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wonderfull
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お菓子を作る時、何気なく材料を買っている珠子だけど
小豆一粒でも、畑を耕して、種を撒いて。お水をあげたり。
そうして作られて。
沢山無いと、お菓子は作れない。
ちょっと耕すだけでも自分には難しいけれど
おばあちゃんでも、慣れている人には簡単。
そんな風に感じて。「すごいなぁ、ほんと。」
そんなふうに思ったりして。
ふと、気が付くと「あ、おばあちゃんの鍬」
置いていってくれたままだった。
「どうしよう?・・・あ、でも、また来るみたいね。」と。
畑耕すのはとりあえず中止して。屋敷に戻る。
ナーヴが、縁側のところに座っていて。「いかがでした?」
珠子は「うん。少し練習しないと。鍬を振るの。」
ナーヴは「耕運機は使わなかったのですか?」
珠子は、笑顔で頷く「ちょっと難しいみたい。」
ナーヴは「そうですね。農作業に詳しい方でないと。操作は私でも
判りますけど。いろいろと知識が必要ですね。段々覚えて行くものですし・・・
何を育てるんですか?」
珠子は「考えてなかった。なんとなく、ね」
ナーヴは機械だから、人間はそういうものなのかな、と思った。
機械なら、目的があって行動をするのだけれど、人間は
元々動物だから、気持が先で、行動が後。
環境=>見聞きする=>感じる=>好ましく変えたい
=>行動
器官で言えば
見聞き (目、耳)
↓
感じる (視床、下部)
↓
好ましい|そうでない (辺縁系の記憶)
↓
好ましく変えたい (海馬、前頭葉の記憶)
↓
行動 (連合野、運動野)
と、機械的に分類すると
感覚が最初にある。
その感覚は、ひとそれぞれ異なるのだが
動物だった頃に出来た機能だから、自然にそれで合っていたのだけど
今は、そうでもないから。
例えば珠子が、耕した事がなくても
農作物を食べたり出来ていて。
それだけに、その食べ物を
採るのが大変だと実感出来ていなかった。
便利なのだけれども、感じる機会が無い分
感動も薄い。
そんな理由で、楽しく暮らせる機会が減っていた、の
かもしれない。
珠子に限らず、誰でもそうである。
同じ頃、古都の詩織は
大学に出かけて。
珠子のお父さんの細胞サンプルを、あの医学部の准教授に
渡して。
遺伝情報の近似性を調べたいと頼んだ。
明るく朗らかな准教授は「いいよ。でもさ、こないだのサンプルは
自然放射線の被曝量だけを見ると、この町の人でないと言うか・・・
そんな感じだね。」
詩織は「それだと、ふたつのサンプルの近似性が無ければ
どうなりますか?」
「関係性が低い。血族じゃなかったりね。」と、冷静に言う准教授。
詩織は考える。それだと、生まれていないのだろうか?ここに。
珠子は、どういう存在なのだろう・・・・?
詩織は「近似性があったら、どうなりますか?」
准教授は「うん、それは不思議な結果だね。別の時代から来たようだけど
血族にある。尤も、地球上なら、と言う前提だけど。」
詩織は、ますます訳が判らなくなった。
小豆一粒でも、畑を耕して、種を撒いて。お水をあげたり。
そうして作られて。
沢山無いと、お菓子は作れない。
ちょっと耕すだけでも自分には難しいけれど
おばあちゃんでも、慣れている人には簡単。
そんな風に感じて。「すごいなぁ、ほんと。」
そんなふうに思ったりして。
ふと、気が付くと「あ、おばあちゃんの鍬」
置いていってくれたままだった。
「どうしよう?・・・あ、でも、また来るみたいね。」と。
畑耕すのはとりあえず中止して。屋敷に戻る。
ナーヴが、縁側のところに座っていて。「いかがでした?」
珠子は「うん。少し練習しないと。鍬を振るの。」
ナーヴは「耕運機は使わなかったのですか?」
珠子は、笑顔で頷く「ちょっと難しいみたい。」
ナーヴは「そうですね。農作業に詳しい方でないと。操作は私でも
判りますけど。いろいろと知識が必要ですね。段々覚えて行くものですし・・・
何を育てるんですか?」
珠子は「考えてなかった。なんとなく、ね」
ナーヴは機械だから、人間はそういうものなのかな、と思った。
機械なら、目的があって行動をするのだけれど、人間は
元々動物だから、気持が先で、行動が後。
環境=>見聞きする=>感じる=>好ましく変えたい
=>行動
器官で言えば
見聞き (目、耳)
↓
感じる (視床、下部)
↓
好ましい|そうでない (辺縁系の記憶)
↓
好ましく変えたい (海馬、前頭葉の記憶)
↓
行動 (連合野、運動野)
と、機械的に分類すると
感覚が最初にある。
その感覚は、ひとそれぞれ異なるのだが
動物だった頃に出来た機能だから、自然にそれで合っていたのだけど
今は、そうでもないから。
例えば珠子が、耕した事がなくても
農作物を食べたり出来ていて。
それだけに、その食べ物を
採るのが大変だと実感出来ていなかった。
便利なのだけれども、感じる機会が無い分
感動も薄い。
そんな理由で、楽しく暮らせる機会が減っていた、の
かもしれない。
珠子に限らず、誰でもそうである。
同じ頃、古都の詩織は
大学に出かけて。
珠子のお父さんの細胞サンプルを、あの医学部の准教授に
渡して。
遺伝情報の近似性を調べたいと頼んだ。
明るく朗らかな准教授は「いいよ。でもさ、こないだのサンプルは
自然放射線の被曝量だけを見ると、この町の人でないと言うか・・・
そんな感じだね。」
詩織は「それだと、ふたつのサンプルの近似性が無ければ
どうなりますか?」
「関係性が低い。血族じゃなかったりね。」と、冷静に言う准教授。
詩織は考える。それだと、生まれていないのだろうか?ここに。
珠子は、どういう存在なのだろう・・・・?
詩織は「近似性があったら、どうなりますか?」
准教授は「うん、それは不思議な結果だね。別の時代から来たようだけど
血族にある。尤も、地球上なら、と言う前提だけど。」
詩織は、ますます訳が判らなくなった。
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