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桜吹雪がみえねーかぁ
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八代で、乗ってくる旅客はいない。
電化区間なので、電車で行った方が早いので
急行料金を払うのは、この列車に乗ってみたいと言う
車両ファンくらいのものだから、だ。
複線になるので、駅に停泊している貨物列車も居たりする。
赤、と言うか・・・桃色に近い電気機関車が、率いているコンテナ貨物列車や
普通の貨車、タンク車。
そういう列車が、側線、と言われるホームの無い留置線に停まっている。
機関士は、青い開襟シャツで、すでに夏、の雰囲気。
真由美ちゃんは、それを眺めている。
友里絵は「お兄ちゃんも、乗ってるんだね。貨物列車」
と、楽しく。エビせんべをかじりながら。
かりかり。
真由美ちゃんは「はい!」と、にこにこ。
数分の停車後、列車は発車する。
車掌さんが笛を吹く。
出発、よし!
安全、よし!
乗降、終了!
ホームの上で、ドアを見ながら
乗務員室入り口横の、ドア・スイッチを下げる。
ドア、閉!
白い手袋、指2本。
前方、注視!
運転士に、ブザー連絡。ツー、ツ、ツー。
車両最後尾の、乗務員室に乗り込み
ドアを閉め、窓から半身を乗り出して・・・
運転士も、確認。
ドア、閉!
ブザー連絡を返す。
出発、進行!
八代、定時!
変速段に、投入。
ブレーキハンドルは、先ほどから常用最大位置に戻してあり
それを緩める。
2ノッチに戻すと、ゆらり、と車両が進もうとする。
完全に戻し、MCを1ノッチ。
ごー・・・と言うエンジン音が、床下で。
すこし大きい音になる。
黒い煙が、屋根の上から出て行く。
ゆっくり、ゆっくり・・・重い列車は走りだす。
ごーぉ・・・・と、あまり回転は上がらずに速度は上がる。
トルクの大きい、12シリンダ・エンジンである。
車内では、友里絵たちが
駄菓子を食べながら(^^)。
友里絵は「そっかー、じゃ、お兄ちゃん好きなんだ」
真由美ちゃん、にこにこ「はい!」
友里絵は「じゃ、お嫁さん来たら、泣く?」
真由美ちゃんは、ちょっと考える顔で。
すこし稚けで、かわいらしい。
でも「泣きはしませんけど・・・淋しいかもしれません」
と。
菜由は「そーだよねー。お兄ちゃんもなかなか、作れないね恋人」
真由美ちゃんは「そうですか?」
友里絵は、言葉を選ぶように「真由美ちゃんが可愛いから。他の女が
可愛く見えないの」(^^)。
真由美ちゃんは「えー!そんなこと、ないです」(^^;
と、表情が明るく。
由香は、友里絵の話し方は上手いな、と思いながら
「反対に、妹がこの程度だと、お兄ちゃんは楽だ」
友里絵は「この程度で悪かったな」
と、軽くふざける。
ははは、と、みんな楽しくなる。
愛紗は「いいなあ兄妹って」と。
微笑みながら。
菜由は「お兄ちゃんみたいな人が理想?」
と、にこにこ。
愛紗はふと思う・・・・。
そんなことは無かったように思うけど・・・・。
「年下よりは、そうかも」と。
友里絵は「そーだね。あたしもそういうタイプかも」
と、思い返しながら。
由香は「でもさーぁ、小さい頃、お兄ちゃんに泣かされなかった?」
と、真由美ちゃんに。
真由美ちゃんは「泣かされたこと、無かったです」
と、にっこり。
