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血統と継承

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そんな加藤を、ゆりやななが望むのは
嗜好であるけれど


ゆりもななも少数派で

多数は、争う事が目的になってしまって

永遠に、幸せを得る事なく
死滅を迎えるのを待っている、絶滅種である事は

チャールズ・ダーウィンの比較進化論からすると
正しいようである。


生き物は、争う為に死ぬ。争わなければ
死なない。



加藤は意識しなくとも、争わない人類を作ろうと
争いの元になるエネルギー、それを無料化した。



日本でも、アメリカの国策のせいで
原子力発電所が多数作られ


地震のせいで、福島で原子力発電所が爆発した。


東京電力の管理者だけが
なぜか告訴されたが(笑)


本当は、国策なのだから
原子力発電所を作らせた国や、アメリカが
本当の犯人である。




当時、加藤の父親は政治家だったのは
そういう不正をなくす為だったし



加藤の兄が信仰に走ったのも


幸せになってほしい、そういう気持ちだった。




加藤はもう少し現実的なので、科学で
世の中を便利にする事で人々の幸せを
得よう、そう考えた。



貧しくなくなれば、争いは減るので
ゆりや、ななたちのような

女の子、そしていずれ得るだろう
子供達が健やかに育つ環境が

それで得られる。


そんな風に科学者は思う。





電気エネルギーが無料になり、独立して
エネルギー源が得られれば、例えば

電気自動車は無料でエネルギーを得る事が
出来る。



充電に時間が掛かるので、水素燃料電池を
自動車に積み、水素充填を無料化する。


そのために、常温超電導送電網を使って
水から水素を作って、自動車に充填する事で



物流コストを下げる。

更には自動運転技術を使い、物流の安全性と
コストダウンを行う事、などを

加藤たちは研究開発した。



無料化した電力で、人工光合成による
有機物合成なども、この研究所では
開発した。



人々が、働かすして生きて行ける暮らし。


それは、元々南の島国に暮らしていた
加藤やゆりの遠い祖先の環境、だったのかもしれない。


食べ物は、元々自然にあるもので
それに値段がある事が、変なのだと言う事に


貨幣流通経済に慣らされた人間は気づかない。


そして、貨幣を多く得るために


嫌な事を我慢するのも変なので(笑)



嫌なら、やらなくていい。




好きな事を頑張ればいい。




それは、いつでも可能なので

どんな時代でも出来る事だ。
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