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第三章第七話 シーンチェンジ

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あれから山本一成がパーティから抜け残された一行ドクター藤田、岩崎ちひろ、城之内美晴、3人は様々な憶測が飛び交う中で、兎に角、一成が用意したベースキャンプを上手く活用して各自、資源や素材を調達して日々を一成の復帰を願いつつ、慎ましやかに楽しんだが、それが返って哀しくもあった。

食事も山菜が中心で美晴は、置き去りにされた釣り竿で、釣りを試みたが釣れるものは長靴や空き缶で稀に小魚が1匹釣れるくらいであったがそれでもちひろはチアリーダーに成り切り、それが返って哀しくさせた。

ドクター藤田は、そんな時、神への不屈の信仰を説いた。

その影響もあり荷馬車は強固に改造されやりくり上手なちひろと美晴のなんとも鮮やかなコンビネーションで商人からスキルを学び、山本一成人形のマネキンを作り、彼の復帰を3人は祈った。
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