菜由「そうだよねー。こんなに可愛かったら。」と、にこにこ。
真由美ちゃんは、ちょっとはにかんで「学校でも、泣かされませんでした。
兄は、割と・・・」
由香「ラスボスなんだ」
菜由「ラスボスって」(^^;
友里絵「ほんとはさー、なんか、背中にこう・・・刺青が彫ってあったりして」
と、肩出して。
「この、桜吹雪が見えねーかぁ」と。勧進帳みたいな首の振り方で。
由香は「いよっ、蓬莱屋!」
真由美ちゃんは「そういうのはないですけど・・」と、にこにこ。
菜由は「そーだよね。人吉だもん。悪い子なんていないよね」
「だから、わたしも子育て、こっちでしたいって思ったの」
友里絵「いいなぁ。あたしもこっちに生まれたかった。」と。
かわいい、と言うだけで、外される。
そういう経験がある、友里絵。
それを助けたのが由香、だった。
真由美ちゃんは「そうですか?何か、向こうと違いますか?」
由香は「友里絵はさ、可愛いから。様子伺ったりしないし。
それで、可愛くない子が、友里絵を外そうとして。」
真由美ちゃん「・・・そんなこと、あったんですか」
友里絵は「でもね、由香が助けてくれて。だから今、こうしていられるの」
菜由「正義の、青島刑事!」
由香「都知事と同じ、青島です」と、敬礼のポーズ。
ほんとに青島なのだ。苗字。
真由美ちゃん、ニコニコ。「ほんとに刑事さんだったとは」
愛紗は「それで、友里絵ちゃんは。由香ちゃんと同じ仕事をしたいと思ったの」
友里絵は「そーでもないけどね。」とは言っても
それは、由香の負担にならないように、との気遣い。
由香「感謝してる。だーって、仕事無かったもん、ホント」
実際、ただ普通高校を出ただけ、と言うのでは
派遣社員か、パートくらいしか仕事は無かったりした。
かたかたん、かたかたん・・・。と、列車は快適に進んでいる。
鹿児島本線はレールも太い、幹線なので
速度も、電車並みに出る。
クラッチを切ると、慣性でずーっと走っていける。
左の窓辺に、海が見えたり・・・。
友里絵は「広いねー。ほんと」
由香も「ほんと。」
菜由も「キラキラしてるね。波」
愛紗は「眩しいくらい」
真由美ちゃんも、にっこり。
もうすぐ、熊本である・・・・。
電化区間なので、電車で行った方が早いので
急行料金を払うのは、この列車に乗ってみたいと言う
車両ファンくらいのものだから、だ。
複線になるので、駅に停泊している貨物列車も居たりする。
赤、と言うか・・・桃色に近い電気機関車が、率いているコンテナ貨物列車や
普通の貨車、タンク車。
そういう列車が、側線、と言われるホームの無い留置線に停まっている。
機関士は、青い開襟シャツで、すでに夏、の雰囲気。
真由美ちゃんは、それを眺めている。
友里絵は「お兄ちゃんも、乗ってるんだね。貨物列車」
と、楽しく。エビせんべをかじりながら。
かりかり。
真由美ちゃんは「はい!」と、にこにこ。
数分の停車後、列車は発車する。
車掌さんが笛を吹く。
出発、よし!
安全、よし!
乗降、終了!
ホームの上で、ドアを見ながら
乗務員室入り口横の、ドア・スイッチを下げる。
ドア、閉!
白い手袋、指2本。
前方、注視!
運転士に、ブザー連絡。ツー、ツ、ツー。
車両最後尾の、乗務員室に乗り込み
ドアを閉め、窓から半身を乗り出して・・・
運転士も、確認。
ドア、閉!
ブザー連絡を返す。
出発、進行!
八代、定時!
