からず困っている……といったところだろう。
───面白ぇ…………
山神はフッと笑うと幸成の顔をグッと上げ意地悪く笑って見せた。
「今度はオレが楽しむ番だ」
その言葉に僅かに怯えた幸成に口付け舌を絡めた。
指で魔羅を確かめるとちゃんと熱を含んでいるのが分かり、山神は自分の指を唾液で湿らせると柔らかく滑らかな腿に指を這わせ窪みを探した。
初めての高揚と快感に、山神に言われるままに身を任せた。
今まで自分ですらしたことが無かった。
犯されるまだ以前に兄から“そういう行為”があることや“一人での処理の仕方”を教わってはいたし、兄から目の前でする様言われもした。
しかし幸成はどうしても出来なかった。
それもまた兄から馬鹿にされたが、自分にはその手の欲が人より少ないのだと……そう思っていた。
それなのに……欲望を吐き出した今も幸成の昂りは衰えること無く、身体の奥の熱も冷めるどころか増している様に思えて、それが酷く恥ずかしく思えた。
自分を犯して殺す為に連れてきた山神の腕の中に抱かれていることが、身体を余計熱くさせていると解る。
幸成は気付かれない様にそっと腕の中から山神の顔を見上げた。
何故このように自分を胸に抱いているのか解らない。
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そして今はまるで恋人同士のように自分を胸に抱いている……。
───そりゃ……この後どうされるかなんて……分からないけど……
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どこか怯える様に自分を見つめた瞳に、その言葉が本当だと思える。
───どういうことだ…………?……
別段自分には関係ないことだと、どうでもいいことだと思うのに……どうも胸につっかかる。
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目が合うと男は慌てて俯き目を逸らす……。
その頬はまだ熱を持った様に紅く染まっている。
「………どうした?」
「───え……!?…………あ……いえ…………」
余計頬を染め、しかしそれを見られない様に俯く男を見つめる。
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───面白ぇ…………
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