冬宮あみ シチュエーション・ロマンス作品集1「嵐の夜の避難所で」

冬宮あみ

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「嵐の夜の避難所で」/冬宮あみ シチュエーション・ロマンス作品集1

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唇が熱く重なる。

角度を変えて何度も。

和田は江梨子の隣にピッタリと自分のイスと体を密着させて座り、もう遠慮せずにその体を撫でまわしている。

「バスト大きいね。柔らかくて揉み心地もいいよ。何カップ?」

「あぁん…Fよ」

ごつい男らしい手がブラウスの胸元のボタンを外して中に侵入してくる。

「おっぱいは感じるの?」

「うん…」

「乳首がこんなに硬くなってるよ」

「コリコリされるの好き…ふぅぅん」

「乳首吸いたいよ」

「舐めて…」

ブラウスのボタンはさらに外され、ブラジャーは無理に押し上げられ、プルンと豊かなおっぱいが揺れて露わになる。

男の舌が隆起した乳首に絡みつき、ペチャッペチャッ、チュパッチュパッと行儀の悪い音。

「おっぱい…おいひいよ…」

「やだ…うぅ~すごい気持ちいい…」

アルコールランプの炎が揺れる薄暗い理科準備室は湿ったすすり音と発情期の動物のような嬌声に満ちていた…。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

雨の昼下がり。古びた体育館は人であふれていた。

大型台風の接近で、江梨子の住んでいる川沿いの地区にも避難指示が発令。

勤め先からは出社不要との連絡が来たし、アパートの大家も熱心に急き立てるものだから、江梨子も不承不承に近所の小学校に避難してきたのだった。

この地区は数年前には、小規模ながらも大雨による住宅浸水があったので、みんな災害には敏感になっているらしい。

最近転居して来た江梨子は、独り者で特に近所づきあいもないし、こんなときに声をかけ合うような地元の友人もいない。

初めて聞いた話にどう対処していいかわからなかったが、大家の好意を無下にもできず、昼食もそこそこに身支度し部屋を後にしたのだった。

「お名前は…、えいこさんですね?」

「え・り・こ。江梨子です!」

周りはザワザワと騒がしい。

受付の年配女性と声を張り上げてのやりとり。

「和田先生…?」

不意にその女性が驚いた声と表情で江梨子を見つめた。

「いえ、和田じゃなくて…」

しかし、女性の視線は江梨子を通り越して、順番待ちの後ろの人物に注がれていた。

釣られて振り向くと、一人の青年がプイっと横を向き、列を抜け出るところだった。

江梨子は別に気にも留めず手続きを済ませた。

体育館の中は敷物や衝立で整然と区画され、女性専用のエリアもあり、江梨子はそこに案内された。

あとは特に何もやることはない。

周囲はご近所や知り合い同士が多いようでなんとも姦しく、居心地が悪かったが、持参した文庫本やスマホを見て退屈な時間を過ごした。

それにも飽きてタバコでも吸おうかと立ち上がると、ちょうど先ほどの受付女性が巡回にやって来た。

喫煙場所を尋ねると、申し訳なさそうに、学校の敷地内は禁煙なので…と窓を指さす。

窓から見ると、校門のすぐ外で何人かの男性が傘を差して、輪になってタバコを吸っていた。

雨はいよいよ激しくなってきており、この頃の陽気が嘘のように外気はちょっと肌寒い。

あの輪の中に入っていくのも気が引ける。

江梨子は思いあぐねて、校内を少し歩こうと体育館から廊下に出た。

歩きながらトイレの場所を確認し、その先を曲がるともっと古い木造の建物につながっている。

入るのは初めてなのに、この雰囲気、この匂い、なんだか懐かしい感じがする。

昔の校舎らしく、学校というより「學校」という方がしっくりくる。

ミシミシと軋む板張りの廊下を歩きながら、自然と自分が子どもの頃の出来事などが思いだされて、くすんだ気持ちが薄らいだ。

しばらく進むと、筆書きで「この先 立入禁止」の貼り紙。

背を向けた低学年用の小さなイスに貼り付けられている。

(かわいい「とおせんぼ」ね)

どうやら避難者は体育館と廊下のトイレしか使えないらしい。

道理でここまで来ると誰もいないわけだ。

江梨子が苦笑しながら戻ろうとすると、貼り紙の向こうから一人の男性が歩いてきた。

受付女性がつぶやいた「和田先生」だった。

学校関係者にしては、みんなあたふたと立ち動いている中でずいぶん悠然としている。

地味な印象だが、背は高く顔立ちは整っていて、年は江梨子より少し上の30半ばというところか。

二人は一瞬、目が合ったが、あいさつを交わすこともなくすれ違った。

和田からは今吸ってきたばかりというようなタバコの匂いがした。

(この先に秘密の喫煙所でもあるのかな?)

