科学は、如何にしてヒトを幸せにするか~ななの例~

深町珠

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生き物の気持ち、ななの気持ち

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ななは、自分で気づかないけれど
こちらの世界の加藤は、戦ってまで
自分の領域を守ろうとしない(代わりに、
領域そのものを無くしてしまおうと考える)

それよりも、女の子を守る為に
戦う、並列時空間に行った加藤の
方が好きだと思った。




それは、心の中の事。



ずっと昔から、生き物はそうだったので
雌、として子供を残す生き物の、ななは
守ってくれる、雄を好むのは当然、である。




雄同士が、例えば1990年あたりまでの
日本なら、お互いに譲り合って

平等に利益を分ける、と言う
社会だったので


それで上手く行っていた。



でも、日本経済に外国資本が入ってきてからは
外国人は、日本人の為に
譲りあわないから


戦って強奪する、そんな
風習を持っている。



それは、島国日本人と

大陸外国人の違いで



島国なら、海を渡ってまで攻撃をされないし
日本は食べ物も豊かで、譲り合えば生きていけた。


戦う事もそんなになかった。




でも、大陸の国は
昔から境目はいい加減だったから侵略も
当たり前。

争って勝った人が国民、みたいな
動物的な風習だった。


貧しい国で、争わないと食べ物がない。
寒く、植物が育たないような所に
住んでいたから当然な結果である。




それなので、日本の金融市場が解放されてから
日本に外国人の考えが入ってきて

戦う人も増えて来た。


争いを好まない、日本人。
思いやる気持ちを持っている。



そうでない外国人。



それが混濁してからの社会。





加藤に愛された、ゆりは



加藤の幸せの為に、ゆり自身の
幸せを諦めて。



その事で、加藤に愛される事になった。




加藤とゆりは、同じ、日本人的な
感覚で結びついた。


それは、遺伝的な継承もあって
環境からの影響もある。



古来、日本はユーラシア大陸とつながっていたが


地殻変動で島国になった。


その頃からの日本人は、北方ロシア、
モンゴル、南方、などの

いくつかの系統で、骨格なども特徴がある。


ゆりと加藤は、同じ南方系で
目が大きく、丸い顔立ち、比較的細身で
均整のとれた体つき、陽気で能動的、などといく遺伝的な特質がある。

食べ物の豊かな南の島国で生きてきた人類なので

狩猟に適した体格になり、目が大きく
感受性が高い。


食べ物がいつでも手に入るので、あまり
戦いを好む事もない。




そういう資質を遺伝的に持っているので
同じような気分の人を好む。


怒りを持って、いつも不平を述べているような
人達とはあまり相性が良くない(笑)。





ゆりの父親は自営の運送業だったし

加藤の父親はやは自営、後に政治家で

社会の中で変に規制されずに生きるタイプの
人達、であるから


ゆりも加藤も、そういう環境で生きてきたので
同じようなフィーリングのふたりが
楽しい気持ちを共有できるのも当然、かもしれない。




それなので、ゆりは
加藤の自由さを束縛したくないと
思う。



自分の幸せの為に、相手を不幸にしたくない。
そういう愛を持った女の子だったから

他の男の子にも好かれる存在なのは
当然である(笑)。




似合いの青年と付き合えばいい、と
加藤は思う。




でも、1990年以降の
日本経済への外国人の侵略で


会社、そういうものに
外国人の容赦ない攻撃が起こった。




それなので、以降に生まれた子供達の中
会社員の子供達は、親のストレス環境から
影響を受けてしまう。


会社で、親が上司に不当な事を言われたりして
親が怒り心頭、でも上司には言えずに
子供達に当たったりする。

そういう環境、一言でいえば貧しい環境に
育つと

正邪より、とりあえずその場所で嫌な事にならなければいい、そんな感じに従って生きるようになるから


加藤やゆりのように、自由を好む
人は少なくなる。


ゆりが学校に行かなくなった理由も
そんなところだったし

ゆりの父親も、そんな学校には
行かなくていい、と

専門学校への進学を進めた。



加藤の父親も、学校で
加藤が教師を論破した(笑)から学校に
残されていると聞くと

話を斟酌して、息子は正しいから
心行くまで議論をしてください(笑)と
言うような父親である。



ふたりの父親は正邪の感覚があり、自由を
好む

古来の日本人らしい人々であった。 


それは、歪むサラリーマン社会には
死滅したタイプの人類(笑)だったので



ゆりが、加藤の中に
父親の、古来の日本人の幻想を見て
強く望んだのも当然かもしれなかった。



ななにも、それはわかる。



ななが会社員の子でも
自由が嫌いな訳もなかった。


自由より、束縛して
はみ出した者を虐めて喜ぶなんて
病的な感覚もなかった(気分障害である。)


だから、ななだって
そんな加藤を好んだのだろう。





揺れるバスの中、後ろの席に座って
駅に着くと

料金は掛からなかった。


「儲かったなぁ」なんてジョナサンは言うけど
あの研究所が貸し切ったバスなので
研究所に用のある人は無料で乗れるものだった。


利益と言うのはそういうものである。



働く人々が得た利益を、人々に還元する。


そうして更に利益を得る。



そういうものだから、外国から来て
利益だけを外国に持って帰るために、人々には還元しない(笑)なんて言うのは
間違いなのだ。


企業が人々を雇用せず、派遣、なんて形で
力を使うのもそんな考えの表れで

加藤が、年若いゆりとの婚姻を避けたのも
加藤自身フリーで、できれば
安定した雇用が望める青年を
ゆりの相手にした方がいい、と加藤自身
勝手に望んだのもそんな理由だった。



ゆりの望んだものは、お金ではなく気持ち、だったのだけど。


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