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思い出
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日曜だから、事務員さんはいないけれども
受付の所に、用務員さんが居た。
「おじさん、しばらくですー。」と、碧。
「お元気ですか?」と、珠子。
おじさんは、おーおー。と
思い出した。
古楽器の材料に、と
学校の敷地に生えている竹を切ったりしたので
印象があるのかな、なんて
神流は思った。
詩織はテニス部だったのだけれども
2年になった時、珠子とお友達になったから
珠子の居る、古楽器クラブに参加した。
まあ、思いつきで作ったようなクラブなのだけれども
空き部屋の多いこの学校。
古い木造校舎にある、理科室が部室とされた。
それで、4人一緒になった訳。
「まだ、あるよ。木造校舎」と、用務員さんはにこにこ。
「なんだか、嬉しいね。」と、詩織は、ちょっとノスタルジック。
高校生の頃も、そうだった。
海外に憧れたり、すこし夢見がち。
「いってみよ。」と、碧はわくわく。
校舎なら、鍵は開いているだろう。
本校舎は、白い外観だけれども
木造校舎は、その裏手に建っている。
合間に渡り廊下があって・・と言う
昔の小学校みたいな作り。
珠子も、懐かしくなった。
いろんな事、あったなぁ。
「あ、そうだ。買出しどうする?」碧は気づく。何も用意していない。
珠子は「うちのお菓子は持ってるよ。お茶もあるけど。」
神流は「裏門のところのお店、まだあるでしょうか。」と。
裏門に、駄菓子屋さんのような、パン屋さんのような。
文房具屋さんのようなお店があって。
時々、忘れ物を買って済ましたり。
そういう生徒も居たりする。
「行ってみようか。」と。碧。
うんうん。と、用務員さんにお礼を言って
校庭の端を歩く。
体育館が隣にあって、バレーボール部や、体操部。
声が響いている。
裏門は、小さなコンクリートの門柱で
シンプル。
錆びた門扉が風情を醸している。
その門扉を開くと、油が切れているのか
きい、と音がする。
神流は「給脂したくなりますね。」と、エンジニアっぽい。
「休止?」と、碧は判らない。
「牛脂?」と、珠子は和菓子屋さんっぽい。
「グリースを点す事を、そう言います」と、技術用語。
「そうなんだ。初めて聞いた」と、詩織は素直に頷く。
「大学の人でも知らない事ってあるの?」と、碧は笑う。
あるわよ、と詩織も笑う。
「面白い先生もいらして。とても楽しいところ。」と。
珠子も、それは思う。「あの、医学部の人とか。」と言うと
碧は「珠子、大学に行った事あるの?」と。
珠子は「あ、この間、詩織ちゃんに会ったの。」と。
碧は思い出し「ああ!それで詩織は・・。」と言いかけて
言ってはいけない事だと、口をつぐんだ。
碧だけが知らない、神隠しのお話など。
珠子は「碧ちゃん、言って無かったね。ごめんね。」と
これまでの事を話した。
碧は「ふーん。そうなんだ。私にも言ってよ。珠子。」と
近くにいない、と言う事をちょっと残念に思う。
珠子は「私もよく判らない話しなの。」と。
碧は「そうかもね。難しいのは私もダメ。」と。
詩織は「偶々、私が大学に居た、ってだけよ。」と。
それはそうね、と。碧。
その、駄菓子屋さんは
少し、新しくなっていて。
洋菓子なども、少しはある。
コンビニエントみたいな感じもするお店。
お菓子やケーキを買ったり。
「チョコケーキにしようかなー。」と、珠子。
「和菓子屋さん、チョコ入り大福とかですか?」と神流。
それはダメー、と、珠子「お父さん、頑固だもん」
碧は「そーだよねー。あの頃も結構、ケンカしてたね。新作の事で。」
詩織は「そんな事あったの?」
珠子は「それは、詩織ちゃんと出会う前のお話。」と。
神流は思う。
記憶って、そんな風に積み重なるけれど。
時間の流れが変わると、どうなるのでしょうね・・・・。
