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2.大魔女アクセリア※
目を閉じた瞬間、ちゅっと音がはじける。最初は、何の音かわからなかった。だが、この唇を覆う感触。恐る恐る目を開くと、あろうことか接吻されているではないか。目を閉じている魔女の顔が造形美の極みに達していて、心臓がバクバクした。
オリヴァが怯んだ隙に、ピンクの舌先が口の中に入ってくる。
「んんっ、くは……っ」
器用な舌はオリヴァの歯裏を舐め、舌を絡み合わせる。彼は顔をそむけたが、アクセリアが顎を掴んで、喉奥まで舌で愛撫してきた。口腔のみならず全てを支配したがる激しいキスに、オリヴァの呼吸が苦しくなる。
「は……っ、んん……んっ、はぁ……っ」
信じられない。堕とされる恐怖を感じて、拳を握って踏ん張った。美しくも若くもない、むさい修道士の自分がこんなことをされるのが理解できない。生まれて初めてされた口づけは甘く長く、身体の芯まで蕩けるようだった。
「痛っ」
突然、弾かれたようにアクセリアが身体を起こした。その唇から、口紅より赤いものが浮きあがっている。オリヴァは肩を大きく上下させて、気力を奮い立たせた。
「もう一度噛みつかれたくなければ、私を解放しろっ!」
アクセリアはさも愉快そうに笑う。
「童貞がよく頑張るね。そうこなくっちゃ。こっちも燃えてきたよ」
オリヴァの見ている前で魔女の唇の血と傷がゆっくりと消えていき、最後はもと通りになった。奇跡のような光景を目の当たりにして、オリヴァは総毛だつ。
「この魔女め!」
「そうさ、わたしは魔女。それも千年を生きる大魔女さ。人生の楽しみを知らない坊や、わたしが世界を見せてあげるよ」
アクセリアは絶世の美貌を惜しげもなく笑ませる。オリヴァの太い首筋を猫のように舐めあげ、鎖骨の下の肌を音を立てて吸いあげた。
「よ、よせっ!」
魔女は狼狽する彼を無視して、小さな乳首に軽く歯を立て擦ると、今度はその痕を労わるかのように執拗に舌を絡める。
「はっ、……あぁ! んんっ……っ」
乳首が硬くなってムズムズする。生まれて初めて知る官能に、四肢をバタつかせるオリヴァ。白い繊手が、逞しい太腿をさすりあげてきた。
――耐えられんっ!
「おや、もう降参かい? ふふっ。身体は正直だね」
舌なめずりする魔女とは対照的に、オリヴァは情けなくなって目を閉じる。あまりの恥辱に、言葉も出なかった。褐色の尖塔が行儀良く直立しているのだ。積み上げてきた四十年分の信仰心と忍耐力が、泥沼に落とされた気分だ。
アクセリアはドレスの裾をまくりあげ、太腿をあらわにした。すらりと伸びた白くて長い脚の奥は、ドレスに隠れて見えない。凹凸のはっきりした腰はオリヴァの半分くらいしかないのに、その先に実る乳房はドレス越しにわかるほど豊満だ。罪作りな、悩ましいほど美しい女だった。
「どれ、失礼するよ」
「やめろっ、待て、私は聖職者だぞ!」
思わず見惚れていたオリヴァだが、我に返って必死に抵抗する。蔦は蛇のように絡みついてガンともしなかった。
「大魔女のわたしが、男にしてあげるよ。光栄に思いな」
「私は産まれたときから男だ! 頼む、やめてくれ……っ、破戒してしまうっ! ……あああああ……っ!」
神は、オリヴァの危機を救わなかった。
亀頭が女の熱い腟に吸い込まれ、襞という襞が一斉に吸いついてくる。アクセリアはゆっくりと腰を下ろし、生々しい水音を立てながら、ついには根元まで飲み込んだ。自らの手にしか包まれたことのないオリヴァの男根が、肉の喜びを享受しようとしている。まるで温泉に浸かっているかのように、一気に身体が弛緩する。