変速段に、投入。
ブレーキハンドルは、先ほどから常用最大位置に戻してあり
それを緩める。
2ノッチに戻すと、ゆらり、と車両が進もうとする。
完全に戻し、MCを1ノッチ。
ごー・・・と言うエンジン音が、床下で。
すこし大きい音になる。
黒い煙が、屋根の上から出て行く。
ゆっくり、ゆっくり・・・重い列車は走りだす。
ごーぉ・・・・と、あまり回転は上がらずに速度は上がる。
トルクの大きい、12シリンダ・エンジンである。
車内では、友里絵たちが
駄菓子を食べながら(^^)。
友里絵は「そっかー、じゃ、お兄ちゃん好きなんだ」
真由美ちゃん、にこにこ「はい!」
友里絵は「じゃ、お嫁さん来たら、泣く?」
真由美ちゃんは、ちょっと考える顔で。
すこし稚けで、かわいらしい。
でも「泣きはしませんけど・・・淋しいかもしれません」
と。
菜由は「そーだよねー。お兄ちゃんもなかなか、作れないね恋人」
真由美ちゃんは「そうですか?」
友里絵は、言葉を選ぶように「真由美ちゃんが可愛いから。他の女が
可愛く見えないの」(^^)。
真由美ちゃんは「えー!そんなこと、ないです」(^^;
と、表情が明るく。
由香は、友里絵の話し方は上手いな、と思いながら
「反対に、妹がこの程度だと、お兄ちゃんは楽だ」
友里絵は「この程度で悪かったな」
と、軽くふざける。
ははは、と、みんな楽しくなる。
愛紗は「いいなあ兄妹って」と。
微笑みながら。
菜由は「お兄ちゃんみたいな人が理想?」
と、にこにこ。
愛紗はふと思う・・・・。
そんなことは無かったように思うけど・・・・。
「年下よりは、そうかも」と。
友里絵は「そーだね。あたしもそういうタイプかも」
と、思い返しながら。
由香は「でもさーぁ、小さい頃、お兄ちゃんに泣かされなかった?」
と、真由美ちゃんに。
真由美ちゃんは「泣かされたこと、無かったです」
と、にっこり。
菜由「そうだよねー。こんなに可愛かったら。」と、にこにこ。
真由美ちゃんは、ちょっとはにかんで「学校でも、泣かされませんでした。
兄は、割と・・・」
由香「ラスボスなんだ」
菜由「ラスボスって」(^^;
友里絵「ほんとはさー、なんか、背中にこう・・・刺青が彫ってあったりして」
と、肩出して。
「この、桜吹雪が見えねーかぁ」と。勧進帳みたいな首の振り方で。
由香は「いよっ、蓬莱屋!」
真由美ちゃんは「そういうのはないですけど・・」と、にこにこ。
菜由は「そーだよね。人吉だもん。悪い子なんていないよね」
「だから、わたしも子育て、こっちでしたいって思ったの」
友里絵「いいなぁ。あたしもこっちに生まれたかった。」と。
かわいい、と言うだけで、外される。
そういう経験がある、友里絵。
それを助けたのが由香、だった。
真由美ちゃんは「そうですか?何か、向こうと違いますか?」
由香は「友里絵はさ、可愛いから。様子伺ったりしないし。
それで、可愛くない子が、友里絵を外そうとして。」
真由美ちゃん「・・・そんなこと、あったんですか」
友里絵は「でもね、由香が助けてくれて。だから今、こうしていられるの」
菜由「正義の、青島刑事!」
由香「都知事と同じ、青島です」と、敬礼のポーズ。
ほんとに青島なのだ。苗字。
真由美ちゃん、ニコニコ。「ほんとに刑事さんだったとは」
愛紗は「それで、友里絵ちゃんは。由香ちゃんと同じ仕事をしたいと思ったの」
友里絵は「そーでもないけどね。」とは言っても
それは、由香の負担にならないように、との気遣い。
由香「感謝してる。だーって、仕事無かったもん、ホント」
実際、ただ普通高校を出ただけ、と言うのでは
派遣社員か、パートくらいしか仕事は無かったりした。
かたかたん、かたかたん・・・。と、列車は快適に進んでいる。
鹿児島本線はレールも太い、幹線なので
速度も、電車並みに出る。
クラッチを切ると、慣性でずーっと走っていける。
左の窓辺に、海が見えたり・・・。
友里絵は「広いねー。ほんと」
由香も「ほんと。」
菜由も「キラキラしてるね。波」
愛紗は「眩しいくらい」
真由美ちゃんも、にっこり。
もうすぐ、熊本である・・・・。
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