江梨子はいたずらを企てる子どものようにワクワクしながら和田の姿が見えなくなるのを待って、貼り紙の先に歩き始めた。

和田は雨に濡れていたらしく、歩いてきた経路にはポツリポツリと水跡が残っている。

江梨子は探偵になった気分で水跡を追うと、階段を登り2階の理科準備室に辿り着いた。

しばらくドアの前で中の様子を伺う。

なんの物音も気配もない。

誰もいないようだ。

軽くノックして、返事がないことを確かめてから静かにドアを開けると、案の定タバコの匂いがぷんぷんこもっていた。

10畳ほどの狭い部屋には質素なテーブルとパイプイス、それにお約束の人体模型、キャビネットには実験器具類がギッシリと収まっている。

いかにも「理科準備室」だ。

奥には小さな流し台もあり、昔はどこにでもあったステンレス灰皿に、まだ熱を持った吸い殻が残っていた。

(やっぱりここでこっそり吸ってたのね)

江梨子は推理が当たってうれしくなり、さっそく自分のタバコに火を点けた。

ちょうどテーブルの上には新しい灰皿が用意してある。

灰皿の他にはダンボール箱や束ねた本なども山と積んであるが、一人で喫煙するには十分なスペースだ。

紫煙の中で解放感に浸っていると、いつの間にか外は日が暮れ始め、風雨はますます強まっていた。

テレビやスマホも見ないで、薄暗い中に独りただ座って、ぼんやりとタバコを吹かす。

日々の慌ただしさの中で、こういう時間の過ごし方があったなんて、しばらく忘れていた。

何本目かを吸い終わり、なにか飲み物でも持ってくればよかったなぁと考えていたところに、不意にドアのノック音。

「あ…、お邪魔してます!」

江梨子は反射的にまだ煙がくすぶっている吸い殻を揉み消しながら声を上げた。

ゆっくりドアを開けて入ってきたのは和田だった。

「ああ、どうぞそのままで。休んでいてください」

「すみません。タバコ吸えるところがなくて勝手に使わせてもらってました…」

「かまいませんよ。ああ、あなたは江梨子さんですよね?受付のとき僕は近くにいたので、お名前が聞こえてました」

和田は立て掛けてあったパイプイスを広げて喫煙スペースに割り込むように座った。

「私も受付の人が和田先生って言ったのを聞いてましたよ。じゃあ、和田先生。お言葉に甘えてここでもう少しタバコを吸わせてもらいたいです。体育館は落ち着かなくて…」

「どうぞどうぞ。ただし他の人に言わないでくださいね。ここは校内の喫煙者の秘密基地だから」

思わず二人で笑い声をあげた。

夕暮れの薄黒い空。

風雨が弱まる気配はない。

「暗くなってきましたね。明かりを用意しましょう」

和田はキャビネットからアルコールランプを取り出し、器用に調整しながらマッチで火を付けた。

「この部屋の照明が使えればいいんですがねえ。今は部屋自体が使われてないので電灯が全部外されてるんですよ」

天井を見ると確かに蛍光灯が取り付けられるべきスペースはガランとしていて何もなかった。

「ついでにお湯を沸かして熱いコーヒーをいれましょう」

和田はキャビネットからガサゴソとフラスコやらビーカーやらの実験器具、コーヒー豆や角砂糖が詰まっている試験管を取り出した。

精製水のラベルが貼ってある容器からフラスコに水を注ぎ、それを角度をつけてスタンドに固定し、底にアルコールランプの火を当てて加熱。

コーヒー豆をすり鉢に入れガラス製のすりこぎでゴリゴリと挽く。

普段は試薬剤をこうやって粉にしているのだろう。

お湯は案外早く沸き、大きめのビーカーにセットした三角漏斗にろ紙、挽き豆を置き、ちょぼちょぼと注ぐと、ドリップが始まり、コーヒーのいい匂いが漂ってきた。

