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学歴信仰
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加藤の呼ばれた会議も、あまり
意味のあるものでもなかったが
とりあえず、仕事である。
もう、加藤自身働く必要もなかったのだが
とりあえず、科学は楽しい事だし
日本一の研究所に居るのは
比較的、便利な事もあった。
科学のわからない人は、信仰のように
大学の名前や、研究所の肩書で
判断してしまうからだ。
ブランド嗜好のようなものである(笑)
科学は、そういうものではなく
結果に現れれば、それは事実である。
それは、能力の無いものにとっては
自らの無能さを認めてしまう事になるので(笑)
それ故、大学の名前で判断したりするのだが(笑)
つまり、三浦のような者が
若い派遣を差別するのと同じで
妬み半分である。
加藤もよく聞かれる出身校の名前であったが
そのたびに「東京です」とだけ答えると
なんとなく納得される(笑)
そういう顔であるらしい。
加藤は、東京大学の出ではない(笑)が。
変な人の質問にまともに答える必要もない。
(プライバシー侵害である)。
「加藤さんの常温超電導モータですが
磁界の存在しない超電導場で、どうしてモータが回るのでしょう」と、井川が聞く。
加藤は「ピンチ効果を利用すれば回転しますね。」と、一言。
井川は理解できない。
60歳になる井川だが、戦後生まれのがむしゃらさで
どさくさに紛れて善悪のけじめも付かない男である。
研究費を不正利用して、860万円の
高級車を買って私物化しようと言うような
事を考える男である。
研究能力よりも、金、人のコネクションで
政治的に存在しているような人。
それも、貨幣流通経済の遺した
悪い傾向である。
儲かればいい。
そういう発想は、戦後の混乱の中
どさくさの中で生きてきた人間の感覚である。
その連中が60歳くらいで、子供が
三浦の世代だから
三浦たちが善悪のけじめがつかないのも
道理である(笑)。
加藤たちの世代の子供世代、つまり
ゆりやななたちの世代は、そういう大人に
嫌悪感があるので、正邪の区別を好む。
悪い事が黙認されたのも、利益の為。
利益そのものが無くなれば、悪い事は悪い事。
それ以前に、悪い事をするのが楽しいと言う
感覚では、所詮は不幸になるだけだが。
と、達観する加藤だが
若い頃は悪を見過ごす事が出来なかった。
それなので、誰からも一目置かれる存在だったが
今は、悪いのが普通で
良い事をすると、悪い事をしている連中が
困るので
良い事をしないように邪魔をする、そういう
風潮である。
井川も、加藤の才能が目立っては
井川の無能さが目立つので(笑)
加藤との契約を解除するつもりらしい。
それで、加藤は
もといた研究室に戻る事になっている。
加藤を虐めたかった井川や、三浦は
才能豊かな加藤を追い詰められず、反対に
卑怯な自分たちの無能さを身に染みて
屈辱感を覚えるが(笑)
所詮、虐めなどと言うものは
最初から能力のない者のする事であるのは
歴然で
最初から能力が違えば、わざわざ卑怯な
事をして陥れなくても
元々立場が違う。
今の加藤のように、他のあちこちから
依頼のある能力者と
そうではない、序列や利権にしがみつく
三浦や井川のような無能力者のように。
加藤は、別に立場は気にしていない。
研究が好きなだけで
三浦や井川は、好きで働いていない人。
そんな違いもある。
「そういえば、ゆりやゆかは
働くのが楽しそうだったっけ」加藤は
思い出して微笑む。
時給900円のコンビニのアルバイトでも
働くのが楽しい、そんな感じだった。
お店やさんごっこ。
その延長みたいに、楽しそうだった。
その気持ちのまま、お店が欲しいと
言っていたのだろうな。
愛おしい人たちだ。
意味のあるものでもなかったが
とりあえず、仕事である。
もう、加藤自身働く必要もなかったのだが
とりあえず、科学は楽しい事だし
日本一の研究所に居るのは
比較的、便利な事もあった。
科学のわからない人は、信仰のように
大学の名前や、研究所の肩書で
判断してしまうからだ。
ブランド嗜好のようなものである(笑)
科学は、そういうものではなく
結果に現れれば、それは事実である。
それは、能力の無いものにとっては
自らの無能さを認めてしまう事になるので(笑)
それ故、大学の名前で判断したりするのだが(笑)
つまり、三浦のような者が
若い派遣を差別するのと同じで
妬み半分である。
加藤もよく聞かれる出身校の名前であったが
そのたびに「東京です」とだけ答えると
なんとなく納得される(笑)
そういう顔であるらしい。
加藤は、東京大学の出ではない(笑)が。
変な人の質問にまともに答える必要もない。
(プライバシー侵害である)。
「加藤さんの常温超電導モータですが
磁界の存在しない超電導場で、どうしてモータが回るのでしょう」と、井川が聞く。
加藤は「ピンチ効果を利用すれば回転しますね。」と、一言。
井川は理解できない。
60歳になる井川だが、戦後生まれのがむしゃらさで
どさくさに紛れて善悪のけじめも付かない男である。
研究費を不正利用して、860万円の
高級車を買って私物化しようと言うような
事を考える男である。
研究能力よりも、金、人のコネクションで
政治的に存在しているような人。
それも、貨幣流通経済の遺した
悪い傾向である。
儲かればいい。
そういう発想は、戦後の混乱の中
どさくさの中で生きてきた人間の感覚である。
その連中が60歳くらいで、子供が
三浦の世代だから
三浦たちが善悪のけじめがつかないのも
道理である(笑)。
加藤たちの世代の子供世代、つまり
ゆりやななたちの世代は、そういう大人に
嫌悪感があるので、正邪の区別を好む。
悪い事が黙認されたのも、利益の為。
利益そのものが無くなれば、悪い事は悪い事。
それ以前に、悪い事をするのが楽しいと言う
感覚では、所詮は不幸になるだけだが。
と、達観する加藤だが
若い頃は悪を見過ごす事が出来なかった。
それなので、誰からも一目置かれる存在だったが
今は、悪いのが普通で
良い事をすると、悪い事をしている連中が
困るので
良い事をしないように邪魔をする、そういう
風潮である。
井川も、加藤の才能が目立っては
井川の無能さが目立つので(笑)
加藤との契約を解除するつもりらしい。
それで、加藤は
もといた研究室に戻る事になっている。
加藤を虐めたかった井川や、三浦は
才能豊かな加藤を追い詰められず、反対に
卑怯な自分たちの無能さを身に染みて
屈辱感を覚えるが(笑)
所詮、虐めなどと言うものは
最初から能力のない者のする事であるのは
歴然で
最初から能力が違えば、わざわざ卑怯な
事をして陥れなくても
元々立場が違う。
今の加藤のように、他のあちこちから
依頼のある能力者と
そうではない、序列や利権にしがみつく
三浦や井川のような無能力者のように。
加藤は、別に立場は気にしていない。
研究が好きなだけで
三浦や井川は、好きで働いていない人。
そんな違いもある。
「そういえば、ゆりやゆかは
働くのが楽しそうだったっけ」加藤は
思い出して微笑む。
時給900円のコンビニのアルバイトでも
働くのが楽しい、そんな感じだった。
お店やさんごっこ。
その延長みたいに、楽しそうだった。
その気持ちのまま、お店が欲しいと
言っていたのだろうな。
愛おしい人たちだ。
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