科学は、如何にしてヒトを幸せにするか~ななの例~

深町珠

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超伝導モータ

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加藤は、自分たちの世界に
神様と、それと、ななと一緒に戻り

それから、すぐに研究所に行き
常温超伝導合金を作った。

ふつうの高温超伝導ではー200℃くらいに冷やさないとならないので
作れない、回転式モーターや
小型の装置。

そういったものでも、これなら作れると
加藤は、わくわくしていた。

ふつうの超伝導は
-----------------------------
[-]電子

===>[+]陽電子[-]自由電子===>

[+]核
-------------------------

と、避けていくので電気抵抗が0になるのであるが


反物質超伝導は



-----------------------------
[-]電子[+]反電子

===>[-]自由電子===>

[+]核[-]反核
-------------------------
とでも表現できようか。

即ち、光子をヒッグス粒子が捕捉する様を逆転しているような
関係で、物質の電荷を解放するものである。



その手法は理論的に正しいが、実際に作れるか否かが問題である。



加藤は、それを容易にやってのけて
それを全世界に発表した。



だが、再現実験が誰も出来ないのは当然である(笑)。

それは、18世紀の魔法だから。


「STAPの再来か」などと揶揄されたが

工業製品として、日本のSONYや、松下などから
モータが発売されると、批判は収まった。

何しろ、実際に回転し、消費電力のほとんどないモータが
実存するのである。


困ったのは、最大電力、つまり最大トルクで起動してしまうところだが(笑)

それは回生ブレーキ、つまりふつうの金属でコイル巻き線を作り
起動の際だけ電力を回生させてブレーキにしたり

超伝導回路の一部に、ふつうの金属で回路を作り
インバータを入れたり、など
各社様々である。




送電線にこれを使い、砂漠にソーラーパネルを置き
昼間の国から、夜の国へと直流送電を行った。

結果、エネルギー問題はほとんど起こらなくなり


今度は、国境や通貨が邪魔になってきた。



ひとびとも、エネルギーが無尽蔵に手に入り、自動車や鉄道などの
輸送コストが低くなると

争う必要もなくなったので、侵略もなくなった。


もともと、攻撃の元となる人間の精神的な力動と言うのは
動物的な欲求の欠乏から起こるものである。


その精神的力動も、オキシトシン回路で起こらない。






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