香ばしさに気分が落ち着く。

「なんか実験してるみたいですね」

「電気も水道も止まっているので、ここにある物で代用してます」

「こういう淹れ方初めてみました」

「さ、熱いうちにどうぞ。それからこれは配給のおにぎりです。僕はどうせ食べないから差し上げます」

「ありがとうございます。飲み物が欲しかったし、ちょうどお腹も空いてきました」

江梨子は素直に受け取った。

「砂糖は入れますか?」

自分のコーヒーに角砂糖を五つ入れ、ガラス棒でかき混ぜながら和田が訊ねてくる。

「いえ、いつもブラックです」

江梨子は答えながら、和田の口の中に広がる甘さを想像して肩をすくめた。

和田はいつも一人でこうしているのだろう。

便利とは言えない器具で手際よく淹れたコーヒーを、ここにひとつしかないという湯呑茶碗に注いで江梨子に勧め、自分は小さいビーカーで飲んでいる。

「いただきます」

江梨子はコーヒーを飲みながら、おにぎりのパッケージを開けた。

「半分食べませんか?」

「いや、僕は食べなくても平気。ただ、ちょっと…タバコを少し分けてもらえると助かります。切らしちゃって…」

「いいですよ、どうぞ」

江梨子はタバコのボックスとライターをテーブルの上に載せ、和田に勧めた。

和田は待ちかねていたように1本咥え、ライターを点けようとしたが何度やっても点かない。

「ガスがなくなったかな?」

いらだつ様子もなくアルコールランプに顔を近づけ点火すると、煙を吐きながら満足気な表情になった。

「ライターがダメなら、これを使えばいいですよ」

と、タバコの箱の上にさっき使ったマッチの小さな箱を置いた。

馬の絵が描いてある古くさいデザインだった。

「いまどきマッチって珍しいですね」

おにぎりを食べながら、江梨子が話を振ったが、和田は答えず、煙を味わいながら小さく微笑んでみせただけだった。

二人はタバコを吸い、コーヒーを飲みながら、お互いのことを話し始めた。

和田はこの学校の教師で、教え子の母親と恋仲になり、すべてを捨てる覚悟で駆け落ちまで準備したが、結局、道ならぬ恋は実らず今は失意の中にいること。

江梨子も3年付き合った彼氏とふた月ほど前に別れたばかりであることを打ち明け合った。

「お互い前を向いて新しい相手を探しましょうね」

江梨子は努めて明るく話題を締めようとしたが、和田は答えず、まだ吹っ切れない様子で眉を上げて見せた。

「先生が元気なかったら、子どもたちだって頑張れないですよ」

江梨子は励ますように、和田の肩にそっと手を触れた。

和田はゆっくりと自分の手をその江梨子の手に重ねた。

「江梨子さんに触れてると、なんだか気持ちが前向きになってきます」

和田は江梨子の手を指先で撫でまわしながら、江梨子を見つめた。

江梨子もその視線に応えて、和田の手を握り返す。

窓の外は嵐のただ中。

激しい風雨が窓に打ち付け、時折、ピカッと雷が光る。

部屋の中はアルコールランプの頼りない明かりに男と女が二人きり…。

お互いの中にジッとこらえていた官能の情感がムクムクと頭をもたげてくる。

和田は江梨子の方に体を向け、握った手を離さず、もう片方の手で江梨子の肩、髪、耳と優しく撫でまわす。

「くすぐったいよ…」

江梨子は嬉しそうだ。

「僕は…正直に言うけど、最初に見たときからあなたがすごく気になってムラムラしてたよ…やたらと色っぽくて…」

「私なんか…ぽっちゃり体型だし、そんなかわいくもないですよ…」

「ぽっちゃりというより豊満だし、かわいいというか妖艶だよ…。男を惹きつけて離さない魅力がある」