ちょっと、想像ができない。それは、神流でも。
数式で定義する事は出来るけれど。
受付の所に、用務員さんが居た。
「おじさん、しばらくですー。」と、碧。
「お元気ですか?」と、珠子。
おじさんは、おーおー。と
思い出した。
古楽器の材料に、と
学校の敷地に生えている竹を切ったりしたので
印象があるのかな、なんて
神流は思った。
詩織はテニス部だったのだけれども
2年になった時、珠子とお友達になったから
珠子の居る、古楽器クラブに参加した。
まあ、思いつきで作ったようなクラブなのだけれども
空き部屋の多いこの学校。
古い木造校舎にある、理科室が部室とされた。
それで、4人一緒になった訳。
「まだ、あるよ。木造校舎」と、用務員さんはにこにこ。
「なんだか、嬉しいね。」と、詩織は、ちょっとノスタルジック。
高校生の頃も、そうだった。
海外に憧れたり、すこし夢見がち。
「いってみよ。」と、碧はわくわく。
校舎なら、鍵は開いているだろう。
本校舎は、白い外観だけれども
木造校舎は、その裏手に建っている。
合間に渡り廊下があって・・と言う
昔の小学校みたいな作り。
珠子も、懐かしくなった。
いろんな事、あったなぁ。
「あ、そうだ。買出しどうする?」碧は気づく。何も用意していない。
珠子は「うちのお菓子は持ってるよ。お茶もあるけど。」
神流は「裏門のところのお店、まだあるでしょうか。」と。
裏門に、駄菓子屋さんのような、パン屋さんのような。
文房具屋さんのようなお店があって。
時々、忘れ物を買って済ましたり。
そういう生徒も居たりする。
「行ってみようか。」と。碧。
うんうん。と、用務員さんにお礼を言って
校庭の端を歩く。
体育館が隣にあって、バレーボール部や、体操部。
声が響いている。
裏門は、小さなコンクリートの門柱で
シンプル。
錆びた門扉が風情を醸している。
その門扉を開くと、油が切れているのか
きい、と音がする。
神流は「給脂したくなりますね。」と、エンジニアっぽい。
「休止?」と、碧は判らない。
「牛脂?」と、珠子は和菓子屋さんっぽい。
「グリースを点す事を、そう言います」と、技術用語。
「そうなんだ。初めて聞いた」と、詩織は素直に頷く。
「大学の人でも知らない事ってあるの?」と、碧は笑う。
あるわよ、と詩織も笑う。
「面白い先生もいらして。とても楽しいところ。」と。
珠子も、それは思う。「あの、医学部の人とか。」と言うと
碧は「珠子、大学に行った事あるの?」と。
珠子は「あ、この間、詩織ちゃんに会ったの。」と。
碧は思い出し「ああ!それで詩織は・・。」と言いかけて
言ってはいけない事だと、口をつぐんだ。
碧だけが知らない、神隠しのお話など。
珠子は「碧ちゃん、言って無かったね。ごめんね。」と
これまでの事を話した。
碧は「ふーん。そうなんだ。私にも言ってよ。珠子。」と
近くにいない、と言う事をちょっと残念に思う。
珠子は「私もよく判らない話しなの。」と。
碧は「そうかもね。難しいのは私もダメ。」と。
詩織は「偶々、私が大学に居た、ってだけよ。」と。
それはそうね、と。碧。
その、駄菓子屋さんは
少し、新しくなっていて。
洋菓子なども、少しはある。
コンビニエントみたいな感じもするお店。
お菓子やケーキを買ったり。
「チョコケーキにしようかなー。」と、珠子。
「和菓子屋さん、チョコ入り大福とかですか?」と神流。
それはダメー、と、珠子「お父さん、頑固だもん」
碧は「そーだよねー。あの頃も結構、ケンカしてたね。新作の事で。」
詩織は「そんな事あったの?」
珠子は「それは、詩織ちゃんと出会う前のお話。」と。
神流は思う。
記憶って、そんな風に積み重なるけれど。
時間の流れが変わると、どうなるのでしょうね・・・・。
ちょっと、想像ができない。それは、神流でも。
数式で定義する事は出来るけれど。
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