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「HIRO(2)」
しおりを挟むケド、コウゲキするチョクゼン、ツヨいショウゲキがオソッタ。
ボクはジメンにつよくタタきつけられた。
メのマエのテキたちは、そのスキにニげていく。
ゼッタイに、ニガサナイ。ボクはたちアガッテ、またオイカケようとした。
するとマタ、ショウゲキがきてタオサレタ。
コウゲキはウシろからだ。ボクがふりかえると、そこにはひとりのテキがいた。
テにはオオきなブキをもっていて、ブキのセンタンからはケムリがあがっている。
さっきのコウゲキはこのテキのせいだ。デモ、イリョクはたかかったけど、カラダへのダメージはナイ。セイギはアクにかてないんだ。
まずは、このテキからタオしてやる。
テキはオオきなブキをすてて、ベツのブキでボクにウってキタ。
ツギからツギへと、とてもちいさいナニカが、ボクにぶつかってくる。
ゼンゼン、イタクもカユクもない。すぐに、オワラセテやる。
ボクはウデから、おなじコウゲキをした。どうせテキはヨワくてモロイんだ、カンタンにやっつけられるハズだ。
ケド、ボクのコウゲキを、テキはスバヤクかわして、またブキでボクをコウゲキしてきた。
もういちどコウゲキしても、テキはまたコウゲキをかわして、ボクをウってくる。
しかも、テキのコウゲキは、ボクのカンセツや、ソウコウのスキマにばかりにアタる。ジワジワと、カラダのあちこちがイタみだす。
ナンダヨ、ムカツクな。……ナマイキだ!
モウ、トオくからコウゲキするのはヤメだ! チョクセツ、テキをこのテでバラバラにしてやる!
ボクはゼンリョクでテキへとトッシンして、いっきにキョリをツメル。にげるスキさえ、アタエナイ。
アタマをツブセバ、どんなテキでもタオせる。ボクはテキにウデをのばす。
そのトキ、のばしたウデがいっきにカルくなった。
……!!
イタイ! ウデがハゲしくイタイ! ボクのウデが……ウデがなくなっている。
あのテキだ! コンドはベツの、ほそナガいブキで、ボクのウデをキりオトしたんだ!
……ユルサナイ、ユルサナイ! ユルサナイ! ユルサナイ!!
ボクはセイギだ! ヒーローだ! そのボクがテキにキズつけられるなんて……ユルサナイ!
ノコったもうイッポンのウデを、テキにフリアゲル。
ゼッタイに、ゼッタイにタオして…………コロシテやる!
コロス、コロス、コロして………ッ!
メノマエから、テキがキエタ。そのシュンカン……
ツヨいエネルギーのたばが、ボクのカラダをツラヌイタ。
ミルとオオきなアナが……ボクのカラダにあいている。
チカラがヌけていく……、イタミすら、カンジラレナイ。イシキが…………ウスれていく。
ナンデ……ボクガ……ヒーローナノニ、セイギノミカタ……ソノ、ハズナノニ…………ナンデ。ナ……ンデ、ナ、ン…………デ……
…………
……
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