「お上手ですね。私もお話しながら、かっこいい先生だなあって思ってましたよ…」

和田は江梨子の肩口に体を寄せその頬にキス。

江梨子は抵抗しない。

そして唇にもチュッ。角度を変えて何度も。

イスを寄せ、二人並んだベンチ状にして密着。

バスト揉みほぐし、ブラも剥がし、露出させた乳首をチューチューと音を立てて吸う。

ごつい手はさらに江梨子の内ももを伝って陰部へ到達。

スキニージーンズのジッパーを下げ、ショーツの上から愛撫する。

ショーツはもう蒸れて湿っているのが分かる。

「下着が濡れちゃうから、脱いだほうがいいよ」

「私だけ脱ぐの恥ずかしい…」

「僕も脱ぐよ。二人で脱いだらおあいこだよ」

和田はイスに浅く掛けたまま、のけぞるような姿勢でスラックスを下着ごとゆっくりずり下げた。

ビヨーン、ビヨンビヨン、ビョョョンッとバネが効いて肉の棒が赤い顔を出す。

「すごい。しなやかって言うのかな。こういうの。ふふふ…」

江梨子が茶化す。

「君も脱いで…」

「うん…」

江梨子もゆっくり自分のジーンズを下げた。

露わになった女陰部にすぐに和田の手が伸びる。

ごつい割に繊細な動きで、剛毛の草むらを滑り降り、大陰唇を手の平で覆って女性器全体を優しく揉む。

割れ目からじんわり愛液が湧いている。

貝ヒモのようなビラビラした小陰唇がはみ出していて、どんどんヌルヌルしてくる。

中指でグチョッグチョッと割れ目をかき回すとヌルヌルどころかタラーリタラーリと蜜が垂れてくる。

「あんっ…ふんっ…あんっ…」

理知的な外見とは裏腹に、動物のような鳴き声を漏らす江梨子。

「僕のも触って…」

「あふっ…うん。あっ…すっごい固い…」

「触られると気持いいよ…。しごいて…」

江梨子は指示どおりに肉棒をしっかり握りシコシコとしごく。

下半身を丸出しにして、横並びに座り、お互いの性器をいぢり合う二人。

なんていやらしい!!

校内でこんな場面を誰かに見られたら間違いなくキャリアに響くだろう。

和田の肉竿の表面にはボコボコと血管が浮き出て、ドクンドクン脈打っている。

亀頭の先端の割れ目から粘っこい汁が沁み出てきた。

「おちんちんの先が濡れてきたよ…」

「舐めて…」

江梨子は和田の股間に覆い被さって舌先を伸ばす。

ペロリとひとなめするとツーッと糸が引く。

「ねばねばしてる…」

「もっと咥えてしゃぶって…」

「うん。いっぱい舐めてあげるね」

江梨子は肉色のパンパンに張り切った亀頭を口に含み、歯が当たらないように注意しながら、舌でレロレロしたり、唇をすぼめて吸ったり、喉の奥まで出し入れしてペニスを根元まで味わった。

「おいひい…」

「んぬぅぅ~、気持ちいいよ…。おしゃぶりじょうずだね…むぅぅ~」

江梨子は上目遣いで笑って、褒められて気を良くしたのか、口のピストンはもっと激しくなり、ジュッパッジュッパッジュッパッと吸着音が漏れる。

「おふぉうふ~…。もうイキそうだよ…、ちょっと待って…」

「まだイかないで。私にもして」

「うん。君のおまんこも舐めてあげる…」

和田はイスから降り、江梨子の足元にしゃがみ込むと、その両脚を持ち上げた。

M字開脚。

「恥ずかしいよ…」

「力を抜いて…。おまんこ、もっと広げないと舐めにくいよ…」

パイプイスの上で窮屈ながらも限界まで開脚させると、ぱっくりと割れた女性器は薄暗い中でも光っており、どっぷりと濡れているのがわかる。

和田は内ももから口を付け、ゆっくり時間をかけて大陰唇、小陰唇、クリ包皮、クリトリス、膣口…と舌の本業がクンニリングスであるといわんばかりの丁寧な仕事ぶりで舐め、吸い、しゃぶった。

