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第7話・加速度的に落ちて行く2人
風丸と生殺しの夜(風丸視点・性描写有り)
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「か、風丸。扉も宝箱も出ないんですけど、何か足りないんでしょうか?」
マスターちゃんの呼びかけで我に返って
「……えっ? あっ、そうだな。確かにおかしいな。流石に、ここまでやって条件を満たしてないとは思えないのに」
「も、もしかして」
視線で続きを促すと、マスターちゃんは一旦恥ずかしそうに足を閉じて、腕で胸や局部を隠しながら
「いや、くぱぁって自分でやるんじゃなくて、相手にしてもらうのかなって」
マスターちゃんの言葉に一瞬放心したが
「……つまり俺がアンタのそこを開くの?」
「わああっ! すみませんっ! ただ思っただけなんです! やらせたいわけじゃないんです!」
ベッドの上でペコペコ謝るマスターちゃんに
「別にセクハラを強要されているとは思ってねぇよ。実際アンタの言う方法以外は思いつかないし」
表向きは平静を装いながら、マジか。耐えられるかなと心配しつつ
「……じゃあ、俺がそこを開くけどいいんだな?」
マスターちゃんは「は、はい」と再び足を開いた。処女のくせにただ見られているだけで堪らないのか、マスターちゃんのそこは滴りそうなほど蜜が溢れている。このまま指を滑らせて、柔らかくぬめった肉をかき回したい。そんな欲求を必死に殺しながら、くにっと陰唇を開くと
「っ」
声を詰まらせて羞恥に耐えるマスターちゃんを見て、我慢の糸がブチッと切れた。本能に突き動かされるように、マスターちゃんを引っ繰り返しかけたが
「おい。まだ終わらないのか?」
道具部屋に居るアルゼリオの呼びかけで正気に戻り
「っ、こっちに来るなよ!? まだマスターちゃん、服を着てねーんだから!」
大声で返すと、アルゼリオは不服そうな声で
「なんだよ。ちょっと訊いただけだろ。そっちまでは行かねーよ」
とかやっているうちにマスターちゃんは「服を着て来ます!」と浴室に引っ込んだ。あのまま暴走したって確実にアルゼリオにバレるから止められて良かったんだけど、不思議と邪魔された感がある。
とにかくマスターちゃんが体を張ってくれたおかげで、俺たちはなんとか宝箱を回収し、お題部屋を脱出した。
しかしその夜。もういい加減寝る時間だと言うのに、ベッドに入って目を閉じると、昼間のマスターちゃんの姿が脳裏に浮かんで眠れない。ああクソ。犯してぇとイライラしながら、何度も寝返りを打つ。
最終的に頭の中ならノーカンかと、あの穢れを知らなそうな温かくてモチモチの体を好き放題犯す妄想をしながら自分を慰めた。
普段は機械的に擦って出すだけなので欲望の対象が明確だと、こんなに気持ちいいのかと驚いた。おかげでかつてないくらい捗ったが、何回出してもマスターちゃんを犯したい欲は去らなかった。去らないどころか、妄想だけでこんなにいいなら、実際したらどんなに……って余計に欲望が加速していく。
胸の時は夜這いに行ったが、今度はマジで犯すまで止まれそうにない。向こうは俺が好きらしいし、強引に押せば行けるかもしれない。しかし気が狂いそうなほど欲しい反面、責任も取れないのに体まで奪うなんて可哀想だと、らしくもない同情が実行を躊躇わせる。
自分で自分の思考が謎だ。任務のためなら、処女だって平気で篭絡して捨てて来た。マスターちゃんのことだって利用すればいい。お人よしのマスターちゃんなら、俺を恨むことすらしないだろう。
……でも傷つくかもしれないと思うと、やっぱり躊躇う。
俺はマスターちゃんを襲いに行く代わりに
「ユエル。今ちょっといいかい?」
「風丸さん? どうしたんですか?」
ユエルの部屋を訪ねるのは、ここに来てからはじめてだ。不思議そうな顔で俺を出迎えたユエルに
「遅くに悪いんだけど、『洗心』をかけてくれねーかな?」
「『洗心』をかけて欲しいって、どうして? 状態異常にでもかかったんですか?」
「……うん。まぁ、そんなところ」
いかにも上品で純粋そうなユエルに、性的な話はできなくて適当に濁す。ユエルに『洗心』をかけてもらうと、あれだけしつこくこびりついていた劣情が、洗い流されたようにスッキリした。