アクセリアの柔らかい内股が、オリヴァの腰にぴったりと押し付けられた。魔女は頬を赤らめ、恍惚と息を吐く。
「ふぅ、苦労させるね。やっと入ったよ。……ったく、大きいんだから」
「た、頼む、……私の上から退いてくれっ」
「素直じゃないね。それとも、わたしの下が気に入らないって言うのかい?」
アクセリアはそう言うや否や、小刻みに腰をトントンと上下させる。蜜壺が男性器を温く包み込みこんだかと思えば、きゅうっと締め付けてきた。オリヴァは腹筋に力を入れて、欲望を払おうとしたが、敵が強大すぎる。
「あぅああ……っ、よせ……っ、あああっ!」
官能の大波に押し流されて、不覚にも声が漏れた。自分の野太い喘ぎ声を耳にして、オリヴァは年甲斐もなく泣きたくなる。
アクセリアが、ため息をついた。
「ここでしんみりしないでおくれよ。お楽しみにはこれからなんだから」
「待てっ、ほんとに、あっ、ああああ、う……ぅ!」
「こちとら、四百年も、待たされて、飢えに、飢えてるんだよ……っ、はぁっ」
「四百年? な、なんの話だ、あぁああ、あ、く……っ」
アクセリアは何が楽しいのか、欲に濡れた瞳と唇でずっと笑っている。魔女が腰を振るうたびに、サテンのドレスに包まれた胸の膨らみもたわわに揺れた。女の性器が容赦なく彼を締め上げて、昇天させようとしてくる。
アクセリアはオリヴァの下腹に手をついて、大きく円を描くように腰を回した。かと思えば、亀頭が腟から抜けるか抜けないかのところまで腰をあげ、男の泣きそうな顔を見ながら、勢い良く腰を下ろすのだ。オリヴァの向かう先が、天国か地獄か分からない。ただ、快感のあまり全身が震え、自涜とは比べ物にならない官能の極みが訪れようとしていた。
――射精したくない!
「よせっ、今すぐ離れろ……っ! 私のような、不幸な子どもが、生まれてしまう……っ!」
オリヴァが怯んだ隙に、ピンクの舌先が口の中に入ってくる。
「んんっ、くは……っ」
器用な舌はオリヴァの歯裏を舐め、舌を絡み合わせる。彼は顔をそむけたが、アクセリアが顎を掴んで、喉奥まで舌で愛撫してきた。口腔のみならず全てを支配したがる激しいキスに、オリヴァの呼吸が苦しくなる。
「は……っ、んん……んっ、はぁ……っ」
信じられない。堕とされる恐怖を感じて、拳を握って踏ん張った。美しくも若くもない、むさい修道士の自分がこんなことをされるのが理解できない。生まれて初めてされた口づけは甘く長く、身体の芯まで蕩けるようだった。
「痛っ」
突然、弾かれたようにアクセリアが身体を起こした。その唇から、口紅より赤いものが浮きあがっている。オリヴァは肩を大きく上下させて、気力を奮い立たせた。
「もう一度噛みつかれたくなければ、私を解放しろっ!」
アクセリアはさも愉快そうに笑う。
「童貞がよく頑張るね。そうこなくっちゃ。こっちも燃えてきたよ」
オリヴァの見ている前で魔女の唇の血と傷がゆっくりと消えていき、最後はもと通りになった。奇跡のような光景を目の当たりにして、オリヴァは総毛だつ。
「この魔女め!」
「そうさ、わたしは魔女。それも千年を生きる大魔女さ。人生の楽しみを知らない坊や、わたしが世界を見せてあげるよ」
アクセリアは絶世の美貌を惜しげもなく笑ませる。オリヴァの太い首筋を猫のように舐めあげ、鎖骨の下の肌を音を立てて吸いあげた。
「よ、よせっ!」
魔女は狼狽する彼を無視して、小さな乳首に軽く歯を立て擦ると、今度はその痕を労わるかのように執拗に舌を絡める。
「はっ、……あぁ! んんっ……っ」
乳首が硬くなってムズムズする。生まれて初めて知る官能に、四肢をバタつかせるオリヴァ。白い繊手が、逞しい太腿をさすりあげてきた。
――耐えられんっ!