ペチャッペチャッ、チュパッチュパッ、ジュルッジュルッ…。

はしたない音。

「はぁっ、はぁっ、あぉ~ん…気持てィ~…。舌すごい~…。中に入って動いてる~…あふ~ん…」

「いくら吸ってもおまんこ汁があふれてくる…。ちょっとしょっぱくておいしいよ…」

「んふぅ~…中も触って…」

「指を入れるよ…おお、吸い込まれる~」

「あはう~ん…かき回してぇ~」

「このへんかな?」

和田は指2本で、欧米人がよくやるカモ~ンという仕草を、膣の中で繰り返した。

「ああああん~そこ、いい~…。おしっこ出そう~」

「出していいよ…。我慢しないで…」

シャッシャッシャッと間欠泉のように潮が吹く。

「やだ~出ちゃった~…」

「もっと吹いてごらん…」

カモンカモンの動きが加速する。

「やああああああん~」

シャーッシャッシャッ。

潮吹きが止まらない。

「あん…もう、いい、もういい~…。指やめて…」

「感じやすいんだね…」

「はぁっ、はぁっ、久しぶりだから、はぁっ、敏感になってるみたい…」

和田はひざ立ちになり、江梨子の愛液まみれ潮まみれのヴァギナに自分のペニスを当てがった。

先っぽでクリトリスを小突いたり、竿をベチョッベチョッと車のワイパーのように陰唇にこすり付ける。

「…入れて…」

「もっとおねだりして…。さあ、自分で脚を持っておまんこを広げて…」

「おちんちん入れて…」

「おまんこにちんぽ入れてって、スケベな言い方して…」

「江梨子のおまんこにちんぽ入れて!」

「ほ~ら、おあがり」

焦らすだけ焦らしてようやく挿入。

「あああああん~。ちんぽ、欲しかったの~」

「ずっと我慢してたんだね…」

ゆっくり出し入れする。

ヌチャッヌチャッヌチャッと湿ったピストン音。

ヌァ~ッと鼻に付く野生的で生々しい臭い。

今、学校の中でもこの部屋だけは別世界だ。

ピストンは徐々に激しくなり、パイプイスがギシギシ揺れて倒れそうだ。

「あはぁ~ん、もっともっといっぱい、もっと突いてぇ…」

「おまんこの中、熱いよ…。はぁっ。ちんぽに…おまんこが絡みついてくる。はぁっ。これはいいおまんこだ…」

「あうっ…おふん…クリも乳首も触って…」

「はぁっ。はぁっ。こんなに勃起してるクリトリスって初めて見たよ。ドスケベだね、江梨子!変態だね、江梨子!はぁっ。うう~気持てィ~。イキそうだよ~」

「まだイッちゃダメ!もっとめちゃめちゃ突いてぇ~」

「ちょっと…。はぁ、ちんぽ休ませてくれ…」

江梨子の名器の絡みに和田は堪らず、ピストンを一時中断する。

「ちんぽの代わりにこれをあげるよ」

さっき使ったガラス製のすりこぎだ。

涙滴型で先の方が膨らんでいるからディルドの替わりにちょうどいい。

和田は江梨子の渇きを知らない淫口にすりこぎを挿入する。

「あふぅ~なんかヒヤッとするけど硬くて気持ちいい~」

「これでズボズボ突いてあげるよ。ほら、ズボズボズボッズボッ!」

「あふぃふ~…おまんこ壊れちゃう~」

「ほらクリもっ」

露出したクリトリスを試験管ばさみでつまむ。

「ふう~、クリ、挟まれる~」

「バネが緩いから痛くないでしょう?」

「うん、クリもおまんこも気持ちいいいいい!」

グッチャッ、グッチャッ、グッチャッ、シャッ、シャッ、シャッ…。

ぬめり音、潮吹き音が止まない。

外の雨音も忘れるくらい耳に響いてくる。

「あふぁふぅ~、もう一回、ふふぃ~…生…ちんぽ、ちょうだい~」

「うむ。バックからもついてあげる。立っておケツをこっちに向けて…」

和田は江梨子をイスから立たせ、テーブルに手をつかせて立ちバックで再び挿入した。

ピストンはいきなりヒートアップし、パンパンパンパンパンパンとぶつかり合う肉音が響く。

豊かな乳房はランダムに揺れ、桃尻肉は波紋のように波打つ。

「はぅ~…バックも好き…。イッちゃいそう」

「僕もイキそうだよ…。精子っ、うっ、出そうだよ…」

「中はダメ…絶対ダメ…はぁうぅ~」

「う、う、了解…」

「あおぉぉぉぉぉぉん…イクぅぅぅ…」

