科学は、如何にしてヒトを幸せにするか~ななの例~

深町珠

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Love is touch

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それなので、人間の加藤が
ゆりの捨て身のAttack(笑)で

ゆりに惹かれてしまうのも無理も無かった。


が。加藤にとってそんな事は
それまでも在った経験だった。


いつも、女の子がそばに居た加藤は
「女の子みたいだもんね」と
フレンドリーに扱われていて

そうして触れ合いもしょっちゅうだったから


ゆりが特別、と思えたのは
思いやりがあって、優しい気持ちがあって
嘘をつかないところ。



そういうあたりの、安心できるところだった。
相手を見て態度を変える女の子って
加藤は好きになれなかった。


もっとも、ゆりの友達や
バイト仲間にも
そんな子はいなかったんだけど。



その思い出が心に残る。加藤だった。






一方のジョナサンは、歩いてゆっくり旅をしていた。


東京から東へ向かい、江戸川から千葉、茨城の方へと歩く。


歩くとお腹が空くのだけど、神社やお寺の
門前では

慈悲深い人々が、施してくれたりした。



日本には、昔から信仰が根強く

お参りをする人達に施してあげるような
風習があったので
ジョナサンも、その恩恵に預かった、と
言う訳だ(笑)。



島国日本の、美しい風習で

もともと天の恵みが、食べ物として
与えられるから

お腹がすいている人には分けてあげようと
そういう感覚。



日本は昔から豊かだったのだ。



一時、政治が悪くなったせいで
思いやりの分を資本家が掠めようと企んだけれど

今では、経済の仕組みが変わって
誰でも豊かになれた。




その代わり、と言うか
今まで税で過剰に整備されていたところ、
例えば道路整備とか、護岸工事とか
そういう領域は少しづつ後退してゆく。


高速道路整備なども沈滞だったが、元々
そんなに需要がある訳でもなかったので


普通の人達はそんなに困る事も無かった。


企業活動が減っていくと、人の移動が少なくなる。


道路工事など、厳しい仕事をする人達も減る。


そういう訳で、高速道路を利用した輸送は
減退ムード。





そこで、小型の水上飛行機を
輸送に使うアイデアが広まった。



超電導モータなら、大きな推力を
軽いモータで得られる。


電気抵抗がゼロに近いので、消費電力も
殆ど無いから
軽量な軸を採用すれば、ソーラーセルで
モータを回せた。





航空輸送は、再び注目を浴びる。



中距離輸送に、超電導モータを搭載した
飛行船を使うアイデアなども実用になる。





霞ヶ浦まで歩いて来たジョナサンは


そうした水上飛行機が飛び立つのを見て



「面白そうだな」なんて、思ったりした(笑)。

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