「おや、もう降参かい? ふふっ。身体は正直だね」
舌なめずりする魔女とは対照的に、オリヴァは情けなくなって目を閉じる。あまりの恥辱に、言葉も出なかった。褐色の尖塔が行儀良く直立しているのだ。積み上げてきた四十年分の信仰心と忍耐力が、泥沼に落とされた気分だ。
アクセリアはドレスの裾をまくりあげ、太腿をあらわにした。すらりと伸びた白くて長い脚の奥は、ドレスに隠れて見えない。凹凸のはっきりした腰はオリヴァの半分くらいしかないのに、その先に実る乳房はドレス越しにわかるほど豊満だ。罪作りな、悩ましいほど美しい女だった。
「どれ、失礼するよ」
「やめろっ、待て、私は聖職者だぞ!」
思わず見惚れていたオリヴァだが、我に返って必死に抵抗する。蔦は蛇のように絡みついてガンともしなかった。
「大魔女のわたしが、男にしてあげるよ。光栄に思いな」
「私は産まれたときから男だ! 頼む、やめてくれ……っ、破戒してしまうっ! ……あああああ……っ!」
神は、オリヴァの危機を救わなかった。
亀頭が女の熱い腟に吸い込まれ、襞という襞が一斉に吸いついてくる。アクセリアはゆっくりと腰を下ろし、生々しい水音を立てながら、ついには根元まで飲み込んだ。自らの手にしか包まれたことのないオリヴァの男根が、肉の喜びを享受しようとしている。まるで温泉に浸かっているかのように、一気に身体が弛緩する。
アクセリアの柔らかい内股が、オリヴァの腰にぴったりと押し付けられた。魔女は頬を赤らめ、恍惚と息を吐く。
「ふぅ、苦労させるね。やっと入ったよ。……ったく、大きいんだから」
「た、頼む、……私の上から退いてくれっ」
「素直じゃないね。それとも、わたしの下が気に入らないって言うのかい?」
アクセリアはそう言うや否や、小刻みに腰をトントンと上下させる。蜜壺が男性器を温く包み込みこんだかと思えば、きゅうっと締め付けてきた。オリヴァは腹筋に力を入れて、欲望を払おうとしたが、敵が強大すぎる。
「あぅああ……っ、よせ……っ、あああっ!」
官能の大波に押し流されて、不覚にも声が漏れた。自分の野太い喘ぎ声を耳にして、オリヴァは年甲斐もなく泣きたくなる。
アクセリアが、ため息をついた。
「ここでしんみりしないでおくれよ。お楽しみにはこれからなんだから」
「待てっ、ほんとに、あっ、ああああ、う……ぅ!」
「こちとら、四百年も、待たされて、飢えに、飢えてるんだよ……っ、はぁっ」
「四百年? な、なんの話だ、あぁああ、あ、く……っ」
アクセリアは何が楽しいのか、欲に濡れた瞳と唇でずっと笑っている。魔女が腰を振るうたびに、サテンのドレスに包まれた胸の膨らみもたわわに揺れた。女の性器が容赦なく彼を締め上げて、昇天させようとしてくる。
アクセリアはオリヴァの下腹に手をついて、大きく円を描くように腰を回した。かと思えば、亀頭が腟から抜けるか抜けないかのところまで腰をあげ、男の泣きそうな顔を見ながら、勢い良く腰を下ろすのだ。オリヴァの向かう先が、天国か地獄か分からない。ただ、快感のあまり全身が震え、自涜とは比べ物にならない官能の極みが訪れようとしていた。
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