「イグぅ~」

腰ピストンはラストスパートをかけ、二人同時にエクスタシーに達した瞬間、ペニスはシュポッと引き抜かれ、薄闇の中に稲妻のように光って飛び散る精液。

「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」

息を弾ませながら、二人はキス。

抱きしめ合ってキス。

キス。

キス。

キス。

「ありがとう。はぁ…。気持ちよかった…。はぁ…。江梨子さんのおかげで元気が出てきたよ。はぁ…。こんな素敵な人と知り合えるなんて…。はぁ…。台風も悪くないね…」

「私も気持、はぁ…。よかったです。はぁ…。最近モヤモヤすることが多くて…。はぁ…。誰でもいいって訳じゃないけど。はぁ…。なんかエッチしたくて…。はぁ…。白馬に乗った王子様みたいな人が。はぁ…。現れないかなぁって。はぁ…。思ってたの…。古い例えだけどね…」

「ははは…、僕は王子様って柄でもないけどね。はぁ…」

和田は笑いながら、キャビネットからガーゼを取り出し、二人して性器の汚れを拭いて身づくろいした。

「私、ちょっと疲れちゃった。久々だから股関節が痛くなりそう…ふふふ…」

「僕も腰が痛くなりそうだよ。座って休んでて」

床にもネバつく汚れが飛散していたが、和田は文句も言わずにガーゼで拭いた。

「疲れたあとは…一服どうぞ」

和田は、テーブルの上のタバコを1本取り出し、一口吸って点火してから江梨子の口に咥えさせた。

「ありがとう」

江梨子は大きく吸って、ゆっくり煙を吐き出しながら、トロンとした目つきで微笑む。

「エッチの後のタバコは特別においしいわ。でも、なんだか眠くなってきちゃった…」

「座布団でも敷いて横になる?」

「ん~、このままでも大丈夫…」

「おっと、灰が落ちそうだよ。あれ?寝ちゃったの?ほら、自分のタバコ忘れないで…」

「…」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(あれ?ここは…?)

目を覚ました江梨子が周りを見回す。

どうやら体育館の入口付近の廊下で壁に寄り掛かったまま眠ってしまったらしい。

窓の外は明るく、まだ弱い雨が降っているが、チュンチュンと鳥の声が聞こえる。

朝のようだ。

服装は昨日のまま。

寒くはない。

ゆっくり立ち上がる。

(和田先生とエッチしたところまでは覚えているけど…。なんで…、こんなところに寝てるんだろう?)

頭の中で記憶を点検しながら、とりあえずトイレを済ませ、体育館に入る。

壁の時計を見るとまだ6時前だ。

避難者たちの多くはまだ横になっているが、ヒソヒソと会話する声も聞こえる。

どうやら昨日の深夜に台風はこの町を少し逸れて通過し、大きな被害もなかったらしい。

自分の区画に入ろうとすると、後ろから小声で呼び止められた。

例の受付女性だった。

「昨日の夜はどこへ行っていたの?まだ川の増水が続いてるから避難所からは出られないのよ」

「え…と」

「夕食の受け取り記録もないし、夜間巡回のときもいなかった。台風の中に外出したのかと心配してたのよ」

「すみません。和田先生にお願いして理科準備室で休ませてもらってました」

「まさか?和田先生がいるはずないわ」

「どこかに出掛けてるんですか?」

「亡くなったわ」

「え!?」

「私がまだこの学校の生徒だったときだから、もう50年も前の話よ」

「そんな…!確かに和田先生が…」

「昨日は似た人を見かけたけど、この世にまだ未練があるから出てきた…とでも言うの?」

「未練って…、教え子のお母さんと不倫してたっていう…?」

「よく知ってるわねえ…。まあ、当時は相当の騒ぎになったからねえ…。それで先生は思い詰めて自殺したのよ…。今さら何の感慨もないけどね、その教え子っていうのは私のことよ…」

「えー!?」

「母も10年前に亡くなったしね…。私もずっと都会に出てて、定年になって何年か前にこの地元に戻ってきたんだけど、あの騒動のことを面と向かって言われたことはないわ。もう昔の話よ…」

