科学は、如何にしてヒトを幸せにするか~ななの例~

深町珠

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冷水冷蔵庫

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ななは、幸せな時間を過ごす。

幸せな気持ちは、割と持続するのである。
それは、神様の薬と同じ分子構造のものなのだが
天然のそれは、もちろん微量で作用し
再度吸収される。

無駄がないのだ。

神経内分泌に働くホルモンは、また
体内に働く事もあるが
その場合は使い捨てである。

環境に放出されてしまうので、よく
環境ホルモンなどと言われる化学物質の汚染同様に

主に水に混じって摂取すると神経に
問題を起こす。


人口密度の低い場所が心地好い理由でもある。



1950年代からそれを継続して観測している
研究者もいるが
主に、損益の為に学会からは黙殺されているので(笑)


そういう事も、損得が無くなった社会では
白日に晒される事だろう。








山奥に住むのは健康的でもあるのだ。






「それで、夜間の外気は温度が低いから


沢山の水を冷やしておいて、昼は断熱する訳です」


ロボットの加藤は、冷水冷蔵庫の説明をする。

水を断熱の大きな箱に貯めて、夜は放熱する。

蓋を開けて置いてもいいし、ラジエーターを使ってもいい。



朝は閉じて断熱する。


Q=MCT、則ち水の蓄える熱量は
その質量と温度差で決まる。


1Lが一秒に一度下降すれば1Kcalであり
4.2kw
だ。


1平方メートルの水でも1000Lである。
全て外気、例えば10度に冷えていたとする。
昼間の外気が25度なら

式よりQ=63Mwである。

昼間断熱しておけば、放熱は僅かであるから
十分冷蔵庫になる。


夜までの12時間、則ち43200秒で
放熱しても
17.5kwで十分能力がある。


「でも、夜の外気以下にはならないから
ガス冷蔵庫と併用した方がいいですね」と
ロボットの加藤が言った。




こういう風に、クリエイティブな楽しみもまた
人間の行動力であるから

それでも、喜ぶ事は出来ると


ロボットの加藤はそんな風にも考える。



「凄いなあ、あたしにはとても」と
ななが言うと


ロボットの加藤は「はい、わたしとななさんは
違う人ですから。でも、ななさんは
とてもかわいらしいし、それは
心が健康的だからですね。それは
わたしには無いものです」と、ロボットは
当然に言う。


ななは、その言葉に
加藤と同じものを感じて安らぐ。


そのままでいいんです。


そう言われるだけで嬉しかった。










「おっとっと」ジョナサンは
小名浜の飛行場、自衛隊のそれの滑走路に

郵便飛行機を着陸させた。

エンジンをスローにして、空気ブレーキの代わりにする。


ふわりと止めるのは難しいが、慣れた。


自衛隊のパイロットが拍手してる。


「よぉ、上手だな郵便屋さん、自衛隊へ来いよ」


大柄パイロットは、ジェット戦闘機の担当のようだ。


大きなFー15は、かっこいいけど。



「そのうちね」と、ジョナサンは
郵便袋をかついで飛行機から下りる。


ジェットはいいけど、なんか自由がなあ。


気持ち良いのは、やっぱこれさ。




飛行場で待っていた小名浜郵便局の
赤い車に駆けてゆく。

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