才能なんて選べるもんじゃないけど、聖属性の魔法って便利だな。俺はユエルに礼を言って部屋に戻ると、その後は安心して眠りについた。
マスターちゃんの呼びかけで我に返って
「……えっ? あっ、そうだな。確かにおかしいな。流石に、ここまでやって条件を満たしてないとは思えないのに」
「も、もしかして」
視線で続きを促すと、マスターちゃんは一旦恥ずかしそうに足を閉じて、腕で胸や局部を隠しながら
「いや、くぱぁって自分でやるんじゃなくて、相手にしてもらうのかなって」
マスターちゃんの言葉に一瞬放心したが
「……つまり俺がアンタのそこを開くの?」
「わああっ! すみませんっ! ただ思っただけなんです! やらせたいわけじゃないんです!」
ベッドの上でペコペコ謝るマスターちゃんに
「別にセクハラを強要されているとは思ってねぇよ。実際アンタの言う方法以外は思いつかないし」
表向きは平静を装いながら、マジか。耐えられるかなと心配しつつ
「……じゃあ、俺がそこを開くけどいいんだな?」
マスターちゃんは「は、はい」と再び足を開いた。処女のくせにただ見られているだけで堪らないのか、マスターちゃんのそこは滴りそうなほど蜜が溢れている。このまま指を滑らせて、柔らかくぬめった肉をかき回したい。そんな欲求を必死に殺しながら、くにっと陰唇を開くと
「っ」
声を詰まらせて羞恥に耐えるマスターちゃんを見て、我慢の糸がブチッと切れた。本能に突き動かされるように、マスターちゃんを引っ繰り返しかけたが
「おい。まだ終わらないのか?」
道具部屋に居るアルゼリオの呼びかけで正気に戻り
「っ、こっちに来るなよ!? まだマスターちゃん、服を着てねーんだから!」
大声で返すと、アルゼリオは不服そうな声で
「なんだよ。ちょっと訊いただけだろ。そっちまでは行かねーよ」
とかやっているうちにマスターちゃんは「服を着て来ます!」と浴室に引っ込んだ。あのまま暴走したって確実にアルゼリオにバレるから止められて良かったんだけど、不思議と邪魔された感がある。
とにかくマスターちゃんが体を張ってくれたおかげで、俺たちはなんとか宝箱を回収し、お題部屋を脱出した。
しかしその夜。もういい加減寝る時間だと言うのに、ベッドに入って目を閉じると、昼間のマスターちゃんの姿が脳裏に浮かんで眠れない。ああクソ。犯してぇとイライラしながら、何度も寝返りを打つ。
最終的に頭の中ならノーカンかと、あの穢れを知らなそうな温かくてモチモチの体を好き放題犯す妄想をしながら自分を慰めた。
普段は機械的に擦って出すだけなので欲望の対象が明確だと、こんなに気持ちいいのかと驚いた。おかげでかつてないくらい捗ったが、何回出してもマスターちゃんを犯したい欲は去らなかった。去らないどころか、妄想だけでこんなにいいなら、実際したらどんなに……って余計に欲望が加速していく。
胸の時は夜這いに行ったが、今度はマジで犯すまで止まれそうにない。向こうは俺が好きらしいし、強引に押せば行けるかもしれない。しかし気が狂いそうなほど欲しい反面、責任も取れないのに体まで奪うなんて可哀想だと、らしくもない同情が実行を躊躇わせる。
自分で自分の思考が謎だ。任務のためなら、処女だって平気で篭絡して捨てて来た。マスターちゃんのことだって利用すればいい。お人よしのマスターちゃんなら、俺を恨むことすらしないだろう。
……でも傷つくかもしれないと思うと、やっぱり躊躇う。
俺はマスターちゃんを襲いに行く代わりに
「ユエル。今ちょっといいかい?」
「風丸さん? どうしたんですか?」
ユエルの部屋を訪ねるのは、ここに来てからはじめてだ。不思議そうな顔で俺を出迎えたユエルに
「遅くに悪いんだけど、『洗心』をかけてくれねーかな?」
「『洗心』をかけて欲しいって、どうして? 状態異常にでもかかったんですか?」
「……うん。まぁ、そんなところ」
いかにも上品で純粋そうなユエルに、性的な話はできなくて適当に濁す。ユエルに『洗心』をかけてもらうと、あれだけしつこくこびりついていた劣情が、洗い流されたようにスッキリした。
才能なんて選べるもんじゃないけど、聖属性の魔法って便利だな。俺はユエルに礼を言って部屋に戻ると、その後は安心して眠りについた。
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