「和田先生は理科の先生だったんですか?」

「科学クラブの顧問だったわ。旧校舎の理科室で、子どもたちが喜ぶような実験をして見せてた。割れないシャボン玉とかロウソクの火で進む蒸気船とかね…。私も部員だった」

「アルコールランプやビーカーでコーヒーを淹れたり?」

「ええ、苦くて不味かったわ。試験管に角砂糖が隠してあってね。密封しないと湿気るし蟻がたかるからって言ってた。先生はヘビースモーカーなのにすごい甘党で、砂糖をたくさん入れてたわ」

「実は木造校舎の理科準備室でタバコが吸えるって聞いたので…」

「それもあり得ない。先生はその理科準備室で首を吊ったのよ。それからすぐその部屋は閉鎖されて使用禁止になった」

「首吊り…」

「だいいちその木造の旧校舎自体、今は仕切り板で封鎖されてて入れないわよ」

「確かに小さいイスのとおせんぼはあったけど…」

「古くて耐震性も低いから崩れる危険があるんだけど、歴史的建造物とかいう価値があって壊すに壊せないらしいのよ」

「でも、昨日は普通に入って行けて…」

「夢でも見てたんじゃないの?学校の校舎ってどこも似たような造りだから、きっと前に見た別の学校の記憶がひょっこり出てきたのよ。あっ!ちょっと…」

江梨子は駆け出していた。

(確かめなきゃ!)

トイレの先の廊下を曲がる。

全面が天井まで届くパーテーションの壁で塞がれてる。

袋小路の行き止まり。

(昨日はこんな壁はなかったのに…)

パーテーションには出入用に細い仮設ドアも設けられているが、もちろん施錠されている。

ドアには「立入禁止」とプリントされた貼り紙。

諦めきれない江梨子は周囲をキョロキョロと見回す。

パーテーションは天井から床まで届く短冊状のプレートを何枚か並べて固定してあるもので、プレートとプレートの間にわずかな隙間がある。

ドア付きのプレートと隣のプレートの間にも指が入るくらいの隙間。

思い切ってそこに手を入れドア付きプレートに力を入れてみると多少前後に動く。

どうやらプレートは天井ではガッチリ固定されているが、床は突っ張り棒のようなもので押さえてあるだけで、突っ張る力が緩くなっているようだ。

全身の力を込めてプレートを押し、広がった隙間からなんとか腕を差し入れる。

ドアの裏側のノブに手が届く。

感触は単純なボタン錠だ。

そのまま裏ノブをひねってみる。

カチャッと小気味よい音。

「開いた!」

ガッツポーズでもしたい気持ちを抑えて、体の力を入れたまま、プレートに挟まれないように素早く腕を引き抜いた。

ゼェゼェ息が切れるが、すぐに表ドアを引き開ける。

ドアの向こうは昨日見た光景だ。

夢とは思えない。

しかし、違和感もある。

板張りの廊下にはうっすら埃が積もっているし、ツーンとカビ臭い。

ずんずん歩く。

あのとおせんぼのイスも昨日の場所にあるが、貼り紙が黒く変色し、まるで長い年月が経過したかのようだ。

理科準備室の前に着く。

驚きで声も出ない。

入口が2つの黒ずんだ板材で大きくバツ印の形で塞がれている。

板の表面には下地と同化して見づらいが「使用禁止」と筆書きされている。

入口の引き戸の手掛けに指を置き力を込める。

開かない。

でも、ガタッガタッと手応えはある。

もっと力を込める。

今度はガラッと勢いよく開いた。

引き戸を打ち付けていた釘がすっかり錆びていて今の拍子に折れたようだ。

バツ印の板の間を身を屈めて部屋に入る。

室内も埃とカビ臭さが充満し、昨日座ってコーヒーを飲んだ場所には何の形跡もない。

しげしげと周りを見回す。

パイプイスはキャビネットに立て掛けてあり、蜘蛛の巣が張っている。

キャビネットの中の実験器具類は、もう何年も使われていないように光沢もなく曇っている。

流し台には何もない。

この部屋に人がいた気配はない。

江梨子は釈然としないまま理科準備室を出て、来た道をとぼとぼと戻った。

やはり夢だったのか…?

頭の中が混乱する。

それに体もすごく疲れている。

体育館の入り口まで来ると館内はまだシーンとしている。

(ちょっとひと眠りしよう…。あぁ、でも、その前に一服しよっ…)

「!?」

胸ポケットに手を伸ばし、取り出してみるとタバコのボックスと馬の絵のマッチ箱。

(END)
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